それは京太郎がデータ収集のためと言われ龍門渕家にお呼ばれした矢先の出来事であった。
「ではR版実装のためこれから京太郎さんと智紀にはセックスしていただきますわ!」
規制の入る発言をしたお嬢様に京太郎の目が遠くなる。
そして一方、龍門渕における一番のおもちさんがしずしずと京太郎に近づいてくる。
「よろしく」
「いやいや、なんであなたまでやる気なんですか智紀さん!?」
京太郎の驚愕に対し智紀は何でもないように答える。
「感覚フィードバックシステムで再現するには実際に体験するのが手っ取り早いから」
「もっと自分を大事にしてくださいよ!」
叫びに喉が枯れそうな京太郎に対し透華は全く頓着しない。
「もちろん相手の体格によって色々変わるはずですから智紀の次は私、純、一、衣と続けていただきますわ!
これにより龍門渕財閥の名は世界に轟き、最高の作品ができますのよ!」
あまりにもひどい理由だった。だがそう感じているのは京太郎だけらしく、包囲が狭まる。
「これはデータ取りのため。必要な行為」
「私たちの体をいくらでも貪っていいんですのよ」
「役得ととらえればいいんじゃねえの」
「面倒くさいことも言わないし避妊だってするから、ね」
「衣は中で出されてみたいぞ」
周囲の女性陣の目は熱を帯び、暑さに導かれるように一枚二枚と衣服を床に落としていく。全員が趣は違えど匂いたつ裸体をさらして誘惑する。
常では経験のできないこの状況に男の理性が切れるのは仕方がなかっただろう。
「あっ♡あぁ♡はん、あっあっあっ♡あぁ♡すごっ、いい♡」
手を引かれ上半身を床と平行に、膝を床にたて尻を上げ後ろから叩きつけられる度に甘い嬌声が上がる。
理知的でほとんど表情を崩さなかった普段と違う、メガネはずれ口端からよだれをたらし蕩けた笑みを浮かべる有様。
沢村智紀は誰が見ても快楽にふけっていた。
「これが男女の交わり、なんですの?」
「聞かれたって分かんねえよ」
「うわ、あんなぐりぐりって腰動かすんだ」
「智紀が悦楽に沈むか」
そして見せつけられる少女たちは、いまだ知らない男の味を想像してもじもじと腰が揺れる。
自分の番を想像して吐息を漏らし肌が上気していく。ただ見るだけで前戯に等しかった。
「いい♡気持ちいい♡初めてなのに上手い♡これはまっちゃう♡」
ぐちゅぐちゅと中をかき混ぜられて智紀の奥が責められる度に軽イキを繰り返し脳髄に教え込まれていく。
「壊して♡あなたで私の全部こわひて♡もっともっろ♡」
背後から動物のように犯されているにもかかわらず智紀の顔に忌避感など微塵もなく、ただ与えられる快楽をどん欲にむさぼっている。
既に何のためにやっているのかすら忘れ、頭の中にあるのは「もっと気持ちよくなりたい」と「この人のものにされたい」のみ。
その想いの熱量に当てられたように京太郎は智紀の乳房を鷲づかみにし、捏ねながら指の腹で尖る乳首を押しつぶして身体の中と外の両方から責め立てる。
「ふわ♡ふあぁん♡すごひ♡奥ごりごりされながら胸ぇ♡イク、イクイクイク~~♡」
背中を反らしビクビクと跳ねメガネがずり落ち床に落ちる智紀の乱れように、居合わせた女性陣は言葉を失ってごくりと唾を飲み込む。
だが、これで智紀への責めが終わったわけではない。繋がったまま智紀を仰向けに回転させ、プレスするように激しく智紀の内部を肉棒が蹂躙していく。
まだこなれてない肉壁を雄々しく張った雁首が引っかけこそぎ、反り返った形状が強弱を自然につけ弱点を探り、鉄のような硬さで陰茎の形を教え込み自分の専用にするべく何度も叩き込み、ほとばしる熱が男のモノを咥えこんでいるのだと意識させ悶えさせる。
つい先ほどまで童貞だったにもかかわらず雄としての本能で雌を溺れさせ離れられないように調教していく。
「ああ゛♡こんなの知らない♡好き、これ好きぃ♡らして♡京太郎くんの中にいっ♡子宮いっぱいにしてぇ♡」
智紀が自分から京太郎の腰に足を回し、迎え腰で最奥から離れないようにきつく抱きしめたまま膣内が精を求めてきゅんきゅんと締まり、雌の悦楽を味わいつくす。
最奥で跳ねまわりながら放たれた火傷しそうなほど大量の濁流に流され、智紀の思考はバチバチと電流が走ったように飛ぶ。
「あ゛あ゛~~~っ♡あひゅい♡あひゅいのれいっぱい♡おまんこ幸せぇ♡」
かくかくと智紀の腰だけが跳ねどろりと中に収まりきらなかった白濁液をこぼしながら、法悦の表情のまま意識を手放す。
その濃厚で淫らな痴態に順番待ちをしていた女たちは己の股を濡らし、愛液と精液、そして処女の血でコーティングされたまま屹立し続ける肉棒に目を奪われる。
性臭で頭をくらくらさせて唾を飲み込む雌たちの中でただ1人、国広一だけが犬のように四つん這いで京太郎にすり寄り、間近で嗅ぎながら舌を出して京太郎の肉棒を舐め啜る。
「な、何をやっていますの一! 次は私の番の取り決めを破るつもりですの!?」
先を越される予感に焦った透華が一の所業を詰るも、一の口奉仕は止まずその合間から反論までが出る。
「ん♡ 分かってるってば♡ ちゅっ♡ずずっ♡ お嬢様の透華にはさせられないからボクがお掃除してるだけ♡ ちゅぷ♡はぁ♡ちゅぶ♡」
全く説得力のない蕩けた顔で一は媚びた目線を京太郎だけに注ぎ、その抜け駆けに苛立った透華は一と京太郎の肉棒の間に顔をねじ込む。
「わ、私だってできますわ! 京太郎さんは特別ですもの! だから私に、私にくださいませっ!」
「透華、そんなお願いじゃダメだよ。ボク達は京太郎くんに抱いてもらう立場なんだから。
こうやって、ん♡ お掃除にペロペロさせてもらえて嬉しいって態度見せないと、はぁ♡ すごい濃くてプリプリしてるよぉ♡」
どうしても上からになってしまう透華に差をつけようと、一は陶酔するように口の中で精液を舌で撹拌する姿を見せつけながら淫靡に微笑む。
そして一度出したことで若干理性の戻りかけた京太郎は、目の前で裸の美少女が誘惑してくる姿に興奮してしまう。
「一さんも透華さんもそんなに欲しいんですか? 恋人でもないのにエッチしたいなんて思っちゃう女の子なんですか?」
「うん、ボクを京太郎くんのモノにして。いつでもボクで性処理していいから少しでも好きになってください」
「わ、私も京太郎さんに初めてを差し上げますわ。もう我慢できませんの、焦らさないでくださいまし」
趣は違ってもまぎれもない美少女が自分で秘部をさらしながら性行為をねだる姿に、そして離れた場所で空気に当てられたのか自分を慰めている純と衣に見せつけるようにこの家の支配者を墜としにかかる。
「くっは、痛い、ですわ。でもこれで京太郎さんの女ですのね」
「透華さん、可愛いですよ。肌もきれいで手に吸い付くみたいだし、俺のものを咥えて締め付けてくるエッチな下のお口も悦んでますね」
形のいい乳房の先を掌でこねるように潰しながら突き上げていけば透華の口からは戸惑うような甘い声が上がる。
「あ、あ、ああ♡変、こんなの変ですわあ♡私初めてですのに京太郎さんに奥まで犯されてぇ♡頭が痺れますわあぁ♡すごい、京太郎さんすごすぎですの♡んは、ああぁん♡」
未知の感覚に透華は心も体も乱れながら淫蕩な宴を自らの意思で楽しんでいく。いつしか自分から腰をくねらせ娼婦のように求める姿は毅然としたお嬢様然とした普段からかけ離れていく。
「こんなの知りませんわ♡京太郎さんに触られたところびりびりしますわぁ♡もっと、私のこと可愛がってくださいまし♡私の全部京太郎さんに捧げます♡こんなのおかしくなりますの♡犯されるの好きになっちゃいますのぉ♡」
完全に我を忘れた透華は自分から足を京太郎の腰に回し、突かれる度にビクビクと痙攣する体は大波を感じて融けた顔のまま逃がさないようにきゅんきゅんと締め付け強請る。
「頭が白くぅ♡子種、京太郎さんの子種で子宮いっぱいにしてくださいまし♡来るくるクル♡ああ゛あん♡ああ”~~♡」
精液を迎え入れた膣からは収まりきらなかった白濁汁が泡立ち、処女の血と混じってピンク色になって溢れ出す。
透華はと言えば胎内に出された熱い種の感覚に酔いしれ幸せそうな牝顔で京太郎を視界に入れて横たわる。
「もう、透華ってば1人で満足しちゃって。京太郎くん、ボクがお掃除するからね♡」
主に変わって奉仕する自分をアピールしようとする一の手段の選ばなさに今まで黙っていた女が横槍を入れる。
「おい国広君、透華の次はオレだろ?」
本来中性的で美少年に見られることもある純は、しかし先ほどまで自らを慰めていたことで発情した牝の匂いを纏いながらこれ以上のお預けに掣肘する。
「それに衣は手伝ってやらなきゃな」
京太郎のそそり立つ逸物と小さな衣の体を見比べて、真っ当な言い分だと認めた一は名残惜しそうに京太郎の肉棒にキスをしてから純に道を譲る。
「じゃあボクは最後に二人きりでしてもらうよ。それくらいの役得はいいよね」
抜け目のない一の宣言に純は異論をはさむことなく、純は京太郎の体液にまみれた肉棒に鼻を近づけ匂いにちょっと頬を引くつかせながらも口を開けて舌を伸ばす。
その仕草に無理をさせてないかと京太郎は純の頬に手を添える。添えられた純はその温かさに目を細め、ちゅるちゅると泡だった体液を啜り自らの唾液をまぶしていく。
肉棒を咥えながら純の腰は無意識に揺れ牡に媚びるダンスを披露しながら、濡れた秘唇は牡の象徴を中に迎えたくてたまらないと主張している。
京太郎は指で純の愛液を潤滑油として掬い、まだ皮をかぶった秘芯にまぶし、捏ねるように柔らかいタッチで隆起させていく。
「~っ♡ん゛ぁっ♡はひゅ♡はっん゛ぁ~♡」
性交の味もまだ知らない純は異性に直接クリトリスを弄ばれる刺激で電撃のように脳から体内をめぐり、ガクガクと腰を振りながら獣のように絶頂の声を漏らし意識を飛ばす。
「きょう、たろ、ぉ♡んちゅ、ちゅっ♡ふぁっ♡あっ♡キスずるい♡」
ずるいと言いながらも舌を絡ませる初めてのディープキスに純は酔い、背中を壁に預けて立ちながら足を開いて男を受け入れる。
クチュリと音を立てて既に濡れそぼった純の秘部に亀頭が当てられその硬さと熱さを純に伝える。
「やめるなら、今しかありませんよ」
異様な空気に中てられてなお気遣いができるのは京太郎の元の性格であろうか?
だが純にとってはすでに覚悟を決めていたこと、故に目の前の男に恥ずかしい懇願をしなければいけない問いとなる。
「このまま♡ オレの処女もらって♡はぎ、んぅぅ♡」
処女の証が散ると同時に純は自分の中に入った逞しい肉棒の感触と痛みを同時に悲鳴をかすかに上げるも、すぐに愛おしい男のキスに蕩かせられる。
しかも立ったまま繋がっているという身長差があまりないこのカップルでしかできないことに、純は優越感にも似た感情と快楽を感じる。
そして純の思いを理解しているかのように京太郎は激しく純を揺さぶる。
『もっと♡もっとぶつけて♡あ♡あぁぁっ♡』
容赦のないピストンに純は肉体も頭もかき回され、徐々に獣のような声へと変換されていく。それは交尾と呼ぶのがふさわしい交わりへ。
実際、京太郎は智紀との性行では戸惑い混じりであったし、透華には相手がお嬢様であるという遠慮があった。
だが純は体つきもしっかりとしており多少の無理では壊れないと京太郎の無意識は判断してしまっていた
「あぉ♡ぉおん♡はひゅ♡はーっ、はー♡ぅん~~っ♡」
確かに純の体は壊れはしない。だがついさっきまで処女であった純の意識はどうか?
遠慮のない交尾に痛みと快感を同時に感じて無理矢理女としての開花をこじ開けられる。そしてそれを悦びと感じさせられる。
「んう♡ぉおっ♡んおぉぉ~♡」
ぐちゃぐちゃに体内も脳内も乱れれば残るのは本能。少しでも孕む確率が高くなるように自分から腰を押し付け一番奥で発射してもらえるように牝の本能が膣を収縮、ぐにょぐにょと蠕動し男根の形をしっかりと覚えながら射精を促しきつく締まる。
「純さん、純さんの体すごくいいですよっ」
京太郎もその締め付けに自分の限界が近いことを感じさらに激しく肉杭を打ち込みながら牡の本能に従う。言葉の内容に意味など大してありはしない。
だが意識がもうろうとした純の心にその言葉は深くまで浸透する。普段抱えている女らしくないというコンプレックス、そこに雄が魅力を感じているという言葉が中でさらに硬く膨らむ男の象徴が裏付ける。
「んん゛ん゛ぅ♡おおぉっ♡んほぉ~♡」
結果、純は完全に堕ちる。子宮に叩きつける熱い白濁液が満たしていくように、純の心の中を京太郎という存在が満たしていく。
雄を満足させられたという喜びと悦び、それを深く感じながら意識を飛ばし体を痙攣させ直後に力が抜ける。
「っと」
一方で射精により精神の高揚がある程度抑えられた京太郎は即座に純の体を抱きとめる。純を壁に押し付けるように突き込んでいたおかげで崩れる体勢を支えてくれていたおかげ。
もし部屋の真ん中でこの体位で致していれば間違いなく純を取り落とし床に打ち据えるという男としての醜態をさらしていたかもしれない。
ちょっと冷静になりながら純の体を横たえる場所を探して見渡すと、完全に純に集中していたために気づかなかった2人の女性の現況に気づく。
「一ぇ♡やめよ♡何本衣の秘所にいれ、ぁっ♡」
「やめろっていうけどさ衣、京太郎くんのはボクの手首以上なんだから三本くらいじゃ……あ、純くんはそこに寝させていていいよ」
幼女としかいえない衣をほぐすため指を何本も入れて悶えさせていた一が京太郎へ提案しながら微笑みかける。片手はその間も衣をなぶっている辺りそつがなさすぎる。
だが一だって全然冷静ではない。体は熱く見えない湯気が女としてのフェロモンを発してもういつでも準備満タン。
本当は純を押しのけて一夜中京太郎に可愛がってほしいという思いさえあったのだ一は。抜け駆けすると輪から外されて干渉不可の身にとどめられそうだから自重しているだけで。
「ほら衣、京太郎くんが待っているよ。お姉さんなんだからリードするのは衣の方だよね、当然」
そんなあからさまな挑発をされて黙っていられるような性格をしていない。
「あ、当たり前だ。京太郎はそこで寝ていろ、衣が極楽浄土のごとき涅槃へと導いてくれよぅ……」
よたよたとおぼつかない足取りで京太郎の傍に来たはいいものの、衣は京太郎のそそり立つもののサイズを目の前に沈黙する。
極楽浄土も涅槃も天国に似た世界ではあるが煩悩から解き放たれ性行など必要しないという矛盾も衣が平静ではないことの証左だろう。
「あの、衣さん、無理は」
「無理ではない! どうやって京太郎を衣なしではいられないようにするか思索にふけっていたまで! 衣にすべて任せよ!」
「あ、はい」
怖くてもチャンスは逃せない。自分の成長期が遅いことは衣自身認めているのだ。体の成長の見込みはないなどという妄言では衣は決して惑わせられない、あくまで成長期がまだなだけ。
そして心は誰よりもお姉さんなのである、衣曰く。
「っ、ごく」
唾をのんだのは覚悟を決めただけではない。目の前にある濃い性臭を放つそれへの期待や欲情が沸きあがり抑えきれなくなったのだ。
透華と京太郎の行為を見ながら自慰に走り、一に煽られ燃え上がった火はもう止められるものではない。
衣は京太郎の逸物に手を添え角度を調整、騎乗位の状態であてがいそのまま重力の力を借りて一気に腰を落とす。
それは座るというよりも落ちるといった方が正しい勢いだった。当然、そんな勢いで受け入れれば激痛が走る。
「あぎっ、はー、はー。どうだ京太郎? 衣はお姉さんだから平気だ」
衣は確かに痛い、ずきずきしてしょうがない。膣道だけではおさまりきらなかった京太郎のそれは子宮の奥まで達し、喉まで貫いたような感覚。おなかの表面にはうっすらと京太郎の形に膨らむほど。
その感覚を衣は全身が性器になったような感覚だと誤認する。もちろん錯覚にすぎない、だが衣はその錯覚に身を任せゆらゆらと全身を使って揺れ上下に動き出す。
「あは♡衣は京太郎専用だ♡衣の全身がオナホなのだ♡存分に吐きだし孕ませよ♡」
この時点で衣の体の危険信号は全て快感へと変換されるようになる。そう騙さなければ持たない。
だが快感さえあれば自我は維持されるのか? そんなわけがない。
「すごひぞ♡全身での奉仕を受けよ♡はふ、ひもちいい♡」
今夜京太郎が見た誰の顔よりも今の衣は淫ら。その小さい痩躯と相反する艶やかさ。
そして当然締め付ける感覚は誰よりも強い。元が無理矢理入っているのだ、押しつぶそうとするに決まっている。
「逃げりゅな♡京太郎のチンポケース♡衣を使えぇ♡」
なにを言っているかなんて衣自身もう分かっていない。ただこの強烈な快感に変換されたものを追い求め、男を煽りそうな単語を並べているだけ。
極楽浄土だの涅槃だの言ったにも拘らずただ自分が気持ちよくなるために京太郎の上で踊りだす。
「う、衣さん」
だが衣が我を失って踊るダンスはぎゅうぎゅうに締め付けられた京太郎に強い快感を与える。衣の体半ばまで埋まっているようなものなのだからその分ダイレクトに伝わる。
「しゅごい♡衣の全部ぅ♡犯しゃれるのいい♡これだけ♡これだけで生きりゅ♡」
今の衣は脳内麻薬が大量に出ているのと同じ状態。つまり薬漬けにされてセックスされているのとそう変わりない。
これを覚えてしまえばもう普通のセックスでは満足できずに人生を持ち崩す廃人コースにのってしまう。だが、
「あぁ♡んあぁ♡ぁぁ♡……」
衣が未成熟な体であることが功を奏した。セックス、それも女性が主体のものはかなりの体力を消耗する。
ガス欠で失神、衣の意識は戻ることのできないラインを越えずにすんだ。無理に続ければ体が壊れる危険もあったのだから二重の意味で助かったといえる。
「あっちゃ~。これは流石に不完全燃焼だよね。京太郎くん、悪いけど後で衣がねだったら中出ししてくれないかな?」
衣の惨状にはけしかけた一も罪悪感が湧き、頬をかく。
「衣は任せて。お医者さん呼んでるから先に診てもらうよ」
「医者、ですか?」
慌てて衣を抱えて出て行った後、すぐに戻ってきた一は京太郎の疑問に答える。
「ボクたち全員してもらうつもりだったから一応念のためにね。もちろん信用できる女の先生だから安心して」
なにに安心すればいいのかよく分からない返答に困惑気味の京太郎の太ももを一はそっと撫で、耳元に口を寄せて。
「つまり今日は中に出し放題ってこと♡」
静まってきた京太郎の欲情を盛大に煽る吐息と、耳たぶを甘噛みして舌でなぞって一は誘惑してくる。
「だからボクも全力で孕ませる気で抱いていいんだよ」
いざというときにはアフターピルがあると匂わせつつ、かといって使わずそのまま産みたい人間がいることは隠して火に薪をくべるように肌の触れ合う面積を徐々に増やしながら擦りつけていく。
小悪魔っぽい風貌をした一は他にあまりいないこともあって血がまた集中していくのを京太郎は止められない。
「あは♡ボクでこんなに硬くしてくれたんだ♡嬉しい♡」
ちゅっちゅと京太郎の胸板にキスをして一は可愛らしく照れたように笑って手を恋人つなぎにしながら
「京太郎くんの手、大きいね。やっぱり男の人って感じるな。ほらボクってばこんな感じだからさ」
凹凸には恵まれていないながらも端正な体をさらして一は苦笑。
「一さんは可愛いですよ」
「ま、京太郎くんならそういうだろうね。それが本当かどうかはボクの体に刻み込んで♡」
他の皆とは違う雑談も交えながらのゆっくりとした愛撫。
一自身すぐにでも滅茶苦茶にされたいがそこはぐっと我慢、あくまでデータ取りを表に出した龍門渕の仲間との差をつけにかかる。
「本当はこんな形じゃなくて京太郎くんに恋人としてがよかったんだけど、みんなは裏切れないからね」
嘘である。絶賛裏切り中である。他の皆は恋とは別の理由だったかのような言い方。
衣と一は他の『みんなで一緒にもらってもらう』派とは別。そう見せかけておきながら実は『恋人は自分だけがいい』という心が抑えきれない。
「京太郎くん、好き……たとえ選ばれなくても都合のいい関係でもいい。ずるいよね、ボク」
「そんなこと、ないです。俺もそんなこと言われて嬉しいって思ってるんですから」
否定してくれると分かっていての自虐、非常にずるい。
自分だけ、みんなと一緒、都合のいい女、3つのセーフラインを敷いての攻勢。元手品師だけに搦め手が強い。
「今だけでもいい。愛して」
その言葉の答えにキスを返す。
ついばむようなキスが回数とともに触れ合っている時間が増え、それだけでは思いに足りないかのように深く舌が触れ合うキスへ融けるように絡み合うキスへと変化していく。
キスと比例してくちびるしか触れていない状態から面積が増えていき、まさぐることもなくただ擦り合わせていくだけで火照っていく体。擦り合わせる箇所を少しずつ変えることによって敏感な部分を探っていく。
もうこうなれば言葉すら不要。ただ目を合わせるだけでお互いが強く相手を求めていることを確認し合う。
そしてまるで一つの生物のように交わり融けていく。
「っ♡っっ♡っっん♡」
息を殺した喘ぎ。淫語も使わない、言葉も交わさない。それでも体の反応と目だけで感じる場所、角度、強さを共有する。
時間の感覚も消え互いの存在しか感じない、しかし相手の感じ方が深くなっていく。
「~♡~っ♡~~♡」
繋いだ唇から声はもれず、ただ舌の動きで感情を伝え、互いの達する瞬間を合わせる。
響くのはいやらしい水音と肉体がぶつかる音。しかしそれすら不純物。
高め合い、しかし達する限界が近づく。その瞬間も無言で合わせ最奥へと子宮の中へと一滴残らず注ぐ共同作業。
足で離れないように密着させ、子宮の入り口は拒むことなく一番奥へと導く。
はじける感覚、断続する意識、熱い奔流、繋がり続ける体、ドロドロに融け合う感覚。
気がつけばお互い荒い息をしながらいつの間にか離れている面積が多くなっているのに気がつく。
「あはは、なんかすごかったね」
「ですね」
京太郎と一は照れくさそうに笑い合い、やはり提案するのは一から。
「今度は別のやり方で、ね」
次の機会を約束するための頷きが――起こる前に
「一、私お話があるのですけど」
龍門渕家令嬢、龍門渕透華の横やりが入った。
「……透華、いつから?」
「大体全部ですわね」
顔を引きつらせる一と髪を逆立てる勢いで怒りを燃やす透華。そしてその二人を無視するように裸のままで京太郎に引っ付く智紀、目が合うと楽しそうにウインクする純。
「えーっと、智紀さん?」
京太郎的に中々のおもちをふにふにと当ててくる智紀に疑問顔の京太郎。
智紀は簡潔に
「データはもっと必要」
この淫らな宴はまだ一周しただけであるという非常に贅沢な、それでいて過酷な宣言に京太郎は朝日の眩しさを覚悟する。
そして隣室で目を覚ました衣が仲間外れはご免被ると突入してくるまであと10秒。
ハーメルンよ、私は帰ってきた! そして非常に間隔があいてすみませんでした!(開幕土下座)
はい、題名通り『あったかもしれないこと』です。ないかもしれない。
なくてどうやって感覚フィードバック用意したんだとかはきっとスタッフに経験者がいてなんたらかんたらしたんじゃないでしょうか。
実は♡を使用した18禁小説は初めてですので「見にくい、ないほうがいい、エロさが足りない等々」ご意見ありましたら受け付けております。
「いきなり5人ハーレム入り(?)が初話というのはどうなんだ」と作者も思うのですが、話の展開的に開発組は必要だろうと。
複数とのエッチは書き慣れないので個々人が薄味になりがちだというのが作者の課題。
文体も最初は統一しようとしたものの、途中からキャラの味を大事にしようと風味が異なる形にへと。
一ちゃんまで来るとわざと他と書き方変えてます。正式版の幕間が龍門渕トップバッターが国広一でしたので合わせた形。
つまり、今回登場した龍門渕面子には個人ルートが存在します。
清澄・龍門渕以外の面子は「VR京ちゃんとのエッチ」と「本体京ちゃんとのエッチ」の最低でも二話以上使わないとゴールまで行けないので優遇というほどでもないです。
そして次回は『高鴨穏乃の場合①』(VR)の予定。
ただ1キャラずつ攻略していくか、思いついた端から書いていって章管理するかはちょっと悩んでます。
話を書きやすいのは後者ですけど、中途半端で他のキャラに行くのが嫌という方もいるでしょうし。
活動報告も上げますのでアンケやらはそちらで。活動報告がとぎれとぎれなのはご容赦ください。リアル>話の内容>活動報告の順で優先したいのです。
次回更新は?
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咏たんが幼馴染だったら
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白糸台生活の続き
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男女比世界の続き