※この作品はR-18です。

野良あかりとのセイカツ!!   作:真喜屋五木路

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三日目 その三 ※買い物デートの途中で

「あ、あかりちゃん? ……あかりさん?」

 

昼食を食べ、彼女の手に引かれるがまま連れられた先に見えてきたのは、やたらカラフルでひらひらした布切れの並ぶ、男性お断りオーラを放つ店の前。

そう、ランジェリーショップであった。

 

「おにいさん、さっき言いましたよね? 私が次のお店でも感想聞かせてくださいって言ったら『そんな事でいいなら』って」

「いや……そりゃ言ったけどさぁ……」

 

逸らしていた目をもう一度店内に向けるが、やはりやましい気持ちになるならない以前の問題として、気まずさが凄い。

 

「というか、そもそも男が入っていい空間なのか?」

「おにいさん一人で入ったら不審者扱いかもしれないですけど、私と一緒なら大丈夫です」

 

にこにこしているのに妙な圧を感じる笑顔を浮かべながら、あかりちゃんはぐいぐいと腕を引っ張って来る。

結局抵抗することも叶わず、お店の中に引きずり込まれてしまった先に待っていたのは一面のブラジャー、パンティー、キャミソール……。

四方どちらを向いても何かには目が合ってしまうという完全包囲の状態に、せめて哀れな同類を探そうと棚の上から視線をさまよわせるが、他の客は皆女性ばかり。

 

むしろ丁度あかりちゃんが棚に隠れるくらいの背の高さなせいで、男一人ランジェリーショップ内でキョロキョロしている不審者に映るのではないだろうかと、気持ち膝を縮めて背を低くしつつあかりちゃんの方を見る。

やっぱりさっきの意趣返しの意図も入っているのか、彼女はこちらの様子を見てニヤッとした後で下着を選び始めた。

 

「あ、あかりちゃん、凄く気まずいので出来れば早めに選んでくれませんかね?」

「それじゃあ早く決めるためにもお兄さんの意見を聞かせてくださいね? あ、これとかどうでしょう?」

 

あかりちゃんが手に取ったのはグレー地にオレンジの飾りリボンが付いた上下セットの下着だった。

 

「イ、イインジャナイカナー」

「……何でそんな棒読みなんですか。ほら、ちゃんと目をそらさないでしっかり見てください」

 

ぐいっと強制的に、胸にブラを合わせたあかりちゃんへと視線を向けせられる。

服が黒いせいで分かり辛いが、装飾は胸元のリボンだけというシンプルさで、あまりごたごた飾り立てていないのは彼女らしい気がした。

それに灰色のベースカラーも、きっと彼女の真っ白な肌を引きたててくれるだろう。

 

「……うん、似合ってるんじゃないかな」

 

といってもそんな感想を直接長々と述べるのは何だか変態的な気がして、シンプルにそれだけを伝える。

だが、どうやらあかりちゃんはそれだと満足してくれないみたいだ。

 

「もー、またそんな気のない返事をして……それじゃあこれはどうでしょうか?」

 

彼女が次に手にとったのは、白地にふわりとした薄水色のフリルが付いた下着セットだった。

 

「あー、それもいいと思うよ」

 

こちらはこちらで、あかりちゃんの柔らかい胸をふんわりと覆うようなデザインと、清楚な感じの水色が似合いそうだ。

 

「またそんな適当に……」

 

あかりちゃんは不満そうだが、こちらの立場に立って少し考えてほしい。

男がこんなアウェーのど真ん中で、下着について長々と語った場合に発生する精神的負荷について。

そしてその負荷以上に致命的であろう、周りからの冷ややかな視線について。

 

「じゃあ、おにいさんはどっちがいいと思うんですか?」

「どっちも合ってたし、両方買えばいいんじゃない?」

「ちーがーいーまーすー! そうやって誤魔化さないで下さい」

 

値札を見て、両方買っても問題なさそうな値段だったのでそう提案してみたのだが、あかりちゃんはご立腹なご様子だ。

 

「おにいさんはどっちを私に付けてて欲しいか聞いてるんです」

「そう言われても現にどっちも合いそうなんだけどな……」

 

そんな答えでは納得しないとばかりにむー、としばらく唸っていたあかりちゃんだったが、突然に「えいっ」と背伸びをし、こちらの耳元へ顔を寄せて囁いた。

 

「……それじゃあ、私を脱がした時どっちをつけてた方が興奮しますか?」

「――⁉ な、何言ってんのあかりちゃん⁉」

 

思わず咽そうになったのを抑えて一歩距離を取ると、あかりちゃんは顔を真っ赤にして口をもにょっとさせながらも真剣にこっちを見ていた。

 

「だって……折角おにいさんに買ってもらうんなら、やっぱり喜んでくれるやつの方がいいじゃないですか」

 

どうやら選ばないとか両方だとかの逃げ道は無いらしい、ごくりと生唾を飲み込んで改めて二つを見比べる。

 

「こっちの白い方は、パンツが紐になってて――」

 

紐パン……恥ずかしがるあかりちゃんの太腿へ垂れた紐を引くと、するりとパンツがほどけて溜まっていた愛液がパンツとの間に糸を引く光景が思い浮かぶ。

 

「グレーの方はフロントホックになってるんですけど……」

 

恥ずかしそうにしているあかりちゃんを押し倒してホックをぷちん、と外すと大きな二つのおっぱいがたゆんでピンクの先端が顔を出すという想像が自動再生される。

 

「…………ぐ、グレーの方かな」

 

二つの妄想による壮絶な争いの結果、勝利を手にしたのはおっぱい派であった。

 

「それじゃあ、こっちでお願いします」

 

だが龍虎相搏つ争いの結果、心の中はあかりちゃんと今すぐにでも致したいという欲望一色に塗れ、可能な限りの平静を装ってあかりちゃんとレジへ向かい支払いを済ませる間も、ジーンズ地の裏側では欲望に取りつかれた一物が荒ぶっていた。

そして店を出るや否や入った時とは逆にあかりちゃんの手を捕まえ、目的の場所へと引っ張っていく。

 

「お、おにいさん⁉ どうしたんですか?」

 

不安そうなあかりちゃんの手を引いて向かうのは、モールの端にポツンと存在する利用客の少ないトイレ。

そして目的地周辺に人気が無いことを確かめてから、あかりちゃんの手を握ったまま中へと入っていった。

 

「おにいさん、ここ男子トイレっ――!」

 

あかりちゃんの静止も聞かず、個室に連れ込んで後ろ手に鍵を閉めると同時、有無を言わさずあかりちゃんの唇を奪う。

 

「んーー⁉」

 

強く閉じられたあかりちゃんの口を割り開き、状況についていけず慌てふためく舌へ舌を絡めて落ち着かせる。

最初は抵抗しようとしていたあかりちゃんだったが、抱きしめてキスを続けるうちに抵抗は少しずつ弱まり、口を離した時にはくてんと躰をこちらに預けていた。

 

「ぷは……もう、いきなりでびっくりしましたよ」

「ごめんな、あかりちゃん。でも、あんなこと訊かれたらもう我慢が出来なくて」

 

我ながら紙理性だとは思うが、我慢できないものは仕方がない。

 

「こんな所でだけど、いいかな?」

 

やはり外でというのは抵抗があるのか、しばし葛藤していたあかりちゃんだったが、顔を真っ赤にしながらも小さく口を開いた。

 

「……おにいさんがしたいって言うなら、いいですよ」

「ありがとうあかりちゃん」

 

右手で彼女を支えながら感謝を込めた口づけを交わすと、今度は素直にあかりちゃんも吸い付いてくる。

狭い空間にちゅぱ、ぴちゅ……という唾液が絡み泡立つ音だけが響いた。

次第に高まってゆく興奮に誘われるまま、空いた左手をあかりちゃんの左胸へ伸ばして軽く揉んでみるが、帰って来るのはいつもの柔らかさとは程遠いブラのカップらしき固い感触だけだ。

 

「んちゅ……おにいさん、胸触りたいんですか?」

 

それに気づいたあかりちゃんは唇を離すと、襟のリボンを解きワンピースのボタンを四つすべて外して、オープンショルダーのようにずり下した。

黒地を縁取るように白のフリルが付いたブラジャーが窮屈そうに顔を出す。

 

「付属品の下着で申し訳ないんですけど……」

「いや、これはこれで可愛いよ」

 

むしろどこに申し訳ないと思う要素があるのか分からないのだが、と内心思いながらブラから露出している部分をフニフニとつつく。

 

「おにいさんはおっぱいが好きなんですか?」

「あんまりおっぱいが好きとか無かったんだけどなぁ、あかりちゃんのは触り心地がいいからつい触りたくなっちゃうんだよね」

 

つつくというより、包まれるようなこの極上の柔らかさは何度触っても、いや例え一生触ってもきっと飽きが来ないだろう。

そのまま指先で上乳を撫でながらブラの中へ指を滑り込ませると、既にぷっくりと充血したあかりちゃんの乳首にぶつかった。

 

「んっ……」

「もしかして、あかりちゃんキスだけで興奮してる?」

「いえ、その……キスもなんですけど、実は下着を選んでる時から……」

 

あかりちゃんは恥ずかしさに身もだえしながらも正直に答える。

 

「へぇ……他のお客や店員もいたのに、店の中でこんな風に乳首立ててたんだ」

「だって、おにいさんに喜んでほしくて想像しながら選んでたら……」

「想像? えっちな妄想の間違いでしょ?」

「ひゃあんっ!! ――っ!!」

 

嘘をついたお仕置き代わりにぴんっ、と勃起した乳首を弾くとあかりちゃんは甘美な悲鳴を上げたが、すぐにここが公共の場だと思い出したのか慌てて口を押えた。

 

「それで、どんな妄想してたの?」

「その……興奮したおにいさんに求められて、お洋服を脱がされて……」

「じゃあ今はその妄想通りって感じかな? さっきは恥ずかしいとか言ってたくせに」

「お、お家でですよ! こんなお外でなんてことは考えて無かったです……」

 

耳まで真っ赤になったあかりちゃんは、羞恥に耐えかねたのかぷいっと顔を逸らす。

 

「ごめんごめん、あかりちゃんが可愛かったからついからかいたくなっちゃって」

「可愛いって言っておけば何でも許される訳じゃないんですよ?」

 

そんな事を言っておきながら、頭をなでつつ膨らませた頬に軽くキスをすると、あかりちゃんは表情を緩めて、甘えるように頭を胸板へ擦り付けた。

 

「仕方ないおにいさんです……手が上がらないので、ブラ外してもらってもいいですか?」

「背中のホックを外せばいいんだよね?」

 

どうやって外せばいいのか分からず両手を抱き着くように後ろへ回すと、あかりちゃんが支えるように腰の辺りへと手を伸ばした。

 

「はい、それで後はひっかけてるだけなのでずらすようにして……」

 

彼女の指示に従って何とかホックを外すと、パチンという音と共におっぱいに押されたブラが服の上へと落ち、解放されたことを喜ぶように乳房がふるんと震えた。

 

「悪い、結構手間取った……見ずに外すのって結構難しいな」

「別にそんな事気にしてませんよ。それより、折角外したのに触らないんですか?」

「まさか」

 

装甲をすべて剝かれたあかりちゃんの胸を両手でつかんで揉むと、指の隙間から溢れたお肉がむにゅむにゅと変形する。

 

「んっ……」

 

それに合わせてあかりちゃんも吐息を漏らすが、場所を考えてなのかその声はいつもより抑え気味だ。

そんな風にいじらしくも我慢しているのを見ると、つい大きな声を上げさせたいという悪戯心が湧いてきて、次は先端に狙いを定め磨くようにこすり上げる。

 

「んっ、あっ……」

 

少し声が大きくなった気はするが、まだまだこんなものでは足りない。

手で駄目ならば、と今度は不意打ち気味に左乳首を甘噛みする。

 

「んんーっ⁉」

 

びっくりしたように躰をのけ反らせたあかりちゃんだったが、唇を一文字に結んで何とか声は抑えきった。

彼女は必死に薄目を開けて無言の抗議をしてくるが、そんな顔もただただ可愛らしいだけだ。

そんな気持ちを込めて、今度は胸を寄せて両乳首同時にしゃぶり付く。

ほんのりとミルクのように甘い香りのするおっぱいを、乳飲み子のように思いっ切り吸ってみたり、舌先で先端をぐりぐりとほじったりすると、漸くあかりちゃんの吐息にも熱がこもってきた。

 

「おにいさんは、またそうやって先端ばっかりぃっ……!」

 

そう抗議するあかりちゃんの顔は、もう蕩けてえっちなものへと変わっていた。

潤んだ瞳で睨んできても、怖いどころか可愛いだけだ。

その様子にもう少しで降参だろうかと唇で乳首を噛み潰すと、突然あかりちゃんの腰がびくんと跳ねて、へなへなとこちらに倒れ込んで来た。

 

「おっと」

 

何とかあかりちゃんを抱きしめて支えると、どうやらイってしまって足腰が立たなくなっているようだった。

 

「はぁ……はぁ……ごめんなさい。突然脚に力が入らなくなっちゃって……」

「いいよいいよ、気持ち良かったんだよね?」

「……はい、おにいさんにいっぱい舐められて、ふわっとしたと思ったら力が抜けちゃったんです」

 

焦点の合わない瞳のあかりちゃんの背を、いたわるように撫でてやる。

彼女とするのは三回目だが、こんなことは初めてだ。もしかして、あかりちゃんも誰かに見つかるかもしれない場所でしていることに興奮しているのだろうか。

とはいえ、このままではあかりちゃんを支えるので手一杯で何もできない。どうしたものかと少し考えてから、ズボンを下ろして便器に座り、その膝の上にあかりちゃんを座らせて、いわゆる対面座位の状態にする。

 

「あんなこと言っておいて、おにいさんのおちんちんもすっごく固くなってるじゃないですか」

 

そんな事を言いながらも、あかりちゃんは天井へ向かって反り返る一物を愛おしそうに撫でた。

彼女の手が触れるか触れないかの力加減で亀頭を擦る度に、ぞわっとした快感が先端から腰の奥まで駆け抜ける。

 

「このまま手でしますか? それとも、もう準備できてるので挿れちゃいます?」

 

折角だからこのまま手でお願いしようかな、と考えていると不意にあかりちゃんがスカート部分を持ち上げ、黒いパンツが露になった。

そして、その中心部分には黒色の為に分かり辛いものの、間違いなくぐっしょりとした愛液の染みが出来ている。

自然と唾液が嚥下され、頭の中から挿れる以外の選択肢が抜け落ちる。

「もしかしてもう我慢できない?」

 

あかりちゃんはこくりと頷いた。

 

「だってお店から我慢してたのに、おにいさんがしつこく胸ばっかり弄るからですよ」

「そっか、じゃあその責任を取らないとな」

 

挿入に邪魔なパンツをずらすと、クロッチによってなんとか押しとどめられていた愛液がだまになってぽつぽつと太ももに垂れてきた。

その一滴を指で掬って、あかりちゃんの目の前で見せつけてやる。

 

「うわぁ、もうこんなになって……指と指の間に糸引いてるよ」

「うぅ、そんなの見なくても分かってますよ……恥ずかしいのでやめてください……」

 

あかりちゃんは恥ずかしさで耳まで真っ赤だったが、こちらとしてもこんなに準備万端な様子を見せつけられては我慢ができない。

心地よい弾力で指を押し返すあかりちゃんのお尻を掴んで引き寄せ、はやる気持ちを抑えながら先端を入口へとあてがった。

 

「じゃあ挿れるよっ――!」

「はい――っ!!」

 

腰をスライドさせるように一物を中へ埋没させていくと、あかりちゃんは声を抑えるためにぎゅーっと抱き着いてくる。

押し進める度にいつもより更に熱く、狭い彼女の肉襞が肉棒全体を余す所なく締め付けてきて、初めての時のように挿れただけで強い射精感が沸き上がって来た。

 

「――っはぁ……おにいさんのおちんちん、何時もより大きくないですか……?」

 

最奥まで肉棒を押し込むと、ふるふると快楽に耐えていたあかりちゃんが荒い息交じりに訊いてくる。

 

「そんなこと言ったらあかりちゃんだって何時もより熱いしキツいんだけどっ……」

 

状況のせいかあるいは体位のせいか、二人とも絶頂しそうな刺激で密着したまましばらく動けないでいると、突然こちらへ向かってくる足音が聞こえてきた。

熱い興奮から一転し、背中を冷たい汗がつーっとなぞる。

 

「お、おにいさん! どうしましょう⁉」

「いや、まだこっちに来ると決まった訳では――」

 

今から抜こうにも、抜いたらその刺激でイってしまってもおかしくない。そうすれば声でばれるのは避けられず……。

どうすることも出来ずに繋がったまま慌てている内にも足音は近づいてくる。

 

「んゃぁっ⁉ お、おにいさん! こんな時くらいおちんちんビクビクさせないでくださいよぅひゃっ!!」

「ごめんっ……! ってあかりちゃんの方こそ締め付けないでっ――」

 

と、もはや足音の主は何かしゃべっていることが分かるぐらいまで近づいてきており、反射的に甘い声が溢れるあかりちゃんの口をキスで塞ぐ。

 

「――――!!」

 

あかりちゃんも声を聞かれるのがまずいと分かっているのか、体ごと密着させながら目を瞑って快感に耐える。

 

「――でさ、結局そいつ彼氏が居た訳よ」

「マジかー、そりゃ残念だったな」

 

どうやら、声の主は若い二人組のようだ。

二人は小便器で用を足すのか、扉の前あたりでチャックの開く音に続いて排泄音が聞こえてきた。

あかりちゃんは見知らぬ男二人と薄壁一枚しか離れていない距離にいることに緊張しているのか、大きなおっぱい越しにもわかるほど心臓がドキドキしていて、それに合わせて膣が痙攣するようにきゅきゅっと愚息を絞り上げる。

すると動かさないことで少し落ち着き始めていた愚息は再びその刺激で目を覚まし、より多くの刺激を求めてビクンビクンとあかりちゃんの肉穴を刺激して、再びその刺激で――

という快楽の永久機関が始まってしまった。

 

「――‼ ――――!!!!」

 

あかりちゃんはこれ以上無理だからと言うように涙目でぷるぷる首を振るが、限界なのはこちらも同じだ。

精液が行き場を求めて尿道の中を暴れまわり、後先考えず、今すぐあかりちゃんの子宮口を抉るようにピストンして射精したいという欲求が頭の中を支配していく。

今出来る事はただその欲求にひたすら耐えて、外の二人が去るのを待つことだけだった。

だが、二人はトイレが終わった後も話し込んでいるようでなかなか出ていかない。

それ以上の事をしているにもかかわらず「トイレは話す場所じゃないだろうが!」という八つ当たり染みた怒りが湧いてきて、一体何を話しているのかと耳を澄ますと。

 

「そういえば前さ、ここの個室でセックスしてるやつがいたんだよ」

 

思ってもみなかった話題に冷や汗がだらりと垂れる。

その会話はあかりちゃんの耳にも入ったのだろう、目を白黒させて慌てていた。

 

「いや、そんなAVみたいなことある訳無えだろ」

「本当なんだって、その時もこんな風にここの個室が閉まっててだな――」

 

それを聞いたあかりちゃんの膣がきゅぅっ!! と一際強く締まる。

 

「――!!」

 

どうやらあかりちゃんはイってしまったようで、足先をピンと伸ばし、のけ反るようにびくびくと痙攣した。口を塞いでいなければ危なかったかもしれない。

 

「それで、女の声でも聞こえたのか? 流石にここを使う人が少ないからってそりゃ無理があるだろ」

「――クッソ、やっぱり騙されんか。じゃ、そろそろ行こうぜ」

 

全身の力を使い切って脱力しているあかりちゃんを抱きかかえていると、漸く二人は出ていったのか足音が遠くなっていく。

そして、足音が完全に聞こえなくなったところで唇を離した。

 

「ぷは、はぁ……はぁ…………何て会話してるんだあの二人は……あかりちゃん、大丈夫?」

「いえ……体に、力が入らない、です…………」

 

グロッキーな様子のあかりちゃんは額に汗を浮かべて、ぐったりと力なく答える。

 

「じゃあ、一回抜くからちょっと――」

 

「休もうか」と言おうとして、脱力した体に反し蜜壺だけは今なおぎゅうぎゅうと一物を刺激していることに気が付いた。

おもちゃの人形が如く、完全になすがままとなっているあかりちゃんの顔を見る。

 

「……おにい、さん?」

 

何かあったのかと純粋に不思議そうな顔を浮かべる彼女を見ていると、なぜだか先ほどまで抑え込んでいた射精欲が突沸するのを感じた。

 

「――ちょっと、我慢しててね」

 

もはや頭の中から、ここが公共の場所だとかいう事は完全に抜け落ちていた。

手にちょうど収まるお尻を抱きかかえて、揺らすように奥へと突き入れる。

 

「え?――んひいぃっ!」

 

抜かれるだけと思っていたところに突然の抽送が始まり、一瞬の困惑に続いてあかりちゃんの口から悲鳴が上がる。

 

「すぐ終わらせるから、ごめんね――っんむ、んちゅ」

 

声が出ないように再びキスで口を封じて、腰を揺らす速度を上げる。

先ほどあかりちゃんがイった為か接合部は愛液でどろどろになっており、一突きごとにぶちゅ、ぢゅぱっという粘性の高い水音が狭い個室内に響く。

力が抜けて抵抗することも出来ないあかりちゃんとの行為は、いつもの二人で行うセックスというより、ダッチワイフを使ったオナニーのようだ。

ただしその穴は突けば精液をねだる様に必死に肉棒へと絡みつき、引けば一時でも離れるまいと吸い付いてくる至高の肉穴なのだが。

 

じんじんとした肉竿全体を駆け巡るしびれのような射精感は否応なく高まり、んー、んー、とただ唸る事しかできないあかりちゃんをゆする動きはより速くなった。

それに合わせて肉棒全体で彼女の肉襞を味わうような長いストロークから、彼女の膣奥を激しいリズムで責めるような、いわば射精するための抽送へと変わる。

一度大きくイった直後で敏感なあかりちゃんの蜜壺は、その執拗な突きにあわせて奥から愛液を吐き出し、それが結合部から溢れて白く泡立った。

 

今や個室の中は酸欠になりそうなほどの淫臭で溢れ、頭がくらくらする。

もはや脳内に理性や常識と言った人を人たらしめる要素は微塵も残っておらず、ただ雌に射精してやるという本能だけが思考の全てであった。

 

「あかりっ! 気持ちいいぞっ! お前の中最高に気持ちいいっ!!」

「らめっ……いっでるのにぃ! またいっぢゃぅぅっ!! んぁぁっ! ひぅっ!!」

 

静かにしなければならないことなどもはや頭になく、うわごとのように愛しい少女の名を呼びながら腰を振る。

名前を呼ぶ度に、唾液塗れで不明瞭な音しか吐けない上の口に代わり、下の口がペニスを抱きしめるように締め上げた。

愛しさと射精感がぐちゃぐちゃに混ざり合い、もっと深くで繋がりたいという思いに駆られるが、それと同時に時間切れが訪れる。

あかりちゃんの最奥を叩いた瞬間鈴口が決壊し、白い津波が彼女の中へと襲い掛かった。

 

「っく―――!!」

「~~っ!! うぁ……おにいしゃんの……でてる……」

 

ばしゃばしゃと精子があかりちゃんの子宮へと降り注ぎ、それに合わせて小柄な躰がぴくぴくと痙攣する。

涙と涎でぐしゃぐしゃになったあかりちゃんを力いっぱい抱きしめながら、ただただ射精の快感を味わうのだった。

 

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