学校の帰り道にピンク色の本を拾った。
普通拾うかと思うかもしれないが、良心で拾った。・・・ということにしておく。
別にピンク色だったからちょっとやましい本なのではと拾ったのではない。
断じて違う。
「おにーちゃん!!」
小町に声を掛けられた。
「おぉ」
とっさに拾ったピンクの本をバックにしまう。
「なんだ小町か・・・急に後ろから声かけられておにーちゃんびっくりしちゃったよ。
「全くごーみちゃんなんだから・・・今日生徒会の集まりがなくなって早く帰れたんだよ!!
今日の夕飯は小町が作ってあげるからね!!」
話しているうちに家までついた。
「楽しみにしてるぞ!!小町!!
俺は宿題やるから部屋にいるわ」
「はいはーい!!出来たら呼ぶね」
「おう」
自室に戻り例の物を取り出す。
ちょうど文庫本くらいの大きさだ。
パラパラとページをめくってみる。
最初の1ページ以外は白紙だった。
唯一書いてるページを読んでみることにした。
「ええぇぇなになに」
イクノート
・このノートに名前を書かれた人間はイク。
・書く人物の顔が頭に入っていないと効果はない。ゆえに同姓同名の人物に一遍に
効果は得られない。
・名前の後に40秒以内にイクまでの過程を書くと、その通りになる。
・イクまでの過程を書くと、さらに6分40秒、詳しくイク状況を記載する時間を与えられる。
・このノートを使った人間はイクことができない。
・このノートに最初に触れた人がそのノートの所持者となる。
・このノート所持者は股間のサイズ半分と引き換えに他人の心の声、身体的特徴を数値としてしることができる。(サイン欄あり)
・書き入れる内容は物理的に可能なことでなければならない。
「ふーん。あるある。俺も中学の時にこんな黒歴史確定のノート作ったことある」
主に中二的なやつだけど。
てかデスノー〇のぱくりじゃねこれ。
大丈夫かな死神近くにいないよねこれ。
てかなんだよこれ。
名前書いたらイクとか。
しかもイクノートとか安直すぎだろ。
もうちょっと捻ったタイトルあったろ。
思いつかんけど・・・
全く信じていないがとりあえずブックカバーかけてバックに入れておこう。
果たしてこのノートは本当にいかせることはできるのだろうか。
とりあえず名前を書いてみることにした。
誰にしようかなと考えているとふと一人の女の子の顔が頭をよぎり、その子の名前を
記入することにした。
カキカキカキカキカキ
「雪乃下雪乃っと」
書いてからふと思う。
これじゃイッタかどうかわからんわ。
理由を書いてみることにした。
「雪乃下雪乃5月8日16時15分部活中にイクっと」
我ながらだいぶ雑に書いてしまった。
明日が楽しみだ。