※この作品はR-18です。

半人半妖の恋愛奇譚   作:紳爾零士

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今回から月編をやっていきます。
そして、漣くんのチートぶりが垣間見えると思う…。
では、本編、どうぞ!!


闇月異変〜jet black darkness〜
第31話『懐かしさと月と戦争と』


漣「…また、懐かしい客がやってきたな…。」

 

?「久し振りね♪漣♪」

 

…そんなにひっつくな…。

こいつは俺の友達、綿月豊姫。

妖怪と月の民がここまで仲良くしても良いのだろうか。

 

?「お姉様!!いきなり飛びつかれてはお師匠様が困ってしまわれます!!おやめください!!」

 

豊姫「えぇ…。いいじゃない。久しぶりの漣分。吸収したいじゃない!!」

 

…何?漣分って。

俺のことを師匠と慕っているこの子は、豊姫の妹、綿月依姫。

 

漣「…てか、ここに来ても大丈夫なのか?穢れが何たらかんたら…。」

 

豊姫「大丈夫よ♪婚約者の貴方と会えない方がどうにかなりそう♪」

 

婚約者、ねぇ…。

思えば、数百年、いや、最早数えるのも面倒なくらい前か。

こいつらと出会ったのは…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

—————俺の母は、月の都出身だった。

母の命日には、決まって、地上より発展している月の都に行き、1日を過ごしていた。少しの弔いになれば良いと思って。

依姫、豊姫と会ったのは、母が死んで間もない頃。

まだ、地上の家屋は少なく、都というのはきわめて少なかった。

しかし、月の都は、科学力が進歩し、大体は中華風の建造物だ。

また、特徴的なのは、月の民は死なないということ。

彼らは地上の『穢れ』というものを嫌い、俺たち、妖怪や地球人に敵対意識を持っている。

え?なら何故、母さんは妖怪である父さんと共に籍を入れたのか、だって?

父さん、『氷川戀真』は、能力を持っていた。

『ありとあらゆる不浄を消し去る』程度の能力。

父さんの前では、邪な考えを持つ人物は、その考えおろか、存在すらも抹消される。しかし、改心さえすれば消えることはない。

…何言ってるかわからないが、とにかくチートだ。

この能力のおかげで、父さんは一切病気にかからなかったし、彼の刀や包丁は錆びることが一切なかった。だから、妖怪でありながら、月の都へ行けたんだ。

俺は、穢れない体質……らしい。

よくわからんが…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

漣「こいつらとは、まだ、こいつらがちっちゃな頃に出会ったんだ。」

 

リリカ「へぇ…。」

 

豊姫「初めて会った時に、告白されたのよ〜。」

 

メルラン「はぁぁ!?」

 

漣「…変なことを吹き込むな。」

 

豊姫「痛っ。いったぁい…。殴ることないじゃない〜。」

 

漣「当然の報いだ。」

 

依姫「お姉様、御冗談でもそのようなことは。この者たちは、お師匠様と恋仲である、と御説明、申し上げましたよね?」

 

…ほんと、こいつら、変わらんな。

しかし、『師匠』か。

今思えば、師匠も月の都で暮らしてたよな。

……『紅 顎』…。

地球出身の白髪の青年で、剣の太刀筋は妖夢なんて足元にも及ばない。

最強の剣士だ。

そんな師匠に教えられ、ここまで来た。

次は俺が師匠と呼ばれるようになった。

…妙な話だろ?

 

依姫「お師匠様は、私に剣技や礼儀作法を教えてくれました。それでも、あの時のような本気のお師匠様には、到底敵いません。」

 

ルナサ「…?あの時?」

 

漣「…シャドの事件か。」

 

…懐かしいな。

さっきも言ったように、月は文明として地球よりも進化している。

そして、月の放つ力は、妖怪を強くする。

その原理は俺にはわからんが、月の魔力って奴だ。

その魔力、そのものを手にしようとした男がいた。

闇のように黒く、影のように神出鬼没のその男を俺たちは『シャド』と呼んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『闇っていうのはな、何処にでもあるもんなんだよ。なぁ、氷川漣!!』

 

————————その男が来たのは、豊姫も依姫も立派な女性になった頃。黒の着物を着て、影のような力で月を攻め立てた。

目つきも鋭く、腰には刀を携えていた。

口を歪め、少し笑っている。

 

『俺は人の怨みそのもの。貴様らが俺を倒すことは不可能だ!!』

 

その男は、自らを『暗黒神シャド』と呼んでいた…。

 




テストやらなんやらがありましてねぇ…。
今回からオリ異変編!!
『闇月異変』編、始動!!
永夜抄組も出てくるよ!!
では次回!!
ではでは〜。
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