遅くなりましたが、閑話7をお送りします。
予告通り、皆大好きグレイフィア編の二回目です。
ご覧下さい。
それはあの夏の夜から暫く後の事───
室内灯の明かりに照らされて、一組の男女が絡み合う。腰を打ち付ける音が響く中、男の苦し気な呼気が洩れた。
「く、うあぁ、で、出る!」
ビュク! ビュクッ!!
「ん・・・・・・」
男─サーゼクスの汗が女─
「ハア、ハア、良かったよ、グレイフィア」
荒い息を吐きながら、サーゼクスは熱の籠った瞳で私を抱きしめる。
「ええ、私も・・・・」
私はサーゼクスの背中に手を回しながら、彼に見られぬよう空虚な瞳を天井に向けていた。
深夜、眠れずに身体を起こした私は、隣で眠るサーゼクスを見つめ、溜め息を吐いた。
「ハア・・・・どうして? 不感症は治ったと思ったのに・・・・一輝さんとの時はあんなに感じたのに・・・・私の身体、どうしちゃったの?」
久し振りに
今までは不感症の私が悪いのだと思っていたけど、もしかしてサーゼクスにも問題があったのかも・・・・
「そういえば一輝さんはもっと、こう・・・・」
私はふと一輝さんとの一夜を思い出す。
(あの時の一輝さんは優しく身体に触れて、私の気持ちを高めて・・・・フフ、そう言えば私のおっぱいは最高だって褒めてくれたっけ。それから私の膣内を丹念に探って、私の感じる所を見付けて、初めての絶頂に導いてくれたのよね・・・・それからあの硬くて大きなおチンポで沢山気持ち良くして貰って、セックスの快楽を私に教えてくれた・・・・ん❤)
不意にクチュっという湿った音が私の耳に届く。いつしか私の指は陰部を這い回り、イヤらしい水音を立てていた。
「ああ、はあ・・・・んん、どうして? どうして私のアソコ、こんなに濡れてるの・・・・?」
サーゼクスとしていた時は申し訳程度にしか濡れなかったのに・・・・一輝さんとの情事を思い出しただけでこんなに濡れるなんて・・・・
私は我慢が出来なくなって虚空に手を伸ばし、亜空間収納からある物を取り出した。それはあの夜処分しなかった、一輝さんの精液がたっぷり入った使用済みのゴムだった。
たっぷりと重い水風船のようなそれの結んだ口を
「んん!?───あぁ、凄い臭い・・・・臭くて鼻が曲がりそう・・・・・・でも・・・・スンスン、あぁ、どうして・・・・? この臭いを嗅いでると身体が熱くなって・・・・」
私はゴムを傾け、胸の谷間からお腹へと中身を垂らす。ドロリとした白い粘液が身体にかかり、温もりと臭い、粘り気のある感触に私の背筋がゾクゾクと震えた。
「んあぁ、違う・・・・・・量も熱さも臭いも全然違う・・・・! あぁ、コレいい・・・・コレ、もっと欲しい・・・・!」
私は身体に精液を塗りたくると、亜空間収納からもうひとつゴムを取り出し、口を解くのももどかしく、そのまま握り潰した。
パチンという軽い破裂音がして、まるで射精されたかのようにまだ熱い精液が下腹部に広がる。私はそのまま精液を膣口に塗りたくった。
それだけで私の膣はキュウっと収縮し、中から熱い淫蜜が溢れ出す。
「ああ! ウソ!? これだけなのに・・・・これだけなのに私・・・・い、イッちゃうぅ~~~~!!?❤」
(嗚呼・・・・私、どうしたらいいんだろう・・・・)
今の行為で自分が何を欲しているのか、私は自覚してしまった。
でもそれは一夜の夢だから許された事。決して求めてはいけない背徳の感情であり、大切な人達を裏切る行為でもあった。
「・・・・こんな事なら、不感症のままで良かった・・・・・・」
求めてはいけないなら、セックスの快楽なんて知らない方が良かった。
私は身体にかかった精液の残滓を掬うと、名残を惜しむかのように口元へ運んだ。
それから私は、己の欲望を内に隠したまま日々を過ごしていた。
変わらずサーゼクスの補佐をして、グレモリー家のメイドとして働き、ミリキャスを教育する毎日を過ごす中、サーゼクスに仕事を頼まれた一輝さんと顔を合わせる事もあった。一輝さんは一夜だけの関係と割り切っているのか、私と接しても平然としていたが、私は無表情を取り繕うのに必死だった。
そんなある日、後に『ディオドラの乱』と呼ばれる事件が起こった。
リアス達グレモリー眷属も戦いに巻き込まれたけど、新戦力であるイリナさんやレイナーレ、一輝さんの
そしてその日の夜、一輝さんの部屋に忍び込む彼女達を見た私は使い魔を放ち、視てしまった。
──紅髪を振り乱し、
──私より1カップ大きな胸でパイズリして、精液を浴びてうっとりする朱乃さんを。
──普段の清楚さが嘘のように、一輝さんの上で狂ったように腰を振る祐美さんを。
──普段のクールさの欠片もなく、嬌声を上げるゼノヴィアさんを。
──小さな口一杯に肉棒を頬張り、出された精液を美味しそうに飲み干す白音さんを。
──
どの娘も無我夢中で一輝さんと交わり、膣内や胸、口内や顔、身体中に一輝さんの精液を浴びて恍惚としている。彼女らの表情は快楽に染まり、女に生まれた悦びに溢れていた。
そんなものを見せ付けられた私は───
「ふう、ふむぅ、うぅ、ふぅん!」
長いスカートを捲りあげ、その端を噛み締め声が漏れないようにした私は、夢中で股間に指を這わせる。
(あぁ、いいなぁ・・・・リアス達は何度も挿れて貰えて・・・・私も・・・・私も挿れて貰えたら・・・・)
クチュクチュと濡れた音が誰もいない廊下に響く。壁に凭れながら私は人差し指と中指を膣内に挿入した。
「ふぅん、むぅ・・・・むふん、ううぅ!」
指を膣内に挿れてグチュグチュと音を立てるように掻き回すと、その快感に腰がガクンと落ちかけた。
(き、気持ちいい・・・・でもコレじゃない・・・・もっと硬くて大きな・・・・あぁ、この指が一輝さんのチンポだったらもっと・・・・!)
使い魔の視界ではリアス達が一輝さんにお尻を向けて一列に並び、順番に後ろから挿入されていた。
膣内に射精され、次々と崩れ落ちる彼女達の表情は快楽に蕩け、とても幸せそうに見えた。
(あぁ・・・・私も・・・・私も一輝さんの女になったら、あんな風にして貰えるのかしら・・・・?)
「──ふうぅぅぅんんっっ!!❤」
最後の黒歌さんが膣内射精されるのと同時に、私も絶頂する。立っていられなくなり、私の身体は股を開いたまま、ズルズルと廊下に滑り落ちた。
「ハア、ハア、んん・・・・・・私、どうしたらいいの・・・・?」
オナニーの後の虚しさを感じながら、私は指に付いた愛液を舐めて、誰にともなく問いかけていた。
翌朝(といっても昼過ぎだが)起きて来たリアス達は肌をツヤツヤさせ、美しさと色っぽさが一層増していた。
更にはその日の夕飯時にはアルトリアさんが、翌朝にはあろう事か
流石に看過出来ず、リアス達を見送った後、私は奥様を問い詰めた。
「どういうおつもりです、奥様!?」
「どうって何が?」
肌をツヤツヤさせ、昨日よりも美しくなった奥様は動じた様子も見せず、訊き返した。
「奥様・・・・昨夜奥様はどこにいらっしゃいましたか?」
私が訊ねると奥様は艶然とした笑みを浮かべ、
「分かってるでしょ? 一輝さんの部屋よ。あぁ、勿論セックスしたわよ」
さも当然とばかりに言い切った。
「奥様・・・・何を考えているのですか!? 一輝さんはリアスの婚約者、貴女の義理の息子となるんですよ!? そんな人と寝るなんて、グレモリー家の
「あら、そうかしら?」
感情的になる私と反対に奥様は到って冷静だ。何故だろうと訝しく思っていると、奥様は余裕の表情で説明を始めた。
「貴女も知ってるんじゃないかしら。古い貴族の制度に“臨時教育制度”というのがあるのを」
「それは───」
確かに聞いた事がある。但しこの場合、教育は教育でも性教育の事だ。
貴族にとって最も重要なのは子孫を残す事。でありながら悪魔の出生率は低い。その低さを補う為、経験豊富な貴族の婦人が結婚適齢期の男子に対して教育──要するにセックスの相手をして、子作りに興味を持たせようという、大戦後の人口が激減した時に設けられた制度の筈だ。
けど、現在では形骸化した制度で、実際に行使している貴族なんてほとんどいない。
「その通りよ。でもそんな形骸化した制度でも、私が一輝さんと寝る口実には充分だわ」
「───!!」
まさかそんな抜け道があったとは・・・・形骸化した古臭い制度を上手く利用し、自分の望みを叶える奥様の手腕は流石と言わざるを得ない。
呆気に取られる私に、奥様は楽し気な視線を向けた。
「それにこの制度・・・・相手を務めるのは私
「!!?」
ドクンと心臓が跳ねた。奥様はまさか・・・・私にまで一輝さんと寝る口実を与えようというの!?
艶然とした笑みを浮かべて、奥様が私の耳元で囁く。
「グレイフィア、貴女がどんな状態か私には手に取るように分かるわ。だって昨日までの私と同じだもの。性的に抑圧されて来た私達のような女にとって、一輝さんとのセックスは麻薬と同じよ。一度嵌まったらもう抜け出せないわ」
奥様、いえお
お義母様はパートナーが淡白であった為性欲を持て余し、私は不感症故にセックスの良さが分からなかった。そんな私達の前に一輝さんのような男性が現れたのは幸か不幸かどちらなのでしょう。
いずれにしても私は選択を迫られていた。
───答えはもう決まっていた。
その日の午後、学園が終わるとすぐにリアス達がやって来た。
アーシアさんが未だ眠ったままだと知ると落胆していたが、それならば仕方がないと割り切って、其々の時間を過ごしていた。
アーシアさんを見舞う者、修行に励む者、のんびりと過ごす者などがいる中、一輝さんはリアスと共に報告書をまとめていた。
何らかの事件が起きて眷属が巻き込まれた時、
二人の傍らには
私は一輝さん達の手伝いとして図書室に同行していた。
「リアス、これで最後です」
「ありがとう朱乃・・・・うん。よし、終わったわ。グレイフィア、お兄様に提出してちょうだい」
当然のようにリアス達が先に作業を終えた。私は書類を受け取り、リアス達を労う。
「了解しました。お疲れ様です、お嬢様」
「一輝は・・・・まだかかりそうね?」
一輝さんとアルトリアさんは資料を開きながら頭を抱えていた。
「一輝・・・・私はもう駄目です」
「泣き言言うな、アルトリア。そもそもお前王様だったんだから書類仕事位経験あるだろ?」
「うう、私の執事でもあったベディヴィエール卿が有能だったから、私は決済するだけで良かったんです・・・・」
「お前なぁ・・・・・・」
そんな二人のやり取りを呆れつつ見ていたリアスが、溜め息をひとつ吐いた。
「仕方がないわね。貸してみなさい一輝、手伝ってあげるわ」
リアスの助けに一輝さんとアルトリアさんが喜色を上げる。でも私が待ったをかけた。
「お待ち下さいお嬢様。一輝さんはもう眷属を持った一人の王なのです。今後の事を考えて、手出しは控えて下さい」
「そう───それもそうね」
「一輝さん達は私にお任せ下さい。厳しく指導して、報告書位書けるように仕込んでみせます」
喜色を上げていた一輝さんとアルトリアさんの表情が、一瞬で絶望に染まった。
「そうね・・・・一輝、アルトリア、これも試練よ。頑張ってちょうだい!」
「私達は他にもしなくちゃいけない事があるので、お先に失礼しますね」
リアスと朱乃さんが同情するように声をかけ、図書室を出て行き、後には私達三人だけが残った。
「さて、作業を再開しましょう。大丈夫、私が指導すれば報告書なんてすぐに終わります。多少厳しいかも知れませんが、お二人共頑張って下さい」
「「・・・・よ、よろしくお願いします・・・・」」
「はい、お疲れ様でした」
「「お、終わったぁ・・・・」」
私の指導の賜物でしょうか、一時間程で報告書は完成しました。疲れたのか、一輝さんとアルトリアさんは机に突っ伏しています。
「一輝・・・・今後眷属には書類仕事が得意な者を入れるべきだと進言します」
「・・・・同感だ」
そんな二人の様子に苦笑が洩れる。
「では私は資料を片付けて来ますね」
私が資料として使った本を片付けに行こうとすると、
「あ、手伝います。アルトリアはもう少し休んでていいぞ」
「すいません。お言葉に甘えさせて貰います・・・・」
アルトリアさんはまだ突っ伏したまま。騎士王の意外な弱点見たり、という所でしょうか。
「それじゃあ行きましょうか」
一輝さんが本の山を軽々と持ち上げました。
それから私達は本の片付けをしました。一輝さんが運んで私が本棚まで案内して片付ける、というのを繰り返し、残り三冊になった時でした。
「グレイフィアさんにはお世話になったから、何かお礼をしたいんですが、何がいいですか?」
突然そんな事を訊ねて来ました。
「お礼・・・・ですか?」
「はい。俺に出来る範囲でしたら何でもいいんですが、何かありませんか?」
何でも、と言われて心臓がドクンと跳ねた。思わず唾を飲み込み訊き返した。
「何でも・・・・いいの?」
「はい。俺に出来る事なら」
「大丈夫よ、貴方にしか出来ない事だから」
私の瞳が妖しく光った。
「ちょっ───グレイフィアさん!?」
「駄目よ。大人しくしていて」
持っていた本が落ちてそれなりに重い音が響く。一輝を本棚に凭れさせたグレイフィアはその場にしゃがみ込み、ズボンのジッパーを下ろすと、まだ柔らかい一輝の逸物がポロリと零れ落ちた。
「あら? ウフフ、可愛い・・・・コレがあんなに凶悪になるなんて、信じられないわね・・・・」
グレイフィアは逸物を宝物のように優しく撫で、鼻を鳴らして臭い嗅ぐ。グレイフィアの繊手に撫でられ、一輝の逸物は屹立し始める。
「グレイフィアさん!? いきなりどうしたんです!?」
「・・・・いきなりじゃありません。私はずっと一輝さんとこうしたかったんです」
戸惑う一輝を尻目にグレイフィアは逸物を扱き始める。その刺激に一輝の逸物は肉棒と呼べるまでにそそり勃ち、その威容にグレイフィアは色っぽい溜め息を漏らした。
「はあ❤・・・・素敵よ一輝さん。それじゃあ───あむ」
「うぅ、ああぁ、グ、グレイフィアさん!」
グレイフィアは肉棒を咥えると指と舌、唇を巧みに使い、肉棒を舐め、しゃぶり、吸い、扱く。
「ふむぅ、ふん、ちゅ、んん・・・・ジュル、ングムグ・・・・んん・・・・レロレロ・・・・んふぅ、んむぅ、んん・・・・チュウチュウ・・・・ズズズ、ムグムグ・・・・チュポン!・・・・んあぁ・・・・ウフフ、すっかり大きくなって・・・・先っぽからお汁が零れてるわ。気持ちいい? 一輝さん」
一輝の肉棒はフル勃起し、先端からは先走りが零れていた。グレイフィアの唾液でコーティングされた肉棒は一輝が感じているのを示すかのように、ビクビクと震えていた。
「くあぁ・・・・き、気持ちいいです・・・・」
「ウフフ、嬉しい♪・・・・一輝さん、私の口でもっと気持ち良くなって」
一輝を気持ち良くしている事に気を良くしたグレイフィアは、更に激しく肉棒を責めたてた。
肉棹に舌を這わせ、亀頭を唇で扱き、先走りを啜り、袋に手を這わせ、睾丸を転がす。グレイフィアの激しい責めに、一輝は限界に達しようとしていた。
「うあぁ!? グレイフィアさん、もう出る───」
一輝の声にグレイフィアはスピードを上げる事で答える。
「ぶふぅ!むふぅ!ふぅん!うむぅ!」
本能を直撃するような淫らな水音が響く中、一輝はグレイフィアの銀髪を掴み、激しく腰を打ち突ける。そして、
ブビュルルル!ブビュル!ビュルーーーー!!
グレイフィアの口内で弾けた。
「ブブゥ!?ブブ、ンフぅ・・・・・・んん・・・・ゴクン、ゴクン・・・・んあぁ、スゴい濃い・・・・ウフ、いっぱい出してくれたのね。気持ち良かった?」
「は、はい・・・・・・」
精液で汚れた口元をハンカチで拭うグレイフィアを見ながら、一輝は尻餅をつくようにその場に崩れ落ちた。そんな一輝の前にグレイフィアは立ち、スカートを捲り上げる。
「見て一輝さん。私のアソコ、こんなになっちゃって・・・・だからお願い・・・・一輝さんの肉棒、ううん、おチンポで栓をして欲しいんです・・・・」
グレイフィアの股間を見つめ、一輝は息を飲んだ。精緻なデザインの高級そうな下着は淫蜜に濡れて、銀色の恥毛と女性器の輪郭が透けて見える。女、いや雌の発情した臭いが鼻に飛び込み、頭がクラクラする。
今すぐ突っ込みたい衝動を堪えて、一輝はグレイフィアに話しかけた。
「・・・・駄目ですよ。グレイフィアさんにはサーゼクス様というご主人がいるじゃないですか。こういう事をするならそっちを誘うのがスジでしょう?」
一輝の当然の指摘にグレイフィアは顔を曇らせる。
「・・・・駄目だったの」
「は?」
「あの後不感症が治ったと思ってサーゼクスと寝たけど、ちっとも感じなかったの・・・・けど、貴方と寝た時の事を思い出すだけでアソコは濡れるし、自分でするとちゃんと気持ち良くなって・・・・でも指だけじゃ物足りなくて・・・・・・私の身体はおかしくなってしまった。一輝さん、貴方じゃないと感じない身体になってしまったの! だからお願い、私とセックスして!!」
グレイフィアの告白に一輝の心臓がドクンと跳ねた。
あの夜ヴェネラナから頼まれたのは、性的な欲求不満を抱えているグレイフィアを抱いて、その心を満たして欲しいという事だった。
だからあの夜、グレイフィアを不感症を知って、その解消に全力を注いだ。それはグレイフィアの力になりたいという純粋な思いもあったし、グレイフィアという極上の女を抱いてみたいという下心もあった。
一夜のいい思い出と割り切り、それ以降顔を合わせても意識しないよう努めていたというのに、彼女はずっと自分を意識していたという。それは素直に嬉しいと思うが、グレイフィアは人妻、それも魔王のだ。それなのに彼女の求めに応じて再び抱いてしまったら、サーゼクスやミリキャス、何よりリアスに対する裏切りにならないだろうか?
(・・・・俺は、どうすればいいんだ・・・・・・?)
と、頭を悩ませる一輝の唇にグレイフィアの唇が重なった。
「ン───ちゅぷ・・・・一輝さん、難しく考えないでひとつだけ答えて・・・・私が欲しくない?」
そう訊かれて一輝は自分に問いかける。
(違う・・・・どうすればいいかじゃない。俺がどうしたいかだ! 俺は・・・・彼女をどうしたい? 彼女とどうなりたい?・・・・・・俺は、俺は彼女が、グレイフィアが欲しい! 身も心も征服して俺の女にしたい! そうだ、あの夜を忘れられなかったのは俺も同じだ!)
一輝の脳裏にグレイフィアという冥界でも一、二を争う美女と過ごした官能の一夜が甦る。
意を決した一輝は、今度は自分からグレイフィアに唇を重ねた。
「んん!?・・・・・・ん、ちゅ、あぁ、一輝さん・・・・」
「───ちゅぷ、グレイフィアさん・・・・いや、グレイフィア。俺は貴女が欲しい。貴女を俺の女にします」
一輝がはっきりと宣言する。グレイフィアは一瞬驚いた顔をすると、幸せそうな笑顔を浮かべた。
「───はい。私を貴方の女にして下さい」
「グレイフィア、後ろを向いて」
「はい。・・・・こうですか?」
グレイフィアは言われた通り一輝に背を向けると、本棚に両手をかけてお尻を突き出す。
一輝がグレイフィアのスカートを捲り上げると、途端に濃密な雌の臭いが辺りに漂う。グレイフィアの秘裂からは今も滾々と新しい淫蜜が湧き出ていた。
「こんなに濡らして・・・・そんなに欲しかったのか?」
下着の上からすっかり浮き出た秘裂に指を這わせ、一輝が訊ねる。
「ああ❤ はい、欲しかったの・・・・だからグレイフィアのグチョグチョに濡れたイヤらしいオマンコに、一輝さんの逞しいおチンポで栓をして下さい!」
下着の上から膣口に指を挿れて、再び一輝が訊ねる。
「今挿れたら、これ以降貴女を俺の女として扱うぞ? 本当にいいのか?」
一輝はグレイフィアに最後通牒を突き付ける。でも、グレイフィアは揺れなかった。
「あぁ・・・・はい、私の身体、もう貴方でしか感じないから・・・・私はもう一輝さん、ううん、一輝の女です。だからお願い、一輝専用に変えられたグレイフィアのオマンコ、一輝のおチンポでいっぱいにして!」
一輝は指を抜いて、付着した淫蜜をペロリと舐めると、グレイフィアの下着をずらして、いきり勃った肉棒を一気に突っ込んだ。
「! ふ、う゛、ううぅぅんんっっ!!❤」
灼けた鉄の棒を挿れられたような衝撃に、グレイフィアは一気に絶頂に達し、嬌声を上げる。だが寸前で一輝の手が口を覆い、声が漏れるのを辛うじて防いだ。
「フゥーッ、フゥーッ」
暫く荒い息を吐いていたグレイフィアが落ち着いたのを見計らい、一輝は耳元で囁いた。
「駄目だよグレイフィア。ここにはアルトリアもいるんだから声を出さないように、いいね?」
言われてグレイフィアはハッとした。一輝に挿れて貰う事ばかりに傾注して、アルトリアの存在をすっかり忘れていたとは、我ながら恥ずかしい。グレイフィアは羞恥に頬を染めると、コクコクと頷いた。
グレイフィアが頷いたので、一輝は改めて動き出す。ゆっくりと亀頭が抜ける寸前まで引き抜いて、一気に奥まで突き挿れる。それを繰り返し、グレイフィアの
「ふう、ううん、むぅ、ふぅん!」
(嗚呼・・・・コレよ・・・・・・熱い肉の塊で身体の中心を貫かれるこの感触! たった一夜で私を虜にしたこの快楽! あぁ、やっぱり・・・・私はコレをずっと求めていたんだわ!)
グレイフィアは必死に口元を押さえながら、歓喜に身体を震わせる。
一輝が後ろからメイド服のボタンを外すと、グレイフィアの豊胸が零れ落ちる。一輝はブラを捲り上げて、そのおっぱいを揉み始める。
「うぅん! あん、んん・・・・ダメよ一輝、
だが一輝はグレイフィアの懇願を無視しておっぱいを揉んだり、勃起した乳首を指で弾いたりして弄びながら、腰を打ち付けるスピードを上げた。
「アン❤ あぁ、そんなに奥まで突いたら・・・・あぁん、ダメェ・・・・!」
待ち望んだ肉棒の感触にグレイフィアの肉体は歓喜に包まれ、速くも限界を迎えようとしていた。
それは一輝も同じで、二人は息の合った動きで腰と尻を打ち合い、頂点へ駆け上がっていた。その時、
「一輝? どこにいるんです?」
「「─────!!」」
突然、アルトリアの声がした。
グレイフィアは咄嗟に息も漏らすまいと、右手で口を押さえた。
「アルトリア? どうしたんだ?」
一輝はこれ以上アルトリアを近付けまいと、内心の焦りながら少し上擦った声を上げる。
「? いえ、片付けに随分時間がかかるなと思って。私も手伝いましょうか?」
「! いや、大丈夫だ! 置場所が分からない本があって少し手間取っただけだよ。──く、も、もう終わるから心配はいらない!」
一輝が言い繕う間にもグレイフィアの膣は動きが止まった事に抗議するように締め付けを増す。
「そうですか。所でさっきからグレイフィア殿の声が聴こえませんが・・・・?」
「は、はい?───私ならここにいますが・・・くぅん!・・・・な、何かご用ですか?」
グレイフィアも今の状況を知られまいと、必死に堪えて誤魔化そうとする。
「ああ、いえ・・・・資料を用意したのがグレイフィア殿だったので、置場所が分からなくなるなんてあるのかと思いまして」
「それは失礼しました。ふぐぅ!・・・・私もすぐ行きますから、アルトリアさんは先にお戻りを・・・・」
「そうだな! もうすぐ夕食だし・・・・あ、アルトリアは先に戻ってろよ!」
ブビュルルル!ブビュル!ブビューーーーッッ!!
堪え切れず、一輝は締め付けを増すグレイフィアの膣内で爆発した。そして、
「!!?───は、はい!私達も・・・イク・・・・すぐにイクからぁっ!!❤」
一輝の射精を胎内に浴びて、グレイフィアも
「むぅ、それはいけない。一輝、グレイフィア殿、私は先に戻っています。お二人共お急ぎを」
アルトリアはそう言うと、軽い足取りで図書室から出て行った。
「ふう、危なかったぁ・・・・」
一輝は肉棒を抜くと、その場に座り込んだ。アルトリアにバレなかったと冷や汗を拭ったその時、突然その場に押し倒された。
「どうしたんだグレイフィア!?」
相手は言うまでもなくグレイフィアだった。グレイフィアは情欲に濡れた瞳で一輝を見つめ、ポツリと呟いた。
「───もっと」
「は?」
「お願い一輝、もっとして。もっと私のオマンコに一輝の熱い精液、いっぱい注ぎ込んで!」
グレイフィアはそう叫ぶと、
「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛~~~~~!!❤ ああ、いいの、コレいい、もっと欲し・・・・ンアぁ!!❤」
「くう、グレイフィア、もう時間が!」
夕食の時間が近い。遅れたら誰かが呼びに来るかも知れない。であるのに、
「・・・・・・一輝は私より夕食の方が大事?」
上から拗ねたように睨むグレイフィアの愛らしさに貫かれ、一輝は考える事を放棄した。そして、返事とばかりに腰を強く突き上げた。
「あぁん❤ いいわ! もっと、もっと来てぇーーーーッッ!!❤」
結局
我ながら性欲の強さに呆れてしまうけど、久し振りの本当のセックスに私は夢中になってしまった。
朝目覚めて隣に一輝さんがいないのは寂しいけど、今は仕方がない。私は未だサーゼクスの妻であり、この関係を公には出来ないのだから。
翌日、奥様に呼び出された。
「奥様、昨日はありがとうございました」
「いいのよ。(クスッ)貴女も随分とすっきりしたみたいね」
「・・・・恐縮です」
私は顔が熱くなるのを感じていた。一輝さんの精をたっぷり胎内に受けた私は、自分では分からないけど随分と綺麗になったみたい。朝メイド達から指摘されてちょっと恥ずかしかったわ。
奥様には図書室の後始末と一輝さんが夕食に来なかった事の口裏合わせとして、私と一緒に緊急の仕事を頼んだ事にして貰った。恥ずかしい限りですが奥様はこうなる事を予想していたみたいで、笑って許してくれた。
「それで? 決めたの?」
「はい。私は───」
奥様にそう言われ、私は自らの決意を口にした。
読んでいただきありがとうございます。
ご覧の通りグレイフィアが堕ちました。
これ以降、グレイフィアはヒロイン扱いとなり、本編でもエッチ解禁となります。
ヴェネラナというグレモリー家の最高権力者が味方ですから、一輝とグレイフィアも心強いでしょう。
彼女の決意とは何か、いずれ分かると思います。
次回から原作7巻のエピソードに入ります。
一輝と眷属との出会いはどう描くべきか?
-
キャラクター紹介を書く。
-
外伝小説を書く。
-
後書きで簡単にまとめる。
-
特に必要ない。