本当は敵なんかいないインフィニット・ストラトス(プロト版) 作:マスクP
「はいっ。こちらが織斑君の鍵で、こちらが風森君の鍵になってます」
今日の全授業が終わり、山田先生から自室の鍵を渡された。思ったより大きい。
と、いうか。
「俺と大我、別部屋なんですか?」
「そうだ。女子生徒を招き入れやすいように、との配慮だ」
「ああ……そういう」
端的に言えば、誰も気にすることなくヤれ、と。
重婚の影響はIS学園にもあったようだ。
一夏だけはその真意を理解できなかったらしい。
「女の子? 女子を呼ぶんだったら大我との二人部屋でも」
「あーはいはいはい、後で俺から説明してやるから。じゃあ先生方、また明日でー」
全く、どんだけピュアなんだか……。世話が焼ける。
一夏の世話が焼けるのは今に始まったことじゃないけどな!
「………………風森君、慣れてますね」
「……苦労してきたからな」
聞こえてますよ先生。というか自覚あるならご褒美くらいくれよ!
◇ ◇ ◇
とりあえず俺の荷物は部屋に放り投げ、一夏の部屋に来た。
未だにピンと来ていない一夏に説明してやらないとな。
「一夏。俺らが別部屋でしかも一人になった理由、分かってないだろ」
「まあ……そうだな。俺としては大我と一緒の部屋の方が有難かったんだけど」
……こんなんだからこいつ中学のころホモとか呼ばれてたんだよな……。
これで無自覚ってんだからホント。
「お前、重婚が許可されたのは知ってるか?」
「そりゃあ。一時ニュースになったしな」
――篠ノ之束が開発したマルチフォーム・スーツ、〈インフィニット・ストラトス〉……通称IS。。
理論上は男性でも扱えるとされながら、ISが反応するのは女性ばかり。
それによって何が起こるか?
単純だ。女尊男卑――
――というわけではない。
女性にしか就けない仕事がある。それは何も、今に始まったことじゃない。
ISほど明確に就けない仕事はともかく、性別での向き不向きってのはあるわけだし。
女性の社会進出だ。
それは想像に難くない。だが……そのスピードはあまりに早すぎた。
軍事力としても使用されているIS。それを使う女性。
子供を産む女性が、急激に少なくなっていったのだ。
これが一般的な職業ならこうもいかなかったかもしれないが、軍人の場合は話が違う。
男と違い、負傷した場合の負担は計り知れない。特に、妊娠・出産において母体が傷つくというのは致命的だ。
だが、それでもISの軍事利用がなくなることはない。
単身での戦闘力の高さは、それほど魅力的なものだった。
だから政府は、別の方向から対策を練ることにした。
それが――重婚の解禁。
「色々事情はあるけど、要するに重婚ってのは『子供たくさん産め! 資金の援助してやるから!』ってことだな」
「うんまあそりゃ……………………子供?」
ここまで説明して、一夏もようやく気付いたようだ。
男一人に対して一つの部屋を用意する、ということの意味を。
「部屋用意してやるからヤリまくれってこったな!」
「ヤ、ヤリまくれってまさか」
「まあセックスだわな」
「えええぇぇぇ!?」
まるでこの世の終わりでも見たような、信じられないといった表情で一夏は叫ぶ。
こいつの倫理観は一夫一妻制で止まっていたようだ。自分を見ているようで懐かしい。
かつての俺もこの政策が発表されたときにゃあひっくり返ったもんだ。
「い、いやいやいや! 避妊とかどうするんだよ! 俺ら学生だぞ!?」
「いやまあ冗談だけど」
「なんだよ!」
さすがに学生が子供作るってのは身体的にも資金的にも負担があるし。
IS学園において女性と接しやすい環境を作ってるのは、そういうことじゃない。いや、半分そういうことになるのか?
「まあ、あれだ。今のうちに土台作っとけってこったよ」
「土台って……」
「恋人。未来の嫁さん」
「恋人……嫁……」
……こいつの朴念仁は筋金入りだ。今恋人とか嫁とか言われても、ピンと来てないだろう。
自分にしろ他人にしろ、色恋沙汰にはわざとじゃないかと思うほど鈍感だ。
鈴がこいつのこと好きなのも自覚しているのかいないのか……。
ん、恋人?
「そういや一夏。お前モッピーと出てったとき何話したんだよ?」
「え、あのとき? 久しぶりだなって、話しただけだけど」
「ふーん……」
変なこと言ってたら説教してやろうと思ったけど、モッピーの口からも聞かないと分からなさそうだ。こいつに関しては女の方からの積極性も必要だしなあ……。
まあ、初日に詰め込みすぎてもパンクするだけだろう。
こういうのは自分で気付かないと……っていうより、見ていて面白いし。
「ま、ゆっくり考えるこった。俺は部屋に戻るぜ」
「おう……」
ずっとクソ真面目に過ごしていた一夏にとって、今回のようにはっきりと性の話題を振られるのはインパクトがでかかったのかもしれない。
俺が部屋を出ていくまでも、一夏はどこか気の抜けた返事をするだけだった。
◇ ◇ ◇
「ふーん。そんな鈍感な人っているんだねー」
「いるんだよなあ。演技って言われた方がまだしっくりくる」
それから。
俺は自分の部屋に戻り、早速シャルを呼んだ。ラウラとセシリアには申し訳ないが、また今度だ。
最初に声をかけてくれたのもあって、今日はシャルと過ごす気分だった。
今はベッドの上でシャルを後ろから抱きしめながら、一緒に座っている。
二人とも寝間着だ。
あったけえ……。
「ねえ、大我」
「ん?」
「……最後に会ったのって、いつだっけ」
「えっと……去年だったかな」
あのときはたしか、代表候補生の実戦練習とかいってフランスに駆り出されてたんだっけか。で、それが終わって、話して……。
『はっ♥ あっ♥ イイっ、イイよぉっ♥』
『好きっ♥ 好きぃ♥ っあぁぁっ♥』
『ねえ……もっと、できるよね……?♥』
――…………あ、やべ。
「……大我」
「……おう」
「女の子も、寂しくなるんだよ……?」
潤んだ瞳。
紅潮した頬。
……我慢できるはずがなかった。
体をこっちに向け、目を合わせてシャルの唇を奪う。
「んんっ♥」
唇を合わせた瞬間、シャルは目を閉じて俺に身を委ねた。
その様子があまりにも可愛らしくて、抱きしめる力が強くなってしまう。
「んっ、ふ♥ ぷあ……♥ ん、ちゅ♥」
本能のまま、シャルと舌を絡める。
「ちゅ、ちゅ♥ んんっ……♥」
「ちゅ♥ んちゅ♥ っはぁっ……♥」
「たいがぁ……すき……♥」
「シャルっ……好きだ……」
唇を合わせ、舌を絡め、空いた時には愛の言葉を囁く。
それだけで、俺の分身は痛いほどに膨張してしまった。
「ちゅ♥ えへへ……脱がすね?」
言うが早いか、シャルは慣れた手つきでパンツごと脱がしていく。
途中で向きが悪く引っかかり、その反動でチンコが勢いよく飛び出した。
擬音が見えそうなほどに。
「あんっ♥ わぁ……こんなにおっきかったっけ……?♥」
膨れ上がったチンコをとろんとした目で見つめるシャル。
やがて優しい手つきで手に取り、根元からねっとりと舐め始めた。
エロすぎんだろ……。
「シャルっ……ちょっと会わない間に、エロくなった?」
「エッ……そう、かなあ。…………エッチな娘は、嫌い?♥」
首を傾げながら聞くシャルだけど、手コキは続けたまま。うん、間違いなくエロくなってる。大歓迎だけど!
「大好きに決まってんだろ。シャルだったら、なおさら」
「――えへへ♥ ちゅ、ちゅ♥ はぁ…………っむっ♥」
「う、おっ」
小さな口が、俺のチンコを飲み込んでいく。飲み、いや咥え……どうでもいいか。
そんなことがどうでもよくなるほど、気持ちがいい。
「んっ♥ んっ♥ ちゅ、ぶ♥ むっ、ん♥」
「っ、シャル、激し……!」
のっけから激しいストロークで亀頭も、竿も、手で玉も攻められる。
一人で処理する暇さえなかったところにこれは……ちょっと、もたないぞ……!
「シャル、もう出る……!」
「ん、っぶ♥ むっ、ん♥ ん……はぁ…………♥」
「シャ、ル」
高ぶった欲望を解放する……寸前で、シャルの口が離れた。
寸止めされたチンコは部屋の照明を受けててらてらと光っている。
こんな拷問あるか……。
睨みつける勢いでシャルを見ると……既に下を全て脱ぎ去っていた。
そのまま仰向けになり、両手でマンコを開く。くぱぁってやつ。
「んふ、ごめんね?♥ でも、僕も……ね?♥」
期待の目で俺と勃起しきったチンコを見つめる。
俺もそのまま入れてしまいたかったが……やられっぱなしはちょっと癪だ。
「ああ。シャルも気持ちよくするよ」
「ん、え? あの、一緒に――ああぁっ♥」
既に愛液のあふれるマンコにしゃぶりつく。
そのまま味わいながら舌で暴れ回った。
「ん、ひっ!?♥ あ、あっ、んんんっ!♥ ダメぇ、だめぇっ♥」
「激しくしたのはシャルもだろ……っ」
「あぁぁっ!?♥」
舌で膣内をかき回しながら、指でピンと立ったクリトリスをこねると、シャルの声が一段と甲高くなった。
限界が近いのだろうが、俺は止めてやる気はない。
「あっ、あっ♥ まっ、まってぇぇ♥ ひぃんっ!♥」
「イく、イっちゃうからぁっ♥ まってよぉっ♥ あぁん♥」
「ダメっ、イくっ、イくっ――あああぁぁぁっ!♥♥」
最後にピン、とクリトリスを弾いてやると、潮を吹いて盛大にイった。
ビクビクと数回震えた後に脱力し、ベッドに崩れ落ちるシャル。
もう……全部エロい。
「もう……ひどいよぉ」
「悪い悪い」
「ん、むっ♥ ちゅ♥」
お詫びを兼ねてまた唇を重ねる。
いくらなんでも俺も限界だ。
でも。その前に聞いておかなきゃ。
「シャル……ピルは?」
「ん、もうのんできた。だから……ナマで、ね?♥」
「っ……おう」
何も心配はなかった。まあ俺もゴムあるわけだけど……。
正直なところ、生の方が燃え上がる。俺も、シャルも。
「入れるぞ……」
「うん♥」
痛いほど立ったチンコをひくひくと震えるマンコにあてがい、間を置かずに奥まで突っ込んだ。
「ん、あ、ああーっ♥♥」
「……シャル?」
瞬間。ビクビクと体を震わせ、脱力するシャル。
まさか、いや、エロいとは思ったけど、まさか。
「イった? ……入れただけで?」
「んっっ♥ う、んっ♥」
「――ああもうっ、エロすぎんだろ!」
「んあっ、ああ♥ あっ♥ あっ♥」
寸止めとシャルのエロさに、もう歯止めが利かない。
本能の赴くまま、というより獣のように、ただひたすらに腰を振った。
「あっ♥ あぁっ♥ すご、いっ♥ はげしいっ♥」
「はっ、はっ、はっ♥ いい、おくっ、きもちいいっ!♥」
「シャル……っ!」
「は、ぷっ♥ むっ、んんんっ♥ んんっ、んっ♥」
シャルの声が、感触が、じゅぶじゅぶと水音が。
全てが興奮を高めていく。
限界が近くなり、シャルの腕を掴んでただ乱暴に腰を振る。
「んんっ、はっ♥ あっ、んんっ、あああっ♥ イくっ、イくぅっ♥」
「俺も、もうちょいだから、たえろ、っ」
「む、りぃ♥ はやく、はやくぅ♥ ん、ぃっ♥」
「っ――イ、くっ」
「あぁぁっ、ん、は、あああぁぁーーっ♥」
排泄にも似た勢いで、欲望の塊が吐き出されていくのを感じる。
どくん、どくん、と脈動する度にシャルの体が震える。
目の前で火花が散るような深い快感から抜け出すのに、しばらくの時間がかかった。
「はー……っ♥ はー……っ♥」
白い首を見せてのけぞり震えるシャル。
それを見て、俺は。
(…………えっろ……)
萎えたばかりのチンコに、また血が集まっていくのを感じた。
でも、シャルは大丈夫だろうか。俺と違って、シャルは何度もイってるし……と考えていると。
「……………………しない、の?♥」
「――…………っ」
「んっ♥ あっ、あぁぁっ♥」
――結局、眠りについたのは日付が変わるころだった。