シンオウ地方でメイド喫茶を営むカフェやまごや。そこで販売される新鮮なモーモーミルクを目当てに、幅広い年齢層の客が通う。
そんなカフェやまごやで最近、店内でも持ち切りになっている話題があった。それが、テレビでも連日のように報道されている『連続女性トレーナー失踪事件』である。
何でもここ半年ほどで、急に連絡が取れなくなった女性トレーナーが全国で十数人いるらしい。初めのうちは厳しい冒険や野生ポケモンとのバトルによって、未熟なトレーナーが命を落としたのかもと思われていたが、優秀な実力をもつジムリーダーの中にも失踪するものが現れ、ついに警察が動き出す事態となった。
なんとも不気味な事件に、女性トレーナーやその家族は震え上がり、出来るだけ単独行動をしないよう警察も呼びかけている。
今日も、カフェやまごやの店内では常連客がワイワイとその話題について話していた。やれ、未確認の凶暴なポケモンの仕業だとか、怪しい組織が暗躍しているだとか、口々に自分なりの推理を披露しては、あぁでもないこうでもないと議論を広げていく。
議論に参加している男達にとって、所詮今回の事件は他人事、対岸の火事であった。ただ、店内で働くメイド達は眉を顰め、不安そうな表情を浮かべる者もいた。
「怖い事件ですねぇ」
カフェやまごやのマスターが、目の前のカウンター席に座っていた若いトレーナーに話しかけた。まだ十代だろうそのトレーナーは、ベルトに六個のモンスターボールを下げ中々の風格を漂わせていた。
「そうですね、今は女の人だけみたいですけど僕も気をつけないと。ごちそうさま」
「えぇ、お気をつけて」
店自慢のミルクをごくごくと飲み終えた青年は、お勘定をテーブルの上に置いて席を立った。マスターも、軽く頭を下げて彼を見送る。
旅とポケモンを通じて社会勉強をするのが当たり前のこの世界では、十代前半から一人で各地を旅することは全く珍しくない。そのため、今回のような事件が起こりやすい一方で、どこにでも冒険者や奇襲でポケモンバトルを仕掛け、お金を稼ごうとするトレーナーがいるので、隠れて悪いことも中々できない。
今回の事件も、そのうち犯人が捕まるだろうとマスターを初め、多くの人が楽観的に考えていた。
店を出た青年は、腰に手を当ててモンスターボールを一つ手に取った。目の前の空間にほおり投げると、ボンという煙と共に鋭い眼光を放つムクホークが現れた。
「ムクホーク、ハクタイの森まで飛んでくれる?」
ムクホークは頷く代わりにピュイっと短く鳴いて、主人である青年に背中を向けた。青年が背中に捕まるのを待って、大きく空へと飛び上がる。カフェやまごやが遥か下に小さくなって行き、やがて見えなくなった。
ハクタイの森はハクタイシティの近くにある虫タイプと草タイプのポケモンが多く生息する森である。かつてこの森の中に建てられ、今では住む人を失った「もりのようかん」の名残からか、所々を除いて森の中は道が整備されたまま残っている。
「ムクホーク、いあいぎり」
ムクホークの爪が鋭く蹴り出され、道を塞いでいた小木がシュバっという音と共に両断された。
「ありがとう、戻れムクホーク」
労うように軽くムクホークの背を撫でた青年は、ムクホークをモンスターボールに戻した。そのまま真っ直ぐに、もりのようかんへと足を進める青年。
もりのようかんは、廃墟になった上に最近では幽霊が出ると言う噂もあり、ほとんど人が寄り付かなくなっている。唯一このようかんを定期的に見回りに訪れていたハクタイシティのジムリーダー、ナタネも今回の連続失踪事件に巻き込まれたのか、行方が分からなくなっていた。
ナタネはもりのようかんの悪霊によって殺されてしまったのではないかという強引に結びつけたような噂がおこったせいで、最近ではハクタイの森を訪れる人自体が激減していた。
青年は、そんな人気のない森をテクテクと迷うことなく歩き続け、もりのようかん前の開けた道にまで出てきた。
「もりのようかんまで飛べるように教えないとなぁ」
森の中を歩いて少し疲れた青年はそうボヤきながら、もりのようかんへと入っていく。
その豪華なつくりと、1階の食堂への出入口の傍に置かれた大きなポケモンの石像からこのようかんのかつての主は中々の富豪だったことが予想できた。
青年はまるで我が家に帰ってきたかのように、食堂を通り抜け厨房へと向かうと背負っていたリュックからコップを取り出して、蛇口から出た水で満たした。そのままごくごくと飲み干し口元を拭う。青年はそのまま厨房を離れようとしたが、ふと思いついたようにコップに水をもう一度なみなみと注いだ。
そしてリュックを下ろし、ゴソゴソと中身を引っ張り出す。リュックの中の大半を占めていたのはモンスターボールであった。しかも空ばかりではなく、中身の入ったボールも散見される。
「あぁ、あったこれだ」
少年は目当てのボールを見つけたのか、持ち上げて厨房のテーブルの上にほおり投げた。
ボンと、音を立てて中から出てきたのは──────────裸の女性だった。
正確には、ジョウト地方のコガネジムでジムリーダーを務めるアカネが、あろうことかモンスターボールから出てきたのだ。地元の放送局などでアイドルとしても活躍する彼女は言うまでもなく、人間である。彼女がボールから出てきたことももちろんだが、それ以上に注目すべきは彼女の外観であった。
ポッテリと膨らんだお腹と、色濃くなった乳首から垂れる母乳から、彼女が妊娠しているのは明らかだった。ボールから出てきてしばらくボーッとした様子の彼女だったが、外に出てきたことを理解したのかキョロキョロと周囲を見渡し、見つけた少年をキッと睨みつける。
「アンタぁ……こんなことしてただで済むと思ってへんやろなぁ……!」
ギリギリと歯を噛み締めながら、アカネが憎々しげに言い放つ。
「こんなことって?アカネさんをモンスターボールで捕まえたこと?そのまま言うこと聞かせてレイプして中出ししまくったこと?それとも─────」
青年は、調理台の上に座るアカネに近づき、いきなり大きく膨らんだ乳房を握った。圧力の加わったおっぱいは大きく形を歪めながら、乳頭の先からピューっと乳白色の液体を噴き出す。アカネの体内で作られた母乳は、調理台と床の一部を濡らし、甘ったるいような匂いを漂わせる。
「こうやっておっぱいの出る身体にしちゃったこと?」
ニコニコと笑う青年に、アカネは内心凍りつくような恐怖を覚えた。だが、ジムリーダーとしての誇りが彼女の心を何とか持ちこたえさせ、涙が目から溢れ出るのを堪えさせた。
「全部に決まってるやろ……!はよウチを解放しい!そしたらアンタなんかすぐにボコボコにして警察に突き出したるわ!」
「おー怖い。でもおっぱいから母乳滴らせて、お腹の中で僕との赤ちゃん育てながら、そんなこと言ってもあんまり迫力ないですよ?」
「く……っ!いつか絶対殺したるからな……!」
「まぁまぁ。お水でもどうですか?いくら状態異常にならないモンスターボールの中でも喉は渇くしお腹は空くでしょ?」
殺気のこもった目で睨みつけてくるアカネを軽くいなし、青年は先程水を入れたコップとカバンから取り出した携帯食料を彼女の前に置いた。
「いらへん!アンタなんかから貰ったもんを口に入れられるか!」
そう叫びながらアカネは、調理台の上に置かれたコップと食料を払い除けた。大きな音がして、コップが床の上に転がり辺りを水浸しにする。
「あーあー、零しちゃって」
青年は軽くそう言いながらも、冷たい目でアカネを見下ろした。
「僕から貰ったものが食べられないか……試してみます?」
「ひっ……嫌や……こっち来るな……!」
ゆらゆらと近づいてくる青年に、アカネは顔を真っ青にしながら後ずさる。調理台の端にまで追い詰められ、アカネの顔に絶望の色が浮かんだ瞬間、青年が口を開いた。
「アカネ、『したでなめる』」
「……っ!」
青年がそう口にした瞬間、アカネの身体がその意に反して動き出した。よろよろと四つん這いで青年の方に近づいていく。彼女が手を前に出す度に、ブルブルと揺れる巨乳から母乳が垂れ、調理台の上に足跡をつけていく。
調理台の上に乗り、膝立ちになった青年がカチャカチャとベルトを外し、チャックを下ろした。ボロン、と音がしそうなほどの、彼の大人しそうな見た目とはかけ離れて凶悪なサイズのチンポがアカネの目の前に現れる。
「一昨日からちょっと野宿してたんで洗う暇なくてごめんなさい」
「……ぐぅ、く、臭ぁ……!」
青年の言う通り、丸二日以上洗っていないチンポからは強烈な雄の匂いが放たれていた。
「でも、確か一昨日の晩ってアカネさんと一晩中シてましたよね。そのあと誰ともしてないんで、僕の体液以外にはアカネさんの愛液しかついてないと思いますよ」
「そ、そんなん舐めたくない……うぐぅ!」
必死に拒絶しようと抗うアカネだが、主である青年の「わざ」の指示は絶対である。嫌がる声とは裏腹に、唾液をたっぷりと含んだ口が開き、ぬらぬらと光る真っ赤な口内を青年に向けて見せつけた。
「ひや、ひやや、かんにんひてっ……あぁっ!」
そして、アカネの真っ赤な舌がそろそろと伸び、青年の一物にピッタリとくっつき、下から上にベロンと舐めあげた。
途端にザラザラとした固形物がアカネの舌にまとわりつき、そのまま口内へと運ばれる。口に入れた瞬間、強烈な臭気が鼻に抜けアカネはくらくらと目眩がした。
「どうですか?僕とアカネさんの特製チンカスのお味は……?」
「こ、こんなん……おえっ、最低や……殺す……絶対ころすぅぅっ!」
「ほら、続けてください。まだまだ綺麗になってないですからね、『したでなめる』」
「うぐぅぅ、んべぇ……れろ、れろ、じゅるるる……」
「そう、先っぽ咥えて、口の中の唾で固まったチンカスを溶かして舐めとってくださいね」
「おぇ、じゅるっ、はむっ、れろれろ……」
心の中で青年に対する復讐を近いながら、アカネの口がチンポの先を咥え込み、青年の指示通りにチンカスをこそぎ落としていく。塊が舌の上で溶け、強烈な雄臭さとともに口内に入ってくる。裏筋にも舌を這わせ、舌と頬の内側の肉を使ってチンポをブラッシングしていく。それを何度も何度も繰り返していくうちに、少しずつチンポが綺麗になってきた。
「あ、出そう。アカネさん、全部飲んで……!」
「んぶぅっ!?」
口奉仕によって、射精欲が高まったのか青年が突然アカネのピンク色の髪を掴み、顔を股座に押し付けた。突然の乱暴な動きに、驚いて叫び声を漏らしたアカネの喉に次の瞬間には、どくどくと粘っこい濃厚なザーメンが注がれる。
アカネにもちろん受け入れる準備など出来ているはずもなく、喉奥に注がれたザーメンのほとんどは逆流して、鼻から吹き出たり口の中に戻ってきた。
「あー、気持ちいい。やっぱアカネさんの口はチンチンしごくためにあるなぁ」
まるで、オナホを相手にするかのように射精しながらも腰を振り、アカネの喉に亀頭の先を擦り付けて最後の一滴まで絞り出す青年。そして勝手なことを言いながら、アカネの口からズルリとチンポを引き抜いた。アカネののど粘膜や胃液、精液でドロドロになったチンポが妖しく光る。
「はぁっ……はぁっ、おえっ、うぇぇ……」
息も絶え絶えになりながら口元を抑え、喉に注がれた精液を吐き出そうとするアカネ。目からは涙が流れ、鼻には逆流したザーメンによって鼻ちょうちんができている。
しかし鬼畜な青年はそれを許さなかった。
「あ、アカネさんダメですよ全部飲んでください。アカネ、『のみこむ』」
「んぅぅっ……!こく……っ、ごく……ん!」
いやいやと涙ながらに首をふるアカネだったが、主の指示は絶対。ブルブルと震えながら喉が動き、半固形に近いザーメンを自ら胃に収めていく。飲み込もうにも粘っこすぎて飲み込めず、吐き出そうにも命令によって吐き出せない。窒息を防ぐためには、口内で精液を咀嚼するしかなかった。
「かにゅ……おえっ、じゅるっ、かにゅ……んぐっ、ごくっ……」
噛む度に精液の匂いが鼻に抜けていく。プチプチと歯が何かを潰す度に、目の前の男の精巣で作られた子種を口にさせられているのだと実感して死にたくなる。舌にまとわりついてくる液体は唾液と混ざって泡立ち、いつまでも減らない気がした。
それでも地獄とも言える時間にもいつか終わりは来る。
「……んぷっ、ごくっ……んはぁぁああ」
ようやく最後の一塊を飲み込んだアカネが、大きく口を開けて久方ぶりの精液の匂いのしない空気を吸い込む。皮肉なことに、それは主人である青年に、「全部飲めたよ」とアピールしているようにも見えた。
「偉い偉い。頑張りましたね」
「はぁっ、はぁ、触らんで……!」
青年に頭をよしよしと撫でられても、もはや払い除ける気力も体力もない。
「んぷっ、おぇっ、けぷっ、げぇぇっぷっ」
胃から上がってきた精液によって、ザーメン臭いゲップをしてしまうアカネ。口から漏れ出す精液そのものの匂いに思わず口を抑えて吐くのを我慢する。
「アカネさん、水とご飯要ります?要らないならもうボールに戻しますけど」
青年の言葉に、アカネの背がぴくりと動く。モンスターボールの中に入ると意識がなくなり、眠っているような状態になる。そうなると、空腹や痛みなども感じず、病気や怪我になっていたとしても症状が進行しない。おそらくボールの中では、この込み上げてくる不快感を感じなくて済むだろう。
しかし。アカネは一刻もはやく口の中に残る精液の味や匂いを消し去りたかった。最後に口にしたものが精液のまま、いつまでもボールの中に閉じ込められたくはなかった。
だから、アカネは恥を忍んででも水と食料を青年から受け取ることを決めた。
「ほ、ほしい……」
「え?なんか言いました?」
「欲しい!水飲んで、ご飯食べたい……!」
青年はニコリと笑って頷いた。
「わかりました、いいですよ、ただ……」
「ただ……?」
「僕のチンチンに自分の意思で口付けして、『ご馳走様でした』って言えたらあげることにします」
「……っ、コイツ……!」
どこまでも尊厳を踏みにじるような条件。今までのアカネなら、返す刀で突っぱね、青年に暴言の一つでも吐いただろう。
しかし、今のアカネは弱りきっていた。青年のレイプで妊娠して以来、モンスターボールから出されては性処理の相手をさせられる日々。そして、戯れのようにえげつない命令を強制され、逆らう手段がない。
そんな、日々の中でアカネの譲歩ラインは毎日のように引き下げられ、もはや生きるためなら何でもするようになっていた。
「……っ、くやしいっ……いつか絶対……」
ブツブツと口の中で呟きながら、四つん這いになったアカネが、ゆっくりと男の股座に顔を落としていく。ムワッと湯気立つそれを前に最後のプライドが一瞬、アカネを躊躇わせた。しかし、彼女の視界に入ったのは床や青年の腰についたモンスターボール。逆らえばこのままあれに入れられてしまう……。
ついにあかねは、ちゅっと亀頭の先に唇を押し付けた。そして青年を見上げ、
「……ご、ごちそう、さまでした……!」
と怒りと悲しみと情けなさのない混ぜになった声を発した。
ニコニコと頷く男に促され、先程床に落としたコップと食料の入った袋を拾い上げながら、アカネはつうっと一筋の涙を流すのだった。