消化試合?
知らんな。
では本編。どうぞ!!
第49話『真実と覇道と蠢く陰謀と』
顎「…。」
華奈「なに読んでんの?バカ兄貴」
…幻想郷の秩序が崩壊する。
今日がちょうどその日だ。
この『幻想の書』にそう書いてある。
顎「諏訪大戦、神々の戦い、それを裏で手回ししていた人物。そいつが今、目覚めた。」
華奈「はっ?」
顎「終焉の神、ラグナログ」
ラグナログ「マジで、やりやがったか。あのバカ。」
暗い部屋に高笑いがこだまする。
その男は、片手で大剣を持つ大男。
名をラグナログという堕神。
?「ラグナログ様。此度のこと、どのようにお考えで?」
ラグナログ「幻想最強の幻想神、氷川漣。奴はたしかに強敵だ。俺でも手を焼く。しかし、お前と奴なら、氷川漣という男を殺すことができるだろ?戦鬼?」
戦鬼「左様で。しかし、あの悪女とコンビですか。」
ラグナログ「嫌か?たしかに奴の能力は強いかどうかと聞かれれば微妙だ。しかし、陰湿な奴の性格と相まってなかなかに強い能力となっている。奴の実力自体はかなり評価できるが?」
戦鬼「…しかし、あの女郎蜘蛛、此度の作戦に必要でしょうか。」
ラグナログ「…今回の作戦だからこそ、必要なのだ。火に油を注ぎ、冷静さを欠く。それが此度の作戦の一歩なのだ。」
妖夢「え〜と、ネギ、ネギ…と。」
?「貴女、魂魄妖夢ちゃんで合ってる?」
妖夢「はい?そうですけど…。」
…不気味な女性だ。
漣さんより、背が高く、すらっとした立ち姿だが、顔を帽子と扇子で隠している。
?「そう。そうね。私も名前を言わないと失礼ね。…私はね、『女郎蜘蛛』の『糸菜』って言うの。」
妖夢「はぁ…。糸菜さん…。」
糸菜「そうそう。ふふ。妖夢ちゃん、可愛いわねぇ?」
妖夢「…それは、ありがとうございます。」
糸菜「ふふ。本当に可愛いわぁ…。…食べちゃいたいくらい。」
妖夢「!?」
…何!?殺気!?いや、これは!?
糸菜「私の能力、教えてあげる。……『ありとあらゆる美貌を喰らう』程度の能力よ。」
妖夢「…何が目的ですか。」
糸菜「目的?目的ねぇ…。貴女のだぁいすきな男の命を奪うこと…かしら?」
妖夢「ッ!?」
糸菜「おっと!!逃げても無駄よ?ここの人間はみーんな…。食べちゃうからね!!」
妖夢「くっ!!」
…ダメだ。私じゃ勝てない。
悔しいけど、この女、強い。
糸菜「…雁字搦めにしてあげる。」
妖夢「きゃっ!!」
…糸?
糸菜「あらあら…。ドジねぇ…。まぁ、いいわ。先ずは、1人。」
妖夢「…助、けて…。」
…漣…さん。
シャド「…ふぅ。助かったぜ。さとりちゃん。これでアイツと肩を並べられる。」
さとり「…お気をつけて。アイツらは、思いの外強敵です。今の貴方でも勝てるかどうか…。」
シャド「ふぅ…。」
俺はさとりちゃんの頭を撫でる。
…心配しすぎだな。全く。昔の紫ちゃんと同じだ。
シャド「安心しろ。俺は死なない。人の闇ってのは、無限大だ。それはお前が一番理解してるだろ?な?」
さとり「…帰ってきて、くれますよね?」
シャド「もちのろんよ!!」
さとり「古いですよ♪」
…さとりはうふふと口元を隠して、笑う。
俺にもこんな存在ができた。
死ぬわけにはいかねえよな。
ということで、今回からオリ異変編です。
では次回。
ではでは〜。