※この作品はR-18です。

半人半妖の恋愛奇譚   作:紳爾零士

46 / 262
今日は、ついにあの子のお話!!
でも、エロじゃないよ?


第15話『痴女と初恋と解けた封印と』

漣「…。」

 

いつもの月見酒。

風流だかなんだか知らないが、今日はあまり月が見えない。

夜風に吹かれ、ただちびちびと酒を嗜む。

仕事の後の至福のひとときである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…なーんて、いけすいたこと言えるほど、クールじゃない。

何故なら、1人じゃないからだ。

 

ルーミア「〜♪」

 

漣「なんでいんだよ。」

 

ルーミア「?」

 

そんな私がおかしいの?みたいな顔されましても…。

……そういや、こいつのこと、今の今まで聞いたことなかったな。

 

漣「…いい機会だ。飲むか?」

 

ルーミア「…いいの!?」

 

漣「あぁ。今日はとことんお前の話、聞いてやる。」

 

ルーミア「…私の話?」

 

漣「あぁ。聞いたことなかっただろ?お前の話。」

 

ルーミア「んー。どこから話そっかな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

————————人食い妖怪って知ってる?

昔ね?そんな妖怪がいたらしいの。

暗闇に隠れて、人を食らうの。怖いでしょ?

肉を食いちぎって、骨を砕いて、跡形もなく食らうの。

その妖怪にとっては、ただの食事だった。

でも、人間にとってはたまったものじゃない。

そこで人間たちはその妖怪を倒すために、巫女を雇ったの。

霊夢の前の博麗の巫女。

でも、その巫女は、こう言ったわ。

 

『その妖怪にとっては、ただの食事。退治する必要はないんじゃないか』

 

でも、村の人間たちは頑固だった。

巫女は必死に説得して、その結果、『封印する』ということになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

漣「それで?」

 

ルーミア「その妖怪は無事、封印されました。めでたしめでたし。」

 

…本当にそれだけか?

確実にその妖怪とやらは、ルーミアだ。

 

漣「その妖怪は…。」

 

ルーミア「ご名答。私だよ?」

 

漣「…。」

 

ルーミア「封印されて、ちっちゃくなって、それで約束したの。人と会ったら、まずその人に食べてもいいか、聞くって。」

 

ちょっと下を出して笑うルーミア。

…つまり、本当はこんな幼女じゃねぇってことか…。

 

漣「なぁ。」

 

ルーミア「?」

 

漣「その封印が、もし解けたら、人を食いたいのか?」

 

ルーミア「んー。わかんない。でも…。」

 

漣「でも?」

 

ルーミア「漣とシたいな…♡エッチ…♡」

 

漣「…そればっかりだな。俺たち、まだ、友達だろ?」

 

ルーミア「もう〜!!まだわかんないの?」

 

漣「あ?なんのことだよ。」

 

ルーミア「私だって!!漣のことが好きなの!!」

 

漣「…。」

 

ルーミア「ねぇ、漣。私とも付き合って?」

 

漣「…なんで?」

 

ルーミア「え?」

 

漣「なんで、好きになったんだ?」

 

ルーミア「…。それ、普通聞く?」

 

漣「ま、俺は普通じゃないからな。」

 

手に持ったお猪口の酒をぐっと飲む。

 

ルーミア「初めてだったの。私が声をかけて、敵意を示さなかったり、逃げ出したりしなかった人。」

 

漣「今までは、そんな奴いなかったのか?」

 

ルーミア「うん。当然だよ…。私は人食い妖怪で、あっちは人間。本能的に怖がっちゃうんだもん。」

 

漣「…。」

 

お猪口を盆に置き、所謂、体育座りをするルーミア。

少し、寂しそうな声を出す。

…今までの彼女からは、想像もつかないような声。

 

ルーミア「でもね?漣は、ちゃんと話を聞いてくれた。それどころか、家に来た時は、ご飯も作ってくれた。そんな毎日が気づいたら好きになってて。…霊夢に相談したんだ。」

 

漣「へぇ〜。あの怠惰巫女がねぇ…。」

 

ルーミア「仕事はめんどくさがるけど、優しいんだよ?親身になって、相談に乗ってくれた。そしたら、『アンタ、漣さんのこと、好きになったんじゃないか』って。で、今日、本当の気持ちを告げようと思って、ここに来た。」

 

漣「なるほど…。つまり、お前は俺と話しているうちに、俺のことが好きになったつうことだな。」

 

ルーミア「そ。おかしいでしょ?元々、物理的に食べようとしてたのに…。」

 

漣「それは食生活だろ?」

 

ルーミア「うん。」

 

漣「なら、しゃあねぇだろ?食わなきゃ死んじまうんだし…。」

 

ルーミア「…やっぱり、漣がいいな。そうやって言ってくれるの、漣だけだもん。」

 

漣「ま、食われたくはないけどな。」

 

ルーミア「で?返事は?」

 

漣「返事?告白のか?」

 

ルーミア「うん。」

 

漣「…ひとつだけ約束だ。」

 

ルーミア「?」

 

漣「もう2度と、人を食べようとするな。」

 

ルーミア「…ダメだよ…。そんなことしたら、私の存在自体が…。」

 

漣「灼熱『史実燃焼』」

 

ルーミア「え?」

 

漣「俺の能力は、火炎を操る程度の能力。俺の炎は、ありとあらゆるものを燃やすんだ。燃やし尽くして、逆にする。俺はこの能力で死ぬ事実を燃やして、永遠の命を手に入れた。今はお前が人を食べなきゃいけない事実を燃やして、食べなくてもいい状態にした。」

 

ルーミア「…じゃあ!!」

 

漣「もし、お前の封印が解けて、大丈夫だったら、付き合ってやる。」

 

ルーミア「…ありがとう…!!漣!!大好き!!」

 

そう言って、ルナサ達のように俺に抱きついてくる。

ん?飛びつくの方が正しいか。

ま、一肌、脱ぐしかねぇよな!!

ルーミアのために。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルナサ「漣さん?一緒に寝よ?」

 

パジャマ姿のルナサが目をこすりながら、こっちに来る。

 

ルナサ「ん?何してるの?」

 

漣「…怒らない?」

 

ルナサ「…もう慣れた。だって、私が一番なんでしょ?」

 

漣「…もちろん♪」

 

ルナサ「ん♪」

 

そんな会話があったとか、なかったとか…。




ルナ姉のパジャマってどんな色だろ…。
ピンクでも、青とかでも似合いそう…。
てか、今のところ、5分の3、金髪だ…。
…ま、金髪は人気だからねぇ。
ルナ姉しかり、フランしかり…。
俺も、金髪、結構好きだから、この小説のヒロインは大体、金髪になっちゃうのかな?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。