東方のエロのしっかりした奴も書きたいんですけどね〜。
…TSFのやつを新しく書こっかなと思ってます。
漣「…ユウちゃん?」
リリカ「そっ。何も覚えてないみたいだから。ウチに連れて来たの。」
ユウ「よ、よろしくお願いします。」
…やけにリリカが遅いと思ったら、人里で記憶喪失の女の子を見つけて、連れてきた…。まぁ、そのことは今はどうでも良いのだが、何か引っかかる…。今は、事件のことを考えないと…。
漣「…とりあえず、リリカの部屋で寝てくれるかな?俺たちはまだ、仕事があるから。」
ユウ「わかりました。」
リリカ「じゃ、行こっか♪」
ユウ「うんっ!!」
…しっかりしてるな。まぁ、幼児体型でも本当にその歳か、どうかはわからない。フランやこいし、ルーミアのように人より何倍も生きている幼女もいる。…とりあえず、記憶を取り戻すまでは匿ってやるか。
シャド「…で、事件のことだが…。あの、鏡一郎って男の調べたことによるとだなぁ。殺された奴らは、年齢はバラバラ。中には結構、良い暮らししてた奴も居たらしいが、金品は一切盗まれてなかった。更に殺し方がわからない。臓器の破損も外傷もなかった。」
漣「…犯人が入る場所も、鍵に壊された形跡もなし…。部屋も荒らされてなかった…。」
シャド「…いずれも幻想郷なら、できないことはない。犯人が能力持ちならば、なんら不思議なことはない…。」
漣「余計にわからなくなったな…。」
誰でも犯行は可能…か。
…ふと時計を見ると、午前0時をまわっている。とりあえず、寝るか。寝ないと働くものも働かない。
漣「…そろそろ寝るぞ。シャド、客間貸してやる。」
シャド「わかった。」
午前1時ごろ…。
慧音「…。」
人里、寺子屋。慧音はこの時間になっても、事件のことを考えていた。慧音は人が…人里が大好きだ。その人里でこんな事件が起きた。慧音にとって、その事件を見過ごすわけにはいかない。慧音は鏡一郎がまとめた資料を何度も見て、考えた。
妹紅「慧音。そろそろ寝たらどうだ?」
慧音「妹紅…。」
はいっと渡された湯気立つ緑茶を慧音は一口飲む。ゆらゆらと揺れるお茶に移る慧音の顔は心配そうな、また、険しそうな顔をしていた。
妹紅「気持ちはわかるけどさ〜。色々、動いてんだろ?漣とか、シャドとか…月夜見も動いてるって話だよ?慧音ばっか、頑張ってても疲れるだけだろ?」
慧音「…妹紅。そうだな。…少しだけ、睡眠を取るか。」
慧音はふっと笑い、妹紅も安堵したように笑った。
時計の針は1時半を示し、カチカチと音を立て、時を刻む。月の光が人里を照らしていた。
午前2時…。
人里、某所。室内は漆黒に染まり、一寸の光も入らず、蝋燭の消えた煙が空に上がっている。
男性「な、何故だッ!!わ、私は、き、君たちの…ッ!!」
?「Mind or body?」
男性「な、何を言っているッ!!」
男は声を荒げる。風の音以外は音がしない室内では、男の声は響いている。月明かりに照らされたとき、影は二つ出来ていたため、男以外にもう一人いるが、室内の漆黒はその正体を隠していた。
男性「…わ、私を始末しに来たのか?か、金なら…いくらでも出すッ!!」
?「Choose quickly. Mind or body?」
男性「言っている意味がわからんッ!!…こ、殺される前にやってやるッ!!」
男は台所まで行って、包丁を持ち出した。震える腕で見えない相手に向かって、刃先を向ける。男の顔は恐怖に歪んでいた。
?「Already good ... I will tell you the souvenirs of the underworld .My name is executor.」
男性「…ぐっ…グワァァーッ!!」
…男の悲鳴は人里に響き渡った。『執行者』は、その後、物音を立てずに、消えてしまった。
月夜見「…なるほどな。」
月夜見は、男の家の前にいた。元々、人里の見回りに行っていたのだが、不審な人影を見つけた為、追いかけてきたのだ。
月夜見「…貴様が人里の民を惨殺しているのか?」
月夜見は目を閉じて、周りに聞こえるよう声を上げる。室内には入っていないとはいえ、小窓から全容を見ていた月夜見には、消えた者が何者か、ぼんやりとだが、見えた。…アレは背丈的に…。
月夜見「出てこいっ!!」
?「Who are you?」
声が聞こえ、月夜見はゆっくりと目を開ける。そこには奴がいた。だが、ちょうどよく、柱の影に隠れ、奴の正体は見えなかった。
月夜見「貴様が何を話しているかはわからん。だが、異国の言葉だろう。お前は何者だ。何故、あの男を殺す必要があった。」
?「No need to know. You will not kill.」
月夜見「…待てっ!!」
?「I am the executor.You don't need to know any more」
それだけ言うと『執行者』は、空に消えてしまった。月夜見には言葉の意味はわからなかった。月夜見は舌打ちをすると、また、探索をすることにした。家の扉は、頑丈に施錠され、室内を探索するには日が昇ってからが良いと判断した為、月夜見は外で寝ることにした。幸い、夜に出かけると和泉に言った際に、寒くないよう、マフラーを編んでくれてあった。多少の寒さは緩和されるが、小雨が降っている為、気休め程度にしかならなかった。静かに目を閉じて、家の裏手で眠りにつく。…風に乗って血の匂いが鼻を刺激した。
漣「これで6人目か。」
今は9時頃だろうか。俺たちは慧音、月夜見の両者からの情報により、とある男の家に来ていた。家主は生き絶えている。今回の犠牲者だ。だが、今回は他の殺人と違う点がいくつかある。
…男の体から、首が亡くなっていた。
シャド「…ここに来て、この惨状。散々だな。」
月夜見「首を取られた上に、あらゆるところを滅多刺しか。」
畳に転がる首なし死体。鮮やかな緑色の畳は、血で赤黒く染まっていた。家の中も…瓶や陶器製の壺などが破られ、明かりとして使わられていたであろう、行灯や障子は、切り裂かれていた。遺体も切り傷や刺し傷で傷だらけだった。
慧音「月夜見。貴方は本当に犯人を見たのか?」
月夜見「…あぁ。」
シャド「…なにっ!?」
月夜見「…暗くてよく見えなかったが、影だけを見ると低身長であることがわかった。」
…低身長か。
月夜見「そして、異国の言葉を話していた。」
シャド「となると、紅魔館の奴らが怪しいか?」
…冷静になるとそうかもしれない。だが、フランやレミリアがこんなことをするとは思えない。そして、何故、犯人は殺人の方法を変えた?
5人目までは体の欠損も、血痕もなかっただろう。更に、今回も密室…。
漣「一度、紅魔館に行ってみよう。異国の言葉を使うならば、アイツらが犯人であろうとなかろうと行った方が良いと思う。」
慧音「…漣。君は、彼女を信用できないのか?何故、やってないと言う?」
慧音は俺を睨みつけてそう言った。遅れて、鏡一郎が入ってくるが、室内の圧に押されて、少し入りづらそうにしていた。慧音の言う、彼女とはフランのことだろう。
漣「…信じているさ。…信じているからこそ、1秒でも早く、アイツらの元に行きたい。それに今回はアイツらの力が必要不可欠だ。」
鏡一郎「…失礼ながら、それは身勝手だと思いませんか?信じているからこそ、今回の危ない事件に大事な人たちを関わらせるべきではないかと…。」
漣「…君は何もわかっていないよ。鏡一郎。俺は彼女らがそれほど弱くはないと思っている。だからこそ、俺は彼女らの元にいたいんだ。」
そう言って俺は事件現場を後にした。月夜見とシャドは最後まで鏡一郎を睨みつけている気がしたが、構わない。今は鏡一郎の正体より、この犯人を捕まえることが先決だ。紅魔館には…そういえば、リリカとユウちゃんが一緒に出かけている筈だ。紅魔館組に加え、リリカもいるなら、なんとかなるか…。
?「…お兄さん。ちょっとごめんよ?」
漣「…?」
紅魔館に行く途中、霧の湖で声をかけられる。そちらの方を向くと、そこには黒い髪で一部、赤や白色に染まっている女の子が立っていた。彼女を見つけた途端、鏡一郎の顔が険しくなった。
?「…私は鬼人正邪。ただの天邪鬼さ。」
シャド「へぇ…。その天邪鬼がどうしたんだよ。」
正邪「…実はね。お前らに情報を渡しにきたんだよ。今回の事件のね。」
鏡一郎「やめなさいッ!!」
正邪の声を遮るように鏡一郎は声を荒げた。
漣「どうした?」
鏡一郎「そんな女の言うことを聞く必要はありませんよッ!!氷川さん!!そいつは…天邪鬼ですよ!?そいつの何処に信じられる部分が…!!」
漣「…俺はお前の方が信じられない。」
鏡一郎「なっ!?」
シャド、月夜見、鏡一郎は驚いたような顔をしたが、正邪はニヤリと笑った。
漣「…さぁ、正邪。」
正邪「おう。…この事件にはな。ある奴らが絡んでる。そいつらは幻想郷を…破滅に追い込んでるのさ。」
漣「…破滅。」
正邪「…『死屍累々』」
死屍累々?
正邪「うずく高く積まれた死体の山をも、無造作に踏みつける集団。それが奴らさ。」
?「…そこまでですよ?正邪君。」
一同「ッ!?」
なんだ…?何処から、話しかけている?
落ち着いたバリトンボイスが辺りに響き渡る。…声の主が見えない。
?「失礼。自己紹介がまだでしたね。僕がその死屍累々の首領、玄霧逢魔…です。」
漣「玄霧…ッ!?」
…師匠から聞いた名前だ。
確か、元月人の…罪人。そして、地上に来て、妖怪になった男。
玄霧逢魔が名前を名乗ると、霧の湖の霧が人形になり、男が現れた。彼が玄霧…。
逢魔「…どうも。さて、正邪君。これ以上の詮索は無用ですよ?氷川漣君。」
漣「…お前が…。」
黒外套に黒いズボン、半分白く、そして半分黒い髪の毛を持つ緑の目を持っている。その目は綺麗だが、まるで作り物のようで玄霧逢魔の存在自体が、偽物なのではないかと疑ってしまう。だが、感じる力はそこまで強大ではなく、アレならまだ勝てるだろう。
逢魔「…今は僕たちのことよりも、自らのことでは?人里の殺人事件を調べているのでしょう?」
シャド「テメェらが裏で糸を引いてたんだろ!!」
逢魔「…何を根拠に…。僕たちが今回の事件に加担している証拠はないでしょう?正邪君が勝手に言っているだけです。」
正邪「へぇ…。私を殺しに来たのかよ。」
正邪はニヤリと笑っているが、その声は少し震えていた。…怖いのだろう。逢魔の声はどこか恐怖を誘うような声だった。
逢魔「…いいえ?匿ってもらうなら匿ってもらいなさい。正邪君。はなから、期待はしてなかったのでね。では。失礼しますよ。」
シャド「チッ!!」
シャドが飛んで逢魔を捕まえようとするが、逢魔はのらりくらりとかわし、霧散した。逢魔が霧散した直後、鏡一郎も何処かに姿を消した。
漣「…。」
師匠が恐れる程の敵には見えなかった。だが、意地を張りながらも足をガクガクさせて、青ざめている正邪の様子を見るに恐ろしい奴なんだろう。とりあえず、俺たちは紅魔館に向かうことにした。
要望があればですけどね。
では次回。
ではでは〜。