エロいの期待している方はごめんなさいm(_ _)m
美鈴さんが寝ずに門番をし、咲夜さんが警戒する中、私はレミリアお嬢様の部屋で待機となった。
向かいにレミリアお嬢様が座って、咲夜さんが紅茶を優雅に飲んでいる。
この非常時によくそんな余裕があるものだ。
「陰猫」
「はい」
「そんなにそわそわしなくて良いわ。貴方はいつも通りにしてなさい」
「ですが……」
「大丈夫よ。十六夜境夜ごときに咲夜や美鈴が負ける訳ないわ。
まあ、小悪魔は少し心配だけど、パチェもいるんだし、大丈夫でしょう?」
「そう、ですよね?大丈夫ですよね?」
「ええ。特に美鈴は今までにない張り切り方だから問題ないでしょう?誰かさんと一緒になったからかしら?」
「ぶっ!?」
私は口に含んだコーヒーを吹き出し、ゴホゴホとむせる。
「ゴホッ!ゴホッ!……何処からその話を……」
「あら?私は紅魔館の当主よ?紅魔館の中で私の知らない事などないわ」
「……はあ」
「それよりも貴方には十六夜境夜への対抗手段を考えて欲しいの」
「え?でも、紫さんは何もするなと……」
「あら?紫は待っている時間がないと言っただけよ?
寛大な私には待つ時間があるの。それに私は境夜が次の行動を起こす前に仕留めたいのよね」
「何故、そんなに境夜に拘られるんですか?」
「仮にも私が名を与える筈の従者だもの。予定だったとは言え、当主である私が何とかするのが道理でしょう?」
そう言うとレミリアお嬢様はコーヒーを吹き出した床を拭く私をクスクスと笑いながら見詰めた。
そんなお嬢様に私は床を拭きながら言葉を返す。
「でも、境夜は今、現在の紅魔館とは関係ありません。
お嬢様が気に病む必要はないかと思いますが?」
「それについて、謝っておく事があるわ」
「謝る事?」
「陰猫。貴方は十六夜境夜の代わりなの」
「え?」
目を丸くして床を拭くのを止める私にレミリアお嬢様は言葉を続ける。
「確かに咲夜を助けて欲しい思いで貴方をこの紅魔館を訪れる様に運命を操作したわ。
でも、それだけじゃないのよ。本来、紅魔館で働く境夜を拒否して貴方を選んだの。……この意味が解るかしら?」
「えっと……つまり、お嬢様は境夜の危うさも警戒して私を呼んだと?」
「結果だけ見れば、そうなるわ」
そう言うとレミリアお嬢様は私の飲んでいるコーヒーにミルクを入れる。
「このミルクが十六夜境夜だとする。コーヒーは今の幻想郷だと思えば良いわ。
コーヒーに入れてしまったミルクはどうやっても取り除けない。貴方ならどうする?」
「……そうですねえ」
私はしばし考え込むと床を拭くのを止めて立ち上がり、ガムシロップをコーヒーに入れる。
「また別の可能性を持つ者を招き入れ、中和を試みます」
「そう言う事よ」
そう言うとレミリアお嬢様はもう一つガムシロップを入れる。
「作者によって物語は変幻自在……貴方はこの物語の登場人物であり、作者。このガムシロップの様に味を濃くしたり薄くしたりの調整が出来るわ」
そう言うとレミリアお嬢様は私の口を着けたコーヒーをかき混ぜ、それを飲む。
「うん。私には丁度良い甘さだわ」
レミリアお嬢様は嬉しそうにそう言うとコーヒーを飲み干す。
そこで私はある事を口にする。
「……お嬢様」
「なに?」
「間接キスと言うのをご存知ですか?」
私がそう問うとお嬢様は不思議そうな顔をしてから、少し間を置いて顔を真っ赤にさせながら、空になったコーヒーカップを私に返す。
……うむ。恥ずかしがるお嬢様も可愛いな。
「今のは忘れなさい」
「はい」
「後、その温かい目を止めなさい!恥ずかしくなるでしょ!」
「あ、すみません。後、私は虫歯があるので一応、歯は磨いて下さいね?」
私はそう言うとレミリアお嬢様から視線を外し、窓の外を眺める。
外はすっかり暗くなっていた。
私の視線に気付いたのか、レミリアお嬢様もそちらを向く。
「あら?もうそんな時間なのね?」
「その様です」
「とりあえず、貴方はもう休みなさい。私ももう少ししたら休むから」
「はい。お先に失礼します、お嬢様」
私は立ち上がって一礼するとコーヒーカップを手に食堂へと向かい、食器を洗ってから自室へと歩いて行く。
ーーと扉を開くとまた紫さんが待っていた。
「あら?待っていたわよ、陰猫さん?」
「紫さん?どうしたんですか?」
「うふふっ。特に深い用事はないわ」
そう言うと紫さんは私のベッドに座り込む。
「陰猫さん」
「はい?」
「幻想郷に来て、良かったと思える?」
「? どうして、そんな事を?」
「境夜の事もあるけど、ただの一般人の貴方がちゃんと幻想郷のーー紅魔館の暮らしに馴染めているか心配なのよ」
「私なら大丈夫ですよ。まだ三日位しか経ってませんが、皆、親切ですし、職場改善の為の努力は順調に実っていると思います。
私もなんのかんの馴染めていると思いますし……」
「そう?なら、良いのだけど……」
紫さんはそう言うと私に常備している薬を差し出す。
私はそれを受け取るといつもの様にスポーツドリンクで胃の中に流し込み、私服に着替えてベッドに横になる。
そんな私の頭をベッドに座っていた紫さんが優しく撫でた。
「そう言えば、咲夜さんはキチンと薬を飲んだんですか?」
「ええ。鈴仙が一緒だから安心なさい」
「そうですか。なら、良いのですが……」
「そんな心配しなくても、あのメイドさんが主の命令を破る事はないわ」
「それもそうですね」
「それにしても、陰猫さんって大胆ね?」
「? 何がですか?」
「私の前で着替えた事よ」
「ああ。美鈴さんとのやり取りの後、咲夜さんに見られててなんか吹っ切れたと言うか、疲れてたから忘れていたと言うか……迷惑でしたか?」
「とんでもない。寧ろ、貴重な陰猫さんの着替えシーンを見れて良かったわ」
「ははっ。私みたいな中年にそんな言葉は似合わないですよ」
「あら?中年太りもまだしてないのに中年を語るのはまだ早いわよ?」
私はそんな言葉を聞きながら瞼を閉じる。
ーーと、ある事に気付き、再び目を開けた。
「……あっと、紫さん……美鈴さんとの事は……」
「ええ。勿論、知っているわ」
「あっと、その、すみまーーあたっ!」
私が謝ろうとすると紫さんが私の額をペシッと叩く。
「陰猫さんも男なんだから、言い訳は無しよ」
「ええ。そうですね。それについては言い訳しません」
「素直で結構よ。これで門番のせいにする様なら私にもワンチャンあるかと思ってたんだけどね?」
「流石にそれは私の身が持ちそうにないですから、遠慮します」
「門番とはしたのに私とはしたくないの?」
「美鈴さんは特別です」
「あら。身体だけじゃなくて心も門番に持ってかれたようね?」
私はそんな紫さんの言葉を聞きながら、トロンとした目でうつらうつらする。
瞼が重くて酷く眠い。
こうして、話をするのも、やっとだ。
そんな私の様子を見て、紫さんがクスクスと笑う。
「うふふっ。本当に疲れているのね?」
「薬を服用する様になってから、こんなに動いたのは久し振りですからね。もうクタクタですよ」
「なら、今日はこれ位にしましょう。お休みなさい、陰猫さん」
紫さんはそう言うとベッドから立ち上がり、スキマに消えて行った……と思う。
疲れ過ぎて、瞼を開けるのも億劫でもう解らないからな。
今日は人生で初の体験やらなんやらもあったし、そりゃあ、疲れるか……。
私はそんな事を思いながら眠りの世界へと落ちていく。
紅魔館、短期バイトでR部分をハーメルンだけでも強調するかどうするか悩んでます。私と美鈴さんのエチエチ見たい人っています?
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見たい
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見たくない