Fate/stay night : 2.5i+3.10i+BERSERK = The Future Remember 作:形のない者
衛宮士郎が自室で就寝して、小一時間が経過した頃。
暗闇の中で眠りに就いていた士郎は、ある違和感を感じ取って目を覚ます。
「……キャスター?」
己のサーヴァントを呼んでみるも返事がない。
常に主の側に着いて守護する役目の従者がいない。
それは本来なら危惧すべき事態だが、こと衛宮士郎という少年は、それほど気にすることでもないと考えている。
だが、今夜だけは様子がおかしい。確証も根拠もないが、ただ日常然とした気配が感じられない。そう衛宮士郎は思った。
キャスターと再契約した夜は、ただ無念と後悔と明日への算段を胸に床に就いた。
その次の夜は魔術回路を全開にし、武家屋敷を神殿とし防衛陣を敷いて、特に竜牙兵という異物感も覚えず静かな夜を過ごした。
しかし、今夜は蜘蛛の糸が張り巡らされた中で眠る蝶々のような違和感を覚える。
その言い知れぬ不安を感じた衛宮士郎は、ふと屋敷を回ろうと思い至った。
別棟では間桐桜と間桐慎二が寝ている。
そこに用はないため、士郎は縁側を渡り、居間近くを通る。
「……土蔵か?」
そこで士郎は直感という閃きのまま、玄関で靴を履き、外に出た。
すると思った通り。月夜の暗さに目を凝らせば、土蔵の扉が僅かに開かれており、中に人の気配があった。
それを確認して、士郎は音もなく近づく。
なるべく気配を殺して、土蔵の中で何が行われているのかを確かめようとする。
「――――Ψυχή――――」
それは、神代における言の葉。
現代における大魔術を一小節で行使できる神の御技。
その言葉の意味するところは不明であるが、少なくとも魔術師が見れば、その魔術がどういったものであるかは見て取れる。
そう。衛宮士郎は見てしまった。それを見て、理解してしまった。
その魔術がどういった系統のものであり、特性であり、属性であるかを。
糸が伸び、糸が触れる
その糸は何本もあり、風に乗って街を進む。
玉の緒の半分を吸い尽くす羊の毛糸。
その魔術は、俗に魂喰いと呼ばれるものだった。
「――――キャスター」
「……っ!? ぼ、坊や……? あ、あの、これは――――」
背後から忍び寄っていた士郎に気づき、キャスターは取り乱す。
――――聖杯戦争において、サーヴァントに魔力を与えて強化するという手法は、ある意味では定石である。
その中には魂喰いという、人間の生気を搾取する手段が存在する。
たとえば吸血種なら、魂喰いは吸血という手段で行なわれる。
たとえば魔術師なら、魂喰いは吸精という手段で行なわれる。
そして魂喰いの対象は、往々にして罪のない一般人が狙われる場合が多い。
「……なにをしているんだ、キャスター。その魔術は、まさか……」
「……あの、マスター。話を聞いてください。これは、必要なことなのです」
無論、それが聖杯戦争の定石だったとしても、そも魂喰いを許さないマスターもいる。
理由はどうあれ。少なくとも衛宮士郎というマスターの方針は、まさにそれだった。
一般人への被害を食い止めるために、聖杯戦争に参加した男。
そのことを知るキャスターは、おそらく隠れて魂喰いを行なっていたのだろう。
しかし密かに実行していた魔力搾取が発覚した今。キャスターは取り繕うことよりも、目前にいるマスターへの説得を始める。
「キャスター。それは必要なことじゃない。今すぐにやめろ」
「っ……いいえ。やめません。何度も言いますが、これは必要なことです。私たちは今、最悪の状況に立たされています。マスターの魔術回路が開いたとは言え、その魔力生成量は乏しく、ゆえにサーヴァントへの提供量も足りなさすぎる。私自身の魔力も霊基切削により損傷してしますし、この状態では緊急の戦闘の際、マスターを守ることも、拠点の防衛すらもままなりません。だから……」
「だから、魔力が必要だから、聖杯戦争のことなんて知らない人々から、生命力を奪っても構わないと?」
「……えぇ。でも命までは取りません。支障のない程度には抑えています。ですから坊やは気にせずに、部屋に戻って寝ていて――――」
「キャスター。俺の方針は前に伝えたはずだ」
士郎は断固とした口調と声色で訴える。
――もう、こんなことはやめろと。
「……正気ですか? 貴方は、自分が置かれている状況を分かっていて?」
「あぁ、充分に分かっている。魔力の不足は確かに問題だ。それは俺が不甲斐ないせいなんだが、だからといってキャスターに魔力集めはさせられない。……だから、何か別の方法を考えよう。とりあえず、次も同じことしたら令呪一画な」
「ぐぬっ……令呪を交渉に使うなんて、随分と生意気にマスターらしくなったものね? もう……」
衛宮士郎の説得を受けて、キャスターは魂喰いの魔術儀式を停止させる。
だが、それは何も、令呪の無駄使いを恐れてのことではない。
ただ、キャスターの眼前に立つマスターの目が“本気”だったからだ。
その本気を引き出してしまうくらいなら、マスターの説得に応じた方が賢明な判断である。
――ここで最悪“殺し合い”には発展したくない。
ある意味、そうキャスターに思わせてしまう時点で、衛宮士郎という少年は一番聖杯戦争のマスターから縁遠く、しかし一番サーヴァントのマスターらしい人物なのかもしれない。
「それで、
皮肉を込めてキャスターは問う。
「う~ん……といっても。済まないが俺には何も思いつかない。キャスターの意見が聞きたいな。魂喰い以外で、何か方法はあるか?」
「ないことはないですけど……でも、……坊やには、まだ早いというか……?」
「……早い? なんだよキャスター。最後まで聞かせてくれよ。俺に出来ることならなんでもやるぞ。人様に迷惑かけないやり方なら、全力で協力する」
「うっ……う~ん……そ、そうね。なら、もう寝室に戻りましょう。話はそこでもできるわ。ここは寒いし、ね? 戻りましょう。えぇ――」
途端、キャスターは挙動不審になり、士郎の横を通り過ぎて寝室に戻ろうとする。
その態度に首をかしげる士郎だが、とりあえず二人は寝室に戻った。
明かりは点けておらず、薄暗いままの寝室。
布団一枚の上にあぐらをかいて座るは士郎。
その隣にはキャスターも正座しており、二人は面と向かい合っている。
「それで、キャスター。話ってなんだよ?」
「えぇ……。もうこうなったら単刀直入に言うわ……」
土蔵の時から、何かを言いよどんでいるキャスター。
そのことを察している士郎ではあるが、それが言いにくいことなのだとはちっとも分かっていない。
そして、いよいよキャスターの口から。
魔力の不足問題についての解決法が提唱された。
「――――魔力供給をしましょう」
「……はい?」
首をひねる士郎。
「だから、魔力供給よ!」
「いや、それはもちろんなんだが……おい、キャスター。ふざけてるのか? 俺たちが今話しているのは、その魔力供給をどういう手段でやるのかって話だろ?」
「あ、当たり前でしょう!? だから魔力供給なのよっ! もう、これで察しなさいよ! バカ!」
「なっ、バカって……ちゃんと言わなきゃ分からないだろうキャスター? 一体どうしたんだよさっきから。なんか様子が変だぞ、お前」
そんな士郎の返しに、キャスターは少し拗ねたように口をすぼめる。
その頬は赤らんでおり、視線は士郎の周囲を彷徨っていた。
「……はぁ。やっぱりここじゃ言えないわ。二人きりならまだしも、余計な邪魔者がいるんですもの」
「……キャスター?」
ふと、ため息をついて目を伏せたキャスターは、士郎に対してではなく、ほかの誰かに向けて語りかける。
「マスターとサーヴァントの夜を覗き見するとか、いい度胸ね。ライダー」
そう言ってキャスターは天井を見上げる。
釣られて士郎も頭上を見上げるが、そこにはただ天井があるのみ。
しかし、ふと半透明な何かがするりと壁伝いに降りていき、障子の前でライダーが実体化した。
「ら、ライダー……!?」
驚きの声を上げる士郎。
それに対してキャスターとライダーは特に反応を示さず、どちらかというと互いに睨み合っていた。
「どうやら貴方たちには、問題が山積みのようですね。キャスターが言いにくいことなら、私が代わりに言ってあげますが」
「ライダー? お前、キャスターが言いたいことが分かるのか?」
「えぇ。それはもうズバリと。なんならバッサリと言ってあげます。
――――キャスターは、マスターと布団を共にしたいのだと」
「えっと……、――――それは、つまり……?」
その瞬間、士郎の意識は凍りついた。
おそらく士郎は、何度も頭の中で今のライダーの言葉を反芻させ、幾度も同じ結論に至った事だろう。
つまりキャスターが言っている魔力供給とは、古代より変わらない、とある普遍的な魔術儀式。
それも魔力供給を目的とした、男女による性交を手段とするもの。
――――ずばり。同衾であると。
「……ま、待ってくれ。なんだかそれは、とてもイケナイことのような気がする……というか、本当にイケナイことだぞ、それは!?」
「はぁ……ねぇ坊や。もうこれしか魔力の確保手段は残されていないんです。ほかに何か思いつくことがあるのなら、それにしますけど……少なくとも、今の私にはないわ。これ以上に効率的で簡単な魔力供給手段なんて、私はほかに知りません。そろそろ腹を括りなさいマスター。私だって宗一郎様以外の男に抱かれるなんてまっぴらごめんですけど、これも目的のためよ。私は復讐のためなら、なんだってやってやるって決めたんですもの。だから貴方も私の覚悟に応えてちょうだい。……それに、やぶさかではないっていうのも、ちょっとはあるんですからねっ」
「――――やぶさかではない?」
それはつまり満更でもない?
……そんなことを一瞬でも考えたのか、士郎は気恥ずかしそうに頭を搔く。
そこでライダーが口を開いた。
「これで話はまとまりましたね。では、今度は私の話を聞いてください。シロウ、キャスター」
「……ライダー?」
唐突なライダーの頼みに、士郎とキャスターは耳を貸す。
「その同衾。――――私も混ぜてください」
「――――。……はいぃっ!?」
腰を引いて驚く士郎。
そこでキャスターが反論する。
「私も混ぜてって……ライダー。貴方まさか、私の魔力供給相手を横取りする気!?」
「横取りするも何も、私は最初から彼に目をつけていました。どちらかというと、私の獲物を横取りする気なのはキャスターの方です。しかし今は彼を求めて争っている場合ではない。かなり癪ですが、ここは効率的に魔力を分け合う状況だと判断しました」
「それは……確かに癪だけど、一理あるわね……」
そこで火花を生む視線をぶつけ合っていたキャスターとライダーは、一転して互いに頷き合い、次に士郎を見つめる。
「――えっ……え~っと。これはまさか……ライダーもキャスターも。俺の体が目当てってことですか?」
自分の貞操を守ろうと理性が回避行動を取ったのか、思わず士郎は両手で体を抱き込むように身を守る。
『えぇ。ですので。――まずは服を脱いでください』
「シロウ」
「坊や」
……と、ライダーとキャスターは声を合わせる。
身を固まらせる士郎。
擦り寄ってくる紫と黒の美少女。
身長百六十七センチの男に、身長百三十センチ程度の少女ふたりが這い寄る。
「ちょ、ちょっと待て……ぐっ……わ、分かった。それしか、方法はないんだな? ――だ、だったら、まずはライダーに言いたいことがある……」
「……私、ですか?」
「あぁ。それは……俺の呼び方についてだ。変な事を言うが、俺のことは、ちゃんと士郎と呼んで欲しい」
そんなことを言われたライダーは、しかし真面目にも何度も士郎の名前を復唱し始めて、じきにちゃんと言えるようになっていた。
「城う……士郎……。これで、いいですか?」
「あぁ、完璧だ。――――そ、それじゃ……だな……」
顔を真っ赤にし、これからのことを想像しているのか、士郎の口元がひどく緩む。
それを見て、キャスターが最後の後押しをした。
「まだ躊躇っているの坊や? もしかして貴方、童貞だったりするのかしら? それとも私たちの外見に騙されているの? 大丈夫よ。私もライダーも坊やからすれば年上。気にする必要ないわ。筆おろしは任せてね?」
「ふで……!? いや、そういうことじゃなくてだな――って、うぇっ!? きゃ、キャスター……!!?」
ふいにキャスターは、士郎の服の裾をまくりあげる。
同時に、士郎の背後に回り込んでいたライダーが、士郎に両腕を挙げさせて、キャスターによる脱衣を手伝う。
その連携に対して、士郎は乙女のような甲高い叫びを上げる。
そうして士郎は半裸になった。否、されてしまった。
今度のキャスターは、士郎のズボンを脱がそうとする。
一方のライダーは、士郎の背後で黒衣を脱ぎ、先に裸になろうとしていた。
やがて衛宮士郎は、あれよあれよという間に全裸となる。
彼の彷徨う視線の行き先にはキャスターがいて、彼女はローブを脱ぎ始めており、華奢な背中を見せていた。
…
かくして自然体となった三人は、一人分の布団の上に集まった。
「さぁ、坊や。どうか来てちょうだい。あまり、魅力的な体じゃないでしょうけど……」
自身の小さな体をコンプレックスに思っているのか、キャスターは恥じらう。
しかし士郎は、そんな彼女を見て、思ったままの感想を言った。
「――――いいや、キャスター。とても綺麗だ。とても可愛らしいと、俺は思う」
衛宮士郎の口から衝いて出た褒め言葉。
それを聞いたキャスターは、思わず頬を赤らめてしまう。
仰向けで布団に寝そべるキャスター。水色の髪の毛が枕に広がる。
小さな四肢は柔らかそうで、蕾のような胸部はふっくらとしている。
へそ下はやや妖艶な肉付きをしており、秘奥の股下は閉じられていた。
その上に、士郎が覆いかぶさる。
「っ……!」
最初に士郎が手を出したのは。否、舌も出したのは、均整のとれたキャスターの胸元。
側面から、両の手のひらでまあるい小丘を掴み、先端をちろりと舐めとる。
「ん……い、いきなり、すごいところに行くわね坊や? 私たちがしなきゃならないこと、分かっているの?」
「あぁ……。でも、いきなり始めたら痛いだろ? まずは、……その気にさせないとな」
未だ閉じているキャスターの股下。
それが士郎の両手によって開脚される。だが、本番にはまだ早い。
キャスターの下腹部の蕾に局部を当てる士郎は、そのまま彼女の幼い体を抱き込んだ。
そして――――そっと口付けを交わす。
接吻する直前。ぎゅっと瞼を閉じていたキャスターは、唇が離れると同時に、潤む瞳で士郎を見上げる。
「……っ。キャスター……」
その上目遣いの視線にやられたのか、士郎はキャスターの体を持ち上げた。
士郎の膝上にキャスターがちょこんと座り、二人は肌を密着させる。
士郎の首に手を回すキャスター。
彼女は膝の上でバランスを取るため、膝立ちで士郎と胸を合わせる。
一方、士郎はくびれのできたキャスターの脇腹とうなじを両手で掴み、再度その唇を重ねさせた。
――びくん。と首を仰け反らせるキャスター。
僅かに開いた小さな赤い口の中には、士郎の舌が押し込まれていた。
そうして互いに互いの唇を貪ること数秒。
濡れる二つの口元は、既に前戯を終わらせてもいい頃合となっていた。
一方、蚊帳の外にいたライダーが、ここで行動に出る。
そっと士郎の大きな背中に抱きつき、ライダーは首筋をかぷりと噛む。
続けてわざとらしく小ぶりな胸を背中に押し付けて、愛情たっぷりに士郎を抱擁する。
そんな甘い痛みを感じた士郎は、ぐぐいっと背筋と剣を伸ばした。
「ぁ……」
士郎の勃ち上がった剣が、キャスターの大腿の間を通過し、ぴたりと嵌め込まれる。
このままキャスターがストンと落ちれば、あわや二人は結合するだろう。
「……キャスター」
そこで士郎が、両手でキャスターの細い腰を掴み、ぐっと下に押し付けた。
「ふぅ……んっ……!」
キャスターの濡れた花園に突き上がる、弾力のある剣。
そうして、キャスターの秘奥は破蕾した。
仰け反る首。ねじれるくびれ。喘ぐキャスターは、天に昇るように舌を出す。
そこで士郎は眠れる獣を猛らせて、押し倒すようにキャスターと布団に倒れこみ、一度、二度、十度、二十度と、剣を押し込んでいく。
「っん、ん、ぁ、あ、あんっ! いっ、ぃんっ――――ぼ、ぼうっや――――ぁんっ!」
どっしりと膝で立つ士郎。彼は眼下に仰向けるキャスターに、太い剣を突き入れ続ける。
容赦なく打擲され、蹂躙されるキャスターの花園。
股下と股下がぶつかり合う音と少女の喘ぎ声が、止むことなく寝室の闇に上がり続ける。
やがて汗だくとなり、それでも犯すのを止めない士郎の耳元に、ふとライダーが囁きかけた。
「……士郎。もっとです。そんなんじゃ足りませんよ。私なら、もっと貴方のあんなことやこんなことを、受け入れてあげますよ」
「っ……たとえばっ?」
「たとえば、そう……貴方が思う。もっとひどいことを」
言われて、士郎はキャスターの両腕を掴み、思い切り自分の方に引っ張った。
「あ、んっ……ぁ!」
引っ張られる、キャスターの肉体。
これ以上、二人の体が密着することなど叶わないというのに、士郎はもっと花園の奥へと剣を突き入れるため、引っ張る腕に力を込める。
そうして士郎は腰を振る。何度も何度も、キャスターを突き放すように腰を振る。
押し出される、キャスターの肉体。
矛盾し合う引力と斥力。
高まり続ける反発作用。
重圧に身をよじらせる少女の体は、男の最終打撃に絶頂を迎える。
「ぁ――――はぅん!」
一度、大きく破裂音をこだまさせたキャスターの股下が、ひどく緩み、白い糸を引かせる。
「はぁ、はぁ、はぁ……ぁ、んぅ……ま、まだ……足りないわ……っ」
ぐったりと布団の上に身を置くキャスターは、息を荒くして両手を士郎に伸ばす。
その求めに士郎が応じようとしたとき、キャスターの傍らに、ライダーがうつ伏せの状態で寝そべった。
「いいえ。次は私の番です。……といっても、選ぶのは士郎ですが」
「…………キャスター。その体じゃ、少しきつかったろう。しばらく休んでいてくれ」
そう言われたキャスターは、やや残念そうに伸ばした腕を引っ込める。
次にキャスターは、隣に寝そべるライダーを睨みつけるも、当のライダーは勝ち誇ったような表情でキャスターを見下ろしていた。
「ほらまた……喧嘩するな、二人とも。そういう子は、お仕置きだぞ?」
士郎はライダーの腰を持ち上げて、少女の乾いた蕾に剣を押し当てる。
「っ……硬いな……」
ぐりぐりと極太になった剣を押し込む士郎。
対する四つん這いのライダーは枕に顔をうずめて、布団を握り締め、局部の痛みをこらえていた。
「ぁ、し、士郎……それ、はっ……――っ!」
そして後背位のライダーの秘奥に――――ズン、と。士郎の剣が力強く入り込んだ。
「はっ……んっ!」
上半身を跳ね上げさせるライダー。
紫色の長髪が艶やかな背中に垂れて、身を上下させるごとに乱れていく。
その小さな体は痛みという快楽に翻弄され、握り締められる敷布団がどんどん歪んでいく。
そんな、キャスターの時より激しい性行為は、まさに上級者といえる乱れ具合だった。
最初は乾いていた少女の秘奥が、士郎に苛められるごとに濡れていく。
叩き込むごとに息詰まる剣は、徐々に滑らかなものとなって、滑り込むように花びらへ突き入れられていく。
草木をこするような音は、やがて川の水流のような音となり、男女はぶつけ合う肉体と幼体を加速させていく。
「ライ、ダー……っ!」
「ふ、っ、んっ、ん、ぁ、は、ぃ、し、ろ、ぅ――――んっ!」
猛打された剣から解き放たれる白い奔流。
それがライダーの花びらの奥へと流れ込み、ライダーは鼻息荒く全身を痙攣させる。
「ふぅ、ふぅ、ふぅ……な、なかなか貴方も、性豪、ですね。士郎……」
ライダーの鼻息で暖かくなる枕。張り詰めた腹部と汗だくの体もまた、布団に生暖かい温度を与える。
「……キャスター」
次に士郎は、傍らに寝そべるキャスターのもとへ移動する。
それは膝立ちの状態で、一歩、二歩と移動すれば事足りる距離。
「……待ってください。士郎」
そこでライダーが起き上がり、主従の間に割って入る。
次に何をするかと思えば、ライダーは大口を開けて、士郎の剣を咥えてみせた。
「んっ……」
吸い付くように剣を舐め、ライダーは味わうように食んでいく。
一方の士郎はライダーの頭を押さえ、腰を振り、ライダーの口腔の先まで犯していく。
「キャスター。来てくれ――――」
手招きする士郎。
それに応じてやってきたキャスターの腰に手を回し、接吻。主従は舌を絡み合わせた。
…
その後も彼らは二時間に渡って戯れに興じた。
布団の上で出来ることは全て行なった。
華奢なキャスター。可憐なライダー。
その肌を汚し、姿を乱れさせること何十回。
衛宮士郎は二人の少女を犯すことに、一切の妥協を許さなかった。
涙ぐむ少女に剣を突き入れ、喘ぐ少女の瞳に桃色の花を咲かせて。
求める少女に射精をし続け、魔力供給という目的なら不必要と思われる後戯すらも疎かにはしなかった。
布団で仰向けになる士郎。
その胴体に少女が被さり、その剣山に少女が踊り乗る。
入れ替わり、立ち代わる二人のギリシャ少女。
あくせく働き汗を流し、魔力と快楽を求めて貪り合う。
…
やがて寝室の布団には、士郎の両腕に収まるキャスターとライダーの寝姿があった。
魔力が充分に溜まったキャスターとライダーは、霊体化に入ろうとする。
だが、ライダーは消える前に、士郎にあることを問いかけた。
それは――――サクラのことを、どう思っているのかと。
その問いに対し対し、士郎はすぐに答えられない。
それでも構わないとして、ライダーはのちに答えを聞かせて欲しいと告げ、霊体化した。
かくして魔力供給を終わらせた士郎は、くたくたの体で、ようやく眠りに就いたのであった。
/了
ロリライダーァアアアアアアア!
ロリキャスターァアアアアアア!
拙者より身長高い奴に用はねぇ!(身長百六十センチ程度のダビデ感)
――――まぁダビデと違って、別に自分より身長高い相手にトラウマとかないんですけど。つまりただのロリ(ry
ところで高校生の頃の拙者は何を書いているんだ。
今になって改稿している自分の身にもなってくれ。