渋谷尭深の場合①(VR)
渋谷尭深は『京ちゃんと一緒』にR指定版が実装された時、小躍りしそうになった人間の一人である。
そもそも『京太郎』の見た目自体が好みであり、自分だけのものにしたいという欲に囚われ卑怯な手を使ったほどに執着した。
だからアップデート更新の時点で透け感のあるキャミソールだけを着て誘惑し、一度体の関係を持ってからは快感の虜になって『京太郎』に毎日抱かれることを最優先するようになってしまった。
だから今日だって真VRモードを使って本当に存在するかのような感覚を楽しんでいる。
「はん♡京太郎くんのおちんちんすごいよぉ♡こんなごつごつの凶器入れられて勝てるわけないぃ♡」
尭深は騎乗位でまたがりながら腰を前後に振り、片手をお腹にあてて膣内を貫く肉槍の感覚に歓喜の喘ぎをあげる。
『それは尭深さんが淫乱なだけでしょ』
肉のぶつかる音を立てながら尭深のひそやかに大き目な乳房に指を埋めて鷲掴むように揉みこんで形を変えていく。
「淫乱でもいい♡京太郎くんに抱かれるの好きぃ♡」
眼鏡をかけておかっぱ頭の尭深は普段その外見に相応しく大人しく柔らかな大和撫子と呼ぶにふさわしい言動をしている。
だが今『京太郎』の前では後背位で逞しい肉槍に貫かれ、いやらしい雌の本性を顕わに交わいを楽しんでいる。
どちらが嘘というわけではなくそのどちらもが渋谷尭深という人間だった。
昼間は控えめな態度で穏やかに過ごしながら淫靡な夜に思いを馳せ、いざその時になれば隠すことなく乱れ狂う。
「お馬さんみたいに犯されてる♡こんなのダメなのに♡」
言葉では駄目だといっても肉槍を嬉しそうに咥える膣は蠢き、覚えた官能に抗おうともしない。
『淫乱に相応しい姿にしてあげますよっ、と』
牝肉が離したくないとばかりに肉槍に吸い付いてくるのを引き剥がし、尭深の体を反転させて先端からほとばしる大量の精液をシャワーのように浴びせる。
「熱いぃ~♡はー♡はー♡ザーメンぶっかけありがとうございます♡」
顔にぶっかけられメガネを精子が汚しているのにもかかわらず尭深はお礼を言って肉槍にキスし、尿道に残る精液の残りかすを幸せそうに飲んでいく。
勿体ないとでも言いたげに体に飛び散った精子を指で掬いペロペロと舌を出して舐めしゃぶる。
『ほら、床に落ちてますよ』
「はいぃ~♡」
地面を汚す雫を這いつくばって啜るその顔には確かな幸せを浮かべ、笑顔でごっくんする。
これはやらせているのではなく、尭深が『京太郎』にそういうプレイがしたいと願っての結果。
その証拠に高く上げられた膣穴はひくひくと震えて興奮の涙を流している。
尭深はマーキングされるのに悦びを感じているが、被虐欲求があるというわけではない。全身を精液でコーティングされながらその一滴も無駄にしたくはないという、種への執着心の表れである。
ある意味では被虐趣味よりも希少な性癖と言える、中々に倒錯的な趣味であった。
そして出来上がるのは精液と唾液で体がてらてらと輝き、常の印象を裏切る淫靡な艶姿でうっとりとしている雌。
そしてその光景は十分以上に男の性欲を煽り『京太郎』を昂らせる。
血が集中し大きさも形もより牝をよがらせるのに相応しくなった肉槍をいわゆる松葉崩しと呼ばれる体位で突き込む。
正常位と側胃の間のようなこの形は女性が大きく足をV時に広げてそこに男が体を割り込ませる、女性側が足の関節が柔らかくなければ難しい体位だ。
だがお互いに股間同士が接触することで根元まで肉槍で犯され、ぐりぐりと股間同士を振れ合わせながら動くことで強い摩擦と快感が生まれる体位でもある。
「んああ♡赤ちゃんの部屋まで京太郎くんに蹂躙されちゃう♡あああ♡んぉぉ♡」
尭深は知的で端正な顔を快楽に歪め、恥骨同士がごつごつとすり合わされることで奥まで届いた肉槍がぐりぐりと押し付け円を描き子宮口を広げながら赤ちゃんの部屋が撹拌されるのを強く感じる。
そして普通ではありえない子宮内を抉られ押し広げられる感覚は倒錯感と相まって高みから正常な判断力を奪う。
「だめ♡だめ♡こんなのよすぎる♡もう租チンじゃ満足できなくなる♡一生これがいいの♡」
もし尭深のような少女に「租チン」だの「小さすぎて感じない」だの言われればその男はプライドを打ち砕かれ女性不信に陥るかもしれない。
そのような場合には勝気な女性より控えめな性格の女性の方が衝撃的だろう。
『じゃあそんな尭深さんにはもっと俺の味を覚えてもらわないとね』
体位は変えないまま、腰を引いてはぶつけるピストン運動が始まる。子宮の奥深くまで刺さった肉槍の返しが尭深の穴を引っかけながら削り、収縮した肉穴を再び抉られる衝撃と摩擦に尭深は「あひあひ」と他には見せられない堕ち切った顔で意味になっていない喘ぎを漏らす。
切なすぎるのか、尭深は小刻みに腰を揺らしてより強い刺激を求めながら確実に絶頂の階段を登っていく。
『尭深さん、今度はどこにぶっかけて欲しいですか?』
「中♡っ中ぁ♡卵子に直接ザーメンください♡孕みたいんです♡」
『はいはい。ほんと、やらしいなあ』
半ば呆れながら『京太郎』はデコピンの要領で尭深の乳首を弾き、尭深の嬌声の音調から弱いところを探り当て重点的に突き込み自分の射精感を高めながらお尻を掴んで揺らすのを手伝ってあげる。
もう獣のような雄たけびになった声を聞きながら『京太郎』は尭深の体を抱きしめ、本日二度目の発射を膣奥に叩きつけてその熱さをトリガーに尭深は絶頂のはるか先へと打ち上げられる。
そしてその尭深の中にほんの少し残った意識のかけらが告げる。
(排卵した♡これ絶対孕んでる♡)
そんなわけはないのだが、なぜか尭深にはそう感じ朦朧と意識はその思い込みを正せない状態だった。
『ほら、全身ザーメンパックにされたいんですよね? あと2,3回はいるかな』
「は、はひ♡」
尭深は自分で頼んだことだが予想以上に手玉に取られ自分がそんなに何回もされたら壊れてしまうのではないかと恐怖と期待に胸を躍らせ、取り返しのつかない境地へ自分から堕ちていく。
「……み、尭深!」
ふと、名前を呼ばれていることに気がついた尭深は内心焦りつつ、顔を上げて返事をする。
「あ、はい。弘世先輩」
そこには麻雀部の3年にして元部長、弘世菫が眉をしかめていた。
菫自身は国麻には出ないのだがいかんせん部内のポンコツ達が代表に選ばれているため胃をきりきりさせながらいまだに部室に通っているのである。
「体調でも悪いのか? 最近集中できてないように見えるが」
これが尭深ではなく淡であれば心配などせず拳骨制裁である。普段の行いによって積み重なった信頼の賜物であった。
「すみません……」
尭深は目を伏せて殊勝な態度を見せるが、実は夜の余韻についついと浸ってしまって麻雀をおざなりにしていただけである。
正直なところ尭深の中ではもはや麻雀への情熱より、日々の夜に与えてもらえる淫靡な宴の方が重要度が上であった。
だがそれも無理はないのかもしれない。今まで男というものをよく知らないところに自分のタイプの男性に構ってもらえ、しかも彼から与えられるのはとてつもない快感。
男性というものに免疫のなかった女子高生にとって非常に刺激的であり、お年頃なのだから一度覚えてしまえばどうしても求めてしまう。
「来年は引っ張ってもらわなければいけないんだからな。淡に上級生としての振る舞いはどうやれば覚えるのか」
大星淡、一時は『宮永照の後継者』だの『新星』だのと呼ばれた少女。その実力は確かだが気まぐれな猫のような気質をしていてしかも大抵反省しない。
先日釘を刺したにも関わらず今日も遅刻が確定しているのだから頭を悩ませるのは当然だろう。
だから尭深の呟きは誰にも拾われることがなかった。
「私も……」
尭深は(来年はどうなるか分からない)と心中で続け、申し訳なさと同時に女としての本性がもたげかける。
お腹を抑えながら、ある種の予感を一人抱えていた。そしてそれが表に出るのは一ヶ月と少ししてからのことになる。
そしてその事件が訪れた時、白糸台は大パニックに陥った。
はじまりは尭深が急に口を押さえてトイレへと走りだしたこと。
だがこの時点では『今日は具合いが悪いのか』『無理しないで』『たかみ先輩平気? お菓子食べる?』程度の気遣いに過ぎなかった。
しかしそれも三日、四日と続くと疑念に変わる。特に甘いものの匂いを嗅いだ時に反応が顕著だったのが拍車をかけた。
一週間続いたことで『まさか』『尭深にかぎって』と思いながらも半ば気づいてしまった。
1人ばかり『今日のお茶はー?』などと暢気だった1年生がいたが、それ以外は否定してほしいと願いながらも薄々認めるしかなかった。
そして代表して菫が気遣いながらも詰問した結果、悪阻だけではなく他の症状も明らかになったことでパニックになった。
それはそうだ、周囲には『ちゃんとしている』と思われた少女が男の影もなく妊娠したのだ。
部活内だけでとどまるわけもなく、学校、親を通して大問題になった。
周囲が騒いでいる間、尭深は1人愛おし気に自分の下腹部を撫で、その落ち着きようがこれまた問題になった。
親は学校や部活に責任を追及し、学校側は本人の素行の問題だと言い、麻雀部への風当たりは強くなる。
現実としてどうこうしてても始まらないと遅まきながら気がついた尭深の両親は付き添い産婦人科へと行き、そこで医者が言いづらそうに告げた言葉はというと。
「……想像妊娠です。近年例は減っているのですが、検査の結果それ以外は考えられません」
その言葉に尭深の両親は大騒ぎした自分たちへの恥ずかしさと安堵の混じったため息をつき、よかったよかったとなったところでおもむろに当の尭深が、
「います。ここに赤ちゃんはいるんです」
まさかの医学への否定を通告した。涙目になって意地になっているのではない、淡々と事実を述べるような口調。目が全くブレていない。
両親が(一体相手は)などとそちら方面への考えに及ぼうとしていたところに愛娘の爆弾発言である。医者も両親に加勢し「気持ちはわかるけど現実を受け止めて」「はっきり結果は出ている」「想像妊娠は恥ずかしいものではない」などと様々な言葉で宥めようとしてもその努力は報われない。
「母親の私が一番分かってる。嘘をいくら吹き込んでも堕胎なんてしない。絶対守るの」
尭深から見た世界では根拠が全くないというわけでもなかった。
尭深は局ごとに最初の捨て牌を最終局に集める『ハーベストタイム』と呼ばれるオカルトを有している。そしてそれは科学では証明できない現象で、だからこそオカルトなのだ。
尭深からしてみれば架空の彼氏であってもあれだけ子種をたくさん注ぎ込まれて、さらに自分のオカルトを足せば実になると考えていた。
そしてオカルトは信じる心が原動力。揺らがなければ子供は出来る。今は科学的な兆候がなくとも産むときには子供がしっかりできるのだと、そう固く信じた。信じてしまったのである。
これには余人の誰もが唖然。もはや責任のなすりつけをしている場合ではない。どうやって尭深を納得させるか、各所で緊急会議が開かれることと相成った。
もちろんその開催はチーム虎姫でもなされた。
「尭深ってああ見えて肝心な時は絶対自分を曲げないんだよね」
親友の亦野誠子は困ったように尭深の気質を語る。
「しかし、これは……どうすればいいんだ? そもそも子供が産めるのか?」
弘世菫のもっともな疑念にこの中で最もオカルトに詳しい宮永照が応じる。
「……可能性はゼロじゃない」
その言葉に大星淡を除く皆が悩ましそうにする。そして危機感が全く足りていない淡は感嘆する。
「ふへー、子供産めるんだ? 私もいつかは京太郎と、なーんて。でも今はもうちょっと2人きりがいいもんね」
うんうんと頷く淡は周囲の視線にやっと気づいて、首を傾げる。
「どったの皆? たかみ先輩おめでたなんでしょ? いいことじゃん」
今までの会議の根底を覆す発言に淡以外が瞠目し、自分の世界へと入って熟慮する。
「確かに一概に悪いとは言えないが、しかし」
もどかしい様な渋い表情で菫は唸った。
「男に責任取らすとかは無理ですもんね。実質シングルマザーってわけで」
アプリの架空彼氏に責任がとれるはずがない。
そもそもこれは尭深自身が意図して行ったオカルトの結果で、責任を問うなら尭深自身になる。
「淡の言葉にも一理あるけど、できなかった場合の尭深の精神的ケアも準備しないと」
照は自分は尭深自身の選択肢を尊重したいという姿勢を見せる。
ただし本体と呼ばれる長野の幼馴染の存在を明かす気はない模様。
その後も話し合いを続けるも、結局のところどう転ぶとしても尭深の味方になることを決めた。
なお心のどこかで妊娠できる可能性オカルトを持つ尭深への嫉妬が菫と誠子の中にもやもやとして残ってはいるのだがそれは無自覚だった。
そして淡は『京太郎』との間に愛があれば子供だってできるという可能性にルンルン気分であり、照は遠くで暮らす想い人への慕情から隠してしまったことにほんの少しの罪悪感と(でも京ちゃん本人には関係ない)と自己弁護を感じていた。
そんな周囲が真剣に話し合っているにもかかわらず、夢の中の尭深は京太郎の肉槍に貫かれながら悦びに喘いでいた。
「すごい♡妊娠しててもエッチできるよぉ♡」
夢の中であれば体の負担など気にせずにどんなプレイでもできる都合のよさの恩恵に与っている。
『乳輪をぷっくりさせて乳を出すなんて尭深さんはどこまでも淫乱ですね』
搾って吸えばミルクの出る体になった乳首に歯を立てながら、容赦なく肉槍がごづごづと子宮の奥まで突き刺さる。
「赤ちゃん用のミルク吸われて気持ちいい♡代わりにおちんちんミルクを飲ませてあげて♡パパのミルクもすごいから♡」
妊娠してなおセックスがやめられない、夜技に完全に陥落してしまった尭深は性的快楽を貪る。
尭深の中の幸せは『京太郎』との愛の証を産んで、さらに彼と淫靡な交わりを続けることへと変貌していた。
「赤ちゃんに挨拶してる♡子宮ごと揺れるの♡生まれる前にパパのミルク飲んでね♡」
一応ではあるがこの交わりに快感以外の理由は尭深の中で存在している。
今回の検査では残念ながら子供の形成には至っていなかった。それは自身のオカルトに基づいて考えれば『種が足りない』からだと考えたのだ。
妊婦にとって性交は本来時期を見て行わなければいけないが、尭深の場合は逆。子種を摂取すればするほど子供を産める可能性は上がる。
オカルトと科学は過程が異なるのだから盲目的に従う必要はないという考えだ。
そもそも子供が産めると考えて想像妊娠に至っている時点で盲目的なのだが、さらに推し進めるべきだと自分に言い聞かせ交尾による快感に身を委ねる。
子供を産みたいだけなのか、快楽を貰いたいのか、そこのところは尭深の中でぐちゃぐちゃになって判別がつかない。
そして交尾の数が増えるほどにさらにぐちゃぐちゃになって最後は『気持ちいい』に到着する。
声にならない唸り声にも似た嬌声をあげ、幸せに浸りながら望む子種を少しでも多く取り込んでいく。
彼女の行いが実を結ぶかは彼女以外の誰にも分からない。それでも最良だと思う道を歩んでいく。
蛇足ではあるが数ヶ月後、『京ちゃんと一緒』にある条項が記されることになった。
『・本アプリには現在、妊娠・出産を補助する技術及びサービスは含まれておりません』
その文が追加された理由については顧客のプライバシーに関わるため黙秘すると、運営は回答したという。
渋谷尭深ルートの第1話です。ある意味1話にして尭深ルートが終わってるという気もしなくない。
「業が深い」と言っていたのは伊達ではなく、本気でヤバいお人になっていますね。
持ってるオカルトが悪いよ(責任転嫁)
たかみーは数あるヒロインの中でもVRだけでも満足できる層として初期から決まってはいました。
当然本体を見つけたらそちらも誘惑して絞り出すでしょうが、遭遇しなくても幸せになれる稀有な例。
そしてアンケート機能をやってみた結果ですが『絶対に必要』『共有可能な性格や間柄なら』が僅差で、この2つを合わせるだけで何と8割に少し足りない程度になりました。
ちなみに『必要がない』が3%程度で、修羅場ルートを望む声が約2割です。
わーい、作者の書く話がさらに増えたぞ(震え)
ハーレム系や姉妹エンドまで含めると一体完結まで何年かかるのだろう?
楽しく頑張って書きます!
というかアンケートに答えてくれた方が500人超なんですけれど。どれだけの人が見てるのこの作品?
次回更新は?
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咏たんが幼馴染だったら
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白糸台生活の続き
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男女比世界の続き