夢と現実をごっちゃにしていたとはいえ、玄が自分のところの宿泊客と取り返しのつかない関係を結んでしまったことは覆らない。
痴女と呼ばれても文句を言えないような挑発の仕方をしてしまった自覚があるし、思い返すと顔が熱くなる。
だけど一番ダメな部分は、あのことをなかったことにしたいとは思えないところ。
現実に男と女の違いをたっぷりと分からされて、喘ぎ続けたあのひと時。
思い返すと疼きとともにまた欲しくなってしまうほどに沼に踏み入れていた。
頭を下げる男の人を優しく抱きしめて玄は、恥ずかしがりながらも謝る。
「私が襲われて当然のことしたからなのです。それに、その、すごくよかったですのだ」
自分から押しかけて手こきフェラをしておいて、いざ処女を散らされて被害者面というのは通らないと考える。
それに冷静に玄自身の現状を顧みれば、絶頂と湯あたりで意識を失った玄に衣服を着せて自室にまで送ってベッドに寝かせてくれたのは目の前の彼ということになる。
迷惑しかかけてないと、玄はしゅんとしてしまう。
自分は色々抜けたダメダメなんだと思い知らされる。
更に救いようがないのが、女にしてもらえたことにどこか優越感を覚えてしまっていること。
ただの偶然でも、姉より先んじて肉体関係を結んだことはアドバンテージで、このまま流れで何とかならないかなあ、なんて縋るような気持ちがくすぶっている。
「そう言ってもらえるのは男冥利に尽きるところではあるんですけど、こちらも途中で歯止めきかなくなっちゃいまして。
体調は、平気ですか?」
「あ、それは、はい。京太郎くんといるとドキドキするくらい、で」
ぽやっとした天然の笑顔で好意を一切隠さない玄。
家族や友達に対しても自分が好きだという感情はこらえるタイプではない。
逆に不満やマイナス感情を自分の内にしまって、ひたすら自分を責めながら相手を待つ人間である。
良妻賢母となるか愛人になるか、どちらにせよ相手の浮気を我慢してしまう、悪い男につかまれば自分から切り捨てられずにズルズルいってしまう性質を持つ。
更に感じやすくエッチの快感をたっぷりと叩き込まれて、基本的に気持ちいいことに素直な玄は次への期待を心の奥に灯してしまっている。
「あ、廊下だと旅館のみんなに見られておかしくないから、とりあえず部屋にっ」
一番見られたくないのは間違いなく実の姉ではあるが、それっぽい言い訳を盾に男を自分の部屋に連れ込む。
昨日の今日で誘っていると取られておかしくない挙動で、実際そうなっても玄は嬉しかったりする。
お客さんである彼はいつ帰ってしまってもおかしくはないからその合間にたくさん自分を刻んでほしい。
そんなピンク色のことを考えている好みドストライクの女性に「昨日のやり直しがしたい」なんて殺し文句を放たれて、据え膳をいただかないほど京太郎の雄も廃れてはいなかった。
「ちゅ♡ちゅぷ♡キス♡京太郎くん♡すき♡」
京太郎からすれば目の前の女性がなぜこんなに自分に執着しているのかはやはりよく分からない。
だが曲解のしようもないほどバシバシに好意を感じるし、こんな襲われたがっている好みの女を抱かない選択を選べるほどには理性は強くない。
それにどうせ一度やってしまっている。二度目であれば抵抗感も一気に薄れるのは当たり前だった。
「玄さん可愛い。清楚な顔してエッチ好きで、感じやすいんですね」
玄の普段の言動を知らないため、顔立ちや所作からの浅い印象を裏切られたギャップが興奮を誘う。
実際はおもち狂いで押しと快感に弱く、つなぎとめるために自分の体を真っ先に差し出す自己犠牲に似た献身性が淫乱さに見えている。
まあえちえちなことも、京太郎に貫かれることもそれはそれで好きで、沼りそうなのだが。
「京太郎くんがうまいから♡私の初めての人♡ちゅぶ♡んちゃ♡じゅる♡」
腰に手を回され引き寄せられて舌を激しく絡ませながら瞳を合わせて唾液を吸い合って、おもちをやわやわと揉まれながら感情を舌を通して伝える。
情欲がどんどん加速して、昨日のことに対する反省なんか置いてけぼりになっていく。
『犯されたい犯されたい、もっと深く無茶苦茶に♡』そんな情念が止まらない。
一度体に刻まれた絶頂地獄は一夜が去ってなお玄を狂わせ続けている。
それが現実にいる想い人からのプレゼントだという甘さが抵抗をそぎ、緩手をうてば姉に奪われるかもという焦りがアクセルを踏む。
唾液は甘く徐々に思考が鈍化して痺れに似た疼きが感度をあげ、ぷっくりと服の内側から隆起した膨らみが摘まんでほしそうに自己主張する。
指の腹でおもちの弾力を楽しみながらなぞり引っ搔くたびに足が細かく震え縋る手に力が入って甘い吐息が漏れる。その反応の良さは男心をくすぐって責めはさらに苛烈になる。
「ひあ♡乳首爪でカリカリされちゃ♡あひ♡潰し♡あほ♡ぉ♡んんぅぅ”♡」
反り立つ乳首を爪でつまんで引っ掻かれつねりながら引っ張りながら耳たぶを優しく食んで吐息でくすぐる。
足に力が入らなくなって上半身に意識が集中したところで玄の蜜がしたたり落ちる根本を不規則に叩けば一気に昇りつめて果ててしまう。
「玄さん、見せて。生まれたままの綺麗な姿」
そんなタイミングでこんなお願いされたら従わずにいられない。
男の人の言うこと聞いてエッチするためだけに急いで衣服をほどいていく自分の堕落っぷりに玄はゾクゾクする。
「はひ♡どう、ぞ♡全部♡好きに♡あぁん♡食べ、てぇ♡」
何を取り繕ったってこの相手に抱かれることを一番優先する雌になってしまっている。
今すぐぶち込まれたくて視線と手が男根に伸びてしまっている浅ましさを晒す。
貫かれ激しく突かれた時の快感と女としての充実感が胸を焦がす。
「こんなぐちゅぐちゅにして、指にかみついて。どうされたいんですか」
どろどろに濡れたおまんこに指を浅く出し入れしてかき回せば足りないと吸い付いて腰を揺さぶる。
理性なんか焼き切れて快楽しか求められない。目の前しか見えない。
「京太郎くんのおちんちんで♡私のおまんこ♡壊して♡ぁぁ”あ”♡ひん♡」
素直におねだりできたご褒美にと指とは比べ物にならない太い棒がごりごりとまだ慣れきっていない膣壁を蹂躙する。
なのに電子彼氏に開発された脳は全く同じものだと錯覚を起こして大量の快楽物質を放出してしまう。
性体験のない人間よりもつんだ人間の方が敏感になるように、アプリで癖になった時点で男に抱かれるために開発されているようなもの。
さらに相手が同一となれば予行練習の域ではなくリフレインされて乗算的に快感は増加してしまう。
もちろんこんな電子ドラッグまがいの効果は誰にでも起こるものではない。
大事に大事に抱え込むドラが爆薬のように破裂するように、抱え込み過ぎた記憶が連鎖を起こす。
全く意図してない方向性で玄のオカルトが干渉しセックスの良さで塗りつぶされていく。
「ひあ”♡あひい♡い”ん♡京太郎くん♡昨日より♡しゅごぉ♡」
常時発動の自分でも制御できないタイプのオカルトに起因しているのが問題だった。
オカルトをある程度操作できるようになった今でも、そもそも問題を認識できない状態なら意味はない、
さらに人は気持ちいいことは無意識に求めてしまう生き物。勝手にオンにして快感を貪ろうと本能が勝つ。
白い布に絵の具を垂らしたように快楽の色に染められ取り返しがつかなくなっていく。
過ちとしてすませて日常に戻る道が一突きごとに絶たれて、何度も何度も交わることを求めてしまう。
「おちんちんで奥♡ぐりぐり♡京太郎くんとセックス♡癖になって♡んにゅうぅ♡」
膣がぐねぐねと波打って男根をしゃぶってしっかりと形を覚えていく。
処女を捧げたこの棒が自分を一番気持ちよくしてくれるものだと心身に深く刻んで自分の逃げ道を封鎖していく。
性感にさらされて上の突起も下の突起も充血して触られたいと主張する。
胎内に叩きつけられる以外の快感も欲しいと淫らな願いに、自分から体をこすりつけて言外におねだりを始める。
「して♡して♡私のこともっと滅茶苦茶に♡戻れなく♡あひゅ♡くるくるくる♡きちゃう♡ぅう♡」
皮を押し上げる秘芯を剥かれて潰されながら桜色の乳首を歯で挟まれカリカリと噛まれて吸い出され、同時に膣奥に何度も叩きつけられていく衝撃に玄は自分の全部がぐちゃぐちゃになっていくのを実感する。
「あ”んぁ♡壊れてく♡私もう♡京太郎くんなしじゃ♡無理ぃ♡これいい”のぉ♡」
もう玄は自分から腰を振って快感を求めて舌を絡めだす。
生セックスである危険なんてもう頭から吹っ飛んで勝手に体が奥にぶちまけてほしいと暴走する。
「エッチ大好きなんですね。やらしくて可愛いですよ」
「う”ん♡そぉ♡おまんこも♡クリちゃんも♡乳首も♡全部ビリビリしてしゅごいの♡お”ぉ♡またイっちゃう♡イクぅ♡」
子宮が痙攣して体が何度も小刻みに跳ねて力が抜け、口の端から泡が垂れて締まりのない顔で笑顔を作る。
「京太郎くんのモノに♡専用にされてる♡えへ♡もっと分からせて♡はひぃん♡ぉ”♡ぉほ♡」
所有され支配されれば自分を捨てないでいてくれるかもと、本能的に媚びながら孕むために必死に締め付けながら腰を揺らしてベロチューに耽る。
えちえちの美少女にここまで求められて男の腰が止まるわけもなく、二日続けて最奥に奔流をぶちまける。
「あはあ”ぁぁ”♡ぁひ♡れてる♡赤ちゃんの部屋叩いてりゅ♡あちゅいの♡しゅごいよぉ♡」
元々姉に付き合って暑さには耐性がつけられたが、内部にドクドクと打ち付けられて溢れてくれる熱さには意識が明滅して太ももを擦り合わせる。
熱いのが好きな気持ちがわかりそうになると同時に、これを姉に味合わせれば間違いなくハマると確信する。
玄自身もたった二度の生エッチで蕩けさせられて、子供ができてしまってもいいからもっとたくさん中で吐き捨ててほしいと頭の悪い欲望に負けだしている。
体も人生も無茶苦茶にされても目先の快楽を追いたくて体が疼く。
「はー♡はー♡お掃除させていただきますのだ♡あむ♡」
玄は余韻が残ったまま自分の愛液と白濁した液体をまとう肉の杭を舌でこそいでその独特の味と臭いに痺れる。
決していい匂いでも味でもないのになぜか癖になる感覚とこれが自分を気持ちよくしてくれたという感謝で舌戯に熱が入りきゅんきゅんとしてしまう。
「まだおっきいのです♡硬くて熱くて♡立派過ぎて♡お掃除なのにやらしい気分になっちゃう♡このおちんちんズボズボされてたの思い出して♡」
どんどんと発情が止められなくなって潤んだ目で上目遣いして媚びている。理性のブレーキはもう壊れて役に立たない。
慣れなくてぎこちない口奉仕でも熱心さと求めてくる気持ちが強く伝わって京太郎のブレーキも機能しない。
そこにはこの少ない時間を逃すと旅行という特別な時間が限られていることもどこかで分かっていたのかもしれない。
「玄さん、どうされたいんですか?」
「また犯して♡京太郎くんでマーキングされた体に♡一生忘れられないくらいパンパンしてほしいのです♡」
穴から零れた白濁汁が床に落ちるのも構わず四つん這いになってお尻を揺らして誘惑。
動物のような後先考えないセックスを望んでひくつく肉壺に再び突き入れ、先ほどよりも液量がずっと増した中はぐちゃぐちゃと大きな音が立つ。
その音に恥ずかしさよりも興奮を覚えてしまうあたり二人ともぶっ飛んできているともいえる。
「動物みたいに♡後ろから♡おちんちん当たる場所違って♡ぉ♡あぁ”♡」
深い突き入れにがくりと支える玄の腕の力が抜けると京太郎が引き上げる力強さにきゅんとなり、おもちを捏ねられるたびに喘ぎ声が抑えられない。
突き入れと捏ねを混ぜられた責めは内部が粘りを増していくのも相まって餅つきに似ている。
おもち未満、おもちもどきと卑下していた玄もこんなにおいしく食べられてはそこにこだわる余裕すらなくす。
「こんな激しいの♡交尾しか考えられない獣に♡んぅ”ぅ♡堕ちる♡堕ちちゃう♡いいん”♡あひ♡」
もうとっくに堕ちてるだろ、と冷静に突っ込む相手はここにいない。
違う意味の激しい突っ込みを受け入れて頭も体もどんどんと従属して沼につかる。
玄を支えながら突き込むだけで反動で胸に指が食い込んで揉まれているのと実際変わらない。
腰の自由度が上がるため円状にかき回したり抉りこむように突き入れたり、当たる角度を変えて一部を責めることも簡単。
後背位というのは男側への負担も少なく変化をつけやすくもある。
胸の下側に両手を回して抱きしめる形で引き寄せれば、玄の上半身が起き上がり背中側の膣内をごりごりと刺激する。
同時に二人の顔が近くなって顔を傾けて舌を絡めるキスをしながらバズバズと上下に突き上げる動きで翻弄する。
「こん、なの♡また♡また♡知らないエッチ覚えさせられちゃう♡染められてく♡あはぁ”♡おんぅ♡」
脳内に何度もスパークする火花が飛んで塗りつぶされる。
当初の謝罪という名目は完全に崩れてただ女の幸せを享受してしまっている。
「好き好き好き♡私のこと好きに使っていいから♡京太郎くんの好きにぃ♡」
元から玄は依存癖と支配されたがりの部分がある。アプリで土台が築かれていたとはいえころっと行き過ぎというのは否定できない。
ただ自分への自信のなさが性的なつながりという分かりやすいものに傾倒した部分は大きい。
ただ、玄の中でライバルになりそうと認定されてる中にさらっと灼が省かれているのはひどいが。
姉は言うに及ばず自分の上位互換と思っているし、憧は女子力の塊。穏乃は体は女らしさから縁遠そうに見えても行動力と一途さから何をやらかしても不思議じゃない。
一方で灼はとある女教師に執心してるので無意識に除外している始末。
自分を差し出して他の女を遠ざけ、さらに気持ちよくもなれるのなら悩む必要もない。
出産すら旅館の跡継ぎの確保という面では忌避する必要もない。
「愛、してぇ♡あ”あ”ぁぁあ”♡きちゃうぅぅ♡」
母からの愛を十分に受ける前に他界という別れを経験した玄にとって、男から愛される錯覚を覚えるこの行為へのハマり具合にはブレーキがかからない。
仮に行きずりの現地妻であっても永遠に待ち続けてしまいそうな重さを彼女は孕んでいた。
まともな話し合いもお互いの境遇を知る間もなく、この限られた時間を淫蕩な交わりに消費していく。
この声が姉の部屋に響いているかもなんて、そんな当然に気にするべきことすら頭から抜けるほどに玄には余裕がなかったのである。
この後に何が待っているのか、そしてこの関係がどうなってしまうのかの推測すらする余裕もなくただひたすら溺れてしまう。
未だに玄は内面を含んだ相性値という点ではトップクラスであることを一切理解していなかった。
それもこれもまともで一般的な会話をすっ飛ばして色に頼る性急さから来たもので、完全に自業自得だと本人は分かっていない。
話し合いという基礎の部分が抜けたまま、二人の関係は歪に始まりだしていた。
前回に続いてクロチャー。
前が完全エロだったので日常挟もうと思ったのに、出来たらさらにエロの割合が増した。
結局和との関係も他の阿知賀勢にばれるリスクも一切解決せず、依存度だけが上がる。
駆け落ちが唯一の奪われない手段(玄の主観)だけど、母の思い出詰まった旅館捨てれる性格かと言いますと……。
彼女の幸せの道が作者にも分からんので誰か教えてくれ。
追記:感想があるとモチベにつながるので嬉しいです。
次回更新は?
-
咏たんが幼馴染だったら
-
白糸台生活の続き
-
男女比世界の続き