本当は敵なんかいないインフィニット・ストラトス(プロト版) 作:マスクP
「――……ん……」
瞼越しに白い光を感じ、目を覚ます。
昨日カーテンは閉めて寝たはずだけど……気のせいだったかな。
まあ、IS学園で覗きとかがあるわけでもなし、気にすることでもないか。
今は何時だろうか。できればシャルを起こさないように確認したい。
両腕に感じる重みを気にしながら携帯を探し――
――両腕?
左を向く。うん、シャルだ。
生まれた姿のまま俺の腕に捕まって幸せそうに寝ている。かわいい。
右を向く。
「おはよう大我。もう起きたのか」
「……おはよう」
――シャルと同じ格好で腕に捕まる、ラウラがいた。
驚いて大声を上げなかったことをほめてほしい。
「いつの間に」
「ついさっきだ。起こそうとしたんだが、気が付いたら寝ていた」
「あっ、そっかぁ」
お布団には勝てなかったよ。まあ、ラウラらしいといえばらしい……のか。布団に潜り込んでくるのも今回が初めてではないし。
「全く、シャルロットにばかり構って。……私も、寂しかったんだぞ?」
「……悪かったよ」
「んむ♥ ……はぁっ♥ 仕方ないな、まったくっ」
お詫びの印にキスしてやると、より一層腕に掴む力を強くした。かわいいかよ。
それはそうと、今何時だ。なんとか首をひねり、時計を確認する。
6時……。
食堂には7時半くらいに行こうと思ってたから、まだ多少時間はあるんだな。
けど、朝からシャワーでも浴びたいと思っていたから二度寝の余裕はない。
そろそろ起きるか……。
「ところで、大我」
「なんだ?」
「昨日はシャルロットとお楽しみだったようだが、まだ足りないのか」
「うっ」
言いながら、朝立ちしている我が分身を掴まれる。
これは生理現象なんだけど、と説明したのはいつのことだったか。
最初のうちは一回一回説明していた気がするけど、途中から諦めた。こいつ分かってやってるんだもの……嬉しいけど。
「全く、仕方のないやつだ。んっ♥」
その割に機嫌よさそうだなラウラさんよ……。
唇に一つキスを落とすと、笑みを浮かべながらもぞもぞと俺の横から股間の間に移動した。
そしてシャルに勝るとも劣らない手つきでパンツを脱がし、そっと手コキを始める。
「ん、っ」
「ふむ……まだ滑りがよくないな」
「そりゃあ、色々出てないからね」
……自分の真横でいきなりおっぱじめたら、まあ、起きるよな。
「おはよう、シャル、っ」
「うん、おはよう大我。ラウラもおはよ」
「ん、っ、むっ♥ はぁ……起きたか、シャルロット」
俺が呑気にシャルと挨拶を交わしている間に、ラウラは愚息を口に含んでいた。
昂らないままに快感を得るのも、もどかしいがこれはこれで。
徐々に高まっていくのも悪くはない。
「もうっ、ずるいよラウラ。僕もやりたいのに」
「ふむ。では二人で、だな」
「うんっ♥」
ラウラの言葉に、一瞬で雌の顔になるシャル。
うずくまるラウラの隣に座ると、シャルもチンコに顔を近づけた。
「昨日あんなに出したのに……♥ もうこんなにカチカチ♥」
「そんなに凄かったのか……。大我、今度は私も相手してもらうからな。ちゅ、れろ♥」
「んーちゅ♥」
「あぁ、っ」
ラウラが竿と玉を。シャルが亀頭を攻めていく。
いや、場所が決まっているわけじゃない。代わる代わる、攻め方を変えてチンコが二人の美少女の唾液と我慢汁塗れになっていく。
その快感は一人のときとは桁違いだ。
「う、あぁっ」
「ふふっ♥ 大我、気持ちよさそう♥ ん、じゅ、じゅぶぶっ♥」
「当然だ。大我の弱いところは知り尽くしているぞ……♥ ちゅ、ちゅっ♥ れろれろ♥」
「うん♥ ほら、このくびれが弱いんでしょ?♥ れる、ちゅ♥」
「ここをほじられるのも弱いんだったな……♥ 全く、こっちに関しては弱点だらけだな♥ ちゅう、れろ、ちゅううぅ♥」
シャルとラウラの言う通りだ。俺がどこが弱いのか、全部知り尽くされている……っ。俺も攻めに回れば泣かせられるし!
いや、本当に強がっている余裕がない。この二人の攻め、久々に味わったけどマジで容赦がねえ!
「んんっ、じゅ、じゅぶ♥ ちゅ、れろれろ、じゅ、ぶっ♥」
「れー♥ ん、ちゅ、れろ♥ 大我、我慢はよくないぞ?♥ ほら、出してしまえ♥」
「そうそう♥ は、ちゅっ♥ はやく、はやくのませて♥」
「シャルは本能でいいすぎ……っ、ああ、もうイくっ」
舌で、手で、舐められ、吸われ、咥えられ……もう、限界だ。
「で、る……っ!」
「ん、むぅぅぅっ!♥ ん……っ♥ んく……っ♥」
「ああっ、ラウラ! 僕にも残してよ!?」
「ん、ふ……っ♥ はあ……っ♥」
達した瞬間に咥えていたのはラウラの口の中に、朝一の精液を全て吐き出していく。
嫌な顔どころか、嬉しそうな表情でそれを受け止め終わると、口を開いた。
……途中で少し飲んでたはずだけど。よくもまあ朝からこんなに出せるもんだ我ながら。
「あぁ、まだ残ってる……。僕にも分けて♥ んちゅ♥」
「は、んちゅ♥ は、ぁっ……♥」
「ん、んむ♥ ん、くっ♥ んくっ♥」
躊躇いなくラウラの口に吸いつくと、舌を絡めながら精液を自分の胃に流し込んでいく。ほんとどこまでエロいんだシャルは……。
男冥利に尽きるけども。
「はぁ……っ♥ ごちそうさま♥」
……まだ朝なんだけどなあ。そんなことされたらなあ!
「シャル、ラウラ。――風呂、行くぞ」
『――……♥』
◇ ◇ ◇
「……大我。お前、なんかげそっとしてないか?」
「キノセイダヨー」
「ご、ごめんね大我」
「つい夢中になってしまった……」
「ああいいんだ、二人は悪くねえ」
食堂につくなり、一夏に心配された。結構搾り取られたからなあ……。
本当に殺す気かよ。本望だけど。
これは精力に関しては真面目に考えないといけないかもなあ。
今日も早速卵料理メインのデザートがバナナだ。プラシーボ効果かもしれないけど、ないよりまし。のはず。
4人で席に座ってご飯を食べていると、一夏が「そういえば」と口を開いた。
「そういや大我、代表者決める試合っていつだったっけ?」
「再来週とか言ってなかったけな……わり、うろ覚えだ」
言ってたような、言ってなかったような。聞いてなかったんだろうなあ俺。
見かねたシャルが助け舟を出そうとしてくれたが、それよりも先に出してくれたやつがいた。
「もー、聞いてなかったの? 試合はねー」
「再来週、ではなく来週の月曜ですわ。織斑さん、大我さん」
優雅な、聞きなれた声。
セシリアが、サンドイッチを中心にした洋食をお盆に乗せて立っていた。
「おお、おはよう、セシリア」
「おはようございます♪ シャルさん、ラウラさんもお久しぶりですわね」
「うん、久しぶり! 入学式の前だと……候補生の合同演習だっけ?」
「はい。まあ、というよりはそれくらいしか会っていなかったのですけれど」
「つーか、セシリア座れよ」
「そうそう。俺の隣空いてるぞ?」
「その、ご一緒したいのはやまやまなのですが……織斑さんの隣でしたら、先客がいらっしゃるものですから。失礼いたしますわ」
そう言うと、セシリアはお盆を持ちながらも華麗にお辞儀して、別のテーブルへと向かっていった。
一夏の隣か、想像はつくけど、誰だろうか。
……いや、探すまでもなかった。
セシリアが去ったあと、そのすぐ斜め後ろ。
どこに座ろうかと右往左往する箒の姿があった。
「モッピー!」
「箒だ! 全く」
ぷんすか、と頭から煙を出しそうな勢いでこちらに歩いてくる。
今の席で空いてる場所って言ったら……さっきも言った通り、一夏の隣しかない。
なるほど、それで尻込みしてたのか。かわいいやつめ。
「どうした? 箒、ここ座れよ」
「あ、ああ。失礼する」
緊張の面持ちで一夏の隣に座る箒。
緊張の意味が分からない一夏、それをまっっったく上手に伝えられない箒。
「これは……苦労しそうだね」
「だろ」
シャルが親しげに俺と話しているのが気になったのか、箒はチラチラとこちらを見てくる。
異性が仲良く食事、しかもそれが旧知の仲といったら、気になるのは当然か。
しかし、箒は口を開かない。黙々と料理を口に運んでいる。
ご飯の時は黙っておくか……? と考えていたのだけど。
「篠ノ之箒といったか。貴様、大我の何がそんなに気になる?」
「なっ」
ラウラさんが火の玉ストレートを投げ込んでくれました。今回はありがたいけどほんと空気読まないね!
「……その。気になるやつがいるのだが……お前たちのように、親密になれる気がしないんだ。どうすれば、そこまで仲良くなれる!?」
「近い近い」
火の玉ストレートがよっぽど効いたのか、箒は身を乗り出してきた。一夏が隣にいるってのに聞くってことは、本当に自分じゃ解決策が浮かばなかったんだろう。
「箒、落ち着けって。みんなびっくりしてるぞ?」
「あ……ああ、すまない」
一夏に窘められ、箒は姿勢を整える。
いやほんとにこの二人はどっちもどっちだ。どっちかが踏み出す必要があるんだが……色恋沙汰についてはとやかく言いたくない。こういうのは人それぞれで解決法がある、っていうのが俺の持論だからだ。本人が望むなら全力で手伝うけど。
それで、だ。仲良くなる方法、だっけ。
考える前に、やはりラウラが口を開いた。
「どうすれば、など考える必要はない。私は愛してると伝えた。大我がそれに応えてくれた。それだけだ」
「う、むう」
そんな簡単にできるなら苦労はねえ! って顔をしている。俺もそう思う。
その方法で成就した俺が言うのもなんだけど、100%の人間に通じる手段じゃないと思う。
それなら、と次にシャルが話し始めた。
「僕は……ひたすらアピールだったなあ。どうすれば想いが伝わるか、じゃなくてどうすれば告白してもらえるか、ってことばかり考えてたかも。……あはは、ラウラのあとにこれじゃちょっとインパクト薄い、かな?」
「ふむ……ふむ。そうか」
どちらかと言えば、箒に通じる手段はこっちかもしれない。
問題は、それが通じる相手か、っていうことだけど。
二人ともいいこと言ったけど、俺の言いたいことはちょっと違うかも。
「やりたいようにやればいい。この二人でさえやり方が違うんだから、箒にとってやりやすいやり方だってきっとあると思うぜ」
「……私らしい、やり方」
それが何なのか、俺にも分からない。案外ラウラのやり方が一夏にとってはクリティカルかもしれないし、地道にアピールしたら箒を好きになるかもしれない。
それもこれも、箒がやりたいやり方をやればいい。
正直個人の意見無視していいならさっさとくっつけたいんだけどなこいつら!
クッソもどかしいんだからもう!
あと一夏、蚊帳の外みたいな顔してるけどお前のことだからな!