※この作品はR-18です。

VRアプリ『京ちゃんと一緒』R-18版   作:風見猫

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宮永照の場合②(リアル)

照は会場が国麻で盛り上がっている中、淡々と何度も道を確認しながら控室に辿り着く。

当然道を確認したのは照本人ではなく地図アプリである。こんな大事な事態に自分の自尊心を秤にかける愚行はしない。

 

コンコンと妹の名前が入った控室をノックする。

 

「宮永咲ならいませんよ」

 

扉越しに聞こえる耳慣れた少年の声に照は心情を綻ばせながらも声や態度にはあまりでずにノックを続けながら言葉を返す。

 

「知ってる。だから開けて京ちゃん」

 

見知った間であったことも影響して、特段警戒なく扉が開くと、人目を避けるように照はするりと室内に入る。

かけられた声の時点で分かってはいたが照は長い付き合いの中でしか分からないレベルではにかみ、嬉しそうにする。

 

「でもどうしたんですか? 照さんの方も試合でしょ?」

 

高1と高2高3は部門が違い、会場も分けられている。照はその枠の中でも別格と言っていい存在だった。

 

「私は辞退したから」

 

「ふぁ?」

 

が、本人にやる気があるかどうかは全くの別である。

 

「私は麻雀そのものはあまり好きじゃないの。みんなが好きだから出てたけど仕事にしたいとは思わない。そんな人間が国の代表になるのは駄目だと思う」

 

「照さんが真面目に考えてる、だと……!?」

 

そして幼馴染はまったく別種の感想を抱いた。

 

「私だってお菓子のことだけ考えてるわけじゃない。京ちゃんは失礼」

 

全く威力のないぽかぽかパンチが繰り出されるが、この二人の間ではじゃれ合いでしかない。

 

「お詫びに京ちゃんは私についてくるべき」

 

膨れる年上の女の子に逆らうすべは京太郎には用意されていなかった。

 

 

「入って」

 

京太郎が案内されたのはとあるホテル。しかも『ラブ』がつく方のホテルであった。

 

「あのですね、照さんは有名人なのでこんなところを見られたら」

 

「入り口でごたごたしている方がリスクは高まる。早く」

 

照の言葉には一理ある、そう納得してしまった京太郎は照を守るべく体で照を隠しながら移動する。

無事人目を避けて一室に入ると集中が切れたのか、京太郎は後ろ手に閉めたドアにしばしもたれる。

 

「ふー、マスコミがいたら『インターハイチャンプに熱愛!?』とか書かれてましたよ」

 

照は一息つく京太郎より先にベッドに上り、そこに置いてあった枕を抱えて京太郎に向き直る。

 

「別に間違ってない。私が京ちゃんにお熱なのは事実」

 

『YES』と書かれた枕を見せながらの言葉に京太郎も揺れる。

 

「そ、そういうこと言われると男は誤解する生き物ですよ」

 

「誤解じゃ、ない。冗談なんかでこんなとこ来ない」

 

恥ずかしさのリミットが来たか、枕に顔をうずめて顔が真っ赤になっている照。

そして枕は変わらず『YES』の面のまま突き出される。

 

照はまごうことなく美少女だ。幼馴染という先入観を外せば十分そういう対象になりうる。

 

「私がインハイに出たのは京ちゃんに『ここにいる』って教えたかったから、だよ?」

 

白糸台の皆のためだけなら団体戦だけでよかった。

個人戦にまで出たのは自分は強いと妹に、そして京太郎に見栄を張りたかった。

そんな他愛もない理由。

 

他愛もなく可愛らしい理由は京太郎の中で照の立ち位置を変えるのに十分で、無意識に頬に手を宛がい唇を重ねる。

 

照は突然のキスに驚きながらも指で唇をなぞって柔らかく微笑む。

 

「初めてが京ちゃんで、嬉しい」

 

至近距離で花咲いた笑顔はマスコミ向けの作り物とは別種で、あまり表情の変わらない普段の照を知るほどに破壊力は高かった。

 

「あ♡」

 

押し倒されて貪る深いキスを浴びて、体を這う手つきに甘い声を漏らす。

 

「したくなった? 京ちゃんなら、いいよ♡」

 

嬉しそうな声で制服の中に手を招き入れ、凹凸が少ないとはいえ柔らかい女体の感触を京太郎の掌に伝える。

目の前の存在が年上のポンコツ幼馴染から女、雌へと変異していく。

 

だがわずかに震えた照の指先が初めての恐怖と戦っていることを示す。

乱暴に扱い快楽で屈服させる相手ではなく優しく抱くべき相手だと認識した。

 

「は♡あ♡」

 

少しだけ膨らんだ胸の柔肉をふにふにと揉んで尖ろうとしている乳首に指でこすりほんのちょっとずつ扱いていく感覚に照から甘い吐息がもれる。

 

だが照もされるばかりではない。

その気になった男の象徴を取り出し食みながら舌のざらつきで舐めていく。

 

「京ちゃんの♡おっきくて熱い♡バキバキになって♡」

 

照が『練習』通りに京太郎の好みに従って煽っていく。

専用のツボを知ったうえでの口奉仕は『経験』あってのもの。

 

「照さん、気持ちいいですよ」

 

「ん♡じゅるる♡」

 

撫でられて褒められた照は引っかかれた乳首からの快楽に気を取られながらも献身的に鈴口を吸い上げ、同時に根元から扱く。

 

急に加えられた別種の刺激に思わず射精感がこみ上げ、びゅるびゅると解き放たれた白濁汁は照の口内に啜り込まれ、歯で噛み分けて唾液と混ぜて少しずつ飲み込まれていく。

 

「ん♡京ちゃんの味濃い♡」

 

飲み干したことを口を開けてアピールしながら、雌としての本能が照の体の準備をもう一段上にあげる。

プチプチと自分で服を脱ぎながら、わざと京太郎の目に白い肌を晒して回転。スレンダーな体がホテルの照明の下で舞う。

 

「京ちゃん好みの体じゃないかもだけど、食べて♡」

 

全国の女子麻雀の頂、宮永照は国麻を放り出して男に抱かれようとしている。

組み敷くのは麻雀ではへぼへぼの男子高校生。

 

傍目には釣り合いが取れなくともこの空間では関係がない。

 

入り口に宛がわれたペニスの感触を照は掌で感じて息を荒げ、京太郎も女性としての照の魅力に気づく。

艶めかしい仕草で足の根元を広げねっとりとしたピンク色の入り口が吸い付くように咥え込む。

 

「ん゛♡」

 

声には喘ぎと悲鳴が混じる。証が赤い線となって照の股間から滴る。

それを見て京太郎が動きを制御しようとするが、それは照自身が止める。

 

「いい、の♡京ちゃんに貰ってほしいって思った時に覚悟したから♡京ちゃんが気持ちよくなって♡」

 

照の気持ちをなぞるように膣はペニスに絡み蠢く。吸い付きぐねぐねと積極的に男を受け入れる。

 

「それに♡私も♡ぁ♡段々♡んっ♡気持ちよく♡はあっ♡」

 

照は『京太郎』に挿入やキスは許していないが体自体は開発されている。そこに本人の責めが加わるのだから躰は敏感に淫らに仕立てられるのも当然だった。

 

「んああ♡はう♡ああ♡京ちゃぁん♡」

 

それでも目の前の相手を見つめ続けるのは変わらない。

彼から与えられる快感に流されながらも尻を振りながら内部のペニスに刺激を加える。

 

「照さん」

 

「ああ♡一緒に♡気持ちよく♡」

 

目線を合わせてキスに酔いながら本能のままにお互いを高め合い、ぐちゅぐちゅといやらしい水音と肉のぶつかり合う音が部屋を占める。

 

「出し、て♡京ちゃんの♡ザーメン♡私の子宮に♡」

 

妊娠のリスクは考えれば分かった。それが人生にもたらす影響も。

だがその上で照は『どうでもいい』と思った。欲しくて欲しくて、それがたまらない。

 

「あああ゛♡京ちゃん~♡」

 

痙攣する照の中にどくどくと子供を産ませるための液体が注がれ、幸せの中で照は京太郎にキスをせがむ。

女性として満たされることの意味を照は初めて実感した。

 

 

だから10分後、照はシャワー室で犬のように後ろから犯されていた。

 

「ああん♡京ちゃんだめぇ♡どうして♡」

 

「どうしても何もないでしょ、照さんから誘ったくせに」

 

照から発してるのは抵抗というには弱すぎる。多少なら振り払えるし自慢のブローを持つにもかかわらず全く使おうとしてない。

 

「誘って♡なんか♡」

 

「じゃあなんですか?

『あ、京ちゃんの汁垂れてる』とか自分で広げて、『ん♡ぐちゅぐちゅにされちゃった♡』とか流し目して、『ふゎ♡シャワーでも感じるくらい敏感になってる♡』って壁に手をついておいて誘ってないと?」

 

麻雀で言えば倍満に等しい。女としての色気が所作に出だした照がやると破壊力は異常な数値を出す。

無意識にやっているというのならそれはそれで危険な女である。

 

「京ちゃんの♡馬鹿ぁ♡こんな気持ちよくされたら戻れないよ♡はああ♡」

 

そして色の本当の良さを知ったばかりの照は抗えない。

この逢瀬が終わればまたしばらく会えないと分かっているから、名残惜しさも手伝った。

 

「後ろからずんずん突かれるの♡さっきと違う♡こっちも気持ちいいよ♡」

 

「照さんはエッチの才能もあるんですね。すっごく締め付けてきますよ。ざらざらして気持ちいいです」

 

「んああ♡京ちゃんも♡ごつごつしててすごい♡気持ちいいところたくさん当たるの♡」

 

性器だけが男女の繋がりをよくするというわけではないが一要素ではある。

 

「京ちゃん好き♡大好き♡」

 

「俺もですよ」

 

隠してはいないとはいえしっかりと言葉に出したのは今日で初めて。

京太郎は想いに応えるように照の腰を掴んで容赦のない動きで照を追い詰めていく。

 

「あ♡はん♡だめ♡わけわかんなく♡はああっ♡」

 

壁につけていた手が滑り落ちるが、京太郎が腰を掴んでいることでへたり込むのは塞がれる。

だが代わりにと送られてくるスパークは頭を真っ白に焼く快楽の塊。

 

「ああああ゛~♡」

 

叫び声と同時に意識を消し飛ばし、照はただ気持ちよさを余韻に目を閉じた。

 

 

「……で♡これは♡なに♡」

 

険悪な声を出そうと試みる照だが突き上げられるたびに起こる快感で声が甘く溶けていく。

 

「何って、照さんを洗った後のお風呂ですけど」

 

二人は湯の張られたお風呂の中に入っていた。変わったところと言えば繋がったままというところだろう。

 

「それは♡感謝する♡けど♡あふ♡」

 

「俺は顔が近くてこの体勢好きですけどね」

 

京太郎と照は多面座位の変形と呼べる形で重なっている。

お互いの背後に手を回してラブラブに見えると言えばそうだが、すでに照は快楽の過剰投与をされて少しの快感でもイキかけになってしまう。

 

「ほら、キスしましょ」

 

「ん♡ちゅ♡ちゅる♡んちゅ♡」

 

照はキスが一番好きだ。エッチ自体も好きだし京太郎に与えられる快楽が嫌いなわけではない。だが純粋に好意を表す行為としてキスは特別。

だから好きな相手にキスされれば絆されるし、キスしながら性的快感を与えられれば簡単にダメになる。

 

爪で乳首の先をひっかかれ、キスの愛情で蕩かしながらクリトリスに指を当てながら腰を揺する。

 

「んああ゛♡はっ♡あひ♡」

 

弄ばれるように扱われているのに絶頂してしまった自分を照は悔いる。

流されてしまえば楽なのかもしれない。快楽漬けにされて飼われる日々も楽しいのだろうか。

 

「ねえ京ちゃん、私はセフレ?」

 

だけど照は踏み込む。エッチをしながら、彼女なりの愛を伝えながら。

 

「こういう関係の人、あぅ♡いる♡よね♡」

 

中に収めた愛しい相手の凶悪なペニスに子宮がきゅんきゅん疼く。

快感に思考が飛びそうになりながら必死に言葉を重ねようとする。

 

「責めて♡ないよ♡必要があって♡京ちゃんは優しくて切れないから♡」

 

その優しさに付け入って堀を埋めようとしている人間もいると照は想像する。

照は別にその相手を敵視するわけではない。ただ照自身の流儀が異なるだけ。

 

「私は京ちゃんが好き♡愛してる♡だから私だけの京ちゃんになってほしい♡」

 

照の想いに応えて膣壁がざわめき搾り取ろうと圧力を増していく。

 

「いつか振り向いてもらうように頑張る♡ふぁああ~♡」

 

想いを告げると同時に緩んだ精神に快楽が一気に注ぎ込み、体内を熱く埋められる感覚と同時に頂点まで駆け上がる。

 

 

人目を避けラブホテルから離れた場所まで来て、迷子防止以外の意味も込めて手を繋ぎながら言葉に困った調子で片方が口を開く。

 

「あの照さん、その」

 

言いかけた唇を照はそっと人差し指で止める。

 

「今はいい。京ちゃんには色々あって混乱してると思うし。私も強引すぎた」

 

日本代表の選抜の第1候補でありながら機会を蹴り飛ばし、既知の男をつかまえるなりラブホに連れ込んだ暴挙が『強引』の一言で済むのかは脇に置いておく。

 

「落ち着いてよく考えてから教えて」

 

今一気に攻め切れば有利に動かせるのかもしれないが照はその道は選ばない。

それは自分以外に彼を想う人への冒涜になるから。機会を均等にするのは無理でも与えないのは間違いだ。

 

「あ、そういえば京ちゃん、私が麻雀プロにならないって話はしたよね?」

 

手が離れ青信号に変わり際、照は両手を後ろに語りかける。

 

「言ってましたね。大学受験でも照さんはできそうですね」

 

ポンコツ認定をされてはいるが何気に照は成績優秀である。

 

「うん。それもだけど――私の将来の夢は京ちゃんのお嫁さんなんだ」

 

花開く笑顔を残して照は走り去る。走った鼓動で顔に集まる血液を誤魔化したかった。

 

あれ以上一緒にいたらだめだと照は悟っていた。

もっと一緒にいたいという気持ちを抑えられなくなる。

ずっと一緒にいたいとわがままを口にするだろう。

 

そして京太郎も、思わぬタイミングの告白に心臓の鼓動が早まっていた。

そんな彼のスマホが震える。

 

「はい、俺だけど」

 

『京゛ち゛ゃん゛どこ゛~~?』

 

迷子からの緊急要請。完全に涙声で、よく見ると履歴がいくつも残っていたことが分かる。

 

「悪い悪い、今行くから動くな」

 

『早゛く゛~』

 

姉妹そろってかき回してくれると京太郎は苦笑して、しかし悪い思いはせずに片割れを探しに走る。

 

そして一方、照とは言えば。

 

「菫ごめん、迷った」

 

『だからお前は人も連れずに歩くなとあれほど!』

 

ポンコツの片割れらしく道に迷っていた。




はい大変遅くなって申し訳ありません。
光サイドで淡・照・臨海で迷ったあげく、2種類の風邪コンボとリアルで死にかかっていました。

なお電話の先のポンコツ迷子妹が何を考えていたかは不明です。

そろそろ咲さんが出番を要求している……大丈夫①では平和だよ(震え)

次回更新は?

  • 咏たんが幼馴染だったら
  • 白糸台生活の続き
  • 男女比世界の続き
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