Fate/stay night : 2.5i+3.10i+BERSERK = The Future Remember 作:形のない者
窓から入る月光が寝室を照らす。
天蓋付きの寝台の上で、仰向けに倒れるは裸の乙女。
ふと、光が届かない部屋の片隅から、薄闇に紛れて全身傷だらけの大男が現れる。
大男は寝台の上に登り、乙女に覆いかぶさった。
次に大男は、優しく乙女を扱った。
乙女の細い腰を持ち上げて、舌を出し、清潔な腹下を舐め始める。
その度に乙女は髪を揺らし、震える体をときどき跳ね上げさせて、怯えるように胸の前で腕を重ねる。
濡れる股下。筋張る腹筋。
小ぶりの胸は華奢に映え、火照る頬は両手のひらに隠されている。
…
やがて、前戯を終えた大男は本番に入る。
――――ズン……。
星空に輝く瞳が見開かれて、乙女は苺の舌を伸ばしきる。
浮き上がる腰は限界に至るまで昇天し、乙女は涙ながらに頬を染める。
「はっ……や、やっ……」
声を出すことも叶わず、乙女は喘ぎ声を止められない。
それを眼下に眺める大男は、容赦なく腰を振るい始めた。
静謐な寝室は今を以て、連続して破裂する水泡に満たされる。
月光を浴びる男女はひたすら、愛の無い快楽を求めていく。
「ぁ……キス、して……」
やおら接吻を求めた乙女。
それに応えて、大男は身を屈める。
交わされる唇。すると乙女の片腕に幾何学的な紋様が浮かび上がる。
光る色合いは、蛍光塗料のような薄い青緑色。
「これを……光に沿って噛みながら、吸い取って……」
大男の肩に回された光る腕。乙女は何かに耐えるよう目を瞑る。
一方、その矮小な腕を掴んだ大男は、まず鋭い八重歯で白い前腕に噛み付いた。
「はんっ……!」
目尻を潤ませて、乙女は牙の痛みをこらえる。
対する大男は腕を食みながら、腰を振ることを再開した。
…
やがて大男の口は、乙女の二の腕を食み終える。
しかし乙女の腕は手放さず、今度は脇の下に鼻を近づかせた。
そのまま脇下から滑るように、大男はまあるい丘を口内に収める。
「……んっ」
乙女は首を伸ばして、後頭部を枕に擦り付ける。
一方の大男は、もう片方の鼓動する丘を舐めとった。
「っ……お、おわりっ。もう、パスはつながったからっ――――!」
行為の終わりをせがむ乙女。
されど大男は、乙女の両腕を掴み、寝台に押し付ける。
「あっ、ちょ……!」
そのまま倒れこむように腹部を密着させて、大男は腰を下向きに叩きつけ始めた。
「ぁっ……! んっ、はっ、あんっ……んっ……!」
加速する肉体のぶつかり合い。
打擲される乙女の花弁は、徐々に一対の茎を開かせる。
あんぐりと開かれる赤い口腔。
歯と歯の間に唾液の糸が引かれていく。
拒否する虹彩は桃色を訴え、否定する体は後ろに引かない。
重圧される乙女の花。快楽に溺れる乙女の瞳。
…
やがて乙女は、開けっぴろげに両腕を広げ、全身を真っ赤に火照らせて……
白い精液を谷間に浴びて、どこか満足気に、すぅすぅと寝息を立てていた。
/了
ベルセルク第一巻冒頭のオマージュのつもり。
(いやぁ~まさか冒頭でいきなりHシーン騙されたな爆殺とか、読んだ当初は驚いたものです)