「フフ、まさか団長殿と二人っきりになるとは」
今、僕はヘルエスと二人っきりでとある村へと向かっていた。
勿論デートとか逢引とかそういうのでは無い。依頼でだ。
ある日のこと。村の付近に危険な魔物が現れたから助けて欲しいとシェロカルテさんを通して依頼が団に舞い込んできた。
それ自体はよくある話なのだが、タイミングが悪いことに幾つかの他の依頼とタイミングが重なってしまっていた。
しかもかなり辺境にある村で行くにも時間がかかった。ただでさえ人手が足りてないこの状況で受けるのは残念だけど無理だ。
という話に最初はなったのだが、そこにヘルエスが現れて自分が一人で行こうと言い出した。
それはそれで流石に無茶が過ぎると、最初は一緒にいたセルエルと共に止めたのだが。結局押し切られる形で行くことになってしまった。
しかしせめて一人はやめて欲しいという、至極当たり前の主張をセルエルがした結果。僕が一緒に行くことになった。
嬉しいし有難いけど、ドンドン勝手に前へと進んでしまうヘルエスに着いていくのは中々骨が折れた。
普段セルエルはこんな目にあってるんだなぁ……。
と思うと何だか同情の涙が流れそうになる。
「何やら不埒なことを考えていませんか?」
「い、いやまさかそんな……!」
とそんなことを考えていたらヘルエスにそう言われた。
王族として読心術にでも長けているのだろうか。それとも単純に僕が分かりやすい?
ヘルエスが悪戯っぽい表情をこちらに向けてきているので、後者な気がした。
「と、ところで村に現れた魔物ってどんな奴なんでしょうね?」
この流れはよくセルエルが犠牲になる流れと察した僕は、咄嗟に話題を変える事にした。
「そうですね。シェロカルテ殿が言うには特殊な能力を持った魔物ということでしたが……」
「特殊……」
「詳しい事はシェロカルテ殿も知らなかった様子ですが、何やら相手を錯乱させる能力を持っているとか。魔物と言えど油断ならない相手ということですね」
背筋に冷たいものが通る感覚がする。
いつまで経ってもこの感覚には慣れない。危険な相手だと分かるとどうしても心が冷え込む。死を感じてしまう。
その感覚自体は騎空士としては決して悪くないぞと、よくオイゲンとかに言われるが出来れば無くしたいものだ。
「団長殿、恐れる必要はありませんよ」
とそんな僕に気づいたのかヘルエスが声をかけてくれた。
「貴方は強い。それはこの私が保証いたします。ですので自信を持ってください」
励まされてしまった。一応今はヘルエスが団員で僕が団長という立場なのだが。
少し情けなくなる。
僕はヘルエスの方を見た。ヘルエスはどんな時もその毅然とした態度を崩したりはしない。上に立つものの素質がしっかり備わっている人だ。
率いる者として、その姿に羨望の念を抱かずにはいられなかった。
そこまで考えた所でやっぱり情けないなと思い、僕はヘルエスにバレないように小さくため息をつく。
「……! 団長殿、そろそろ目的の村のようですね」
とその時ヘルエスがそう言ってきた。確かに教えて貰った目印の森が見えてきていた。
しっかりしないと。魔物と戦うんだ、今はそれに集中しないと。
僕は頬を一回強く叩き、気合いを入れると。前を向いて村へと向かった。
「……これは?」
最初に感じた違和感は匂いだった。酷く甘いと感じる匂いだ
普通ではない匂いが、村に近づくにつれ強くなってきていた。
酷く胸の内がザワつく。何か不味いことがもう起こっている予感がする。
「……ッ!!」
そしてそろそろ村が見えてくると思った時に、鋭い声が聞こえてきた。村の方向からだ。
「急ぎましょう!」
ヘルエスのその言葉にすぐ頷くと、僕達は走って村へと向かった。
そして目の前に信じられない光景が飛び込んできた。
「ンァ♥ アンッアンッアンッ♥ もっとぉ、もっとぉおチンポちょうだぁい♥」
「オラッ! オラッ! もっと善がりやがれメス犬がぁ!」
「フゥ……フゥ……まだまだワシも現役じゃあ!」
「いやぁ♥ やめてぇ♥ おかしくなるぅ♥ 変になるぅ♥♥♥」
「ハァハァ……最高! 人妻マンコ最高ぉ!」
「ゴメンなさい♥ あなた、ゴメンなさい♥ 気持ちイイのぉ♥ おチンポ気持ちイイのぉ♥♥♥」
その異常な光景に唖然としてしまう。
恐らくこの村の人であろう人々が、村の至る所で人目も気にせずセックスしていた。
一人の女性に何人もの男が群がって犯している。女性も恥ずかしいところを隠そうともせず、むしろ自ら腰を振ってそそり立つものを受け入れていた。
年老いた老人が幼い少女の秘部にその骨ばった見た目に似合わない極悪な肉棒を挿入している。少女は泣き叫び助けを求める。しかし悲しいことに周りには屹立した陰茎を少女に向ける獣しかいなかった。
四つん這いになっているエルーンの女性があられもなく喘いでいる。ずっとあなた、あなたと叫んでいるがその目は最早何処も見ていないように見える。
「なんなのですか……これは……ッ」
ヘルエスはその光景に怒りを顕にしていた。今まで見たことの無い激しい顔つきだ。
けど、そうなるのも仕方ないと思えるくらいに目の前の光景は常軌を逸していた。
別に外で性交すること自体は変では無いと個人的には思うが、それにしたってコレは慎みというものが無さすぎる。
誰も彼もが衣服を乱し、陰部をさらけ出して情欲を貪っている。
それは最早獣の所業としか思えない。しかし彼らは明らかに人なのだ。
頭がおかしくなりそうだ。先程から香るこの甘ったるい匂いが余計にそれを逆撫でてきている気もする。
「団長殿。これは十中八九、件の魔物の仕業でしょう。早急に討伐しなければ。それとあまりこの匂いは嗅がない方が良いでしょう」
鼻を持っていたハンカチで覆いながらヘルエスがそう言ってきた。
彼女のその言葉を疑う余地がない。タイミング的にそうとしか思えない。
僕も彼女に習ってハンカチを取り出して鼻を覆うと、村の中を探し始めた。
村を回っていると、更なる惨状が嫌でも視界に入ってくる。
建物の中で窓に押し付けられて犯されているドラフの女性がいた。服が乱れて零れ落ちたその豊満な胸が、綺麗なピンク色の乳首が、窓に押しつぶされているのが外から見えた。
建物の陰に隠れている女性を見つけた。しかし声を掛けても返事はない。その人は必死に両手で股を弄り倒していた。淫猥な音がこの狂騒の中でも聞こえてきた。
お父さん、お父さんと泣き叫ぶ幼いエルーンの少女がいた。その子は後ろのエルーンの男に持ち上げられ、まるで玩具のように上下に揺すられていた。その後ろの男は、済まない、お前、済まない、とうわ言のように繰り返していた。
気が狂いそうだ。視界に入る全てに肌色と淫靡な液体で彩られている。
少しでも気を抜くと、心があっという間に持ってかれそうで恐ろしくて堪らない。
急いで魔物を倒し、ここから離れないと。
「見つけました!」
するとヘルエスが魔物を見つけた。
彼女の声に反応した僕は彼女の見ている方向を見た。すると元凶らしき魔物がそこにはいた。
キノコ型の魔物だ。マイコニドと呼ばれているヤツに似ているが少し違う。
色がまずピンクと紫が混じった本能的に嫌悪感を抱く色をしており、体の形状も普通のマイコニドと比べるとやや縦に細長かった。
……ぶっちゃけると形状は男のイチモツみたいだった。
何だこのキモイのと僕が悠長に考えていると、ヘルエスが果敢に突撃していた。僕も慌てて彼女に追随する。
そして戦闘はあっさり終わった。
見た目のインパクトと、その特異な能力以外は普通のマイコニドと大差無かったため苦労せずに倒せたからだ。
拍子抜けだった。この惨状を作り出した魔物がこんなにあっさり倒せるなんてと、つい思ってしまった。
油断だった。完全に気を抜いてしまった。
そもそも魔物が一匹だけなんて事が稀なのに、その時の異常な状況のせいで失念してしまっていた。
「……ッ! 団長殿!」
ヘルエスの叫びが聞こえたと同時に、背後に気配を感じた僕は振り向こうとしたが。それより早く強い衝撃が、がら空きの胴体を襲ってきて僕はふっ飛ばされてしまった。
そして完全に不意打ちをされてしまったため受け身が間に合わず、僕は強かに背後にあった建物の壁に後頭部を打ち付けてしまった。
不味いと思う間もなく、僕は気を失ってしまった。
「……ッ♥ ……♥ …ッ…♥」
甘い匂いがした。
僕は瞼を開けると、目の前に綺麗な青空が見えた。
何処だろうここは?
そう思い僕は視線を下へと下げた。
……そこには僕の腰の上で蕩けた表情になって腰を振っているヘルエスがいた。
「アンッ♥ アンッ♥ イイッ♥ 熱くて♥ 硬くて♥ 堪らないィ♥」
その身には何も纏っておらず、惜しげも無く晒された綺麗な胸が、動きに合わせて激しく躍動しているのがよく見える。
両手を僕の下腹部につきながら必死に彼女は腰を振っている。両手の隙間からは完全に僕の勃起した陰茎が彼女の中に入ってしまっているのが見えた。
犯されている。ヘルエスが僕に騎乗位して喘いでいる。僕とヘルエスがセックスしている。
胸の奥で何かが蠢いた気がした。
「へ、ヘルエス……ッ!」
言葉が漏れでる。けどそれ以上は出来なかった。
何故なら下半身からかけ登ってくる強烈な刺激を、脳が受け取ってしまったから。
これは不味い。気持ちよすぎる。
ヘルエスの中は恐ろしいほど気持ちよかった。
槍の名手である彼女の体はとても鍛えられている。故に膣を締めてくる力も相応に強かった。男のモノを限界まで搾り取ろうと激しく圧迫してくるのだ。
それと合わせて中のイボも的確に陰茎を刺激してくる。彼女が動く度に陰茎を這ってくるのが気持ちよすぎる。
「ンァ♥ アッアッアッ♥ イイッ♥ イイッ♥ 気持ちイイのぉ♥」
ヘルエスは目を閉じてひたすら腰を振っている。口から高貴さの欠片もない淫らな嬌声を上げて、ただただ快楽に浸っている。
これが王女? ただのメスじゃないか。
その姿を見て僕はそんな風には思ってしまう。
そして一気に下半身を何かが駆けていく感覚がした。
咄嗟に耐えようとして息が詰まるが、こちらの事もお構い無しにヘルエスが動くのであっさりと限界に達した。
「アッッ~~~♥♥♥ イク~~~ッッッ♥♥♥」
ヘルエスは僕の上に腰を落とすと、大きく体を震わせた。勿論挿入したままなのでそのまま彼女の中に精液が放たれる事になる。
どうやら同時に絶頂したらしき彼女の中は、イッても尚貪欲で。僕の精液を搾り取ろうと締まり、蠢いてきた。
おかげでかなりの時間僕は射精させられて、遂には収まりきらなかった精液が漏れるようにして、彼女の僕の体と密着した膣口から溢れてきた。
暫く僕はその射幸感に浸る。しかし直ぐに異変に気づいた。
出したばかりなのに、彼女の肢体がまだ堪らなく艶めかしく感じる。
まだ収まっていない。いや、寧ろ更に激しく欲情してしまっている。
その証拠に彼女の中に収まっている僕の陰茎は未だ勃起していた。
僕は上体を起き上がらせると横に転がりヘルエスとの上下の関係を逆転させた。
そして僕は衝動のままに腰を動かし始めた。
「アッ♥ アッ♥ まだ熱い♥ 団長殿♥ もっと♥ もっと突いてェ♥♥ 」
ははっ、これがあのヘルエスなのか?
いま僕の下で善がっている女は、あの毅然とした態度を崩さないヘルエスなのか?
あの鋭い眼差しが情けないくらいにトロトロに蕩けているし。周囲を動かす支配者の言葉を出す口からは、男に媚びるメスの声しか出ていないじゃないか。
「実はヘルエスってドスケベなんじゃないか! 男のチンコに屈服するのが好きなド変態なんじゃないか!」
僕は思うままに言葉を吐き出す。目の前の淫乱な女に煽り立てられるままに言葉を紡ぐ。
「ハンッ♥ そんなこと、アンッ♥ な、無いぃ♥ 無いのぉ♥♥」
「じゃあ何だそのエロい表情はッ! この吸い付いて離さないマンコはッ! 口ではそう言っても体が正直過ぎるんだよッ!」
「ヒギュ♥ 違う♥ オッ♥ コレは勝手に♥ オッ♥」
言葉で詰る度に彼女の膣はよく締まった。それが気持ちよくて更に彼女を詰る。その度に彼女は違うと言うが、表情がもう完全に緩みきっていた。
こんな酷い顔をヘルエスがしてるのか。あのヘルエスがしてるのか。
エロい。堪らない。堪らないよヘルエス。
僕はひたすら腰を振る。己のオスから彼女のメスを余さず感じ取るために。
そして程なく僕は二度目の中出しを決める。
最早来るという感覚もなく勝手に出てしまった形だった。
それでも彼女はしっかりと感じたようで、相変わらず僕のものを締め付け、搾り取ろうとしてきた。
彼女から溢れる精液が僕のモノの根元を汚す。
けれどそれに不快感を示すよりも先に、未だ衰えぬ情欲が僕を飲み込んだ。
再び姿勢を変えずに僕は腰を振り始めた。
「オッ♥ アッ♥ オォ♥ オォ♥ イグゥ♥ イグゥ♥」
ヘルエスは獣のような声を上げながら激しく絶頂し、潮を吹いた。
けれどそれに構わす僕は彼女を突いた。肉槍の先端に宿った激しい性欲のままに彼女を突いた。
息が荒くなる。けど構わず腰を振る。
後頭部が痛む。気にせず腰を振る。
ヘルエスとキスして更に息がキツくなる。それでも腰を振る。
壊れていた。狂っていた。彼女の中で動き続けることしか能のない獣と成り果てていた。
でも気持ちよかった。途方もなく気持ちよかった。
彼女のよく締まる膣が。溶けそうな熱い熱が。男を悦ばせる彼女の淫靡な姿が。耳元で聞こえる彼女の甘い声が。周りで絶え間なく聞こえる女と男の交わる音が。この甘い空気が。
何もかもが気持ちよくて堪らなかった。
「アッ♥ アッ♥ アッ♥」
建物の壁に手をつかせてバックで犯す。ヘルエスはもう与えられる快楽にメスの声で喘ぐことしか出来ていない。
「ンジュル♥ グチョチョ♥ ジュルルル♥♥♥」
彼女をこちらに向かせて壁に押し付けるようにして犯す。互いが互いの唾を全部吸い取らんとして、激しく口を吸引する。
「ンオッ♥ グギュ♥ アヘッ♥ オッ♥ オッ♥ オッ♥」
彼女の足に腕を通し持ち上げるようにして今度はアナルを犯していると、村の男が前のマンコを一緒に犯し始めた。挟まれるようにして犯されるヘルエスからは獣以下の汚い喘ぎ声が出始めていた。
「ンムッ♥ ンンッ♥ オッ♥ ンァ♥ ンンッ♥ ンッ♥ ンッ♥ ンッ♥」
僕の上で絶え間なく腰を動かしながらヘルエスは周りの男のチンポを扱いている。口がチンポに吸い付き、伸びて下品な顔になる度に出そうになった。
「アァンッ♥♥♥ イクッ♥ イクッ♥ イクゥぅぅ♥♥♥ 」
そして最後は2回目と同じように僕がヘルエスの上に覆い被さるようにして犯した。
既に数えきれないくらい出していたが、その状態になってからも数えきれないくらい出した僕は、とうとうそこで力尽き二度目の眠りへと落ちていった。
そして目を覚ますと村には平和が戻っていた。
どうやら最初に僕が気絶していた間にヘルエスが村にいた魔物を絶滅させていたらしい。
しかしその時に魔物にこんな事態にした原因である胞子を大量に散布させてしまったようで。結局彼女も耐えきれず僕を襲ってしまったとの事だった。
幸いにも全員が極度の興奮状態だった為か、その時の記憶は朧気で人間関係自体はギリギリの状態で保たれる事となった。
しかし村中にこびり付いた精液やら愛液やらで当分の間は酷い悪臭に悩まされる事となったようだ。
そして僕達はというと、魔物から助けてくれたということで村の人からかなり派手な歓待を受けた後で、帰路へとついた。
その間ずっとヘルエスとはよそよそしくなってしまった。
朧気ながらもとんでもないことを互いにしてしまったと気づいていたから、仕方の無いことだった。
けれど帰り道に、僕達は記憶の奥底に眠る快楽に我慢出来ず再び交わってしまった。
それも一回ではなく何度も何度も、何かにつけて求め合った。
結果予定の日より遅れて船に帰り着いた為。ヘルエスと僕は、セルエルを筆頭に皆に怒られてしまった。
その説教は夜が耽けるまで行われた。流石に二度は勘弁なので僕はもう時間に遅れないと心に誓った。
マイコニドパイセンには無限の可能性があると思う。
あと当分書くキャラはリクエストのキャラになると思います。