遅くなりましたが第10話を投稿します。
書いていたら思いの外長くなりすぎたので、2話に分ける事にしました。
11話も明日には投稿します。
それでは第10話をご覧下さい。
「んん・・・・ちゅぱ、あむう、ちゅぽ、ちゅぽ、んふ、」
「くっ・・・ああ、リアス!」
「んふ、ひもひいい、はうひ?」
「ああ。すげーいい」
一輝の部屋のベッドの上で、全裸になった
「でもリアス、どうしてこんないきなり・・・・」
「ん・・・だって、してあげたかったんだもの・・・・嫌だった?」
私がそう訊くと、一輝は優しく頭を撫でて言ってくれた。
「嫌な訳ないだろ。でも急にして来るなんてどうしたのかと思ってさ」
もう。案外鈍い所があるのよね、一輝って。あんな事を言われて私は完全に火が点いているのに。本当なら今すぐこの身の全てを捧げたいと思ってるのに。
「・・・・私は貴方の女だもの。貴方に尽くすのは当然でしょ?」
私がそう言うと、ようやく思い至ったのか、一輝は苦笑する。
「リアス・・・・無理しなくてもいいんだぞ?」
「無理なんかしてない! 本当は! 約束なんて関係なく、今すぐ貴方に抱かれたいと思ってるのに! 私はこんなに熱くなってるのよ!?」
そう言って私は一輝の右手を取って自分の股間に導く。彼の手が触れると、グチュッと重く湿った音が部屋に響いた。
「リアス・・・・こんなに!?」
一輝が驚きつつも指を動かす。
「んああ! 一輝、そこ、いい!」
一輝の指が動くにつれ、私の入口はパックリと口を開け、滾々と蜜が溢れて来る。秘芯はプックリと屹立し、彼が触れるのを今か今かと待ち構えていた。
「ふ、ううん!・・・ん、ああ、一輝、一輝!」
一輝の指が私の膣内に入って来る。いつもは私を労るように優しく動かすのに、一輝も興奮しているのか、二本の指をかなり深い所まで入れて、激しく動かす。
「ん・・・ああ、一輝・・・イ、イク、んあああ!!」
私はあっという間にイってしまった。熱い息を吐きながら、私は濡れた瞳で一輝を見つめる。
「一輝・・・・もういいよね? 一輝が欲しくてたまらないの。だから挿入れてもいいよね?」
私はそのまま一輝に覆い被さり、腰の位置を合わせる。私がこのまま腰を降ろせば・・・・
そう思うと自分の鼓動が激しく高鳴ってるのを感じる。緊張と興奮に、股間から垂れた蜜が一輝の亀頭に落ちて、透明な橋で繋がる。
私がゴクリと唾を飲んで、腰を降ろそうとした時、
「駄目だよリアス」
一輝が私の身体をそっと押した。私はそのまま彼の太股の上にお尻を落とした。
「・・・・・・かず、き?」
拒絶された!? 一瞬、絶望が私の胸をよぎる。だけど、
「ごめんリアス・・・・本当は俺だってしたい。リアスの膣内に挿入れて、精液を射精して、名実共に俺の女にしたい! でも、今はまだ駄目だ。駄目なんだ!!」
一輝は私の両肩に手を置いて、そう言った。
「・・・・どうして? お兄様も認めてくれたわ。だったらお父様だって認めてくれる筈よ? ほんの少し事が後先するだけだわ」
「・・・・それでも駄目だ」
「どうして!?」
「それが『約束』だからだ!」
「!?」
一輝の強い口調に、私は思わず口を閉ざす。
「・・・・リアス、俺達は試されてる。リアスが次期当主に相応しいか。そして俺がその夫に相応しいかどうかを。それは分かるよな?」
私は頷く。
「確かに今結ばれたとしても大したお咎めはないかもしれない。だけど俺はもうグレモリー卿から信用して貰えないだろう。約束を軽んじる奴として
・・・・だから今はまだ駄目だ。正直リアスが求めてくれて凄く嬉しい。俺は近い将来必ず大きな功績を立ててみせる。だから、だからリアスももう少しだけ我慢してくれないか?」
そう言われて、私は彼の肩に頭を乗せた。
「・・・・私って、やっぱり駄目な主ね」
「リアス・・・・」
「欲望に負けて約束を破ろうとするなんて・・・・本当、主失格だわ」
一輝だって我慢しているのに、私が率先して約束を破ろうとしてどうするの!? どうやら私は思った以上にお兄様に言われた事で落ち込んでいたらしい。
私は先程の、一輝とお兄様の戦いが終わった後の事を思い出していた───
<><><><><><>
「ハハハッ! いやあ~参った参った。私の負けだよ一輝君。いや、大したものだ」
「はあ、ありがとうございます」
ベタ褒めするお兄様に、一輝は困惑しているようだった。
「しかし私の結界を破壊するとは・・・・凄まじい破壊力ですね」
隣に控えるグレイフィアも呆れとも感心とも取れる何とも言えない表情をしている。そして、
「お兄様! 説明して貰えるんでしょうね!?」
そして、
私に何も報せず、一輝を傷つける真似をするなんて、いくらお兄様でも許せない!
「分かった分かった。説明するから少し落ち着きなさい・・・・さて、お前にも一輝君の存在が規格外なのは分かるね? 彼は戦闘力だけでいえば既に上級悪魔。いや、このギガンティックになれば最上級悪魔に匹敵するだろう。それ程の存在がお前の兵士とは。どうして彼が駒消費一で済んだのか理解に苦しむよ」
それは私も思っていた。イッセーは兵士の駒七つで転生出来た。当時はイッセーが赤龍帝だと知らず、これだけの駒が必要だった事に驚いたが、今では納得している。
ならば一輝は? あのガイバーを宿す一輝が兵士の駒ひとつで転生出来たのはおかしくないだろうか?
これについては明確な答えは出ていない。『
「彼の力は既にお前を超えている。それがどういう意味か、分かるね?」
「うっ・・・・はい」
私は渋々と頷く。
「眷属が『王』たる上級悪魔の力を超える場合、不幸が起きる事が多々あります」
一輝がよく分かってないと察したのか、グレイフィアが説明していた。
「不幸、ですか?」
「はい。良くも悪くも悪魔とは強さを信条とするものです。現に大戦で亡くなった先代魔王の後を継いだのは当時最強だった四人の若手悪魔でしたから。そして眷属が王より強くなると、主を軽んじたり、力に溺れて主に牙を剥く『はぐれ悪魔』になる事があるのです」
主が制御出来ない眷属など危険極まりない。つまり今回の一件は
「それで? 俺は合格したんですよね?」
「勿論だとも! 魔王たる私が君を認めよう。・・・だが、問題はリアスの方だ」
「!!」
私はお兄様に言われて、ビクッと反応してしまう。
「リアス。お前の眷属は着々と揃って来ている。だが、赤龍帝のイッセー君然り、聖剣デュランダルの使い手であるゼノヴィア君然り、そして『
「そ、それは・・・・」
「残念ながら、お嬢様は高校生になってから然程成長していません。今のままでは彼らを御し得ない可能性もあります」
「グレイフィア!?」
「ふむ・・・・私も昨日会ったがお前の眷属にはぐれになるような子はいないと思いたい。だが、常に最悪の事態は想定するべきだ。特にイッセー君には気をつけなくてはいけないよ、リアス」
「イッセーに? そんな、あの子が力に溺れるなんて───」
「歴代の赤龍帝は皆力を暴走させて短い生涯を終えたそうだよ。彼がそうならないとは誰にも言えないんじゃないか?」
「・・・・・・」
「そうならない為にも『王』は眷属に己が器量を見せつけねばならない。それは力であったり、頭脳であったり、魅力であったり、王によって其々だ。お前がどんな王を目指すのか、もう一度良く考えてみなさい」
「・・・・はい」
お兄様とグレイフィアの言葉が重く私に伸し掛かる。私はすっかり落ち込んでしまった。
「とは言え、一輝君。今夜はすまない事をしたね。急ぎフェニックスの涙を───」
「いえ、その必要はありません」
一輝はそう言って【
「これは・・・・!」
「完全に元通りになってますね・・・・」
一輝は殖装を解いて、説明する。
「簡単に言うとガイバーは手足の欠損位なら復元出来るんです。尤も復元が終わるまで殖装は解けないんですが」
そんな能力があるのなら事前に教えて欲しかったわ!心臓に悪い。
「殖装・・・・? ガイバーに変身する事をそう言うのかい?」
お兄様が興味深げに訊いている。
「はい。『殖装』して『強殖装甲』を纏う事によって【ガイバー】になります」
「成る程。つまりは【強殖装甲ガイバー】という訳か・・・・いいね!」
お兄様は何だか浮かれていた。対して一輝は何故か分からないけど、妙に驚いていたみたい。そして、グレイフィアが困った風に額に手を当てていたのは何なのかしら。
「それでは今夜はこれで失礼します。・・・・帰ろう、リアス」
一輝はお兄様に断りを入れて、意気消沈している私を促した。
「一輝・・・・うん」
一輝は私の手を引いて歩き出した。
「ああ、一輝君。【ガイバー】とはどういう意味なのか分かるかい?」
お兄様にそう言われて、一輝は歩みを止めた。
「・・・・どこの言葉か分かりませんが、初めてガイバーに殖装した時、頭に浮かんだ言葉があります。
──『規格外品』というらしいですよ」
「『規格外品』か・・・・言い得て妙だね」
その言葉に何も答えず、一輝は私を抱きかかえると、翼を広げて飛び去った。
<><><><><><>
そして部屋に帰るなり、リアスは
不意にリアスがポツリと呟く。
「お兄様の言う通りだわ。一輝は勿論、祐美もイッセーもどんどん強くなってる。それに比べて私は・・・・」
どうやら魔王様のお小言が効いてるらしい。リアスはいつになく落ち込んでいた。
彼女は案外打たれ弱い。元々高スペックの持ち主で、今まで失敗らしい失敗をして来なかったせいか、いざ壁にぶち当たると途端に弱さを露呈してしまう。ライザーとのゲーム然り、祐美が眷属を抜けると言い出した時然りだ。
このままという訳にもいかないが、口下手な俺がリアスを励ませるだろうか。分からないが、思った事をそのまま言葉にしてみようと思う。
「なあリアス。リアスは強くなる為に、今まで特別にして来た事ってあるか?」
「特別に? う~ん、魔力の扱いなんかはお母様やグレイフィアに教わったけど、特別何かした事はなかったと思うわ。それがどうしたの?」
つまりは持って生まれた才能だけでここまで来たと。ある意味凄い事なんだがなあ。
「なら大丈夫さ。リアスはもっと強くなれるよ」
俺が断言すると、リアスは目を丸くして訊いて来る。
「どうしてそう断言出来るの?」
「リアスは俺を強いと思うか?」
俺は逆に訊いてみる。
「勿論よ。不破圓明流の武術にガイバーの力。あのお兄様に傷を負わせるなんて、冥界でも片手で数えられる位よ?」
「ありがとう。ではその力が簡単に手に入ったと思うか?」
「それは・・・・」
良かった。ここで「うん」と言われたらどうしようかと思った。
「あまり思い出したくもないが、
俺は祖父さんに課せられた不破圓明流の修行の一端をリアスに話した。あまりの過酷な修行内容の為割愛するが、訊いていたリアスの顔がどんどん青くなっていった。
「そ、そう・・・・凄い修行だったのね」
「ああ。酷かったよ・・・・」
俺も思い出しただけで気分が悪くなって来る。つくづくうちの祖父さんはイカレてると再確認してしまった。
「まあ、流石にリアスにそこまでやれとは言わないが、まずはトレーニングを始めてみたらどうだ? 変わりたいと思うなら、まず動き出さなきゃ何も変わらないぞ?」
リアスは俺の言葉を吟味するように、しばし思案する。
「うん。・・・そうね。一輝の言う通りだわ。動き出さなきゃ何も変わらないものね・・・・うん! 一輝、私は変わってみせるわ。だから、見ててね?」
そう言った彼女の瞳にはさっきまでの弱々しい光はなかった。あるのはいつもの強気で活力に満ちた、俺の惹かれた光があった。
「ああ、ずっと見てるよ」
俺達の顔は自然に近付き、やがて唇が重なった。
「ん・・・・ちゅ、むふ、ん・・・ちゅ、ちゅぱ、ちゅ」
始めは軽く唇を合わせるだけ。そこから段々と深く、激しく舌を絡ませて唾液を交換し合う。
「ちゅぷ、んん!・・・ズズズ、ん、ゴク、ゴク、んん~~~!?ズズ、ちゅぱ、ぷはあ!」
唾液どころか酸素までも吸い尽くす勢いで吸い続け、流石に息苦しくなって唇を離す。
「ハア、ハア、か、一輝・・・・」
「ハア、ハア、リアス・・・・続き、してくれるか?」
「うん♪」
リアスは嬉しそうに返事すると、そのまま俺のモノを咥えようとした。
「あ、ちょっと待った。リアス、お尻をこっちに向けてくれないか?」
「ええ!?」
俺の頼みにリアスは驚いたものの、言われた通りお尻をこちらに向けた。
「一輝・・・・これって凄く恥ずかしいんだけど?」
今の体勢は所謂シックスナインという奴だ。そして俺の眼前には絶景が広がっていた。
リアスの入口は
その凄まじくエロい光景と、間近に感じる発情した雌の匂いに我慢出来ず、俺はリアスにむしゃぶり付いた。
「ひぃぃん!? ん、あああ!一輝、そこ駄目、そこは・・・・ん、く、んひいいぃぃぃっっ!?」
両手でリアスの張りのあるお尻を撫で回しながら、舌が当たるのを幸いにリアスの局部を舐めしゃぶる。蜜の溢れる縦スジに舌を這わせ、蜜を啜り、淫芯を口に含み、お尻の穴に舌を突っ込む。
「そ、そこは駄目! 汚いから!お願いよ・・・ふわあ!、んく、く、くほほほおーーーっ!!」
尻穴に舌を挿入れたのは初めてで、大丈夫かなと思ったが、どうやらリアスは気に入ってくれたようだ。今まで感じた事のない未知の快楽に、リアスは堪らず潮を吹いた。
「ハア、ハア、な、何? 今のは・・・・?」
リアスは何をされたかよく分かってないみたいだ。ならばと右手の指を膣内に挿入し、左手で淫核を摘まむ。そして舌先を尻穴に再び突っ込んだ。
「んはあ!?・・・・く、くうん、んは、はぁん!!」
三点同時攻撃の前にリアスはまたも潮を吹き、絶頂した。
「ぶふっ!?」
その結果、足に力が入らなくなったリアスは、俺の顔面にそのまま腰を落とした。彼女の柔らかな秘肉が顔面に乗り、甘酸っぱい淫臭が広がる。そこからは今も淫蜜が湧き出て、俺の顔を濡らした。
流石に息が苦しくなった俺はリアスの尻を退かそうと、彼女の尻穴に指を突っ込んだ。
「んほおぉぉぉっっ!!」
リアスが飛び上がり、四つん這いになった。
「一輝お願い! お尻はやめて!これ以上されたら私・・・・」
「感じすぎちゃうか?」
懇願するリアスが可愛くて、つい悪戯っぽく訊いてみる。
「もう、意地悪!・・・そういう人はオシオキよ!!」
そう言ってリアスは俺の肉棒を咥え込んだ。
「んむ・・・んぽ、じゅぽ、ジュル、ズズ、ちゅぱ、んも」
リアスは俺の肉棒を激しく責め立てる。
「ん──ちゅぱ、・・・どう、一輝? 参った?」
「リアス・・・これじゃオシオキというよりご褒美だぞ?」
俺はドヤ顔で訊いて来るリアスに苦笑する。
「むう~~、降参しないの?」
膨れっ面のリアスに俺はひとつ提案する。
「それじゃあリアス。先にイかせた方が勝ちで、負けた方は勝った方の言う事を何でもひとつ聞くって事にしないか?」
「お尻は駄目よ!? お尻にしないのなら・・・・いいわ」
「よし、それじゃあ・・・・スタート!」
俺のかけ声と共にリアスが俺の肉棒を頬張り、激しく責め立てる。
「ん、んぽ、じゅぽ、ズズズ、んぽ、んも、」
だが、まだまだリアスの口技は拙い。こうして咥えるのもまだ二回目で、嫌悪感なく咥えてるだけで大したものだと感心する。
一方俺はリアスとの行為が解禁されてから、ほぼ毎日リアスの身体を開発して来た。リアスは何処が弱いか彼女以上に知っている自信がある。例えば───
「くひいぃぃぃぃんっっ!!」
剥き出しの淫芯を摘まみ上げただけでリアスは俺の顔に飛沫を飛ばした。
「イったな?」
「ハア、ハア、い、イってないわ・・・んむう、ぐぽ、ぢゅぽ、ふんむ、ちゅ、」
負けを認めようとせず、リアスは再び肉棒を咥える。全く、仕方がない。俺は目の前でポタポタと蜜を零す蜜壺に指を挿入れた。
「ふんん!?・・・・ん、ちゅ、ぢゅぽ、ちゅぽ、ズズズ、んぽ、んも・・・」
俺が指を挿入れたのを感じたのか、リアスが一瞬硬直する。だが今度は負けまいと一心不乱に顔を動かしているが、俺がリアスの膣内の浅い所にあるザラついた部分を擦り上げると、
「ひゃああぁぁぁんんっっ!!」
リアスはまたも呆気なくイった。
「イったよな?」
「~~~~! い、イってないもん。ふんむ、ちゅ、ぢゅぽ、ちゅぱ、・・・んんん、」
これは何度イかせても認めそうもないな。俺は勝ちを諦めてリアスの与えてくれる快感に身を委ねる事にした。
「んぽ、ぢゅぽ、ちゅ、ズズズ・・・んあ!一輝、気持ちいい?」
「ああ、気持ちいいよ」
「うふ。・・・・じゃあ、もっと気持ち良くしてあげる!」
俺の台詞に気を良くしたリアスは、更に激しく肉棒を舐めしゃぶる。俺もされるだけじゃなく、イかせない程度の刺激をリアスに与え続ける。
「ズズズ、ちゅぽ、・・・ぷはあ! リアスの蜜は美味いな」
俺がリアスのおマンコに舌を挿入れて、蜜を啜ると、
「あむ、んむ、ちゅぱ、・・・一輝のお、おチンポも美味しいわ。・・・このまま射精して。一輝のおチンポ汁、私に飲ませて!」
リアスもこの前俺が教えた淫語を恥ずかしがりながらも口にする。リアスの口から出た淫語に精神的な満足感を覚え、段々射精感が込み上げて来た。
「む・・・ズズズ、ああ、リアス、もう・・・・」
「・・・む? いいわよ。そのまま
リアスのその声に押されるように、俺は彼女のクリトリスに甘噛みし、欲望を解放した。
「くっ、リアス!」
「んん!? ~~~~~~!!」
リアスが盛大に潮を吹いたのと同時に、俺の精液がリアスの口内に発射された。そして、
「ぐっ!? ~~~~ゴホッ、ゲホッ、ゲホッ!」
やはり全部を飲む事は出来ず、リアスは盛大に咽せて、口内から精液を溢していた。
「ああやっぱり。無理するから」
俺は身体を起こして、リアスの背中を擦り、ティッシュで口の回りを拭いた。
「ゴホッ、ゴホッ、・・・・ごめんなさい一輝。量が多くて、ほとんど溢しちゃったわ・・・・」
申し訳なさそうに謝るリアスに苦笑しつつ、俺は彼女の肩を抱き寄せた。
「謝る事ないよ。リアスは一生懸命俺を悦ばそうとしてくれたんだ。その気持ちが一番嬉しいよ」
元々精液なんて飲めた代物じゃないんだ。リアスが飲めないのも無理はない。とは言え、朱乃が最初から飲んだのは教えない方がいいよな、やっぱり。
「うん・・・・所で一輝。勝負は私の勝ちよね?」
・・・・本来ならリアスの負けだし、今だって同時にイったから良くて引き分けだと思うのだが、まあ仕方がない。今回は勝ちを譲ろう。
「いいよ。リアスの勝ちで。で? 俺は何をすればいいんだ?」
「・・・・それじゃあ今夜はずっと抱きしめていて」
「それじゃいつもと変わらないんじゃないか?」
「いいの! ほら一輝!」
リアスの催促に俺は両腕を広げて彼女を迎え入れる。
「いいよ、おいで」
リアスは嬉々として俺の腕の中に飛び込んで来た。
リアスのお願いは取るに足りないいつもの事。正直こんなのでいいのかと思ったが、他ならぬリアス自身のお願いだ。俺は彼女を抱きしめて、ベッドに横になった。
シャワーを浴びてないせいか、リアスからは色々な体液の醸し出す複雑な臭いがする(決して臭いとは言ってない)。尤も俺もリアスの愛液を大量に浴びているので、その辺はお互い様だ。
リアスのような美少女からこんな臭いがするというだけで、射精したばかりなのに、またも股間が熱くなって来る。そんな事を考えていると、抱き着いているリアスの力が強くなっている事に気付いた。
これは最早抱き着くというよりもしがみ着くといった感じで───
「リアス・・・・?」
不審に思い、俺の胸に乗っているリアスの顔を見ると、月明かりしかない室内でキラリと光るものがあった。
「リアス!? どうしたんだ?」
リアスが泣いている事に驚き、声をかけると、彼女はしばらくしてからポツリと呟いた。
「・・・・・・怖かった」
「怖かった? 何がだ?」
「・・・・貴方がお兄様と戦ってるのを見て、心臓が止まるかと思ったわ」
「あ・・・・・・」
そうか。リアスからすれば恋人と実の兄が自分に黙って戦ってたんだから驚くのも無理はない。サーゼクス様に認められた事に浮かれて、リアスのメンタルケアをするのを怠っていた。
「貴方の両腕が
「・・・・・・」
「ねえ、一輝。私は貴方と出会えて幸せよ。もう貴方と出会わなかった頃の生活が思い出せない位に・・・・
貴方はどう?」
「勿論俺も幸せだよ。君と出会ってから俺は世界が色鮮やかに見えるようになった。以前も言ったが俺は悪魔に転生した事を感謝しているよ」
「・・・・良かった。貴方が重傷を負ったのは私のミスよ。例え命を救う為とはいえ、勝手に転生させた事を悪いと思ってたの。でも、貴方にそう言って貰えて本当に良かった。・・・・ねえ一輝。私の心は貴方に相当占められているのよ。だからお願い。私の側にいて。貴方がいない生活なんて、私にはもう出来そうもないから───」
潤んだ瞳で俺を見上げるリアスを俺は強く抱きしめた。
今、俺の胸にはリアスへの申し訳なさとそれ以上の愛しさが溢れていた。両親が亡くなってからこんなに俺を愛してくれたのは彼女が初めてだ。
「うん・・・・心配かけてごめん。そして心配してくれてありがとう。これからも俺は君と共に在る。約束するよリアス」
「うん・・・・約束よ、一輝」
俺達の顔がゆっくりと近付き、唇が重なる。舌を絡めるでもない、ただ触れただけのキスなのに、今までになく、心まで満たされるような気分だった。
明後日、視察(という名目の観光)を終えた魔王様は沢山のお土産を手に冥界へ帰った。去り際に「また来週の授業参観で会おう!」と言ってたが、本当に来るのかね、あの
ともあれ台風一過の日曜日、全国的に休日だというのに、俺とリアスは制服に着替え、学園へ出掛けた。
途中、いつものように朱乃と合流して、二人の美少女に挟まれて登校する。
「うふふ、一輝君の為にセクシーな水着を選んで来たんです。楽しみにしていて下さいね?」
朱乃が右腕に爆乳を押し付けながら、耳元で囁く。
「何言ってるのよ朱乃! 一輝は私の水着を楽しみにしてるのよ!?」
するとリアスが対抗するように、左腕に爆乳を押し付けて言った。
「あらあら、では勝負といきましょうか、リアス?」
「望む所よ!」
あの夜は酷く落ち込んでいたリアスも、今ではすっかり元に戻って、朱乃といつものように仲良くケンカしている。
二人に挟まれてオカ研の部室に着くと、部室には既に全員が集合していた。
「さあみんな、今日は私達限定のプール開きよ!」
全員を見渡して、リアスが宣言した。
そう、何故折角の日曜日に学園に集まったかというと、プール掃除をする為なのだ。
明日から駒王学園も水泳の授業が実施される。生徒会が一番にプールを使える事を条件に各部活にプール掃除を呼びかけた所、いの一番にリアスが立候補して、今日の集まりと相成った。
俺達はプールの更衣室で男女別に別れて、着替え始める。
男子更衣室で着替えた俺は隣で着替えるイッセーを見る。イッセーの目は血走り、鼻息は荒く、ニタニタ笑っているという町中で見かけたら通報されても文句の言えない顔をしていた。いい機会だから少し話しておくか。
「イッセー、少しは落ち着け」
イッセーは声をかけられてハッとすると、
「い、嫌だなあ一輝先輩。俺は十分落ち着いてますって!」
「嘘吐け。・・・なあイッセー、この際だから訊いておきたいんだが、お前はハーレム王を目指してるんだよな?」
「ウス! 将来上級悪魔になって、可愛い女の子を眷属にしてハーレムを築くのが俺の夢っス!」
即答だった。
「・・・・なら、なんで女の子に嫌われるような事ばかりするんだ?」
「そ、それは・・・・!?」
イッセーは駒王学園中の女子から嫌われている。同じクラスの松田と元浜と共に、教室内で平気でエロい話をしたり、女子更衣室を覗いたりして「変態三人組」と呼ばれている。何度も注意を受けているが一向に止めず、正直停学にならないのが不思議な位だ。
「その、迸る若さを抑えられないと言いますか、駄目だと思ってもその場の誘惑に勝てないと言いますか・・・・」
などと言い訳しているが、要は意志が性欲に負けてるって事か。全く・・・・
「ハア。・・・話は変わるが、お前はアーシアをどう思ってるんだ?」
「勿論、守るべき大切な女の子です!」
今度も即答だった。だが訊きたいのはそういう事じゃない。
「そうじゃなくて、アーシアと恋人になりたいとは思わないのか?」
「アーシアと!? そんな、そりゃあなれたらいいなあとは思うけど、アーシアが俺に懐いてるのは初めての友達だからだし、アーシアからすれば俺は兄貴みたいなもんだろうし・・・・」
などと言い訳するイッセーに俺は呆れていた。
「アホかお前は! 誰がどう見たってアーシアはお前に好き好き光線を出してるだろうが!!」
「えええ!?」
全然気付いてなかったのか、こいつ。
「イッセー、お前アーシアを抱きたくないのか?」
「アーシアを、抱く!?」
イッセーがゴクリと唾を飲む。
「・・・・でも、アーシアは大切な、守らなきゃいけない娘で・・・抱くって、その、あの」
「・・・・イッセー、女の子にも性欲はあるんだぞ」
「!!」
俺の一言にイッセーは驚愕の表情を浮かべた。
「お前はアーシアを妙に神聖視してるが、アーシアも年頃の女の子なんだ。当然そういう事に興味もあるだろう。もしかしたらあの娘も待ってるかもしれないぞ」
「アーシアが、待ってる・・・・」
イッセーは呆然としている。これ以上は野暮というものか。
「マゴマゴしていて他の誰かに奪われなきゃいいけどな。それといい加減スケベは控えろ。じゃなきゃアーシアが悲しむぞ?」
俺はそう言って更衣室を出た。イッセーはまだ呆然としていた。
プールサイドに出ると、プールはリアスの使い魔によって既に掃除されていて、今は水を貯めている所だった。やはり掃除とは名ばかりで遊ぶ気満々のようだ。
「先輩!」
呼ばれて振り向くと、そこには水着姿の祐美がいた。
「その・・・・どう、ですか?」
祐美の水着は、可愛らしいフリルの付いた白いビキニだった。巨乳と呼べる大きな胸にくびれた腰、丸く引き締まったお尻から伸びる長い足と、女として理想的なスタイルをしている。そんな彼女の水着姿はグラビアアイドルなぞ比べ物にならない素晴らしさだった。
「ああ・・・・とても良く似合ってるよ。凄く、綺麗だ」
俺がそう言うと、祐美は嬉しそうに抱き着いた。
「やった!・・・・先輩には一番に私を見て欲しかったんです。部長と朱乃さんの水着は私から見ても凄かったから、少しでも記憶に残って欲しくて・・・」
そう言って身体を擦り寄せる祐美に思わず反応してしまう。
「出来る事ならこの場で押し倒したい位だよ。でも白い水着って濡れたら透けたりしないか? ここにはイッセーもいるんだぞ?」
「先輩・・・もしかして妬いてます?」
「当たり前だ。俺は自分の女の裸を他の男に見せて悦ぶ趣味はないぞ」
祐美は暫し目を丸くして俺を見ていたが、やがて満面の笑顔で抱き着いた。
「えへへ、嬉しい! このフリルが大事な所を隠してくれるから、多少透けても大丈夫です。・・・・今は流石に無理ですけど、機会があったらこの格好で抱いて下さいね♪」
そう言って祐美は俺から離れる。人が来る気配を察知したようだ。程なくしてアーシアと小猫ちゃんがやって来た。
「あ、一輝さん」
驚いた事に二人はスクール水着だった。紺のスク水に胸元の「あーしあ」「こねこ」という名札が眩しい。だが、
「アーシア・・・小猫ちゃんも、それ以外の水着を持ってないのか?」
「持ってないです」
「私も水着を着るのは初めてで・・・・その、おかしいでしょうか?」
「いや、似合う似合わないで言えば似合うんだが、遊びに行くのにその水着はTPOに合わないと思うぞ?」
「そうですか?」
アーシアが若干落ち込んだ様子を見せる。気に入ってたのか?
「祐美。今度二人の水着を見繕ってやってくれ・・・・それとも二人っきりでイッセーに選んで貰った方がいいか?」
「か、一輝さん!?」
アーシアにだけ聞こえるように囁くと、彼女は途端に顔を真っ赤にした。そんな時、
「ア、アーシア・・・・」
「! イッセーさん・・・・」
イッセーの声にアーシアが振り向き、そのまま見つめ合って固まった。俺が煽ったので二人共お互いを意識しているようだ。だが、
「みんな、待たせたわね!」
朱乃と共にリアスがやって来た。そして、二人を見た途端、イッセーが鼻血を吹いて倒れた。
「い、イッセーさん!?」
慌てたアーシアがイッセーを膝枕して【
「ま、まあイッセーはアーシアに任せましょう。所で一輝、どっちの水着が好き?」
イッセーの奇行に驚いていたリアスだったが、勝負してたのを思い出したのか俺に迫る。
リアスは髪の色に合わせた赤いビキニだった。突き出た爆乳を覆う小さめのブラとハイレグのパンツ。抜群のプロポーションを惜し気もなく晒し、立っているだけで健康的な色気を醸し出している。
一方の朱乃は紫のビキニだった。リアスと違い肩ヒモのないブラは極めて小さく、下乳横乳がはみ出ている。パンツははみ出さないか心配になる程際どいハイレグで、全体的にリアスより肉付きの良い身体が妖艶な魅力を醸し出している。
正直どちらも素晴らしく、甲乙付け難い。
「・・・・どっちもいいというのは」
「「駄目!!」」
「だよなあ」
さて困った。どっちもいいというのは本心なんだが。
「私の方がいいですわよね、一輝」
決めかねてると朱乃が後ろから抱き着いた。柔らかな感触が背中にピットリと貼り付いて、無茶苦茶気持ちいい。
「私を選んでくれたら、リアスが出来ない気持ちいい事を一杯してあげますわ」
そう言って朱乃は俺の耳に息を吹き、甘噛みした。
「うう、」
「ん・・・レロ、むちゅ、」
そのまま朱乃は俺の耳を舐める。耳を這う舌の感触に背筋がゾクゾクする。このまま朱乃のもたらす快楽に屈しかけたその時、
「ちょっと朱乃!? 勝てないからってそんな風に私の一輝を誘惑するなんて卑怯よ!」
「あら? 誰が勝てないですって? 私は貴女が出来ない事をしているだけですわよ? それに一輝も気持ち良さそうにしているわ」
リアスが口を挟むも、朱乃は挑発で返す。
「ねえ一輝。私もそろそろ奪って欲しいです。一輝の逞しいモノで満たされて、身体中を蹂躙されたら私、どうなってしまうのかしら?」
朱乃の舌が耳から首筋を這い、両手は胸から腹をゆっくりと撫で擦る。その時、
ボヒュンッ!!
猛スピードで紅の魔力弾が俺の真横を飛んで行った。魔力弾は壁に着弾して大穴を空ける。壁を見て、飛んで来た方を向くとリアスが俺達を睨んでいた。
「朱乃・・・・調子に乗りすぎよ。祐美はともかく貴女にまで遅れを取るつもりはないわ」
リアスが全身に紅いオーラを漲らせて宣言すると、朱乃は俺から離れて全身から雷を纏った黄金のオーラを漲らせた。
「あらあら。そんな風にされると私も困ってしまいますわ───私は引かないわよ、リアス?」
朱乃の台詞を切っ掛けに二人のオーラは更に激しく燃え上がった。
「一輝は渡さないわ──卑しい『雷の巫女』さん?」
「ちょっと位いいじゃないの──『紅髪の処女姫』さま?」
「! 貴女だって処女じゃないの!!」
「あら、私は今すぐにでも一輝に処女を捧げられるわ!」
「そんなの駄目!! 大体朱乃は男が嫌いだった筈でしょ? よりによってどうして一輝に興味を持つのよ!?」
「そう言うリアスだって男なんて興味ない、みんな一緒に見えるって言ってたじゃないの!?」
「一輝は特別よ! やっと強くて優しい理想の
「私だってそうよ! そもそも一輝に目を付けていたのは私が先なのよ!?」
二人は魔力弾を撃ち合い、言い争う。流れ弾があちこちに飛んで行く。流石に危なくなって来たから皆を避難させようと思ったが、皆は既に避難した後だった。俺も咄嗟に近場にあった用具室へと避難した。
「やれやれ、参ったな」
用具室に避難して俺はため息を吐いた。
自分で蒔いた種ではあるが、二人共過激すぎる。そもそもリアスはハーレムを肯定していた筈なのに、いざ朱乃と事に及ぼうとするとこんな風にキレるのだ。
リアスは朱乃を親友であると同時にライバルだと思っている。負けず嫌いなリアスは朱乃に遅れを取りたくないのか、ムキになっているみたいだ。
「おや、そこにいるのは一輝センパイか?」
声の方を見ると、そこには水着に着替えたゼノヴィアがいた。
「ゼノヴィア? 何でこんな所に───」
「うん。初めての水着だったので着方を間違えたようでね、ここで直してたんだが───どうかな?」
そう言ってゼノヴィアは水着姿を晒す。髪と同じ色の青いビキニを着たゼノヴィアの胸の大きさは祐美と同じ位で、彼女より若干筋肉質に見える。それでも女性らしさを損なわない見事なスタイルをしていた。
「ああ。良く似合ってるよ」
俺がそう言うと、ゼノヴィアは顔を綻ばせた。
「そうか、良かった。・・・・所で外が騒がしいが何かあったのか?」
「ああ。今は出ない方がいいぞ。巻き込まれる」
「ふうん? なら、そうするか」
ゼノヴィアはそう言うと、俺の隣に腰を下ろした。
「水着が初めてって、やっぱり教会は規則が厳しいのか?」
「まあそうだね。というよりも私自身がそういう事に興味がなかったのが大きいんだが──他の修道女や女戦士は不満を漏らしていたよ」
教会は固いイメージがあったが、やっぱり所属してる者にも不満はあるらしい。
「とは言え私も悪魔に転生したからには、そう言った娯楽にも目を向けようと思ってね」
ゼノヴィアはそう言って、柔らかい笑みを浮かべた。
「いい事だと思うぞ。まあ俺に出来る事なら協力するから言ってくれ」
俺がそう言うと、ゼノヴィアは暫し考え込み、意を決したように真っ直ぐ俺を見つめた。
「では一輝センパイ。折り入って頼みがある」
「何だ?」
「私に貴方の子種をくれないか?」
「・・・・・・は?」
え? 今何て言ったこの娘?
「ん? 良く聞こえなかったのか? ではもう一度、
──私と子作りしよう、一輝センパイ」
ゼノヴィアがはっきりと言い直した。聞き間違いじゃなかったか。俺は頭痛を感じて額に手を当てた。
「お前、いきなり何を・・・・」
「うん。順を追って説明しよう」
そう断ってゼノヴィアは語り出した。
孤児であったゼノヴィアは、ローマにあるキリスト教の施設で育てられた。幼少時に聖剣使いとして高い因子を持つ事が分かると、神の戦士となるべく厳しい訓練を受け、やがて聖剣デュランダルを継承した。
神の戦士として教会の命ずるままに悪魔や堕天使、背教者を斬って来た。それが神への信仰と信じ、疑問も感じず戦って来た。だが聖剣事件で神の死を知り、その結果異端扱いされ、半ばやけくそでリアスの誘いを受けて悪魔に転生した。
悪魔に転生したものの、今まで命令に従っていただけのゼノヴィアは何をすればいいか分からなかった。主であるリアスに相談したら「欲望に逆らわず、好きに生きてみなさい」と言われたそうだ。
好きに生きろと言われて、ゼノヴィアは教会で育てられる内に心の中に封じ込めた欲望を開放する事にした。
そして、開放した彼女の欲望───夢は女の喜びを知る事、即ち子供を産む事だった。
「女の喜びを知るには男とセックスするのが一番だとクラスメイトから教わった。どの道子供を作るにはするのだから一石二鳥という訳だ」
誰だ!? そんな事ゼノヴィアに吹き込んだ奴は!!
「お前なあ・・・・いきなり子作りって、何段階ふっ飛ばす気だ」
俺が呆れてそう言うと、ゼノヴィアは怪訝そうに首を傾げた。
「何かおかしいのか?」
「おかしい事だらけだ。そもそも何で俺だ?」
「うん。私は子供を作る以上、強い子に育って欲しいと願ってるんだ。その為にも父親はより強い男であるべきだと考え、私の身近で最も強い男である一輝センパイにお願いしたいと思ったんだ」
つまりは恋愛感情はない、と。
「あのな。普通は恋愛の先に子作りがあるんだよ。それをすっ飛ばして関係したってお互い不幸になるだけだぞ」
「だが、こういうのを『後腐れのない関係』と言うのだろう?」
「・・・・それもクラスメイトから教わったのか?」
「うん。そうだが?」
俺はその場にへたり込んだ。誰だそのクラスメイトは!? 思いっ切りゼノヴィアに悪影響を及ぼしてるじゃねーか!!
どうするべきか頭を悩ませたその時、
「話は聞かせて貰いました!」
突然、祐美が用具室に乱入した。
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