※この作品はR-18です。

ハイスクールD×G~駒王町の規格外品   作:Tokaz

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久しぶりにコソっと投稿します。
ご覧下さい。


第20話 黒歌と白音☆☆(黒歌、小猫)

 

 

 あれから三日が過ぎ、ナベリウス家の強制捜査が開始された。

 黒歌の積極的な協力もあり、スムーズに捜査が進むと、これまで隠されていたナベリウス家の不正や不当な実験の証拠などが山のように発見された。

 これによってナベリウス家の当主を始め、主だった者が逮捕された。

 仮にも72柱の名門が起こした不祥事に冥界全土が震撼した。

 四大魔王の一人、サーゼクス・ルシファーは二度と同じ過ちは起こさないと宣言、上級悪魔の眷属に対する不当な扱いを禁止し、取り締まる旨を発表した。 

 

 

 

 

 

 魔王領。

 先日若手悪魔の会合が行われた建物の一室に72柱の貴族、その中でも保守派と呼ばれている者達が集まっていた。奇しくもその顔触れのほとんどが、先日の若手悪魔の会合に出席し、嘲笑を浮かべていた者達だった。

 

「しかしナベリウス家にも困った物だな」

 

「全くだ。あそこは派手にやり過ぎだよ」

 

「だが魔王が動いてる。我々も当分は大人しくするしか無いだろう」

 

「しかし魔王共め・・・・下僕をどう扱おうと我々の勝手ではないか!? それが貴族の特権だというのに全く! あいつらは何も分かってない!!」

 

 好き勝手に文句を並び立てる貴族達。その時扉が大きな音を立て、勢い良く開いた。

 

「よくもまあ、好き勝手に吠えたものだな」

 

「観念して貰うわよ、オジさま方」

 

 姿を現したのは二人の魔王、サーゼクスとセラフォルーだった。

 

「ま、魔王様・・・・」

 

「サーゼクス、セラフォルー・・・・何故ここに?」

 

 貴族達は秘密の会合に現れた魔王に驚愕し、呻き声を上げた。

 

「ナベリウス家を摘発すれば尻尾を出すと思っていたが、まさかこんなに堂々と会合を開いているとは・・・・」

 

「オジさま達、私達を舐め過ぎよ!」

 

 サーゼクスとセラフォルーから紅と蒼のオーラが迸る。その強大さに貴族達はこの二人が最強の悪魔故に魔王に選ばれたのを思い出し、今更ながら怖じ気付いた。

 

「お前達は特権を振りかざし、冥界の秩序を乱した。これからの冥界には不要な存在だ──連行しろ!」

 

 サーゼクスの命に配下の悪魔が一斉に室内に入り、貴族達を拘束する。

 

「待て! 私は何も悪くないんだ!」

 

「待ってくれサーゼクス! いやサーゼクス様! 話を、話を聞いてくれ!」

 

「やめんか! わしを誰だと思っている! わしは72柱の貴族だぞ! 貴様らのような下賤な悪魔が触れていい存在ではないのだぞ!!」

 

 連行される間も貴族達は立場を振りかざし、自己弁護や自分勝手な主張を繰り返し、見苦しい事この上なかった。

 

「・・・・バカな人達。悪魔()達はもう、他種族の力を借りなきゃ成り立たなくなってるのに」

 

「全くだ。現実を見ようとせず、特権にすがり付く──愚かなものだよ」

 

「でも、これで少しは風通しが良くなるんじゃないかしら?」

 

「そうだな。冥界の闇は深い。少しずつでも変えていかねばな。次の世代の為に」

 

 二人は頷き合うと、踵を返し、誰もいなくなった部屋を出て行った。

 

 

 

 

 

 ナベリウス家の摘発から芋づる式に同様の貴族も摘発された。

 その間、一輝()は黒歌の護衛として四六時中張り付いていた。というより───

 

「カ・ズ・キ~♪ 暇だから私と遊ぶにゃん☆」

 

「おわっ! く、黒歌!? 分かったから離れてくれ!」

 

「ん~? いやにゃん♪」

 

「こ、こら! どこ触ってんだ!?」

 

 何故か黒歌の方が俺を離さない、というか暇を見つけてはやたらとくっ付いて来る。最初は鬱陶しいと思ったのだが、ある日黒歌の手が微かに震えている事に気付いてから好きにさせていた。

 

「んふふふ、ホントは嬉しい癖に・・・・うにゃ!」

 

 リアス並みに大きく、朱乃並みに柔らかい胸が押し付けられ、とても気持ちがいい。この三日、グレモリー本邸には帰らず、ここで黒歌の護衛に着いている為、俺も色々と溜まっているので正直勘弁して欲しい。

 そんな風に黒歌にじゃれ付かれていると、ノックの音がしてサーゼクス様とグレイフィアさんが入って来た。

 

「やあ一輝君、黒歌、お邪魔するよ」

 

「サーゼクス様、グレイフィアさんも。どうかしましたか?」

 

「ああ、うん・・・・仲が良さそうで何よりだ。今日来たのは事態が粗方片付いた事を報せようと思ってね」

 

 そう前置きしてサーゼクス様は事態がどうなったかを教えてくれた。

 

 

 サーゼクス様達四大魔王は旧態然とした冥界を変えようとしていた。だがその改革は保守派と呼ばれる旧くからある名門貴族に邪魔され、思うように進まなかった。

 いかな魔王とて数少ない純血の悪魔である貴族の意向を無視する訳にもいかず、魔王達改革派は転生悪魔が増え、悪魔社会が立ち直るのを待ち、改革を進める為の突破口を探していた。

 近年になってナベリウス家で起きた事件から黒歌に白羽の矢が立ち、彼女と接触する機会を窺っていた。そして今回、黒歌の証言からナベリウス家を始めとした反対勢力の摘発に成功したのだ。

 

「今回の成功は二人の協力無しにはあり得なかった。よって二人には報奨を与える。まず黒歌。君の犯した罪はやむを得ないものであり、情状酌量の余地がある。今回の功績と相俟って条件付きで無罪となった」

 

「条件付き?」

 

「そうだ。その条件とは派遣された監察官の指示に三年間従う事だ」

 

「・・・・・・」

 

 黒歌が嫌そうな顔をする。自由奔放な黒歌にとって誰かに従うのは苦痛でしか無いのだろう。

 

「安心したまえ。監察官は一輝君だから」

 

 だがサーゼクス様も分かっているのか、俺を監察官に指名した。俺何も聞いてないんだが・・・・

 

「一輝君、事後承諾で悪いがよろしく頼む」

 

 そう言ってサーゼクス様はウインクする。その時俺はこの役目が周りを納得させる為の方便だと気付いた。確かに黒歌の行く末を見届ける責任があると宣言した事だし、仕方がないか・・・・

 

「分かりました。黒歌もいいな?」

 

 黒歌はコクコクと頷く。驚いてるのか、目を丸くしているのが可愛らしいんだが、良く分かってないみたいだ。

 

「要は俺と一緒ならある程度自由に行動出来るって事だ」

 

「!───それじゃあ」

 

「ああ。これで小猫ちゃんに会いに行けるな」

 

 黒歌は俺にしがみ付き、絞り出すように小さく呟いた。

 

──ありがとう、ありがとう、一輝・・・・・・

 

 黒歌の手が小さく震えている。俺はそんな彼女の手に自分の手を重ね、軽く握った。

 

「一輝君、君にも功績に見合った報奨を与えるから楽しみにしてくれ」

 

「はい。ありがとうございます」

 

 サーゼクス様が何をくれるつもりか分からないが、何が貰えるのか楽しみにしていよう。

 

「では、早速監察官の役目を果たそうと思います」

 

「ああ。そうしたまえ」

 

「はい」

 

 俺はサーゼクス様に断りを入れると、俺は不思議そうに見つめる黒歌に向かって手を差し伸べた。

 

「黒歌、小猫ちゃんに会いに行こう!」

 

 黒歌は目を丸くすると、何かを堪えるように俯く。そして───

 

「───うん!」

 

 満面の笑顔で俺の手を取った。

 

 

 

 

 

「はあっ!」

 

 小猫()の気合を込めた一撃は大木を揺らすだけで折る事は出来なかった。

 

「ハア、ハア・・・・」

 

 駄目だ。何度やっても上手くいかない。これ位の太さの木、一輝先輩やイッセー先輩なら容易くへし折れるだろう。祐美先輩やゼノヴィア先輩なら剣で真っ二つに、部長や朱乃さんなら滅びの魔力や雷で消し飛ばせる。私だけ、私だけがどうする事も出来ない。

 

「私ってやっぱり役立たずだ・・・・」

 

 私はその場にへたり込み、唇を噛んだ。今以上の力を得るには仙術を、猫又の力を使うしかないのは分かってる。 

 でも怖い。姉様みたいに力を暴走させてしまったらと思うと怖くて堪らない。私はどうしたらいいんだろう・・・・

 

「いやぁ、そんな事ないと思うぜぃ」

 

 そんな時、突然木の上から声がした。そこには中華風の鎧の男性の姿が。この人どこかで・・・・?

 

「お前が白音だな? 黒歌の妹の」

 

 姉様の名前を出されて、ようやく思い出した。この人三大勢力会議の時、白龍皇を迎えに来た人だ。つまり『禍の団(カオス・ブリゲード)』!?

 そう気付いた私は大きく飛び退いて、遅まきながら戦闘態勢を取る。

 

「へえ♪ お前さんやる気かぃ? いいぜ、遊んでやるよ」

 

 その男はどこからか取り出した棍を一振りすると、ゆっくりと近付いて来る。その態度は余裕綽々でニヤニヤと笑っている。だったらその顔を歪ませてやる!

 

「ふっ!」

 

 呼気を発して拳を繰り出す。だけど私の全力のパンチはあっさり止められてしまった。ならばと蹴りを放ったけどこれも軽々と受け止められた。私は攻撃を繰り返すが、男には通用しない。最初は面白がっていた男も途中から訝しげな表情で呟いた。

 

「弱えなぁ・・・・お前さん本当に黒歌の妹かぃ?」

 

 ズキンと胸に鋭い痛みが走る。

 

「だがまぁ、人質としては役に立つか。そらよ!」

 

 男は棍を一回転させ、私の足を刈り、仰向けに倒れた私を足で踏みつけた。

 

「カハッ!」

 

 肺を押し潰されるような衝撃に思わず息を洩らす。

 

「大人しくしろよ。お前さんには黒歌を呼び出すエサになって貰うからよぃ」

 

 姉様を呼び出すエサ?

 

「どう、いう事・・・・?」

 

 無理矢理絞り出した私の声に男が反応する。

 

「ん? それは・・・・なぁ!」

 

 男は突然棍を振り回し、飛来した魔力弾を弾き返した。今のは───!?

 

「美猴! 白音を離せ!!」

 

 長い黒髪を靡かせて、猫耳を生やした美女が乱入して来た。数年振りだけど間違いない。

 

「ねえ、さま・・・・・・」

 

 私は姉、黒歌と数年振りの再会を果たした。

 

 

 

 

 

 魔王領からグレモリー本邸にやって来た黒歌()は黒猫の姿になって一輝の肩に乗り、邸に入った。

 白音の部屋に行くと誰もいない。一輝が通りかかったメイドに訊ねると、訓練に行ったと言われた。過労で倒れたと聞いてたけど、大丈夫なのかにゃ・・・・

 白音の訓練場所を聞いた私達は、早速転移して白音を捜した。

 山中を捜していると、近くで誰かが戦ってる気配がしたので行ってみると、そこには白音を踏みつける美猴の姿が!

 

「!!」

 

 怒りのままに放った魔力弾は、美猴が如意棒を一振りして弾き返した。

 

「美猴!白音を離せ!!」

 

 私は二人の前に降り立つ。美猴はニヤニヤと笑い、白音は愕然としている。

 

「ねえ、さま・・・・・・」 

 

 白音は踏みつけられてはいるけど、大した怪我は無いみたい。私は怒りを込めて美猴を睨み付ける。

 

「美猴、その足をどけろ。私の妹に手を出すなんてどういうつもり?」

 

「ハッ、お前こそどういうつもりだぃ? 勝手に姿を消したと思ったら悪魔の捕物に手を貸すたぁよぅ。グレモリー眷属にヴァーリの落とし前を付けに来たってのに、目的を履き違えてんじゃねーよ。・・・・それとも黒歌、お前チームを抜けるつもりかぃ?」

 

 美猴の言葉に思わず息が詰まる。けど、

 

「そうよ。私はチームを・・・・『禍の団(カオス・ブリゲート)』を抜けるわ」

 

 私はキッパリと言い切った。

 

「ふぅん・・・・お前がその気なら止めねえよ。だが落とし前はつけて貰わねえ──とぉぉ!?」

 

 その時、姿を消していた一輝が美猴に襲い掛かった。一輝の奇襲を美猴は如意棒で防ぎ、そのまま吹き飛ばされながらも態勢を整える。

 

「あっぶねぇ~、おいおい、いきなり何しやがる?」

 

「それはこっちの台詞だ。ウチのマスコットをいたぶりやがって・・・・黒歌を説得したのは俺だ。落とし前なら俺がつけてやるよ」

 

 拳を握る一輝に美猴はニヤリと笑う。

 

「いいねぇ! お前さんなら大歓迎だぜぃ!!」

 

 美猴はヴァーリと同じく戦闘狂。強い相手と戦うのを喜びとしている。一輝は美猴の目を白音から巧く逸らしてくれた。

 

「一輝、センパイ・・・・」

 

 白音が心配そうに声を掛ける。一輝は白音を一瞥すると安心させるように笑った。

 

「大丈夫、後は任せろ」

 

 その一言に私は不思議と安堵していた。まだ出会ったばかりなのに一輝の言葉には不思議と説得力がある。彼に任せれば大丈夫だとそう思ってしまう。それは白音も同じなようで、信頼の籠った眼差しを一輝に向けていた。

 

「小猫ちゃん。突然黒歌が現れて混乱してると思うが、黒歌の話を聞いてやってくれ。きっと君の悩みを解消してくれると思う」

 

 一輝は美猴の元へ歩みを進めながら言う。

 

「黒歌。怖れるな。妹を信じて思いの全てを吐き出してこい。小猫ちゃんならきっと受け入れてくれるさ」

 

 一輝は美猴と数mの距離を空けて立ち止まる。

 

「二人共、ちゃんと仲直りしろよ」

 

 そう言い残して、一輝は美猴と共にその場から掻き消えた。場所を移したのだろう、遠くで二つの闘気がぶつかり合う気配がする。後に残されたのは私と白音だけだった。私は意を決して白音に話しかけた。

 

 

 

 

 

「白音、手を───」

 

 姉様が小猫()の手を取ると、温かい何かが流れて来る。その温かさに身体から痛みが消えていく。

 

「これは・・・・?」

 

「仙術は生命の流れを操る術。これ位なら貴女にだってすぐ出来るようになるわ」

 

 姉様はそう言うけど、私にはとてもそうは思えなかった。

 

「仙術を暴走させるのが怖い?」

 

 姉様はそんな私の胸の内をあっさり言い当てる。 

 

「ねえ白音。今まで隠していた、貴女の知らなかった真実を話すわ・・・・私の話、聞いてくれる?」

 

 姉様の真剣な眼差しが私を射抜く。真実とはなんだろう? 知るのが怖いと思う反面、知らなければいけないとも思う。

 私は姉様を見つめ、コクリと頷いた。

 

「ありがとう。あのね───」

 

 そして姉様はあの日の真実を話し始めた。

 

 

 

 

「そんな───」

 

 姉様の話を聞き終え、私は愕然とした。

 

 当時幼かった私にとって、あの日は力に溺れた姉様に捨てられた最悪の日として記憶していた。

 優しかったナベリウス家のご主人様を姉様が殺した。止めに入った眷属や屋敷の者までも。

 全身を血で赤く染め、狂ったように暴れ回る姉様の姿が恐ろしくてたまらなかった。

 そして姉様は私を置き去りにして逃亡した。一人取り残された私は姉様が『はぐれ』になったと聞かされ、私自身も主殺しの身内として処刑される事になった。

 

 幸い処刑はサーゼクス様の横槍で中止となり、私はグレモリー家に保護されたが、心に深い傷を負った私はこの日の記憶に蓋をして思い出さないようにして来た。

 でも姉様の話を聞いて、当時の記憶が呼び起こされると、幼かったあの頃の私には気付けなかったものが見えた気がした。

 優しいと思っていたご主人様。でも優しいのは口調だけで、その目は実験動物を観察する(見る)ような冷徹な眼差しをしていた。

 血塗れで狂ったように暴れる姉様。でも本当は私を助ける為、必死に戦っている姿だった。

 今まで姉様に捨てられたと思っていたけど、それが間違いなのだと気付かされた。

 

「姉様、私は───」 

 

 後悔の念に堪えきれず涙を流す私を姉様は優しく抱きしめてくれた。

 

「大丈夫。白音は決して悪くないわ。悪いのは全部私なんだから───ごめんね白音、今までたくさん辛い思いをさせて。でも、これだけは信じて。───今までも、そしてこれからも、私は白音を愛してるって」

 

「! 姉様!!」

 

 私は姉様に抱かれて子供のようにワンワンと、声を上げて泣いた。気付けば姉様も同じように涙を流していた。

 私達は数年間のわだかまりを洗い流すかのように二人して声を上げて泣いた。互いの温もりを分け合うように抱き合いながら───

 

 数年間のすれ違いを経て、この日、私達はようやく姉妹に戻れた。

 

 

 

 

 

 ようやく白音と仲直り出来た。

 懐かしいあの娘の温もりを感じて、やっと白音を取り戻せたと実感すると、思わず涙が溢れる。とその時、

 

 ズドオォォンッ!!

 

 黒歌()達の近くに何かが落ちて来た。

 

「!!?」

「な、何!?」

 

 ビックリして涙が引っ込んだ。白音も猫耳と尻尾が出ている位だ。もうもうと立ち込める土埃で何が落ちて来たのか分からない。

 

「いつつ・・・・ちくしょう、あのバケモノめ」

 

 土埃の向こうから聞こえたのは美猴の声、という事は───

 

「二人共大丈夫か?」

 

 ガイバーに殖装した一輝が空から降りて来た。

 

「一輝!」

「一輝先輩!」

 

 一輝の登場に私達は喜色を浮かべる。どうやら美猴は一輝にぶっ飛ばされたみたいだ。

 

「その様子なら無事仲直り出来たようだな──さて美猴、勝負あったな。大人しく捕まるなら良し、さもなくば───っ!?」

 

 一輝は突如振り向き、腕の突起を伸ばして振るった。

 

 ギイィィィンッッ!!

 

 鋼のぶつかり合う音が響く。いつの間に現れたのか、スーツ姿の男が一輝に剣を振るっていた。あいつは───

 

「お見事。噂通りの腕前のようですね、不破一輝君」

 

 金髪眼鏡のその男──ヴァーリ・チームの剣士アーサーは紳士的な態度で声を掛ける。

 

「アーサー!? 何でお前がここにいるんでぃ?」

 

「何でも何も、貴方達を連れ戻しに来たに決まってるでしょう。全く、勝手にいなくなって騒ぎを起こさないで下さい」

 

 どうやらアーサーは美猴と私を連れ戻しに来たらしい。それにしてもアーサーの持つ剣、いつ見ても凄まじい聖なるオーラを発していて、見てるだけでゾッとする。

 

「・・・・ここまでのようだな。美猴を連れて、さっさと引き上げてくれ」

 

 一輝が疲れたように言った。

 

「おや、見逃してくれるのですか?」

 

「ああ。美猴だけならともかく、アンタを相手にするなら死戦を覚悟する必要があるからな。但し黒歌は置いて行って貰うぞ。黒歌まで連れ戻そうっていうなら──アンタも覚悟を決めろ」

 

 アーサーの疑問に一輝は静かに答える。私を渡さないと言って貰えてとても嬉しい。でも私が浮かれてる間に二人の間には静かな、刃のような殺気が充満する。そして───

 

「ふう、分かりました。私も今は(・・)君と事を構えるつもりはありませんし、大人しく退くとしましょう。黒歌、それでいいんですね?」

 

「・・・・ええ、私は一輝と、白音と共に行くわ」

 

 私は決別の意志をアーサーに示す。

 

「分かりました。ヴァーリに何か伝言は?」

 

「そうね・・・・“あまり無茶するな”って伝えておいて」

 

 云えた義理ではないけど、ヴァーリは無茶をする娘だから・・・・

 

「分かりました・・・・お元気で。行きますよ、美猴」

 

「ちっ、次は決着を付けるぜ。あばよ」

 

 最後の言葉を交わして、二人は姿を消した。

 私は安堵してホッと息を吐く。すると殖装を解いた一輝が、突然その場に膝を突いた。

 

「一輝!? 怪我したの? 診せてちょうだい!」

 

「先輩、どうしたんです!?」

 

 一輝は顔を汗で濡らし、苦しそうに息を荒げている。慌てて私達が駆け寄るも、一輝は手で制して近付くのを許してくれない。

 

「・・・・大丈夫だ。放っておいてくれ」

 

「何言ってるの!? こんなに苦しそうなのに放っておける訳ないでしょ!?」

 

「先輩大丈夫? どうすればいいです?」

 

「分かった! 説明する! 説明するから落ち着いてくれ!!」

 

 矢継ぎ早に問い詰める私に根負けしたのか、一輝が大声を上げる。ビックリして私達の手が止まった。

 

「ハア・・・・その、簡単に説明するとヴァーリ戦の後から戦闘の後は異様に血が昂るようになってな。その昂りを抑えるのに少し時間が掛かるんだ。放っておいてくれれば収まるから気にしないでくれ」

 

「そうなの・・・・?」

 

「私も初めて聞きました」

 

 白音に訊ねるが、白音も知らなかったみたい。どうして白音には話さなかったんだろう? 私は不思議に思って訊いてみる。

 

「その血の昂りを抑える方法は無いの?」 

 

「・・・・無い事も無いが、放っておけば治るんだ。大丈夫だよ」

 

 私は一輝の言葉に嘘を感じた。嘘を吐かれるのが悲しくて、私は一輝に詰め寄る。 

 

「どうして嘘を吐くの一輝。そんなに私が信用出来ない?」

 

「違っ!?・・・・分かった、言うよ。血の昂りを抑える一番簡単な方法は──女を抱く事だ」

 

「・・・・・・え?」

 

「???」

 

 ・・・・え? 女を抱くって、もしかしてそういう事!? 

 

「ただでさえこうなっているのに、お前等の匂いを嗅いだら余計に抑えられなくなりそうだったから、近付くなって言ったんだ」

 

 一輝が自分の股間を指差す。

 

「───うにゃっ!?」

 

「!!?」

 

 一輝のズボンは大きく盛り上がり、テントを張っていた。

 

(あんなに大きくなって、一輝辛そう・・・・)

 

 私は一輝の股間を凝視しながら、気付けば手を伸ばしていた。

 

「く、黒歌!?」

 

「(ゴクッ) ・・・・こんなに大きくなって痛くないの?」

 

 盛り上がった股間を撫で擦りながら私は呟く。

 

「まあ、それなりには・・・・って、おい黒歌! 小猫ちゃんも見てるんだぞ!?」

 

 言われて白音を見ると、白音は顔を真っ赤にしながら私の行為を見つめていた。私はいい事を思い付いてニンマリと笑う。

 

「白音も触ってみる?」

 

「ふぇっ!? ね、姉様!?」

 

「白音だって興味がない訳じゃないんでしょ? ほら、手を───」

 

「ね、姉様!? ちょっ──ふわ!?・・・・え? こんなに硬い・・・・?」

 

 白音の手を強引に取って一輝の股間に這わせると、白音はそのまま擦り続ける。

 

「ちょっ、小猫ちゃんまで!?」

 

 私達に股間を擦られ感じている一輝を見て、私は舌舐めずりをした。

 

 

 

 

 

「待っててね一輝、今楽にしてあげる・・・・」 

 

 黒歌は一輝のズボンのチャックを手に取り、ゆっくり下に下ろす。

 

「うにゃ? 中で引っ掛かって・・・・!!」

 

 黒歌が一輝のズボンから肉棒を引っ張り出す。下着に引っ掛かり、出て来なかった肉棒が開放され、ブルンと揺れて勢い良くそそり勃つ。

  

「うにゃっ!?」

「!!?」

 

 二人は一輝の肉棒を凝視し、その威容にゴクリと唾を飲み込む。

 

(───え? 嘘? 男のモノってこんなに大きいの!?) 

 

(・・・・・・スゴい、おっきい・・・・)

 

 小猫がまじまじと見つめる中、黒歌は肉棒を握り、ゆっくりと上下に擦り始めた。

 

「ん・・・・どう一輝? 痛くない?」

 

 興奮に息を荒げつつ黒歌が訊ねる。

 

「ああ・・・・黒歌、もっと強く握って、動きも早くしてくれ。これじゃあイクにイケない」

 

「あ、うん・・・・この位?」

 

「うん・・・・ああ、いいぞ、気持ち良くなって来た」

 

 最初より強く肉棒を握り締め、シュッシュッと音がする位に早く動かしていると、段々慣れて来たのか、動きが滑らかになっていく。やがて鈴口から先走り漏れて来て、ニチャニチャイヤらしい音と共に漂う匂いに黒歌は興奮して唾を飲み込む。

 

(うわ、何これ? ヌルヌルする~。それにこの匂い。スンスン・・・・何だろう、臭いんだけど、何だか癖になりそう・・・・) 

 

 一方、小猫もまた眼前で繰り広げられる恥態に興奮して、顔を赤らめていた。

 

(先輩も姉様もスゴい・・・・あんなに大きくなって、それに・・・・スンスン、凄くエッチな匂い・・・・どんな味がするんだろう・・・・?)

 

 気付けば小猫もまた、小さな手を伸ばして亀頭を撫で回していた。

  

「ハア、ハア・・・・凄い、こんなに硬くなるなんて・・・・それに凄く熱い・・・・これが男の人のオ、オチンチン・・・・」

 

 妹は亀頭を、姉は肉竿を懸命に撫で擦る。溢れる先走りに細い指も小さな掌も濡らして、姉妹ならではの絶妙なコンビネーションで一輝を攻めたてる。

 そのコンビネーションに一輝も限界に達しようとしていた。

 

「う、く、黒歌、小猫ちゃん、もう───」

 

「うん、いいにゃん。いつでもイッて。一輝のイク所、私にも見せて───」

 

「私も、先輩のイク所見てみたいです・・・・」

 

「黒歌、小猫ちゃん・・・・う、くあっ!!」

 

 ついに限界を迎えた一輝は快楽のままに白いマグマを噴火させた。 

 

「───うにゃあ!?」

「!!?」

 

 勢い良く噴き出したマグマは、二人の顔や髪に降り注ぐ。

 

(んん!・・・・凄い匂い。頭がクラクラしちゃうにゃあ・・・・)

 

(ん───ペロ・・・・これが男の人の精液・・・・あんまり美味しくないです・・・・でも、妙に後を引く味です)

 

 二人は顔や胸にかかった白濁をペロリと舐めて恍惚とする。

 

「ん──どう一輝? これで収まっ・・・・・・てないわね?」

 

「・・・・男の人って一回射精()せば小さくなるんじゃないんですか?」

 

「あいにく俺は一回射精した位じゃ収まらなくてな・・・・面目ない」

 

 苦笑する一輝に呆れながらも、大きいままの肉棒を見つめて黒歌は決意を固めた。

 

「んもう・・・・仕方がないにゃあ・・・・また私が射精()してあげるにゃん。どこに射精()したい?」

 

 妖艶な色香を発しながら、黒歌は一輝に選択を迫る。

 

「ここ?」

 

 唇を指差して舌舐めずりし、

 

「それともここ?」

 

 着物をはだけ、豊満な胸の谷間を見せびらかし、

 

「それとも、やっぱりここかにゃあ~?」

 

 着物の裾を見えるか見えないかの絶妙な位置まで捲り上げ、一輝に艶然とした笑みを向けた。

 むせ返るような色香に一輝はゴクリと唾を飲み込む。

 

「黒歌・・・・俺にはその───んむ!?」

 

 一輝はリアスとの関係を話そうとしたが、その前に黒歌によって押し倒され、唇を塞がれる。

 黒歌は一輝に唇を押し付けると、そのまま舌を絡めて深く、深く唇を貪った。

 

「───ぷはっ❤」

 

 たっぷり数十秒、一輝の唇を味わうと黒歌は身体を起こし、満足そうに息を吐いた。

 

「黒歌・・・・」

 

「好きよ一輝。私を信じてくれて、白音と仲直りさせてくれた貴方が大好き。貴方に婚約者がいるのは分かってるわ。でも貴方は? 貴方は私が欲しくない?」

 

「欲しいよ」

 

 一輝の即答に黒歌は嬉しそうに微笑む。

 

「うん、あげる。だからその・・・・白音共々可愛がってね」

 

 そう言ってはにかむ黒歌。その美しさに見惚れながらも、一輝は台詞のおかしさに首を傾げる。

 

「・・・・・・え?“白音共々”って、どういう意味?」

 

「? どうもこうもそのままの意味よ? 姉妹揃って一輝の女にして欲しいの」

 

「いや、どうしてそうなるんだ。そんなの勝手に決めて小猫ちゃんの意志はどうなる? あの娘の気持ちを無視する気か!?」

 

「あら? そんな事ないわよ。ねえ、白音?」

 

「え?」

 

 そう言われて黒歌の視線を辿ると、そこには頬を赤く染め、瞳を潤ませる小猫の顔が迫っていた。

 

「ん──」

 

 小猫は四つん這いで近寄ると、一輝の唇に自分の唇をそっと重ねる。十秒程で唇を離すと、小猫は切なげな瞳で一輝を見つめる。

 

「姉様が勝手に決めたんじゃないです。先輩が私の為に姉様と仲直りさせてくれたのも、危ない所を助けてくれたのも感謝してます。だから、だから私も先輩の為に何かしたい。・・・・それとも、私じゃ駄目ですか・・・・?」

 

 小猫がこんなに長く話すのを一輝は初めて聞いた。彼女の真摯な告白に応えない訳にはいかないと、一輝は不安そうに震える小さな身体をそっと抱きしめた。

 

「ありがとう・・・・改めてよろしく、小猫ちゃん」

 

「先輩・・・・・・はい!」

 

 滅多に見れない小猫の笑顔、その愛らしさに一輝は暫し見惚れていた。

 

 

 

 

「小猫ちゃん、ん───ちゅぷ」

 

「あ、先輩・・・・ふぅむ、ちゅぷ・・・・ふぅむ、ふん・・・・ちゅぷ、ふんむ、ちゅ・・・・ふにゃあ・・・・」

 

 一輝は小猫と唇を重ねると、そのまま舌を這わせ、口内に侵入させる。先の黒歌との行為を見ていたからか、小猫はたどたどしくも舌を絡めて応える。

 黒歌や小猫の舌は猫又の特徴なのか、普通よりザラザラしている。最初は少し違和感があったが、慣れるとその刺激が心地良い。

 

(スゲェな・・・・この舌でフェラなんかされたらどうなるんだ・・・・?)

 

 そんな事を考えつつ、たっぷり小猫の口内を蹂躙し、唾液を交換してから唇を離すと、小猫の顔は快楽に蕩けていた。

 一輝はそのまま制服のブラウスを捲り上げ、ノーブラの小猫の胸を露出させる。

 

「あっ、や───」

 

 だが小猫はすぐに両腕で胸を隠してしまう。

 

「小猫ちゃん、ブラしてないのか?」

 

「だって──必要ないですから・・・・・・小さいから

 

 胸の大きさを気にして恥ずかしがる小猫に一輝は苦笑を漏らす。

 

「そんな事ない。可愛かったよ。ほら、もっと良く見せて」

 

「あ、やだ、せ、先輩───!」

 

 小猫を宥めつつ、一輝は再びブラウスを捲ると小猫の胸をジッと見つめる。小猫の胸は幼い容姿と相俟って微かに膨らんだ、おっぱいというよりちっぱいというものだった。

 だが一輝は微かな膨らみとパールピンクの頂にリアスらとは違う新鮮味を感じ、そのまま頂を口に含んだ。

 

「───んひぃぃん!」

 

 突然感じた事のない刺激を受けて、小猫の身体がビクンと跳ねる。

 

「ああ、んん、先輩、ダメ、ダメです・・・・んにゃあ!!」

 

 自分でも風呂以外では触らない部位への刺激に小猫はくすぐったいような、心地いいような感じた事のない感覚に身悶える。

 

「大丈夫よ。私の妹なんだから、白音だってすぐ大きくなるにゃん。・・・・なんだったら一輝が大きくしてくれるでしょ♪」 

 

 後退ろうとする小猫の背後にいつの間にか黒歌が現れ、そのまま小猫のちっぱいを優しく撫で擦る。

 

「ふにゃあ───んん、姉様、やめて・・・・んふう」

 

「んふふ。可愛いわよ白音。このままいっぱい気持ち良くしてあげるにゃん」

 

「黒歌・・・・邪魔するなよ」

 

 黒歌に邪魔されて乳首から唇を離した一輝が不満そうに呟く。

 

「ふふ。上は私がやるから、一輝は下をお願いするにゃ」

 

「下って・・・・まあいいか。それじゃ───」

 

「ふにゃあん! 先輩そこダメ! き、汚いです───!」

 

「大丈夫大丈夫・・・・・・おお!?」

 

 一輝は小猫のスカートを捲り、純白の下着を一気にずり降ろす。白日の元に晒された小猫の陰部は毛が生えておらず、うっすらと湿り気を帯びた綺麗な縦スジが丸見えだ。 

 何故か尊いものを汚すような背徳感を感じて、一輝はゴクリと唾を飲み込む。

 

「んん!・・・・いや、先輩・・・・うにゃあああっ!」

 

 無毛の丘を撫で、微かに湿った割れ目に指を這わせると、小猫は堪らず声を上げる。その声は今までの小猫には無い艶を含んでいた。

 

「白音も感じて来たみたいね。それじゃ私も本気でいくにゃん」

 

「んああ───! ね、姉様、先輩! んんん、あぁぁん!!」

 

 乳首を黒歌に、女陰を一輝に弄くられ、小猫は未知の快楽に身悶える。

 

(しかし狭いな。これじゃ俺のモノを挿入れたら裂けちまいそうだ。今は───)

 

 一輝は小猫の狭さに現時点での挿入は無理と判断して、少しでも解そうと刺激を与え続ける。

 

「ふぅ、うん、んあぁ・・・・せ、先輩、姉様ぁ! 変です、私の身体、何か変になって───んんん!」

 

 小猫は初めて感じる奇妙な感覚に身体を震わせる。

 

「大丈夫よ白音。貴女は今、気持ちいいって感じてるの」

 

「気持ち、いい・・・・?」

 

「そうだよ。怖くないから素直に感じてごらん」

 

「ん・・・・先輩、んん、これが“気持ちいい”?」

 

 一輝と黒歌は小猫を初めての絶頂に導こうと指の動きを早める。そして───

 

「あぁぁ、先輩、姉様ぁ!・・・・私、んん・・・・き、気持ちいい────!!」

 

 小猫の小さな身体がビクンと跳ねると、そのまま力尽き、黒歌の胸に倒れ込んだ。 

 

 

 

 

 

「ありゃ? 気を失っちゃった・・・・よっぽど刺激が強かったみたいね」

 

 黒歌は優しい眼差しで気を失った小猫を見つめる。そのまま地面に寝かせると、黒歌は立ち上がり、着物の裾をゆっくりと捲り上げた。

 

「一輝・・・・私のここ、こんなになっちゃった・・・・どうする?」

 

 黒歌の股間は既にグッショリと濡れて、キラキラと光っていた。

 その淫靡な光景に一輝は黒歌を押し倒し、堪らずむしゃぶり付いた。

 

「んああ! い、いい! いいわ一輝! もっと・・・・もっと深く・・・・あぁん!」

 

 両手で割れ目をくぱぁと開き、露出した秘穴に舌を這わせる。滾々と溢れる愛蜜を啜り、舌を奥へ奥へと差し込むと、汗と愛液のブレンドした甘酸っぱい臭いが口の中に広がる。一輝は夢中で舌と口を動かした。

 

「ああ、ああ、もうダメ、ダメ、ダ・・・・・・イッ、~~~~~!!」

 

 一輝が陰核を噛むと、黒歌の身体がビクンと跳ねる。それと同時に大量の愛液を噴き出して、黒歌は絶頂を迎えた。

 

「はあ、はあ、んん───一輝・・・・もう、もう、限界・・・・お願い・・・・・・来てぇ」

 

 下腹部の甘い疼きに我慢出来ず、黒歌は挿入を懇願する。だが、我慢の限界なのは一輝も同じ。一輝は黒歌の両膝を立てさせ、M字に脚を開かせると、ダラダラと涎を垂らす陰穴に狙いを定めるように肉棒を割れ目に擦らせた。

 

「行くぞ黒歌」

 

「うん・・・・挿入()れて、一輝」

 

 一輝は発情した雌の臭いを漂わせ、己を誘う陰穴に一気に体重をかけた。

 

「ふうぅ・・・・ううん・・・・んん・・・・く、うう、んああぁんっ!!」

 

 一瞬の抵抗の後、一輝の肉棒は黒歌の処女膜を突き破り、彼女の膣内へ侵入した。

 

「大丈夫か、黒歌?」

 

「んもう・・・・一輝のおっきすぎにゃあ・・・・・・裂けちゃうかと思った・・・・んんん、んああっ!」

 

 黒歌は目に涙を滲ませながらもおどけた調子で答える。その間にも一輝の肉棒はズブズブと音を立てながら掘り進め膣奥に到達すると、黒歌の純潔の証が一筋零れ落ちた。

 

(何これぇ・・・・熱くておっきな塊が私の膣内(なか)でビクン、ビクンッて脈打ってる・・・・・・これがセックス・・・・?)

 

 黒歌は初めての衝撃に身体を震わせる。

 

(くっ・・・・これが黒歌の膣内(なか)・・・・膣全体がキュッと締め付けて・・・・くう、もう我慢出来ん!)

 

 一方、一輝も黒歌の膣内の気持ち良さに最早一刻の猶予もないと、腰を動かし始める。

 

「んんん・・・・!? か、一輝?・・・・そんないきなり・・・・あん、んん・・・・ふあぁん!」

 

「黒歌、黒歌の膣内(なか)、物凄く気持ちいいぞ! 黒歌は? 黒歌はどうだ!?」

 

「あああ!・・・・うん、わ、私も・・・・私も気持ちいい! 一輝のオチンチンにいっぱい突かれて気持ちいいのーーー!!」

 

 黒歌は一輝にしがみ付き、肉の快楽にその身を委ね、嬌声を上げた。途端に肉棒がキュウっと締め付けられ、あまりの快感に一輝は限界を迎えた。

 

「くああ、だ、射精()すぞ黒歌!!」

 

「うん、射精()して! 一輝の熱いの、いっぱい私の膣内(なか)射精()してーーーーっ!!」

 

 ブビュルル! ビュル、ブビューーーッ!!

 

「はああぁぁぁんんっっ!!❤」 

 

 一輝が噴出した白濁は一滴残らず黒歌の胎内に吸い込まれる。

 

(───ああ、これがセックス・・・・・・こんなに気持ちいいなんて・・・・これじゃあ癖になっちゃうにゃあ❤)

 

 一輝にしがみ付きながら、黒歌は恍惚の表情を浮かべる。その顔は快楽に染まった雌の表情に他ならならず、一輝は堪らず黒歌の唇を貪った。

 

「ふむう───ちゅぷ、ぢゅぷ・・・・んん、か、

一輝ぃ・・・・・・」

 

 唇を重ねながら、一輝は腰を動かし始める。下腹部に広がる快感に黒歌は嬌声を上げる。

 

「むふぅ!?・・・・ぢゅぽっ、一輝!? んん、ま、また・・・・? ああ、んはああ!!❤」

 

「悪いな黒歌。まだまだ付き合って貰うぞ」

 

 一輝の肉棒は硬さを失わないまま、激しく黒歌の膣奥を突いて、甘い刺激を誘う。陰穴からはさっき射精した精液が掻き出され、小さな水たまりを作っていた。 

 

「いいわ! 私が全部受け止めてあげる! だから、だからいっぱい、私の膣内(なか)で気持ち良くなってーーーー!!」 

 

 黒歌の許しを得て、一輝の動きは益々ヒートアップしていく───

 

 

 

 

「ん──んんん・・・・・・?」

 

 眠りに就いていた小猫がうっすらと目を開ける。

 

(あれ? 私どうしたんだっけ・・・・?)

 

 ムクリと起き上がった小猫は、目の前の光景に愕然とした。  

 

 

「ああ! あん! スゴい! スゴくいい! 一輝のが私の奥にコツン、コツンって・・・・いっぱい当たってるのぉっ!!」

 

「いいのか!? いいのか黒歌!!」

 

「いい! いいの! もっと・・・・もっといっぱい突いて!!」

 

 目の前で繰り広げられる先輩と姉の恥態。現実離れした光景に呆然としつつ、小猫は何があったかを思い出した。

 一輝と黒歌の二人からの激しい愛撫を受け、失神してしまった。初めて知った甘美な悦楽。思い出すだけで下腹部がキュンと疼いて、小猫の手は自然と割れ目を擦り始めた。

 

「んん、あ、ふう、ふう、んん・・・・先輩、姉様ぁ」

 

 クチュクチュと水音を立てる自らの割れ目に指を這わせる小猫は、熱の籠った眼差しで交わり続ける二人を見つめる。

 所謂種付けプレスの態勢で深く腰を打ちつける一輝。黒歌の陰穴からは一体どれだけ膣内(なか)射精()されたのか、白濁液がダラダラと溢れ、白い水たまりは更に大きくなっていた。

 清浄な森の空気でも浄化しきれない濃厚な性臭に三人の興奮はピークに達しようとしていた。

  

「黒歌、またイクぞ!」

 

「んあああ! 来て! 来て一輝!!」

 

「はあ! はあ! んん、先輩、姉様・・・・私も、私ももう・・・・!」

 

 一輝は強く早く腰を打ちつけ、黒歌は嬌声を上げながら離すまいと脚を絡め、小猫も指の動きを早める。そして───

 

 ブビュルル、ビュル、ブビューーー!!

 

「んはああぁぁぁんんっっ!!❤」

 

「───ふうぅ! ふう、ん、んん・・・・・・❤」 

 

 同時に三人は達した。

 

 一輝は本日何度目かの大量の精液を黒歌の膣内に噴出した。黒歌もまた激しく身体を震わせ、潮を吹いた。そして小猫も、陰核を摘まみ上げて絶頂を迎えた。

 一輝はようやく落ち着いたのか、黒歌の膣内から肉棒を抜いた。途端に溢れ出す大量の白濁。白い水たまりが更に広がった。

 

「はあ、はあ、はあ───」

 

 呼吸を荒げて一輝は黒歌の隣に寝転がる。

 

「ふふ、凄かったにゃあ・・・・」

 

 気づけば黒歌は一輝に寄り添い、胸板に指を這わせる。

 

「・・・・私も忘れちゃ嫌です」

 

 更に小猫が反対側に寄り添い、同じように指を這わせた。

 

「これからよろしくね、一輝❤」

 

「よろしくです、一輝先輩❤」

 

 猫又姉妹が一輝の頬をペロリと舐める。一輝は二人を抱き寄せ、そっと目を閉じた。

 

 

  

 

 




読んでいただきありがとうございます。

ご覧の通り猫又姉妹がヒロイン入りしました。
小猫とのエッチについてアンケートを募集しますので、よければご協力下さい。

次回は修業を終えたグレモリー眷属が集結します。



小猫の初エッチのシチュエーションはどれが好み?

  • 小猫(小)で二人っきり
  • 白音(大)で二人っきり
  • 小猫(小)で黒歌と姉妹丼
  • 白音(大)で黒歌と姉妹丼
  • 小猫でレイヴェルと一緒に
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