※この作品はR-18です。

半人半妖の恋愛奇譚   作:紳爾零士

225 / 262
200話まで残り10話です。


第190話『料理と好きなものと嫌いなものと』

リリカ「うっ…。」

 

メルラン「こらっ。にんじんくらい食べなさい。折角、お兄さんが作ってくれたんだから。」

 

そういや、リリカは人参が苦手だったか。

最近では珍しく、沢山、ジャガイモを貰ったので、昼食にポトフを拵えた。

 

リリカ「えー!!…ねぇ…お兄さん?あーんしてあげるからぁ〜…食べてくれない?」

 

ルナサ「ダメよ。リリカ。ちゃんと食べなさい。」

 

リリカ「ええ〜!!お姉ちゃん達だって、嫌いな食べ物ぐらいあるでしょっ!!」

 

バタンッと食卓に手をつき、大きな声でそう言うリリカ。

 

リリカ「それこそ漣さんだって!!」

 

漣「くくくっ。そりゃあるさ。嫌いな食べ物の一つぐらい。」

 

リリカ「ほら〜。」

 

まぁ、嫌いなものが無い人間なんて、それこそ一握りしかいないだろう。人らしさとは、好き、嫌いの感情を持っている…とも一概には言えないが、一つの決め手でもある。

 

…そういえば、陽奈に肉を食わせるのにも苦労したなぁ。脂身があんまり得意じゃ無かったから、牛とかは食い辛そうにしてたっけ。今もしてるけど。

 

メルラン「だからって…人参を食べなくて良い理由にはならないわよ。」

 

ルナサ「漣さんに嫌いな食べ物があるなんて初耳。何が嫌いなの?」

 

漣「えぇ…。言わなきゃダメ…かな?」

 

三姉妹揃って「知りたい」で返された。…なんでこう言う時だけ、仲がいいんだろうか。

 

漣「うーんと…。ショートケーキ…かな?」

 

リリカ「えっ!?美味しいのに…。」

 

…なんつうかなぁ…。あの、クリームの甘さが嫌なんだよな…。チョコレートとか、ティラミスみたいな…控えめな感じが好きなんだよ。

 

メルラン「そういえば、あんまり漣さん、ショートケーキだけは作らないわよね。」

 

漣「少しは克服したいんだけどね。」

 

子供のときから、あまり甘いものを好かない。ジュースよりもコーヒーだったし、団子よりも蓬餅とかだった。

 

リリカ「へぇ〜。」

 

漣「だから、リリカも一緒に克服しよ?なっ?」

 

リリカ「うっ…。」

 

俺と箸に掴んだ人参を見比べるリリカ。そして、意を決したのか、ぱっくりと一息で食べた。

 

リリカ「食べたよ!!」

 

漣「偉いぞー。リリカ。」

 

リリカ「えへへ〜。」

 

こうやって苦手な食べ物でも作ったものを食べてくれると嬉しいものだ。頭を撫でてやると少し照れたように笑うリリカを見て、そう感じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シャド「…ふぅ。」

 

…村の診療所は暇だ。暇だが、ゆっくりしていてはダメ。万が一の為に、ゆっくりと食事を取ることもあまりお勧めはできない。

 

幽香「お疲れ。ほら、お弁当、持ってきたわよ。」

 

シャド「ありがと。」

 

毎日のように、幽香がバスケットに入ったお昼を持ってきてくれる。ありがたいことだ。あまり昼から家に帰るってことも出来ないから。

 

幽香「アンタ。梅干し、嫌いだったでしょ。昆布ならいくら偏食のアンタだって食べられるでしょ?」

 

シャド「偏食って大袈裟な…。」

 

ただ野菜全般、得意じゃなくて、どちらかというと肉好きなだけだし。そんなの、星の数ほどいるでしょ。

 

幽香「私の育てた野菜すら食べられないとか…。どういう体してんのよ。」

 

シャド「いつも食べてるじゃん。…無理やり。」

 

幽香「アンタが食べやすいようにお肉とかに混ぜてるんでしょ?全く…。メディはちゃんと食べるのに…。」

 

食べられないもん仕方ない。

お肉が美味しいのが悪いのね、きっと。

 

幽香「それで太らないとか…やっぱり、アンタおかしいわ。」

 

シャド「ふっふーん。そうでしょ、そうでしょ?」

 

幽香「褒めてない。」

 

あら、そう。

 

とはいえ、昆布とかなら食べられる。卵焼きにほうれん草が入ってるのも…まぁ、食べられるからいいか。毎日、幽香のご飯は美味しい。みんな勘違いしてるのよ。ドSの花の妖怪…だなんて言うけれど、本当は人と話すのが苦手で緊張しているだけなんだから。

 

シャド「御馳走様。」

 

幽香「お粗末様。今日は晩ご飯までに帰ってくること。良いわね?」

 

シャド「はーい。わかってるわよ。お母さん。」

 

幽香「アンタみたいなわがまま娘、要らないわよ。メディみたいな可愛い子ならまだしも。」

 

…お母さんみたいなことしてるのはどっちだか。

 

幽香「じゃあ、行くわね。」

 

シャド「サンキュ。ちゃんと帰るから安心しなさいな。」

 

幽香「わ、私じゃなくて、メディが…その…寂しがるから。」

 

シャド「ふふっ。大丈夫だから。」

 

幽香「違うっつうの!!」

 

いてっ…。

照れ隠しのレベル超えてるんだよなぁ…。幽香の照れ隠しは…。

 

シャド「うぅ…。何すんのよ!!」

 

幽香「アンタが変なこというからでしょ!?」

 

…また、骨が折れるなぁ…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

厳秋「…若。食べ過ぎです。そんなにしょーとけーき?などいうものを食べ過ぎては…。」

 

逢魔「…わかってるさ。だが、好きなものには変えられない。」

 

そうして、切り分けたショートケーキを口に運ぶ。あえて言及するが、僕は苺は後で食べる派だ。形は崩れてしまうが、そもそも苺が好きなので仕方ない。

 

春國「…若は非常に童のような方だ。」

 

ベル「ふふっ。可愛い。」

 

逢魔「うるさいぞ。二人とも。」

 

何故、好きなものを好きなだけ食べて怒られなきゃならない。食べた分だけ…いや、それ以上に動くんだからプラマイゼロだろうが。

 

厳秋「栄養が偏る。しっかり、食事をとってもらわねば。」

 

逢魔「食べているよ。全く…。」

 

ベル「空蛇さんも心配してるのよ。逢魔さんが、虫歯だらけにならないように。」

 

逢魔「僕は子どもじゃないんだ。ちゃんと歯は磨いている。」

 

厳秋「…はぁ…。」

 

何故、ため息をつく。

そもそも、ここで何でも食うのは、檜扇だけだろうに。何故僕だけ言われなきゃいけないんだ。

 

春國「…戦場では…好みで…食べれるものは選べぬ故…。その気になれば…水だけでも…生きられるようならねばならなかった…。」

 

ベル「凄いわねぇ。私なんか、手を汚すものは嫌いだもの。ナイフとフォークで食べられるものじゃないと。」

 

…この通りだ。全く、僕にばかり言わないで頂きたい。

 

ベル「で?逢魔さん。次のお仲間は誰?一体、誰にするの?」

 

逢魔「…既に考えはある。」

 

…新たなスポンサーはいる。畜生界を牛耳る上で必要な…。




僕の小説のモットーとして、その時浮かんだものを文章にするというものがありまして、今回の話を書きました。ネタ切れ感否めないのは、日常話よりも異変のことを考えているからですね。すみません。


さて、この小説では200話を大きな区切りとしていきたいと思ってます。勿論、終わるというわけではありません。今後の展開もいくつか用意してますし、ここで辞めるとご愛読してくださっている方、並びに忙しいながらもこんな拙い文章の小説に感想やリクエストをしてくださっている方々に失礼に値すると僕自身思ってますので。
本来ならこの後書きは流し読みしてしまう方が多いと思いますが、今回は出来ればでいいです。目を通してくださると幸いです。

まず一点、これは読んでくださってる皆様には特別関係ないですが、サブタイトルの変化ですね。『〇〇と〇〇と〇〇と』という風にタイトルがなっているかと思いますが、これだけではなく、『〇〇』という風にしたりとか、『〇〇の〇〇』という風にしたりとかしたいと思います。以前、他の小説でサブタイについて疑問を持たれた方がいらっしゃったので、このような形で言わせていただきました。

次ですね。これは200話、ならびに今後の日常話にも関係しますが、皆様へのお願いでございます。ここまで何話かを除き、勿論、僕一人で日常話を考えてますと当然、ネタが枯渇してきます。他の方の小説を見て、オマージュしたもの…や、わかりやすく他の小説や漫画などをパクリスペクトしたものを書いたりもしてなんとかやってるんですが、はっきり言いますとかなりキツイです。前述したように浮かんだものを書くという風にしている為、比率的に日常話よりも異変編の比率が高くなってしまう。それでも良いんですが、個人的には多くなっても4対6ぐらいに留めたいんですよね。勿論、些細なことでいいです。「このキャラが好きだからこのキャラで1話!!」とか、「このキャラがメインの話を!!」とかでいいです。感想、あるいはリクエストBOXにお願いします。なんか、感想だと怒られるかもなので出来るだけリクエストBOXへ。

そして、これはご相談です。前述した、ネタ提供のお願いに含め、200話で定期更新にしようかなと考えてます。これは要相談なのですが、もし、ネタを提供している方が沢山いらっしゃったら、定期更新にチャレンジしてみてもいいかなぁ…みたいな感じです。勿論、絶対しなきゃいけないのか…と不快に思う方も中にはいるかもしれません。絶対ではありません。してもいいかな…と思う方が一人でもいれば、そこから二人三人と増えてくだされば嬉しいですが、一人でも居てくれると嬉しいです。小説を書いている方は書きたかったけど書けなかったことや、自分の小説では無理なことなどでも構いません。しかし、難しい話は頼んでいる立場で恐縮ですが、延期する可能性、又は最悪、お断りさせていただくこともあるかもしれません。例えば、特定のキャラが嫌いだから、もう出さないで欲しいであるとか、他の方が推しているキャラになんでそのキャラ出したん?出さなくてもいいやん。と一方的に批判したりとかですね。

アンチコメや一方的な批判はお断りしていますので、そこはご了承の程お願いします。提示しました、無理な話以外にもお断りさせて頂くことはあるかもですが、なんとか書きたいと考えておりますので、最悪の場合とだけ、考えてください。

最後になりますが、200話までアンケートをこの小説で実施します。他人任せではなく、僕自身もしっかりと考えた上での結論ですので、ちゃんと考えろや!!などの怒りのお言葉が有れば、申し訳ありませんが抑えていただけると幸いです。何度も言いますがアンチコメや一方的な批判はお受けしません。読み手の気分を害したり、一部の人間を攻撃するような形のもの以外は全て目を通して、返信したいと考えてます。

以上、4点ですね。

・タイトルの変化

・リクエストのお願い

・定期更新の件

・200話の話のアンケート

でした。皆様には多大なるご迷惑をおかけするかと思いますが、何卒、宜しくお願いします。では次回。ではでは〜。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。