その分、誤字脱字などの見落としがあるかも知れないので報告をお願いします
m(_ _m)ぐふっ
その後は咲夜さんと共に雑用をこなした。
流石に書類関連までは触らせて貰えなかったが、今の私や咲夜さんでは、まあ、仕方がない。
代わりにその書類関連の仕事は鈴仙さんがやってくれる事となった。
咲夜さんはそれに多少の抵抗があった様だがレミリアお嬢様の「重要な書類は私がこなしているわ」と言う言葉に押し黙る。
なんのかんのお嬢様は出来る人なんだなと実感する。
外の世界では咲夜さんが実質、紅魔館の主導権を握っているとか書いてあった筈だが、こちらの世界では咲夜さんが倒れた事でレミリアお嬢様が本来のカリスマ性を発揮しているらしい。
咲夜さんしては複雑な心境だろうが、お嬢様も成長していると言う事だ。ここは寧ろ、喜ぶべき所だろう。
「……咲夜さん」
部屋から出て、他の部屋の掃除をする私は心此処にあらずと言う表情ではたきで埃を払う咲夜さんに声を掛ける。
「……」
「咲夜さん!」
「……え?あ?呼びましたか?」
咲夜さんは私の声に気付いて此方へと振り返る。
「自分の役割が少なくなって不安ですか?」
私の正直な質問に咲夜さんは黙り込むと頷く。
「……ええ。正直、怖いんです。このまま、私の居場所がなくなってしまうんじゃないかと思うと」
「霊夢はそれとなくこなしてますし、妖夢さんは真面目にきっちりと言う感じでこなしてますもんね?
鈴仙さんもなんのかんの手伝ってくれてますし……」
「このまま、いらないと言われてしまったらと思うと不安でなりません」
「大丈夫ですよ。お嬢様は咲夜さんをただのメイドとしてでなく、大切な家族として見ててくれてますから大丈夫ですよ。
咲夜さんはもっと自信を持って下さい」
私はそう言って咲夜さんの背中を軽く叩く。
そんな私の行動に咲夜さんは苦笑する。
「美鈴みたいな事を言うんですね?」
「ははっ。私と美鈴さんじゃ、生きていた時間が違いますから重みが違いますよ」
「でも、考え方は美鈴に近いですよ」
「そうでしょうか?私は美鈴さんみたく優しくはないですよ?」
「そんな事ありませんよ。案外、お似合いなんじゃないですか?」
「からかわないで下さい。私みたいな中年の男性を美鈴さんが好きになる訳ないですって」
「それは解りませんよ?文の記事はでたらめだと思いますが、美鈴は好意を多少なりとも持っている筈ですから」
「そうでしょうか?」
「ええ。そうですよ」
そんな自信ありげな咲夜さんの言葉に私は困る。
「う~ん。でも、私、四十代位になってからお付き合いや結婚を考えていて、今は特に考えてませんからね?」
「……そんな事言ったら美鈴が悲しみますよ?」
咲夜さんは溜め息を洩らすとそう私に呟く。
ーーとは言っても、こればっかりはなあ。
そんな事を考えていると咲夜さんが問う。
「本当の所、美鈴が嫌いなのですか?」
「まさか。紅魔館の人は小悪魔さんも含めて皆、好きですよ?
ただ、好きであって愛してるとまではいかないので、好意に答えられる自信がなくて……」
「本当にヘタレな感想ですね。そんなんじゃ、婚期を逃しますよ?」
「どの道、この症状がある内は結婚とかお付き合いは考えてませんよ。
その人が大切だからこそ、私事で苦労させたくありませんし……」
私はそう言うと仕事に戻ろうとする。
そんな私に咲夜さんはまた溜め息を洩らした。
「そんな事じゃ、いつまでも経っても報われませんよ?」
「そうかも知れませんね。けど、そう言う咲夜さんはどうなんですか?」
「私もお嬢様にお仕え出来れば、今は満足です」
「そうですか。まあ、咲夜さんは確か、十代後半ですもんね。
私と違って、まだまだこれからですよ」
私は掃除機を掛けながら、棚を整理する咲夜さんにそう告げる。
「二人とも不器用ですね?そんなんじゃ、どっちも婚期を逃しちゃいますよ?」
そう言って扉から現れたのは美鈴さんだった。
「あら、美鈴?門番はどうしたの?」
「お嬢様の計らいで妖夢さんと交代しました。時間が出来たので、お二人の様子を見に来たんですが……」
そう言うと美鈴さんは後頭部を掻いて笑う。
そんな美鈴さんを見て、咲夜さんが問う。
「もしかして、今の話、聞いてたの?」
「はい。陰猫さんが今、誰とも付き合う事がない事までバッチリと……」
美鈴さんはそう言うと「あははっ」と笑う。
「……そう。貴女、大丈夫?」
「そうですね。フラれた感がしてほんの少しショックですが、まあ、陰猫さんはあの大妖怪、八雲紫の夫ですからね。
私なんかじゃ足元にも及びませんよ」
そう言うと美鈴さんは何処か無理した様に笑う。
「いや、別に本当に紫さんの夫になった訳でもありませんよ。
私は今の独身貴族が続けば良いなと思っているだけです」
「そう言う所は咲夜さん似ですね。でも、いつまでも独り身って訳にもいかないでしょう。もっと私達に甘えて来ても良いんですよ?」
「そうですね。肝に銘じて置きます」
そう言うと私は掃除を再開する。
そんな私をしばし、見ていた美鈴さんは何か言いたそうなのをグッと堪えて部屋から出ていく。
「何しに来たんでしょうね、美鈴さん?」
「解らないんですか?陰猫さんが気になっているんですよ?」
「いやいや、私は人間で美鈴さんは妖怪ですよ?
それに出会って、二日三日で一目惚れするとか、何処の恋愛小説ですか?」
「あら?誰も一目惚れしているなんて言ってないですよ?」
「あ、いや、それは……」
「察するに自覚はあるのでしょう?
それに恋するのは時間は関係ないですよ?」
「いやいや、"ここは貴女のお国より人生が、もうちょっと複雑なの。恋ならいつでも出来るけど"って奴ですよ」
「……深い言葉ね?なんですか、それ?」
「私の好きな映画のワンシーンの台詞ですね」
私は咲夜さんにそう微笑むと掃除機のスイッチを切る。
「とりあえず、こんな物でしょうか?」
「ええ。それじゃあ、陰猫さんには美鈴の相手をお願いするわ」
「え?」
「女の子を悲しませたままにするなんて男として最低でしょう?
あとは私がやって置きますから美鈴の事を宜しくお願いしますね?
それとさっきの台詞に対する返答です。
幻想郷は全てを受け入れるんですよ」
そう言って咲夜さんに背中を押され、私は部屋から追い出された。
ーーと言われても、美鈴さんが何処にいるかなんて解らないし、なんて言うべきか?
「あら?また会ったわね?」
その声に振り返ると赤いメイド服を着た霊夢がいた。
「やあ、霊夢。さっきぶりだね?」
「そんな事より仕事をサボって、あんたはなにしてんのよ?」
「いや、別にサボってる訳じゃないよ。ただ、咲夜さんに美鈴さんを悲しませた罰として慰めて来いって言われて……」
「門番を悲しませた?あんた、やっぱりーー」
「いやいや、霊夢が思う様な事はしてないよ。
ただ、私は今は誰とも付き合う気がないって言っただけでーー」
「ちょっと!あんた、好意を持つ人間にそんな事言ったの!?」
「え?うん。結果的にだけど……」
私がそう答えると霊夢は呆れた顔をして此方を見て来る。
「最低ね、あんた」
「いや、だって、本当の事だし、何より美鈴さんに聞かれるとは思ってなかったからさーーと言うか、美鈴さんが私に好意を持っているって何で解るの?」
「私の勘よ。伊達に博麗の巫女として長年やってないわ。
そんな私からの忠告よ。もうちょっとフォローして上げなさい」
「そう言われても女性との付き合い方なんて年齢=独身の私には解らないよ」
「それでも慰める位はしなさいな。それ位は出来るでしょう?
まあ、それでもし、あんたが門番と一緒にいたくなって半身半妖に身を堕としたりする様なら問答無用で退治して上げるから安心なさい」
「物騒な事言わないでくれるかな?」
「ほんの冗談よ。不甲斐ないあんたを見て、からかいたくなっただけ。
その門番の事だから、気にしてないと言うでしょうね。それでも気の効いた台詞位は言いなさいよ。
本心では相当、傷付いている筈だから」
「随分と念を押すね?霊夢も美鈴さんが心配?」
「同じ女としてね。良いから行ってきなさい。門番なら自室にいる筈だから」
「それも霊夢の勘?」
「ええ。そうよ」
「そう。ありがとう、霊夢」
私は霊夢に礼を言うと美鈴さんの自室へと向かって歩き出す。
しかし、こんな売れ残りの元社畜の何が良いんだろう?
そこら辺は私には解らん事だ。
紅魔館、短期バイトでR部分をハーメルンだけでも強調するかどうするか悩んでます。私と美鈴さんのエチエチ見たい人っています?
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見たい
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見たくない