※この作品はR-18です。

半人半妖の恋愛奇譚   作:紳爾零士

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コラボ二日目です。
自分の勘違いに気づいた今日この頃…。


第弐話『団子と繋がる世界と始まる戦いと』

凰牙「うめぇな。」

 

歪「うん。」

 

紹介された団子屋は絶品だった。とはいえ、月の団子には一味劣る。だが、何故か魂を鷲掴みされる魅了というかなんというか…。

 

凰牙「なんなら、ここに永住しても良いぜ?俺は。」

 

ユカリ「すでに混沌としているからやめてほしいわね。」

 

何処か、帰ってほしそうだな。まぁ、それが出来りゃ苦労はしねえ。確かに俺は孤立した存在ではあるが、違う世界に来たのは初めてだ。何か、強大な力が動いている。…そう思うのはこの場で俺だけだろうか。

しかし、コイツら、俺ばかり見て何してんだよ。景色を楽しんで食うのもまた一興だというのに、俺の顔になんか付いてんのかよ。店主たちも俺たちのことを異様な奴らとして見てるじゃねえか。俺は客としてきてんのに…。

 

凰牙「店主、もう一本くれ。後、お茶も。」

 

…最悪の場合を考えておこう。世界が繋がり、お互いの世界を蝕む状況になったら?…考えただけで恐ろしい。いや、ワクワクもするが、それはそれで俺も狂ってきているということだろう。そんなことをする奴が現れれば、この俺と同格の相手が出てきたら?…なんと面白いことだろう。なんにせよ。同格は好きだ。強くもなく、簡単に戦闘(祭り)も終わらない。

 

派手に弔いの花火を打ち上げ、相手もなかなか朽ちないそんな…戦いを俺は求めて歩いていた。天にある彼女が面白いと思える戦いを求めていた。…なのに、俺はいつしか彼女の存在とは違う弟子を持った。愛弟子を持った。漣はまだまだ強くなれる。だが、俺はどうだ。境地に立った俺の力はどこまで上がる?…俺もまだまだ弱いな。

 

歪「…あれ?皆んなは…。」

 

凰牙「…まだ俺たちの出る幕ではない。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…どこだ。此処は?

 

?「テメェ…なにしやがった?」

 

先程の…名前は聞かせてもらっていないので此処では依頼者と呼んでおく。依頼者は烏のような仮面をつけた異様な人間、通称『嘴』と呼ばれる男とも女とも取れるまさに性別不明の存在の捜索を俺達に行ってきた。その後、依頼者が立ち去ろうとするとその件の奴が俺と彼の目の前に現れ、別世界へと飛ばされた。…似ている。あの死屍累々と戦った短い草が生える平原に…。まさか、アイツが今回の異変に関与しているとでも言うのか?

 

嘴「まだわかんない?勘、そんなに鈍くないでしょ?君。」

 

…考えたくはないが、考えられることは一つ。前の異変で動いた玄霧逢魔が今回の異変に関与しているということ。確証はないし、奴の存在を見たということではないが、奴は不死身だ。ならば、幻想郷を憎む奴ならば、幻想郷すべてを巻き込むこんな大掛かりなことを考えるのも納得はいく。逢魔が嘴という奴と手を組んでいるとすれば…大変なことなのかもしれない。そう、幻想郷すべての運命を握る。…奴らの目的はなんだ?

 

嘴「…面白そうだから♪」

 

…俺の心を読んだのか、奴は俺たちに向かって少しふざけている口調で話しかける。こういう奴はやる気がそげるんだよな。なんか、純粋無垢ゆえタチが悪いみたいな感じで。

 

?「ふざけやがって…。」

 

依頼者は鉈をコートから取り出した。…ここまでは覚えている。ただ、何故、この空間に…更に言えば、今回の件に直接関与していないシャド、月夜見、博麗姉妹に霊夢、咲夜や陽奈、ルナサや迦具土の姿も見えることに多少の違和感を覚えた。

 

嘴「ハイ。今から言うことをよく聴いてねー。」

 

…俺は目を疑った。よく聴けと言っていたが、嘴の言葉は俺には届いていない。その隣に…奴がいたのだ。ニヤリと笑う端正な顔、左右で色の別れた髪…間違いない…アイツは…ッ!!

 

嘴「君たちの世界線を結合しました。無理矢理千切ろうとすると問題が生じます。」

 

…問題、か。普通に考えれば、どちらかの世界が消える…だとか、そんなチープなものだろう。

 

嘴「問題っていうのはね、どっちかの世界線が主になって、どっちかの世界線がそれに付くってこと。」

 

?「ついた方の世界は…?」

 

嘴「…さぁ?」

 

俺は奴に届くと思い、奴に殴りかかった。届いたには届いた…だが、やはりコイツは今回も敵か…!!

 

漣「玄霧…逢魔ッ!!」

 

逢魔「また会いましたね?…幻想神。」

 

俺は地へと降りる。奴らの魂胆は見え見えだ。罪のない彼らと俺たちとで潰し合いをしろと言うのだろう。しかし、シャド達や彼の仲間?らしきもの達はそんなことを知る由もなく、周りでドンパチと戦いを始めている。

 

漣「おい、アンタッ!!」

 

?「…なんだ。」

 

漣「気づいてんだろ?」

 

?「…まあな。」

 

彼も気づいている。奴らの間に生じる…違和感に。嘴という男、この俺に通じると思ったのか?…全てを視ることができるこの俺に。探偵に嘘は通用しないぞ。

 

漣「それで…どうするんだ?」

 

?「目の前の敵を…倒せば良いってことさッ!!」

 

と彼は鉈を構える。俺も宵ノ明星を構えて玄霧逢魔を見遣る。

 

漣「…そんな簡単に行けば良いんだがな。」

 

そして、俺は逢魔へと向かっていくのであった。




では次回。ではでは〜。
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