「ハァ……ハァ……ゼタッ……ゼタッ!」
「フゥ……♥ フゥ……♥」
柔肉と筋肉のぶつかる音、絡みつくような水音、際限なく高まる劣情と共に湿っていく吐息。
自分の想像を軽く上回って出来上がった淫靡な空間で、ゼタはグランのピストンを黙って受け入れていた。
明らかに歯止めの効いていない腰振りに理性を揺さぶられながら、ゼタは過去の己の行動に後悔していた。
事の発端は、グランとの組手だった。
組手自体は別に特別なことでは無かった。団長であるグランはよく団員達と手合わせしていたし、自分とも既に何度かした事があった。
しかしその日はいつもとは少し違った。
「えっ……負けた方が相手の言うことを何でも聞く!?」
組手を始める前にグランからそんな提案がなされた。
突然の提案に最初は驚いたが、緊張感を持ってやってみたいというグランの説明を聞いて私は納得した。
実際それくらいのリスクがあった方が、普通の組手より遥かに緊張感があるだろうし、実戦的なものに出来るだろう。
それにここしばらくまともな相手とした事が無かった私は、組手とは言え全力を振るえる事が嬉しくて、寧ろ率先してその話に乗った。
無論、負けるつもりは毛頭なかった。だから、私は戦う前からグランにどんな命令をしてやろうかということばかり考えていた。
故に、私は考えなかった。
グランが私にどんなを命令をしようとしているかを。
結果私は負けた。グランのその何処か鬼気迫る剣に押し負けた。
そしてグランが早速私に要求した事は。……そうセックスだった。
何となくそんな気はしていた。私が負けた後からグランは明らかにいやらしい視線を私に向けていたからだ。
正直約束を反故にしようかとも考えた。
しかし、負けたのは事実だし。それで話を無かったことにしようと私から言うことは流石に情けなくて出来なかった。
だから私は仕方なく、グランに身体を許す事にした。
正直ここも失敗だったと、今にしてみれば思う。
何処か年下の少年との性行為ということで、甘く見ていた部分があったのだろう。
年上の私がリードするという流れになるだろうと楽観視していた。
「イッ………クゥ!?!?♥♥♥ ッァ~~ッ!?!?♥♥♥」
そしてその考えも、グランの愛撫であっさりとイかされたことで改めざるをえなかった。
最初何が起こったか分からなかった。
好きに身体をまさぐらせていたら、どんどん敏感な所をグランが探り当ててきて。そしてあっという間に絶頂まで持っていかれていたのだ。
あまりに手際が良すぎる。
女の身体を悦ばせる術を明らかに知っている。
マズい。この時ようやく私は危機感を覚えた。
こんな技を持っているグランに、一日中好き放題されたらどうなるか分かったものじゃないと。
が、それに気づいた時にはもうとっくに手遅れだった。
「ひぃ!♥ ダメ!♥♥ そんな奥、突かないで♥♥ ンオッ!!♥」
私に覆いかぶさってきたグランは、信じられないくらいに凶悪なそのイチモツを取り出して、なんの躊躇いもなく挿入した。
そして最初っから全力でピストンをし始めた。
杭を打つようなその激しい動きは、私に一切の抵抗を許さなかった。
グランの体を退けるとか、パンチの一つでもして傷を負わせるとかそんな事は、その激しい動きに合わせて跳ねる私の身体には不可能な事だった。
逆に出来ることと言えば。グランの体にしがみき、与えられる快楽に必死に耐えるくらいなものだった。
最も耐えると言ってはみても、口からは自分のものとは思えない程に媚びた嬌声ばかり出ていたが。
そしていつ終わったのか私は覚えていなかった。
気づけば、周りにはグランの精液がたっぷり詰まった避妊具が散らばっていた。
「良かったよゼタ」
そう目覚めた私に声をかけてきたグランは、最早なんの遠慮もなく胸を揉んできた。
最早抵抗する気力もない私はそれを黙って受け入れたが、実質それはグランの女になると言っているようなものでもあった。
その日を境にグランとの関係は大きく変わった。
グランはところ構わずに求めて来るようになり、私もその殆どに応えてしまった。
断ろうとは毎回思うのだ。
しかし、あの激しいセックスを思い出させるように胸やお尻を触られると、それだけで濡れてしまうようになっていた。
そうして出来上がった私を人影の無いところに連れ込むと、その凶暴な陰茎を見せつけてくる。
それに自ら進んで奉仕する。
「んむっ、ジュルジュルルル♥ ジュポジュポ♥ おっきぃ♥ んっ、どんだけ興奮してんのよ♥ チロチロ、ちゅるる♥ 先端弄られるのどう? 良いでしょ? ってもう出そう、んっ!? んんん~~~ッッッ!?!?♥♥♥ ぷぁ! いひぃなりあひゃま掴まないでよ!」
少し意地悪すると直ぐに不機嫌になる辺り、まだまだ子供だと思う。
「ちゅ、んっ、んぁ♥ 濡れてるって? んっ、だってこれからこの大きなモノを入れられるって思うと♥ んっ! もう、ソコ私弱いんだけど、んぁ、ンッ♥ キス、恥ずかしいからキスしよ♥ んっ♥ ちゅ♥ ちゅ♥」
まぁ、その子供相手に自分は媚びている訳だが。
それもこれもグランが年不相応に上手いのが悪いのだ。恐らく、今までもこうやって色んな女をコイツは落としてきたのだろう。
良くもまぁこの本性を隠しきれたものだと思う。
「ふぅ……ふぅ……♥ ほら、アンタの好きなマンコよ。 好きにし、んほぉ!?♥ おぉ……い、いきなりはやめ、ンアッ!?♥ アッ♥ アッ♥ アッ♥」
でも、こうして好き放題に喘がされているとその理由も分かる気がする。
女の方がグランを手放したく無くなるのだ。
一度この快楽を味わったら病みつきになって忘れられなくなる。
そうなれば四六時中下半身が疼きっぱなしだ。
後は自然と性欲のままにグランを求め始める。
「んおぉぉ……♥ ほおっ……おぉ……♥ はぁ……はぁ……どんだけ絶倫なのよアンタ♥ またゴム使い切って……はぁ? ヤッてる最中の情けない姿が好きぃ!? 巫山戯んじゃないわよ、そんなの恥ずかし……んっ、んんっ、ちゅ、ジュルル♥ んはぁ……♥ アンタ……キスしたら何でも許すと思ってない? ンッ……♥♥♥」
だからグランの本性は周りにはバレない。
グランに嫌われる事だけは、皆怖くて仕方ないから。
そうして私は立派なグランの女となった。
求められれば応えるし、他の団員と激しくしているのをそれとなく他の者から隠すといったフォローを自然とするようになった。
我ながら情けないくらい深みに嵌ったものだと思う。
別に男を知らない生娘という訳でも無かったのに、随分と執着してしまっている。
いや、し過ぎているような気がした。
あくまで自分はグランにとって都合のいい存在だ。それがグランの望みであるし、私にとっても都合がいい。
でも、心の何処かでそれ以上を……。
しかし、そこまでだった。自分の事なのにそれ以上は分からなかった。
分かりたくなかったのかもしれないが。
何れにせよ、私はそのモヤモヤを当人のグランに相手してもらうことで誤魔化し続ける事にした。
が、その誤魔化しに問題が発生した。
グランがめっきり相手をしてくれなくなったのだ。
正確には、仕事が運悪く重なって会えなかったり、会えても他の子の相手をしていたりと間が悪いことが続いたのだ。
別にそれでグランの事がどうこうとはならないが、代わりとばかりにどんどんと不健全な性欲が溜まっていった。
とんでもない事をしてくれたものだと思った。
あんなセックスを経験してしまったら、我慢なんか出来るわけがないと。
だから、私はついやってしまった。
自分からグランを誘った。それも少しばかり大胆に。
他の子の相手をしたばかりだろうとお構い無しに、グランに寄っていき。
激しめのスキンシップやわざとらしく下着を見せたりといったことをした。
面白かったのは、意外とこういうのに慣れていないのか思った以上にグランがウブな反応を返してきたことだ。
あれだけのことをしておいて、そんな反応が帰ってくるとは思ってなかった私は、更に調子に乗ってしまい。どんどんグランを挑発していった。
そして先に我慢の限界に達したのはグランだった。
いきなり腕を引っ張られたかと思うと、そのまま部屋に連れ込まれた。
まだ日も落ちていないのに、そのまま私をベットに押し倒すと胸元の留め具を外されて、そのまま胸にむしゃぶりついてきた。
ジュルジュルと乳首をヨダレまみれにされながら、久しぶりに無茶苦茶にされると思うと嬉しくて仕方なかった。
だが、その日はいつもとは違った。
一通り私の胸にしゃぶりつくと、グランはズボンを脱いだ。
普段ならここで私がフェラなりパイズリなりするのだが、私が起き上がるより先にグランは無理やり足の間に潜り込んできた。
そしてそのまま、脱がす時間すら惜しいとばかりに下着を横にズラして挿入してきた。
いきなりの挿入に身体中から悲鳴が上がった。最初から溜まっていた分若干湿ってはいたが、それでも前戯無しでの挿入はキツかった。
それに何よりゴムを嵌めていなかった。グランは生で挿入してきたのだ。
「ちょっと! 生で入って、ンヒィ!?♥ ま、待って、動かないで、ンォ!♥ オッ、オッ、オッ!!♥♥ おく、奥を突くのヤメっオ゛オ゛ッ!!♥♥♥」
有無を言わさない激しい杭打ちピストンに襲われた。
上から押しつぶされてベットに沈み、跳ね返りで腰ごと浮いたと思ったらまた深く押しつぶされる。それを何度も何度も繰り返された。
お預けされすぎて発情しきった心身に、その激しいピストンは効果覿面だった。
一瞬で全身が火照り汗ばみ、下半身の運動以外に意識が向かなくなった。
そしてそれはグランも同様だったようで
「フー、フー! ゼタが……ゼタが悪いんだからな! あんな無防備に触れてきて、わざとらしく下着見せて挑発してきて! 我慢してたのに! ずっと我慢してたのに許さない!」
グランの初めて見せた、余裕の無い激しい感情が出た表情を見て。私は本能的に何が起こるのか分かった。
しかし分かったところで最早止めようが無かった。
一瞬中でグランのモノが膨張したかと思うと、別の熱を持った何かが私の中へ撃ち放たれた。
「~~~~ッッ!?!?♥♥♥ アッ、んくぅ……あ、アンタ何、中に出してんのよ……」
ゴムを着けずに入れてきた時点で気付くべきことだった。
グランはあろう事か中出しをしたのだ。
散々好き放題を許してはきたが、それでも避妊だけはちゃんとしてきていた。
しかし、その禁忌をグランはあっさりと破ったのだ。
グランが私の中から引き抜くと、逆流してきた精子が膣口からトロっと垂れて来るのを感じた。
普段見ているあの避妊具一杯に詰まったアレが、今、自分の中に注がれたというのか。
気持ちは良かった。あの子宮に向かって異物が注がれる感覚は否定しようも無い幸福感があった。
しかし、私と団長は同じヒューマンだ。異種族ではない。
こんな事をしたらどうなるかなんて分かりきっている。
分かりきっているのに……どうしてグランは何も言わずに再びソコを勃起させているのだろうか。
「う、ウソでしょ……ちょ、だ、ダメ。腰掴むな! 引っ張るな! まさか、アンタまた挿れようと……オ゛オ゛ッ♥♥♥」
躊躇いなくグランは二度目の挿入をした。
そして再び奥深くを抉るような執拗なピストンを再開した。
ここに来てようやく今の自分の状況を理解した。
私、グランに孕まされそうになっている。と。
「フゥ……フゥ……フゥ……ンォ!♥♥♥ オッ、オッ、オッ♥♥♥ ぅ……くっ、気持ちいいとこばかウヒィ!?♥♥♥ アッ、ダメ♥♥♥ ソコ、弱いィィィ!?!?♥♥♥ ~~ッッッ♥♥♥ アッ、アッ、ヒッ、ヒッ、ダメ、そこはホントにダメなと、アヒィ!?♥♥♥ ァァ、アヒッ、ヒッ、イクッ、イクッ、イ゛グゥゥゥゥ~~ッッッ!?!?♥♥♥」
逆らいようが無かった。
グランは執拗に奥を小突いてきて、子宮を叩いてくる。そこに大量の精子を放って受精させるとアピールしてくる。
それを嫌がると、既に熟知された敏感な所をいじめてきて、反抗心を削いでくる。
ただでさえ気持ちよすぎるのに、そんなことをされたら心も体も言うこと聞くわけが無い。
どっちも私よりグランの思い通りになるに決まってる。
そして実際。
「ハァ……ハァ……ゼタ……ゼタ……うっ!」
「オッ、オッ、オッ、オ゛オ゛オ゛ッッ!?!?♥♥♥ ぅ……フー、フー……ンォ!?♥♥♥ オッ、オッ、オッ、オッ、オッ♥♥♥ んっ、ふぁ……ハァ、ハァ、ハァ、んくっ、ハァ、ハァ、ハグゥ!?!?♥♥♥ ォォォ……♥♥♥」
私は目の前にあった枕を抱き抱えながらグランの寝バックをひたすら受け続けた。
腟内の奥、子宮の入口を延々と叩かれ続け。時折、そこへ射精される。
まず間違いなくデキただろうなと。そう思うくらいしたし、出された。
ベットの上に収まりきらなかった精子達が池を作っていた程だ。私の中は間違いなくグランの子種で一杯だった。
頭がどうにかなりそうだった。
いや、なっていたのだろう。
実際、何回か休憩を挟んだ際にグランが精力剤を持ってきて。グランが飲んだ後、私も口移しで飲まされた。
「フゥ、フゥ、フゥ、アツい!♥♥♥ アツいじゃないのぉ♥♥♥ ぜんっぜん治まらない! ハァ、ハァ、ハァ、あくぅ!♥♥♥ ハァ……ハァ……ンァ!?♥♥♥ 動かないでよ……♥♥ 今は私が上で動く番なんだから……ンンっ♥♥♥ ハァ、ハァ、ハァ、気持ちいい?♥♥ そっか♥♥♥ んんっ、アッ、アッ、アン、アン、アン♥♥♥」
例の錬金術師製だったらしい精力剤の効果は勿論覿面で、更に激しく私達は混じりあった。
出しても、イッても治まらない熱を纏いながら、後先考えず快楽を貪った。
気持ちいいという感情と、グランに愛されているという事実。この二つ以外存在しない世界にずっと溺れていた。
しかし、どんなに気持ちよく幸せでも終わりは来る。
流石に互いに疲れて、休憩がてら寝そべりながらの緩慢なフェラをしていると眩い光が目元に届いた。
それは窓から差し込んだ陽光だった。
気づけば、もう日が登っていた。
その後は、部屋の惨状の後片付けやら、ほぼ半日二人していなくなっていた事の言い訳やらで頭を悩ませる事となり、事後の余韻に浸る暇は全く無かった。
ただそれだけの事をした甲斐はあって、以前まであったモヤモヤとした感情は無くなっていた。
代わりに最近胸が張るようになったり、体調が優れなかったりすることが多くなったが。
まぁ多分そういう事なのだろうと考えながら、私は明日グランに会うのを楽しみにしていた。
多分グランの子種だけで村一つ出来る