※この作品はR-18です。

半人半妖の恋愛奇譚   作:紳爾零士

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ほのぼのしたいなぁ…。
章タイトル、長いなぁ…。


第65話『祭囃子と出店とデートと(其の一)』

漣「ほう。賑わってるな。」

 

祭囃子に提灯に太鼓の音色。

まさに祭りって感じだな。

 

魔理沙「お?おい!!」

 

漣「魔理沙。」

 

魔理沙は片手に綿菓子、もう片手にヨーヨーを持って狐のお面をかぶっている。魔理沙らしい黒色の服に七色の花火が描かれて、まさに彼女らしいと言える。

 

?「まーりーさー!!」

 

魔理沙「お?アリス!!早く来いよ!!」

 

アリス「アンタが先に走っていたんでしょッ!!って!!お兄ちゃん?」

 

漣「よう。アリス。」

 

…アリス・マーガトロイド。

俺の姉貴の子どもなので正確にはおじさんなのだが、本人がおじさんっぽくないとお兄ちゃんと呼んでいる。彼女は赤色の浴衣に黄色の帯で締めている。手に団扇を持ち、近くに人形が飛んでいる。

 

魔理沙「えぇーッ!!漣とアリスって知り合いだったのかよッ!!」

 

漣「ま、まぁな。」

 

アリス「と、とりあえず、今は祭りを楽しみましょうか(汗)」

 

漣「そ、そうだな(汗)」

 

とりあえず、魔理沙とアリスと一緒に祭りを回ることにする。

 

フラン「ねぇねぇっ!!漣兄様っ!!あれ、なぁに!?」

 

漣「あぁ。あれは『りんご飴』だな。」

 

割り箸みたいなのにリンゴを刺して、それを溶かした砂糖水につけて飴みたいにしたもの…だったか。りんご飴なんて食べたことないから、わからんな。

 

フラン「りんご飴…。」

 

漣「…食べたい…のか?」

 

フラン「うん!!」

 

蛮奇「私も。」

 

紫苑「…だめ?」

 

…そんなキラキラした目で見られましても…。

 

漣「はぁ…。わかったよ。」

 

?「いらっしゃい。」

 

魔理沙「あれ?椛じゃねーか。どうしたんだ?」

 

椛「文さんの付き添いで…。」

 

漣「…椛?」

 

椛「あぁ。はじめまして…でしたね。私、妖怪の山の白狼天狗、犬走椛って言います。この屋台、元は上司の文さんが『やりたい』と言うので、来たのですが…。」

 

漣「すっぽかされた、と?」

 

椛「逃げられました…。」

 

そりゃあ、なんとまぁ…。

 

フラン「…りんご飴。」

 

漣「あ、あぁ。わかった。すまないが、りんご飴を3つくれないか?」

 

椛「はい。3つですね。」

 

俺は金を渡し、りんご飴を受け取って3人に渡す。

 

漣「どうだ?」

 

フラン「美味しい♪」

 

蛮奇「うん♪甘ーい♪」

 

紫苑「おいひー♪」

 

漣「あはは。」

 

…さて。俺たちはりんご飴の屋台を後にし、また祭りを見て回る。

 

?「四季さまぁ〜。アタイも祭り楽しみたいっすよ〜。」

 

?「ダメです。貴方はいつも死神業に身が入っていません。何度も何度もサボって…。だから、そのツケだと思ってこの屋台で稼いでみなさい。」

 

?「つっても、射的じゃ無理っすよ〜…。」

 

?「あら。一回三百円なのだから、一万人来たら三百万よ?簡単簡単。」

 

?「無理っすよ〜…。」

 

…死神の射的とは、これいかに。

 

?「おや、貴方は。」

 

漣「よ。映姫。小町。」

 

先程からサボりだの何だの言われている死神が小野塚小町。いつもの服に死神の鎌を持っている。…一回、ダンボールにされたとか言われたな。で、その死神に射的の屋台を押し付けているのが閻魔、四季映姫・ヤマザナドゥ。ヤマザナドゥは、楽園の閻魔の役職なんだとか…。こいつとはまだこいつが地蔵だった時に知り合い、アパートの掃除やらなんやらをされた。管理人から仲のいい兄妹だの親子だの…。めんどくさかったのを覚えている。

 

小町「へい、らっしゃい。って、漣じゃないか!!」

 

漣「よっ。小町。」

 

フラン「ねぇ。漣兄様?ここ、なぁに?」

 

漣「あぁ。射的、初めてか?」

 

フラン「うん。祭りなんて行ったことなかったから。」

 

漣「そっか。…一回、やらせてくれ。」

 

小町「はいよ。」

 

三百円を小町に渡し、俺は小町から射的の銃とコルク弾を五発分受け取る。射的の的は小さなぬいぐるみが間隔を開け、置いてある。その中のテディベアを狙ってコルク弾を一発、射的の銃に入れ、引き金を引く。するとうまく命中したのか、テディベアが後ろに倒れる。

 

小町「お!!おめでとう!!上手いねぇ!!はいっ!!」

 

小町から落としたテディベアをもらい、また射的の銃にコルク弾を入れ、次は本でしか見たことがないが、イルカのぬいぐるみを狙う。細いので取りにくいと思うが、一発撃つと背びれのところに上手くあたり、後ろに倒れる。

 

小町「凄いねぇ。こんなに取れる人なんて珍しいよ!!」

 

小町から落としたイルカをもらい、また射的の銃にコルク弾を入れ、これまた本でしか見たことがないが、ペンギンのぬいぐるみを狙う。次は先程より取りやすい…と思う。一発撃つとかすれただけで取れず、またコルク弾を入れ、一発撃つ。次は当たり、ペンギンは後ろに倒れる。

 

小町「またかい?アンタ、上手いねぇ。はい。」

 

漣「こんなもんにしとこう。残り一発は返す。」

 

小町「おや?良いのかい?まだ、取れると思うけど?」

 

漣「うん。もう、取りたい奴は取ったから。ほら、フラン、蛮奇、紫苑。」

 

俺はフランにテディベア、紫苑にイルカ、蛮奇にペンギンのぬいぐるみを渡す。

 

フラン「良いの!?」

 

漣「あぁ。お前たちのために取ったからな。」

 

フラン「ありがと!!一生大事にする〜!!」

 

蛮奇「…ありがとう♪」

 

紫苑「ありがと♪」

 

さて、射的の屋台を後にし、俺たちはまた祭りを巡ることにした。

 




ダンボール死神よ、あたい。
わかるかなぁ。結構好きなんですよ、あれ。
未だにリアタイで見れてないけどね。
では次回。
ではでは〜。
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