※この作品はR-18です。

半人半妖の恋愛奇譚   作:紳爾零士

235 / 262
〇〇と〇〇と〇〇とみたいなタイトルは次回でラストです。どうでもいいかもだけど、なんか、タイトル違うのはなんでですか。って聞かれるの防止ですね。何度もすみません…。
次回は200話、その次からは異変編にしようと思ってます。そろそろバトル書きたいし、結構暖めてたんで…。
では、本編どぞ。


第199話『子どもと闇と雷と』

…嗚呼、なんて地獄だ。

まさに魑魅魍魎、悪鬼羅刹…四面楚歌。辺りは動物霊どもに囲まれ、僕たちの軍勢は共倒れになっていく。これを地獄と称せず、何と言う。来る大きな戦争に対して、人を集めたのに。あーあ…最悪だ。

 

?「私は驪駒早鬼!!頸牙組、総長!!」

 

逢魔「…面倒だ。君みたいな話の通じない筋肉バカが、一番面倒だよ。」

 

早鬼「お前達はうちの組員達を虐めてくれたようだな!!そんな奴らと手合わせしたくなった!!お前達を倒して、私たちが畜生界を貰うッ!!」

 

早鬼が構える。やはり、拳で戦うタイプか。切り込み隊長、檜扇が刀を抜く。双刀の刃がきらりと光る。僕はそれを静止した。ここでの戦いは意味がない。

 

逢魔「空白『喪失の結婚(マリアージュ)』」

 

早鬼「ウォォォッ!!」

 

薄紅色の弾幕の雨を避け、僕に向かって、右拳を打つ早鬼。

 

僕はそれを流し、空中で静止した薄紅色の弾幕が大爆発を起こし、早鬼の背中にダメージを与えるが、流石に総長…タフだ。

 

早鬼「ははっ…。面倒だね…。」

 

逢魔「空白『青い海(メールブルー)の涙』」

 

地面に手を当て、スペルを唱える。早鬼は好機と捉えたのか、またもや地面を蹴り、拳を当てようとするが、その拳の先から黒煙が出る。な(・)に(・)も(・)無(・)い(・)の(・)に(・)…。

 

早鬼「うぐっ…。」

 

逢魔「…君たちは光弾に色があるのが当たり前…とでも思っているのか?これは遊戯ではない。殺し合いだ。組と組…とのなァ…!!」

 

早鬼「…君は…悪鬼だな…。なににも手段を選ばす、ただ、遂行する。」

 

逢魔「…お喋りがすぎたな。見えないほどの質量で…死ね…。」

 

早鬼「この漆黒の天馬(ペガサス)を舐めるなよッ!!」

 

早鬼の速度が一時的に上がり、僕の体に拳がねじ込まれる。

 

逢魔「ぐっ…!!」

 

そこからはサンドバックの如く、早鬼が僕の体を殴り続ける。口からは血が、体はあざだらけになり、頭からも血が垂れていく。マスクもボロボロだ。嗚呼…また一つ、おシャカになった。

 

狼霊1『おお!!流石は組長!!あの悪魔相手に牽制している!!』

 

狼霊2『これで畜生界は我らのものだぁ…ッ!!』

 

砕かれる体。やっぱり面倒だ。肉弾戦では僕は…能力無しでは何もできない。

 

早鬼「どうした、どうしたッ!!少しはやり返してきたらどうだッ!!」

 

逢魔「…『ルトゥール』」

 

早鬼「何を…ッ!?」

 

彼女の拳が僕の体に触れた瞬間、彼女の体から血飛沫が上がる。念のために言うが、僕は何もしていない。返した…。それだけだ。

 

早鬼「…ガハッ…!!」

 

狼霊1『何をした!!卑怯者ッ!!』

 

狼霊2『誰が見ても…組長の方が優勢だったはずッ!!」

 

…この灰色の戦場で、卑怯だのなんだの言えるんだな。縦長のビル群の中で行われた戦闘だ。誰も見ていない。卑怯も何もない。

 

早鬼「…くっ…。何が…起こった…。」

 

地面に膝をついている早鬼を見下す。僕と彼女の傷が反転していた。まぁ、そんな力は僕にはないのだが…。似たような力だろうな。

 

逢魔「…繋がり。魂と体、人と人、時と寿命など、この世は繋がりばかりだ。無論、ダメージも与える側と与えられる側に繋がりが生じる。僕はそれを逆にした。一方的な繋がりを。」

 

早鬼「…はぁ…どういう…。」

 

逢魔「…殴る、斬るなんて単調な攻撃だろう?幻想郷でも能力だけで強いと勘違いしている馬鹿どもがいるだろ。そういう奴らにはよく効く。ただ、僕が君より強者だっただけだ。」

 

バタリと意識を失い、倒れる早鬼。…この女、いい人質になるか。この畜生界の情勢も一気に変わる。

 

逢魔「…連れて行け。」

 

厳秋「御意。」

 

狼霊1『やらせるかっ!!組長ォォォォ!!』

 

…安心しろ、狼霊ども。お前の組長は強かった。ただ、世の中は情報戦だっただけだ。

 

逢魔「死ね。」




短めです。
サクッと出したかった。次回は200話!!皆さんのアンケートの結果で書かせてもらいます!!一応、今週いっぱいまで締め切りをとります。皆さん、ご協力お願いします!!では次回!!ではでは〜!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。