※この作品はR-18です。

半人半妖の恋愛奇譚   作:紳爾零士

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いつまでやるんや?これw
もう終わるも思います。
では本編!!
どうぞ!!


第44話『宴会と彼女と幽霊楽団と(其の伍)』

…選択とはいつ、どこでやるかわからない。

俺は数々の選択をしてきた。

ルナサ、フラン、リリカ、メルラン、ルーミア、霊夢、妖夢…。

いつも、一人か、酒が入ってるかのどちらかだった。

しかし…。

 

豊姫「漣!!」

 

紫苑「漣さん!!」

 

蛮奇「レ、レン…///」

 

豊姫、紫苑は勢いよく、蛮奇は少し顔を赤らめ、消え入るような声で俺の名前を呼ぶ。

 

漣「ど、どうした?」

 

そんな切羽詰まった顔して…。

豊姫は…まぁ、わからんこともないが、他の二人はなんだ?

まさか、やめたい…とか?

んな馬鹿な…。

 

豊姫「…約束、したでしょ?私が大きくなったら、お嫁さんにしてくれるって…。」

 

漣「…あぁ。約束は守るぜ?」

 

豊姫「…そ、それでね?みんなに話したの。ちゃんとOKしてくれるか。そしたら…。」

 

豊姫は2人の肩をポンッと叩く。

2人の顔がボンっと赤くなる。

…なんか、ごろ良くね?

 

豊姫「…この子たちも、漣のことが好きだって。」

 

漣「…は?」

 

ええーッ!?

嘘だろ?

紫苑はちょっと未だ警戒気味だったし、蛮奇に関してはそんなそぶり見せなかったじゃねぇか!!

 

紫苑「あ、あのね?私はなんていう神様なのか、漣さんなら、知ってるよね。」

 

漣「あぁ。貧乏神だろ?」

 

紫苑の顔がわかりやすく曇る。

たしかに、金運や幸運が逃げていく状況は、人間としてはいかんせん受け入れがたい。それがこの子の能力。

この子は自分も含めて人を不幸にする。

その能力が仇となり、人から嫌われ、飢えてしまう。

それを気にしてしまうのだろう。

ただ、俺には効かない。

俺は『ありとあらゆる能力が効かない』程度の能力を持っている。

鳳凰乃真眼を使用した時に通常状態でも使えるようにしたのだ。

今では、無意識に動いている。

何が言いたいかと言うと……俺なら彼女を幸せにできるつうことだ。

 

漣「…それがどうした?」

 

紫苑「…え?」

 

漣「お前が貧乏神だから、幸せになっちゃいけないとか、んなこと思ってるのか?」

 

紫苑「…うん。」

 

漣「俺には効かないって紫から聞いただろ?」

 

紫苑「…違うの。漣さんに効かなくても他の人たちには効いちゃう…。迷惑をかけちゃうの…!!」

 

…泣いている。

紫苑の目から涙が流れている。

 

漣「…だから、それがどうしたんだ?」

 

紫苑「え?」

 

漣「…ここにいる奴らは、そう簡単にお前を邪険にしない。勿論、俺もだ。そして、お前が幸せになっちゃいけないだなんて誰が言った。貧乏神でも、幸せになっていいだろ?な?」

 

紫苑「…そう…かな…。」

 

漣「あぁ。」

 

紫苑「…うぅ…。ぐすん…。」

 

何分だろうか、何時間だろうか。

わからない。

ただ、俺は彼女を抱きしめ、彼女は俺の胸で泣いていた。

 

紫苑「…ねぇ。」

 

漣「ん?」

 

紫苑「…お願いが、あるの。」

 

漣「…なんだ?」

 

紫苑「…私と、付き合ってください。」

 

…ルナサと同じくらい、ずっと隣にいた彼女。

仕事熱心で、なんでもできて、でもちょっぴり怖がりで…。

そんな彼女の願い、聞かない手は無いが……俺は彼女どまりにしたくない。そんなつながり、彼女だけは直ぐに壊れてしまいそうで、柄にも無く不安なのだ。

 

漣「…付き合うことはできない。」

 

紫苑「…え?」

 

霊夢「ちょ!!ちょっと!!漣さん!!」

 

…ごめんな。

俺には俺の願望というものがある。

少しでも悲しい顔をされると罪悪感でどうにかなりそうだ。

…お前が勇気を振り絞ったのなら、俺も振り絞ってやる。

初めての俺からの要求。

 

漣「…付き合うんじゃなく、ルナサやルーミア、豊姫みたいになってみる気はないか?」

 

紫苑「…え?」

 

漣「俺の嫁(モン)になる気はないか?」

 

紫苑「…良いの?」

 

漣「俺が要求してるんだ。悪りぃわけねぇじゃねぇか。」

 

紫苑「…私、足引っ張るよ?お仕事もいっぱい邪魔するかもしれないよ?」

 

漣「そうか?大丈夫だ。お前は一度も、少なくとも俺が見ている前では一度も失敗したことないだろ?」

 

紫苑「でも…。」

 

漣「これからのことはこれからのことだ。お前が失敗したら、俺が責任を持つ。それが旦那となるものの定めだろ?」

 

紫苑「…ワガママもいっぱい言うからね?捨てちゃったらヤダよ?」

 

漣「捨てるもんか。ワガママだっていっぱい受けてやるよ。…で、返事は?」

 

紫苑「…これからもよろしくお願いします♪旦那様♪」

 

漣「あぁ。」

 

その話が終わった後、すぐに彼女の唇に自分の唇を重ねた。

彼女のつつましくも膨らんだ胸が俺の体に当たるのを感じる。

…また、大切なものが増えた瞬間であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蛮奇「え?私は?」

 

忘れてた…。

 




今回は紫苑ちゃんメイン回。
なんか、豊姫とばんきっきが寂しい感じになっちゃったけど、一緒に仕事をしてきた2人だから、このような回を作りたいなと思い、書きました。
では次回。
ではでは〜!!
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