道場の裏手にある鬱蒼とした雑木林。
普段は、野良犬くらいしか迷い込んでこないような場所から、何やら不穏な音が聞こえてきていた。
一本調子に鳴り続ける拍手のような音と、それに混じる水音。
更に耳を澄ませば、その音には微かに獣のような荒い息が混じっているのが分かった。
「フーッ♥ フーッ♥」
「はぁ、はぁ、ウッ……クッ!?」
雑木林の中では、衣服をはだけさせた二人の男女が、草木の影に隠れる為か、地べたにも関わらず折り重なるように横になっていた。
互いに露出した下半身と、その密着度。そして接合部から溢れて落ちたのだろう、地面に大量に撒かれている白く粘性のある液体は、二人が情事を始めてからかなりの時間が経過している事を如実に示していた。
何度目ともしれない射精を女の中にした男は、女に声を掛ける。
「大分素直になってきたねアズサ」
「フーッ♥ フーッ♥ うるさい……っ! キサマは黙って腰を振っていろ」
「口ではそう言っても、ココは随分蕩けてるよ」
「ンオ゛ッ!?♥♥ ……フーッ♥ フーッ♥ 黙れぇ……ッ」
男が腰を深く落とすと、それだけで男の脇から突き出ている女の両足がピンと張り、嬌声をあげさせられる。
それだけ女の体は出来上がっており、男の一挙手一投足に敏感に反応してしまうようになっていた。
しかしそんな状態でもなお、女は男を睨む鋭さだけは衰えなかった。
体をどれだけ責めようとも、心だけは決して渡さないと言わんばかりに。
男はその女の様子を見て、いやらしく口角を吊り上げ抽挿の勢いを更に激しいものとする。
何度目かも分からなくなった精を吐き出す為の動きに、言うことを効かなくなった体はいやらしく鳴いてしまう。
しかしそれでも女は歯を食いしばり、男の思いどおりにはならないと必死に抗い続けた。
そして三度目の吐精を顔に受けた後。漸く男は女から離れ、母屋へと平然とした様子で戻って行った。
後には大事な所を、そうでない所も男の精に塗れさせてただ呆然とするしかない、か弱い一人の女だけが残されていた。
始まりは突然の事だった。
此方が紆余曲折あった後に道場へと戻ってから幾許か経ち、再びナルメアが実家の道場へと帰ってきた時の事だった。
話があると、ナルメアがお世話になっているという騎空団の団長であるグランから声をかけられた。
此方はそれに特に疑問を持つことも無く、二つ返事で話を聞く事にした。
団長殿とは出会ってまだ日が浅く、殆ど話したことも無かったが。既に少しばかり気を許してしまっていた。
というのも、再びナルメアと話すようになってから、ナルメアはやたらと団長ちゃんこと団長殿の話をするのだ。
それに此方は一抹の寂しさ……いや、嫉妬のような浅ましい思いを団長殿に抱き、その感情をぶつけるように一度手合わせを申し込んだ事があった。
幼子のような理由の八つ当たりだが、武芸者として一度この男の実力が知りたかったという建前で誤魔化した。
故に手は一切抜かず全力で打ち懸かったが。結果としては見事と言わざるを得なかった。
そもそも弱き者に以前のナルメアが興味を持つはずが無いのだと後から気づくが、しかしそんな事はどうでも良くなるほどに見事な腕前だったのも確かだった。
故に少しばかり此方はこの男に気を許してしまった。これ程の腕前の男が下賎な事を企むとは思わなかったからだ。
しかし、それは間違いだった。此方は特に疑うこともせず、団長殿に連れられるまま道場までついていった。
そして話とは何かと聞くと、団長殿は一枚の絵を此方に見せてきた。
そこにはなんと師範の奥様であるラルナ殿が、男とまぐわっている姿が描かれていた。
「この絵は一体何だ! 誰がこんな絵を書いた! 事と次第に於いては其方を切らねばならんぞ!」
「まぁまぁ、落ち着いて。 まずそれは絵じゃなくて……」
敬愛する奥方を侮辱する絵を見せられいきり立つ此方に、団長殿は今見せたのは絵ではなく「写真」と呼ばれるものだと説明した。
曰く、目の前の景色をそっくりそのまま切り取って絵にしてしまうものだとか。
にわかには信じ難い話ではあったが、以前旅をしていた際にそのようなカラクリの類いがあると小耳に挟んだ事を思い出した。
実物こそ見たことは無かったが。目の前の絵の精緻さは、確かに絵と言うよりは魔術やカラクリの類いであると説明された方が、余程得心のいくものであったのも事実だった。
しかし仮にそうだとするならば、奥方様の不貞もまた事実という事になってしまう。
心の底から敬愛する奥方様が、この絵のような淫猥な表情を浮かべて不貞を働いていたという方が、此方には余程信じられなかった。
衝撃的な内容に暫し呆然としていると、いつの間にか此方の背後に回っていた団長殿が背後から更に続けてこう言ってきた。
「それでね、このラルナさんとしている男って僕なんだよね」
「…………は?」
突然の告白に完全に思考が停止した。
そして次の瞬間、反射的に此方は背後の悪漢を切り捨てんと刀を抜こうとした。
しかし、ただ話を聞きに来ただけの私は、腰に刀なぞ差していなかった。
その様子を勝ち誇るようにして見ていたのだろう、背後の悪漢は、勝利宣言をするように両肩に手を置くと話の続きを喋り始めた。
「ラルナさん、最初は嫌がってたけど暫く旦那さんとはご無沙汰で溜まってたみたいでさ。最後は自分から腰を振ってたよ。あんな清楚そうな顔しといて、とんだ淫乱だ」
「貴様ァ……!」
奥方様を侮辱する言葉に此方は、今すぐにでもこの男の首をへし折ってやりたかった。
しかしこの男の実力を知っていたが故に、武器も持たず完全に背後を取られた今の状態では迂闊に動け無いことも分かっていた。
「で、本題何だけどさ……アズサちゃん抱かせてよ」
「……下衆め」
何となくそんな気はしていた。この二人っきりという状況からしても、この男の目的は此方の体だろうというのことも。
女と見れば喰わずにはいられない、そんな下品なケダモノなのだとその言葉を聞いて確信した。
「そんな事を言われて素直に従うとでも……」
「逆らったら村にその写真をばら撒くよ」
「なっ……ばら撒くだと!?」
「写真がこれだけな訳がないじゃないか。クク、村の人達が、いや旦那さんや、娘のナルメアがラルナさんの本性を知ったらどうなるんだろうね」
血の気が引いていく気がした。
もしそうなったらこの道場が、いや師範やナルメアがどれ程傷つく事になるのか、想像するのもおぞましい。
「まぁ、とは言え流石にそこまでは僕もしないさ。ナルメアは大切な仲間だしね。まぁ……全てはアズサ次第ではあるけども」
「……っ!?」
どうすればいいのか分からなくなっていた此方は、背後から無遠慮に胸を揉み上げられても何も反応出来なかった。
「どう、五日ってのは? これから五日間、アズサが僕のモノになってくれたら、持ってる写真を全部処分するってのは」
「い、五日だと……!?」
「そう、五日後まで耐えればアズサの勝ちだ。君の目の前で写真を燃やしてもいいし、その後も好きにしたらいい」
「……」
悪い話ではないと思った。
何かしらの裏はあるのだろうが、五日程度であればこれまで行ってきた修行と比べればどうということは無い。何をさせられようとも耐えきれる自信がある。
それに上手くいけば他の写真も見つけ出し、五日も待たずにこの男を誅することも可能だろう。
この男は此方の事を甘く見ている。であればその報いは受けてもらおう。
そう考えた此方は、静かに首肯した。
するとこの男は急に体を密着させてくると、両手を使って乱暴に胸を揉みしだいてきた。
「いきなりか……ケダモノめ……」
「こんなものを目の前にぶら下げられて、我慢できる男はいないんだよ」
鼻息を荒くしながらそう言う男の言葉は、欠片も理解出来なかった。
ただ、ひたすらに力任せに揉まれるのが痛いだけだ。
(痛みだけで済むならば何も問題はない。五日なぞ余裕で耐えきれる)
そう内心勝利の確信を抱いていると、いきなり首筋を舐められた。
「ひぅ……っ!?」
流石にそれには反射的に反応してしまい、咄嗟に体を突き放した。
「な、何をする」
「いや、ゴメンゴメン。あんまりにも綺麗なうなじでつい。でも……抵抗しちゃダメじゃないか」
「いっ、いきなり舐めてきたキサマが……」
「……自分で服を脱いで胸を見せろ、罰だ」
「なっ……!?」
「逆らうの? 五日間は僕のモノになるんでしょ、言うことは聞かないとね」
「…………クッ」
この男に無理やりされるのも抵抗があるのに、自ら進んで素肌を見せるなんて以ての外だ。。
しかし、今は逆らうことはできない。
「五日後……覚えておけよ」
せめてもの恨み言を吐きながら此方は、道着をはだけさせて、サラシを巻いた胸元を男の前にさらけ出した。
「あれでサラシ巻いてたんだ……キツそうだし解いたら?」
「うるさい……」
「解け、これは命令だ」
「クッ……」
少しの口応えも許さないと言うことか。
仕方なく此方はサラシを解いていった。
その間、この男は粘ついた視線で顕になっていく胸元を見てきた。
何て下品な男なのだと思ったが。この二人っきりの道場という静謐な環境故か、その視線が妙に気恥ずかしく感じた。
(何だこれは。まるで娼婦ではないか)
心中でそう歯噛みしたが、口に出せばまた何をさせられるか分かったものでは無いので、黙ってサラシを解いていった。
サラシを解き終わった後、コイツは黙って胸を揉み始めた。
先程の道着の上からとは違う、やけにゆっくりとした、いやらしい手つきだった。
痛みがないのならそれに越したことは無いはずなのだが。逆にそのゆっくりとした動きは、その動き一つ一つをハッキリとこちらに意識させてきた。
「大きさも然ることながら、柔らかさも半端じゃない。それに……」
「ンッ……♥」
「感度もいいときた」
そこから暫く、この男はずっと淡々と胸を揉んできた。
ただ胸を揉まれている。それだけなのに、この男のいやらしい手つきが嫌でも気になってしまう。
しまいには、少しでも男が力を入れて指をくい込ませてくるだけで声が漏れるようになってしまった。
(何だこの感じは。体が熱を持ってきて息がしづらい。ただ体を触られているだけなのに何故……)
それにいつの間にやら道場の壁際まで追いやられて、壁に体を預けて立っていた事に驚いた。
それ程迄に此方はこの男に追い詰められていたのだ。此方自身が気付かぬうちに。
自らの情けない現状に困惑している此方を他所に、この男はどんどんとやる事を激しくしていく。
「んっ……」
「ひうっ!?」
いきなり乳首に吸いつかれ思わず声が漏れる。
赤子か何かかと文句の一つを言いたかったが、なおも執拗に吸いつかれた事で、気持ち悪さとそれ以外の何かが込み上げてきて言葉に詰まってしまった。
暫くしてから満足したのかこの男は口を離すと、そこからは下品に大きくなった此方の乳首が現れた。
「うぅ……あぁ……」
「こんなに乳首を立たせちゃって。そんなに気持ちよかったの?」
「気持ちいい筈がぁ……無いひゃろぉ」
ハッキリと否定をしたかったのに、火照った体は言うことを効かず。呂律の回っていない情けない言葉になってしまった。
(何なんだ一体。此方はどうしてしまったんだ)
自身の体の変化についていけなかった。
息は荒く、全身が火がついたように火照っている。
先程まで吸いつかれていた乳房はジンジンとした感覚が続いている。逆にまだ綺麗な方は、何処かもの寂しさがあった。
男が、ずいっと顔を残りの乳房に近づける。鼻息が当たりやけに煩わしく感じる。
口と乳房との間の空間が縮まっていくのを息を荒くして見守った。
唇が触れて、直の生暖かい呼吸が当たる。
そのまま吸わずに、焦らすように舌で舐めてくる。
チロチロと当たる舌の感触が、煩わしくもあり、心地よくもあった。
「アッ♥」
それで一瞬気が緩んでしまった。その感覚に思わず口が開き、気が漏れた。
男はその一瞬を見逃さなかった。
激しい吸引音と共に、男は一気に乳房に吸い付いてきた。
そのまま出るはずのない母乳を吸い出さんばかりの勢いで、吸い付いてきた。
全身を何かが駆け巡った気がした。
緊張と緩和が同時に発生したような未知の感覚。
それに此方は目を見開き、全身を強ばらせた。
そしてそのままズルズルと、壁伝いにへたれこんだ。
「あっ……?♥ へぇ……?♥」
「……もしかしてイッた? 本当に敏感なんだね」
男が何か言っていたが、頭に入ってこなかった。
何が起きたのか何も分からなかった。ただ少なくともこの男の仕業だということだけは分かっていた。
早く立ち直らなければいけない。こんな無防備な状態でいてはいけない。
しかし、体が言うことをきかなかった。
目の前の男が下卑た笑みを浮かべて、道着を脱がせに掛かっても。
そのままはしたなく開脚させられて、その間の大事な所を舐められても。
そして、男が自らも衣服を脱ぎ下半身のソレを取り出し。此方の大事な所に狙いを定めても。
此方の体は言うことを聞かなかった。
「ふぅ……それじゃ今日から五日間よろしくね?」
「ア゛……ッ♥♥ エ゛ッ……♥♥♥」
気づけば事は終わっていた。
純潔はあっさりと破られ、子種を際限なく中に出され、女の尊厳を全て奪われた此方はただただ放心するしか無かった。
あまりに無力だった。こんなにも抵抗が出来ないとは考えもしなかった。
これが何日も続くというのか?
果たして此方は耐えられるのか?
心が深い深い絶望に染まっていく。
しかし耐えなければいけない。耐えなければ……。
(ナルメア………)
敬愛する友の顔を思い出しながら、此方はそのまま気を失ってしまった。
~~~~
それから数日間、此方はこの外道にひたすらに辱められ続けた。
「そうそう、そうやって歯を立てずに……」
「フーッ、フーッ」
日付が変わり再び呼ばれると、今度は厠へと連れ込まれた。
そこでこの男は口での奉仕を要求してきて、いきなりイチモツを取り出した。
昨日は殆ど意識していなかった。いや、出来なかったソレを改めて目の前に見せつけられ、その威容に驚く。
匂いといい、大きさといい、あまりにも禍々し過ぎる。
こんなものを此方は突き込まれていたと思うと、良く生きていられたものだと思う。
しかも今度はそれを口で咥えこめという。そんな事は無理だと言いたかったが、コイツは顔にそれを直接押し付けてきて早くしろと催促してきて、そのまま口へと入れられてしまった。
口を限界まで開いてようやくという状態だった。顎が外れそうだし、殆ど口は塞がれていて鼻でしか息が出来ず、とても苦しかった。
しかしそんな事はコイツには関係のないことであった。
最初は此方から動いていたが、慣れていないためその動きは緩慢としたものであった。
それが焦れったかったのだろう。この男は突然角を掴んだかと思うと、自らのペースで此方の頭を動かし始めた。
喉奥を突かれ嘔吐きたくなってもお構い無しに動かされた。
そもそもが息苦しいのに、更に込み上げてくる嘔吐きの不快感が混ぜこぜになって、段々と意識が朦朧としてくる。
ただ幸いにも、それ程長くは続かずに直ぐに達してくれた。
遠慮なく、口の中に異物を流し込まれはしたが。
口の中に充満する異様な苦味、喉奥に絡む異物感。その不快感で一杯一杯な私の頬にコイツはそのイチモツの先端を擦り付けてくる。
恐らく先端に残っていたものを拭くため、雑巾代わりに此方に擦り付けたのだろう。
人を人と思わない行為がただただ不愉快だった。
しかしだからと言って逆らえないのも事実だ。
その日は暇が出来た途端直ぐに人気の無い所へ連れ込まれ。そして奉仕を要求された。そしてその度に体を白く染め上げるように精を吐きかけられた。
しまいには口だけでなく、乳房を使っての奉仕まで要求された。最早その時には、顔に遠慮なく出されても何も感じることは無かったが。
更に次の日。
今度は明るい内は特に何も無かったが、日が落ちると寝床に呼ばれた。そして部屋に入るや否や、いきなり下半身を道着の上からまさぐられた。
明らかにいやらしい手つきだったが、逆にそれ以外の事はしてこなかった。
どういう訳か服を脱がさずに楽しもうとしているようだった。
よく分からなかったが、素肌を晒さず、直接触られないのならそれに越したことは無かった。
だから此方は少し気楽な思いで男の手戯を受け入れていた。
結局それは甘い考えであったと思い知らされるのに、そう時間は掛からなかったが。
「くっ……うぁ……おっ♥」
二日前の時と同じように、激しく動いた訳でもないのに体が火照ってきたと思うと、男が本性を現した。
急に手に力を込めたかと思うと、此方の股ぐらに指を道着越しで無理やりくい込ませてきた。
火照りと共に熱が募っていたそこに、急に刺激を加えられ思わず腰が跳ねてしまった。
そしてその反応にしまったと思う間もなく、股ぐらを激しく擦られた。
「~~~ッッッ♥♥♥ ~~~ッッッッ♥♥♥」
とめどない衝動が下半身から押し寄せてきた。口から情けない声が出てしまうのにも気を遣う余裕がなくなり、ただその衝動に抗う事しか出来なくなった。
そしてその抵抗もあっさりと無に帰した。
「~~~オ゛オ゛ッッッ!?!?♥♥♥」
何かの栓が抜けた気がしたかと思うと、腰がガクガクと震え、潮が吹き出して下着と道着を同時に濡らしてしまった。
絶頂から正気に戻ってきたら、まるで我慢が出来ない幼子のように道着に染みを作り、足元に小さな水溜まりを作っていた。
羞恥心でどうにかなりそうで、言葉も浮かばなかった此方は。意味もなく目の前の男を見た。
「派手にイッたね、お漏らししたみたいになってるよ」
「ハァ……ハァ……♥ う、うるさい、黙れぇ……」
「もっと素直になりなよ、……ホラ、こんなに濡らして気持ちよかったんでしょ」
「ンァ……♥ や、やめろ……♥」
何の躊躇いもなく、道着の横の隙間から手を差し込まれて股ぐらを直接触られると、グチョリといやらしい水音が聞こえてきた
手が道着の中で蠢く度にそのいやらしい音が鳴る。
そしてそれと同時に全身になんとも言えない感覚が襲いかかってきて、体が震えた。
「こうも反応がいいと楽しくて仕方ないなぁ。気絶するまで、こうやって遊んであげるからね」
「あっ♥ そ、そんなコレをずっとなんて、んっ♥♥ 無理……やめ……あっ♥♥」
その後また道着を着たまま潮を吹かされると、流石にビチョビチョに濡れた道着と下着を脱がされ、そのまま顕になった下半身を一晩中好き放題に弄ばれた。
何度か我慢出来なくなったのか、乱暴に精を吐きかけられたが。結局その時は最後まで、散々弄ばれてジンジンと熱を持っていたソコに入れてくれる事は無かった。
イカされ過ぎて頭がどうかなっていた此方は、素肌に熱い白濁液を吐き捨てられる事に一抹の寂しさを感じてすらいた。
四日目。
「ハァァァ~~~~ッッ………♥♥♥」
「中々効くでしょ? 溜めがあるとさ」
人気のない道場裏の林に連れ込まれたかと思うと、下をすぐさま脱がされてそのまま後ろから刺し貫かれた。
確かにこの二日間、辱めこそあれどその禍々しいモノで貫いてこなかった事には違和感を覚えてはいた。
しかしその意図が何であるかまでは分からなかったが、こうして数日ぶりに味わって、その恐ろしい意味を身をもって体感させられる事となった。
ただ入れられるだけで、全身に甘ったるい刺激が暴れ狂った。
ブシュと潮を噴いてしまったのが耳に聴こえたが、そんな事を気にする余裕すら此方には無かった。
木に持たれかかっているのに、立つので精一杯だった。視界がチカチカして少しでも気を抜くと倒れてしまいそうだ。
暫く此方は息を吸って吐くを繰り返した。いやそれだけしか出来なかったと言うべきだ。それ程までにその衝撃は此方の体力を根こそぎ奪っていったのだ。
「はぁー、やっぱり女の子の中に挿れてる時が一番落ち着くよ」
「ハァ……♥ ハァ……♥ 下衆が……ッ!」
「ン?」
「あひぃ♥ う、動くなぁ……♥♥」
少し動かれただけでこのザマだった。
体が過敏になっている。二日間ひたすら間近で見せつけられたのもあって、此方の中に納まっているモノの形状がやけに鮮明に分かってしまう。
そしてそれ故に、細かい挙動に体が勝手に反応してしまう。
(何で、何でずっと気持ちいい所に当たるんだ♥♥♥ こんなのダメだ♥♥♥ 耐えられない♥♥♥ )
卑怯だ。
何故此方は女で、この外道は男なのだ。
女では男に勝てないという話は、剣術を学んでいれば嫌でも耳にする。
それを聞く度に鼻で笑ったものだが、まさかこのような形でそれを痛感する羽目になるとは夢にも思ってなかった。
何故こんなにも情けなく足を震わせなければならない。
何故こんなにも情けなく無防備な姿を見せなければならない。
何故こんなにも情けなく頭を垂れなければならない。
無力だからか?
そうではない、決して此方は弱くない。
じゃあ何故こんな目に遭わなければならない?
……簡単だ、此方が女だからだ。
それに気づいた時、心に罅が入る音が聞こえた。
そしてそのままその生まれた隙間に、諦めてしまえばいいという此方自身の心の声がスっと染み込んできて……。
(ナルメア……)
或いはそれは走馬灯のようなものだったのかもしれない。
ふと、ナルメアの顔が思い浮かんだ。
互いに競い合い、高め合うことのできる唯一無二の好敵手にして親友の顔。
無意識にギリっと歯を食いしばる。
滂沱のように襲いかかる快楽に必死に耐える。体がいかに男に媚びようと心だけは決して手放すまいと。
そして気づけば、全身を白濁した液体で汚されてこそいたものの、事は終わりあの男も去っていた。
腰がガクガクと震えて仕方ない。四日前に道場でした時以上に出された子種が、ドロドロと地面に流れ落ちる。
しかし、これも明日までだ。明日耐えきれば全て終わる。
全身を熱に侵されながら、此方は全て終わった後、どうあの外道に落とし前を付けるかを考え続けて正気を保っていた。
五日目。
その日は日が落ちるまで特に声をかけられることも無かった。そもそもあの男の姿すら見なかった。
視界に入るだけでも腸が煮えくり返るので、気が休まって有難くはあった。
しかし、あの男が何もしない事なんてないと分かり切っているので、より一層の警戒心を強める事になった。
「アズサちゃん、ちょっといいかな」
それは、一日の仕事を終え夕餉を食べ終えた後だった。
来たと一瞬思ったが直ぐに違和感に気づいた。
声をかけてきたのはまさかの奥方様であるラルナ殿であった。
いや、奥方様が声をかけてくること自体はおかしくない。
しかし、タイミングが悪い。何でこのタイミングで声をかけてきたのかを、どうしても疑ってしまう。
着いてきて、と奥方様に言われ着いていくとそこは寝室だった。
何故ここに、そんな疑問が脳裏に浮かぶが。奥方様を疑ってどうすると己自身に言い聞かせ此方はその中へと入っていった。
そこで此方が目にしたのは……。
「アッ♥ アッ♥ アッ♥♥ 団長ちゃん♥♥ スゴい♥♥♥ 気持ちいいよォ♥♥♥」
「……ナル……メア……?」
そこには団長の腰の上で激しく乱れているナルメアの姿があった。
その身には何も付けず。生まれたままの豊満な体が男を悦ばせるためにこれでもかと暴れていた。
此方があまりの事に呆然としていると、奥方様が自らの胸元をはだけさせながらあの男に近づいていった。
そしてなんの躊躇いもなく、それこそ当然であるかのように自ら四つん這いになり寝そべっている彼の顔に近づくとその唇に接吻をした。
天地がひっくり返ったような気分がした。
自然と足の力が抜けて、その場に崩れるように跪いた此方は、目の前の光景が受け入れられず。ただただその光景を、親友が悪漢に自ら腰を振っている最悪の光景を眺めていることしか出来なかった。
暫く肉と肉がぶつかり合う音とナルメアの嬌声、恐らく舌まで入っているのだろういかがわしい接吻の音が部屋に黙って聞いていた。
そして一層激しく動き始めたナルメアが急に腰を落としたと思うと聞いたことの無い声を出しながら体を震わせた。
そのままナルメアは男の胸板へと倒れ込んだ。その拍子に男の肉棒が抜けたナルメアの秘部からは、今までの行為の激しさを示すように大量の白濁液が溢れていた。
「あっ、アズサ来てたんだね」
気をやったナルメアを横にどかし、ラルナ殿に離れるよう言った後で漸くこちらに声をかけてきた。
言葉が出なかった。大量に言うべきことがあるのは分かるのに、全く口から出てこなかった。
「何でナルメアが……?」
唯一出てきたのはそんな言葉だけだった。
「何でって元々ナルメアとはそういう関係だよ。言ってなかったっけ?」
聞いてない。いや、そういう問題じゃない。でも、そんな話知らない。
頭が混乱して同じ思考を何度も繰り返す。
ナルメアに裏切られた?
違う自分が勝手に思ってただけ。
ナルメアが男と寝てたからなんだと言うのだ。
でも、此方はお前の為に今日まで……。
既に罅が入っていた心に、この光景は耐えられなかった。
つーっと頬を何かが落ちていった気がした。
「流石にやりすぎたかな?」
いつの間にか衣服を脱がされ、布団に寝転がされた此方に向かって、男はそう言った。
心配しているような言動だが、この男はそう言いながらもその猛ったイチモツを挿入しようと此方の秘部に宛がっていた。最低な男だ。
「全く、もう少し優しくしないとダメよ団長さん。アズサちゃんは少し剣が上手いだけのただの女の子なのよ」
「そうですね。ナルメアやラルナさんみたいな変態親子と一緒の事するのは可愛いそうでしたね」
「アンッ♥♥ も、もう、いきなり胸を揉むなんて酷いわ♥♥」
奥方様もその言動とは裏腹に、酷く悦んでいるのが声音からよく分かった。
どうして奥方様もこの男に心を許しているのだ?
無理矢理関係を迫られているのでは無かったのか?
「うん? あぁどうしてラルナさんまでこうなっているのか分からないのか」
その疑問が顔に出ていたのか、この男は聞いてもいないのに話し始めた。
「ラルナさんもちゃんと最初は抵抗してたんだよ? 旦那さんに申し訳ないって。 でも直ぐに自分から腰を振る変態だったってだけさ。アズサが思うような立派な人じゃなかったんだよ」
「そんな風に言わないで。確かに夫には申し訳ないけれど、こんなオチンポを味わったら仕方ないじゃない。ねぇアズサちゃん♥」
あぁ、知れば知るほどどうでも良くなってきた。
此方はこんな人の為にあんな辱めを耐えていたのか。
……いや、違うな。勝手に此方がそう思っていただけ。
奥方様の事も、ナルメアの事もそう決めつけていただけだ。
なんて間抜けな事だ。此方一人が勝手に苦しんでいただけでは無いか。
……じゃあもう耐える必要はないか。
「……くれ」
「……ん?」
「入れてくれ。お前のモノを此方の中に♥」
自らの手で秘部を押し広げ、男を求める。
もうあの快楽で何もかも忘れてしまいたい。
その姿に男は、グランは勝ち誇った笑みを浮かべる。
その光景を此方は悔や絶望ではなく、期待と法悦の光景として目に焼き付けた。
「ア゛ァァァ♥♥ ア゛ァァァ♥♥ もっとォ♥♥ もっと激しく♥♥♥」
「まぁまぁ……スゴイわね♥」
男のモノが激しく出し入れされる。その度に脳が焼け焦げそうな程に激しい快楽が襲い。言葉が消えてなくなりそうになる。
それに抗うように何とか言葉を紡ぐが、それは全て男に媚びるものとなる。
気持ちいい。ただただ気持ちいい。
これまで賭けとして行っていた行為とは、比較にならない気持ちよさだった。
体だけでなく、心まで明け渡すとこうも気持ちいいものなのか。
もう終わった。もう此方はこの男の所有物だ。この男の下半身に残りの人生全て捧げて生きていくしかない。
でも、それでいい。それがいい。
こんなにも気持ちいいのなら、それしか考えられない。
自ら男の唇を誘い込み接吻する。そこに愛はない。仮初だ、仮初なのに仮初とは思えぬ繋がりを感じて熱が高まる。そしてそれをさらに求めて深く接吻を交わす。
先程流した絶望の涙を上書きするように法悦の涙がとめどなく溢れてくる。
「んっ……あらっ!? アズサったらスゴい事になってるわね」
そしてナルメアが目が覚めた頃には対面座位でしており。自ら腰を振っていた。既に数度彼は精を放っていたが、それでも衰えることはなく。互いにその体を貪り続けていた。
「ンっ♥ フゥ……ンっ♥♥ ナルメア……目が覚めたのね♥♥ もう少し休んでていいわよ、フゥ……フゥ……♥♥♥ アズサちゃんの次は私だからね♥♥♥」
そう言う奥方様は貞淑な姿をかなぐり捨て必死に自らを慰めていた。凡そ、自らの娘に見せる姿ではないが、止める気配は無かった。
行為に没頭していた此方はナルメアが目を覚ました事に暫く気づかなかったが、不意に顎を後ろから持ち上げられ上を向かされる。
するとそこには穏やかな笑みを浮かべたナルメアが此方を見下ろしていた。
「アッ♥♥♥ アッ♥♥♥ ナ、ナルメア♥♥♥ ハッ♥♥ ハッ♥♥ み、見ないでくれ♥♥♥ こんな恥ずかしい姿見ないでくれ♥♥♥」
「うっ、アズサ、スゴい締まる!?」
急激に高まる羞恥心。それに連動して不意に刺激が強くなり呻き声をヤツは上げた気がした。
「恥ずかしい事なんてないわよアズサ。 団長ちゃんのすっごい気持ちいいものね。 いっぱい大声出していいのよ。沢山気持ちよくなりましょう」
「そんな、アッ♥♥ そんな事言わないでくれ♥♥♥ おかしくなる♥♥♥ ハッ♥♥♥ ハッ♥♥♥ そんな事……ッ♥♥♥ アッ♥♥♥ ダメだ♥♥♥ 来る……ッ♥♥♥ スゴいのが♥♥♥ 来ちゃう♥♥♥ ア゛ッ♥♥♥♥ ア゛ア゛ア゛ッッッッ♥♥♥♥♥」
そして更に大きく仰け反りながら此方は快楽の爆発を感じ、同時に胎の中に信じられないくらい熱いモノが大量に注がれた。
意識は簡単に吹き飛び、糸の切れた人形のようにそのまま後ろに倒れる。
そしてナルメアの柔らかい体に包まれながら此方はそのまま眠りについた。
その後、目覚めてはまぐわり。目覚めてはまぐわりを繰り返し。3人と彼が同時に体力が尽きて漸く狂宴が終わった。その頃には日が昇っており、一晩中していたらしいという事は分かった。
改めて考えても常人離れした体力だと思う。ラルナ殿はともかく此方とナルメアは日々鍛錬を行っている武芸者なのに。
しかし、だからこそナルメアも惹かれたのかもしれない。ナルメアの気を引くのはいつだって強さなのだから。
……そう考えるとあの男、グラン殿に勝とうしていたことこそがそもそもの間違いだったかもしれない。
それ以降、グラン殿は師範がいる時を除いて、躊躇なく性行為を求めてくるようになった。
グラン殿が滞在している時に道場の屋敷にお邪魔すると。大体、奥方様かナルメアの服が着崩れている。勿論それは此方の場合もある。
今日も、グラン殿が滞在しており。此方は傍に近寄ると自らの胸元を緩めて誘った。
すると直ぐにグラン殿は人影のない所に連れ込んでくれる。
本当にケダモノのような男だ。
だが、それは此方も一緒だろう。
此方が自ら突き出したお尻にグラン殿が躊躇いなく腰を振る。
悲鳴のような嬌声を上げながら今日も一日、此方はグランの女として過ごした。