※この作品はR-18です。

半人半妖の恋愛奇譚   作:紳爾零士

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今回はシャド、メイン回です。
ま、箸休め回です。
では、どうぞ。


第45話『闇と出会いと守りたいものと』

シャド「紫ちゃん?そんな引っ付かないで?歩きづれえから。」

 

紫「え?何言ってるのよ。昔はあんなに喜んでくれたのに…。」

 

…全く、この女は…。

俺がお前のことを好きなのに、諦めたんだぞ?

お前の幸せが一番だから。

ま、パートナーとして認めてやるが。

なんせ、昔と違って、出てるとこはしっかり出てるからなぁ…。

見る目が変わっ…!?

 

シャド「痛ぇ!!何しやがる!?」

 

紫「…エッチ。」

 

シャド「心を読むな!!」

 

こういう奴が一番苦手だ…。

考えてることをなんでも見透かしてきやがる。

ほんとうにめんどくさい。

…俺たちは今、地底に来ている。

なんでも、俺に会わせたい奴がいるらしい。

そいつが俺の一番苦手なタイプらしいぜ?

あーあ、めんどくさっ。

 

シャド「で?その覚妖怪?がなんだってんだ?」

 

紫「あぁ。貴方に頼みたいことがあるらしいわ。」

 

はぁ…。こういう仕事が一番嫌いだ。

なんか、何にも分からねえ状態でやるのは、癪なんだよ。

良いことやるのは、なんか合わねえ気がして…。

と、奴さんのところへ着いたみたいだぜ?

 

シャド「なかなか、でけえ屋敷じゃねえか。」

 

?「そうでしょ?」

 

紫「ここに貴方に用がある覚妖怪がいるらしいわ。」

 

?「それ、きっとお姉ちゃんのことだ!!」

 

シャド「ふ〜ん。さて、行くか。」

 

?「ま、待って〜!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

?「お待ちしておりました。」

 

シャド「あ?お前がここの。」

 

?「…はい。古明地さとりと申します。」

 

…読んでやがる。

俺の心なんか、面白いものなんてないぞ?

 

さとり「…ですね。確かに面白いものはありません。」

 

シャド「はっきり言うか?…紫、一旦席を外してくれ。」

 

紫「…わかった。」

 

一言答えて、スキマの中に入る紫。

…こいつ、何か隠してやがる。

心読めなくてもそんぐらいはわかる。

 

さとり「貴方は、なんなんです?心の中が真っ黒で、人より心が読みにくい。」

 

シャド「何って…。俺はシャド。それだけだ。」

 

さとり「本当に、それだけ…でしょうか。」

 

シャド「あ?どういうことだよ?」

 

さとり「…貴方はわかりづらいんです。つかみどころのない、触れなければ消えてしまいそうな…。そんな…。」

 

シャド「…しゃあねぇ。語ってやるよ。」

 

俺について…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…世の中には、2つの悪魔が存在する。

文字通り、正真正銘の『悪魔』と、悪魔と称される『吸血鬼』。

俺は、前者だ。悪魔、といっても人の命に興味はない。

殺すことにも興味はない、悪魔としては風変わりな悪魔。

あれはまだ、幻想郷が作られていない頃。

俺には2人の義妹が居た。

『幻月』と『夢月』。

彼女らは、夢幻館の住人で、俺の愛する義妹。可愛いんだぜ?

なんで、そんな関係になったつうと…まぁ、色々あってな。

で、俺の能力つうのが、まぁ、面倒でな。

『邪悪を操る』程度の能力。…ほぼ、あの人食い妖怪と同じだな。

いるだけで、心の闇を増幅させる。

そんな効果も持ってるから、めんどくせぇんだ。

そんな能力だもんで、あんまり人と関わってこなかった。

…あの男以外は。

しつこいけど、良いやつなんだよ、漣は。

俺の能力なんてやつには効かなかった。

あいつが能力を効かないように自分で制御した。

史実燃焼を使ってな。

…あいつが太陽なら俺が月。

そんな2人だからこそ、幻想最強なんて験担ぎをされたんだな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シャド「つうことだ。」

 

さとり「…悪魔、ですか。」

 

シャド「あぁ。ま、心配するな。ここで暴れる気はもう無い。大丈夫だ。」

 

さとり「…それは有難いのですが…。」

 

シャド「…話が変わったな。で?要件ってのは?」

 

さとり「…そうですね。私たちはこの地霊殿で地底を管理…しているのですが、なにやら、鬼が暴れているという情報が出回っておりまして…。」

 

シャド「あ?勇義のやつがなんとかしているんじゃないのか?」

 

さとり「…それが、その鬼は勇義さんとほぼ同じ力を持ってまして…。」

 

シャド「…そいつの名は?」

 

さとり「…戦鬼。戦いを愛してやまない最凶の鬼です。」

 

 




UA10000突破!!
マジで嬉しい!!
読んでくださってありがとうございます!!
では次回!!
ではでは〜!!
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