学生というものは登校というものからは逃れられない。
かつて中学には朝練のあった部活に属していた京太郎も今ではすっかり新しい生活に慣れできうる限り惰眠を貪りたいという欲求が強くなっている。
それでもしっかりと少し早めに登校するのは律儀な性格故か、迷子になりやすい誰かさんの対応に動きやすくするための習慣が抜けないのかは判然としないものの遅刻の経験はない。
今日もいつも通り校門をくぐると、校舎前で生徒議会の面々が挨拶を交わしているのが見える。
最近代替わりをはたしたばかりで生徒や教員に対する顔つなぎの意味があるのだろう。あれでいて久はやたら外面がよく信頼を得ていた。
その分部室では割とだらしないところも見せるしわがままを発揮するのだがもうそういうものであると清澄麻雀部においては受け入れられている。
「あら須賀くん、おはよう」
「おはようございます部長」
引継ぎのためか一緒にいた久が目ざとく京太郎に手を振り京太郎も応えると、ウエストに手を当てて顔を覗き込むように前かがみになって指を唇の前にかざす。
「もう、退陣したんだから役職呼びは禁止って言ってるでしょ。ちゃんと名前で呼びなさい」
「こっちも言ってるけど癖づいちゃってるんですよ。それより外しちゃっていいんですか?」
京太郎のそばに来て集団から抜けているのを指摘するも欠片も悪びれた様子を見せないのが久という人間だ。
「いーのいーの。あの子たちも独り立ちできなきゃね。ゆくゆくは自分たちだけでやっていかないといけないんだし。それに、今の私にとって何が一番大事なのかはあなたも知ってるでしょ?」
一瞬蠱惑的な悪戯顔を見せて久は集団に向かって軽く手を振って、見えない位置で指先を絡ませて誰にも聞こえないように小声で囁く。
「あなたに少しでも早く会いたかったの、京太郎くん。私の大事なご主人様。抜け駆けしちゃう子は嫌い?」
恋愛面では初心だった女性もまとめておいしく頂かれてしまった以上手をこまねいていればそれだけ寵愛が他に向くと分かっている。
さらにいえば女性としての自信のなさも消えて抱かれたいという欲求に素直になり、通常の策士らしさを生かしている。
「嫌いなんかじゃないってここが知ってますよね、久」
名前を呼び捨てされてトントンと子宮をお腹側から指を二本揃えて指の腹で軽く叩かれ、濡れた吐息がキュンキュンとした疼きを如実に表す。
今の久の顔を間近で覗けば潤みきった瞳に紅潮した頬と不規則に荒げた息、一瞬で完全に欲情してしまったことが見て取れるだろう。
そして久がそれを向ける相手はたった一人、好きな人に求められるとちょろくなる習性を身をもって教わった相手だけ。
「ごめんなさい、私もう我慢できないかも♡すぐいじって♡私にたくさん♡」
学校のトイレなんて下手をすれば誰かに見つかりかねない場所、声を満足にあげられないところと理解していても今この時の欲求に負ける。
手早く人目のなさを確認して急いで個室に鍵してちゅうちゅうと口吸いしてスカートをたくし上げとろみを帯びた秘裂を晒す。
自然と声は小声になり耳元で囁き合う吐息がくすぐったさとなって背筋を上る。
「こんなとこでしてるのバレたら久の評判は地に落ちて見つけたやつが脅して久を犯そうとしてきますよ」
そういうリスクは当然ある。ばらされれば困るし、男子から見れば久はそうするに足る対象だ。脅してでも体の関係を持てればいいと考える人間は指の数では足りないだろう。
「あぁ♡でも今欲しいの♡京太郎くんのこの逞しいのでズンズン突かれたの忘れられないの♡」
視野狭窄を起こしズボンを押し上げる膨らみを手のひらでさすりながら狂宴の中で皆して乱れ女の一員にされた記憶がはっきりとよみがえる。
優しく頭を撫でられて久は制服のジッパーを歯に引っ掛けて男の象徴を外気に晒して舌を伸ばして強請る。
「舐めさせてくだしゃい♡京太郎くんのおちんちん♡私の初めて捧げたのを♡他の子の味つく前にぺろぺろさせて♡」
ただ一人の女の立場にはもうなれないと分かっていながらも、正妻の立場すら望むべくない傍目の一人と自覚してなお、その日の一番最初のお手付きにだけはなれる。
一番最初に挿れてもらった子、一番上手くお口奉仕できた子、一番多く中出ししてもらえた子、一番多くイッちゃった子、お掃除させてもらう子、そういったものをことあるごとに担えるかが彼女達の中では重要になっている。
その中でも今すぐには結果の出ない初妊娠と初出産は特別な地位になれるかもという期待も相まって水面下で争っている。高校生のくせに生で直飲みばかり望んでいる。
中退リスクのもうない久なんかは産んでしまえば大学休学中にもっとたくさん可愛がってもらえるチャンスまである。
「久が他のやつに犯されそうになったら俺のモノだってわからせて守りますからね」
守り方がいろいろおかしいというツッコミもなく男根を突っ込まれること以外の価値が暴落している久の脳には甘く痺れる口説き文句に聞こえる。
「はひ♡教え込んで♡清澄の元生徒議会長はこのおちんちん専用ハメ穴だって♡孕みエッチ大好きだって♡ぉん♡」
個室の戸板に体を押し付けられ精液用の便器に身を変えられてもそんなのを嬉しいとしか思えない。
かき回す水音と打ち付け合う肉を叩く音が入り混じって耳に届いてそれに興奮する。
性処理のために学校に設置されたように扱われ中にコキ捨てられて、清掃の行き届いていない床に無様に座り込んで液垂れしてしまってもそれは本心から望んでいることなのだ。
「部長でも生徒議会長でもなくなった久の今の役目はなんですか?」
もう理不尽に命令できる立場ではないのだと言外に述べる京太郎は過去の行いに納得はしていてもすべてを許していたわけではないと示しているのか。
少なくともたった一人に合宿先までデスクトップパソコンをはじめとする機材を運ばせるのはやりすぎであったことだろう。
こんな風に意地悪されることが久には責めになりぶるりと鼠径部が震える。
「ぁふ♡おちんちん気持ちよくすることぉ♡ハメやすい場を提供して穴を濡らして準備することぉ♡あぃ♡ぃっ♡おまんこにぃ”♡あひ♡いっぱい射精してもらって満足してもらうぅ♡」
喘ぎ声を遮断するために口元を覆う手のせいで呼吸が苦しく意識の掠れが常より早い。
「一人で満足させられなかったら?」
「あ♡あ”♡他の子呼ぶ♡あなたの気分の子呼びつけて使ってもらうの♡んん゛ぅ♡私はお仕置きされちゃう♡」
一部に久自身の願望が混じっているような気もするが深くは気にしないようにする。
この人は性癖こそ隠していたようだが何かあると人を振り回しがちな性質までは変わっているわけではない。
誘い受けなところが散見するだけでやっぱり自分勝手なところは直っていないのだ。
「京太郎くん♡ぁっ♡ぁ”っ♡私のご主人様♡おまんこ掻き混ぜられてイクぅ♡奥まで突きまわされてイッちゃう♡ぉあ♡んぉ♡あは♡」
立ちバックで戸板に突き上げられ口をふさがれる様は無理矢理犯されているようにも見えるのに弾ける淫靡な笑顔と口内に突き込まれたごつごつした指に当然と舌を這わす表情がそんな印象は覆す。
周りの生徒に内緒で学舎のトイレの個室で男女の営みに耽って楽しんでしまっている、リスクもエッセンスの一つとして噛みしめ喘ぐ。
「もっと声抑えなきゃ久がエッチ好きなの分かっちゃいますよ。幻滅されてもいいんですか?」
「らって♡はひゅ♡とまんない♡腰動かしておちんちんパクついちゃう♡えっ♡ぇ”♡せーし欲しいの♡」
朝っぱらから搾りたてのミルクを子宮で味わうことが一番。教師にでも見つかったら停学になり推薦も取り消されることも頭から飛んでしまっている。
肉欲に流されてしまっているその口を唇でふさがれて一気に体の奥めがけてラストスパートがかかる。
「ぇ♡ぇ”♡あ”♡んん”ん~ん♡ん”♡んん”~♡ん”っ♡んぅ”♡~~~っ”♡あひゅ♡」
何度も小刻みにかくついた後大きく跳ね、だらんと力の抜けた口元から泡立った唾液が床に落ちる。
ちゅくちゅくとしばしの間唾液を交換する音が小さく響き渡る。
「ほら久、掃除」
「はひ♡きれいにさせてくだしゃい♡私の体使ってくれてありがとうございましゅ♡」
足が汚れるのも構わず狭い個室の中に跪いて精一杯の感謝をこめてちゅるちゅると互いの混ざった体液を舐め啜って飲み込んでいく。
京太郎はというと普通にトイレットペーパーあたりで周りをきれいにすると考えていたからちょっとばかり引いているのを頑張って隠している。
彼の中では二人で手分けして痕跡を消すことを考えていたから、普段の久からは想像できない甲斐甲斐しさが想定外であった。
もちろんそれが嬉しくないといえば嘘になるであろうが。特に以前とのギャップを考えるとちょっと心に来るものがある。
久はあくまで傍女の一人という立場に落ち着いてしまったが、逆に正式な恋人の目を失うことで一種の悪待ちの範疇におさまったのかもしれない。
全部ひとりで片付けるとごねる久を制し、手早く痕跡を消してから教室へと向かう。
時間的に一人で何とかしていたら遅刻していたと思うのだがあの元権力者はどう押し通すつもりだったのか、あまり知りたくはない京太郎である。
朝から隠れて情事にいそしんでいたため既に登校している生徒も多い。廊下や教室内などすでに談笑してゆったりしている姿も見受けられる。
ごく普通の日常を目にしながらそのつい最近まで自分もいたはずの正常な世界からどうして踏み外すことになったのかがいくら心中で疑問符を浮かべても分からない。
当然こんなことを学友に聞けるわけもない。冗談だと思われるかふざけてるのかと殴られるかのどっちかだろうし話をむやみに広げられれば困るのは自分だけにおさまらない。
根っこは女慣れした距離を感じさせない当人の性格と、少しばかりぶっ飛んだ思想を持つ文学少女の唆し、そして性に興味津々なお年頃に複数人を同時に食らえるポテンシャルが合わさってこんな風に転がったのだと知る由もない。
思春期に誘惑の糸を垂らせば興味本位で過ちを重ねてしまう確率は相当だし、歯止めなんてのはきかないのがこの年齢というもの。
それどころか女の性欲は30まで高まり続ける。遊ぶ女の割合が少ないのは単に初めてがあまりいい思いをできていない、性的な快感を経験できていないという部分が大きい。
必ず気持ちよくなれるという確信と実感を持てるのであれば普段清楚ぶった女も夜の顔をのぞかせるものだ。
未発達で年不相応に幼く見える優希も、直情的で小動物じみた性格と体格に反して性的にはしっかり開発されている。アプリを通して神経をいじられ刺激に敏感な感じやすい肉体に作り替えられている。
普段のあどけなく元気な振る舞いもスイッチを入れられてしまえば発情した動物の雌を思わせるものへと変貌する。
性器を擦り合わせながら甘ったるくなった声でねだる少女に簡単に入れ替わってしまう。
「京太郎、おはようだじぇ。今日はちょっと遅いんだな?」
わざわざ別の教室の前まで来て忠犬のように男を待って、ちらちらと意味ありげに見上げながららしくもなく後ろ手に指を絡ませている様子にも気づかず、京太郎は普段通りに話しかける。
「ちょっと部長に捕まってな。優希は咲に用か?」
えっちぃ仲になってもそちらが先に候補として出てくるあたり麻雀部関連の闇は深い。
とはいえもう前ほど麻雀に専念などはできそうにないことは女たちの一致した見解だ。
ベッドもある同じ空間、しかもそこで複数人で体を合わせた記憶がいやがおうにも集中力を削り、むずむずとしてしまうのは間違いない。
きっとあの部室はヤリ部屋としての機能が中心になると認識してしまっている。
あるいは咲だけは平常心に近いか、エッチ順をめぐって打つことで真剣さを改善しようとするかもしれないが。ただその真剣さは純粋に麻雀に向けたものには戻らない。
色を覚えたばかりの男女なんてそんなものと言ってしまえばそうだし、自分が遠慮している間他が盛ってしまうのであれば駆け引きの力関係は大きく傾く。
愛しい相手の傍に寄ってすんと鼻を鳴らせば独特の刺激臭を嗅ぎ分けてしまい『そういうこと』だと悟ってしまえば常の強がりも吐けない。
「ううん、京太郎を感じたかっただけだじょ。マーキングされたりないんだじぇ」
エッチしたいと暗喩して、ホームルームの始まりに間に合うように昼に部室でと約束だけして優希は戻っていく。さぼったりはしない辺りは根の真面目さがよく出ていた。
そしてその様を咲は教室の中から単行本の隙間からじっと無表情に見ていた。何も言わず視線だけを固定して。
直接的ともいえるお誘いを耳にして授業が耳に残るはずもない。
何もなくても頭の中にそんなに残らないだろと言われてしまえばそれでおしまいだが成績が落ちそうなことは確か。誘うタイミングというものを少しは考えてほしい。
さらに言えば学食に行くタイミングもなさそうだし弁当も持ってない、これは食い盛りの高校生がくいっぱぐれかと嘆息しつつ部室に向かえば、中の影は一つではない。
きちんとたたまれた一組の制服と、脱ぎ散らかしたと思しき小柄の服を折りたたんでいる全裸のおっぱいピンクに堂々とまっぱでベッドの上に仁王立ちしている幼児体型。
「おい優希、これはどういうことだ」
いくら別練でそうそう人の来ない場所とはいえロックもせず警戒心のない有様に頭に手を添える京太郎。
その意味を優希は別の意味だととらえる。
「ん? のどちゃんも誘ってみたらノリノリだったんだじぇ」
「そ、そんなことありません。ただ私は京太郎くんにお弁当をと思って」
顔を赤くした和が麻雀卓の上に置いた大きめの弁当箱を指さして慌てたように弁明する。
「『お弁当作ってきたから食べてください、そしてデザートはわ・た・し』っていうのはさすがに古いと思うじょ」
「ちがっ、違います! 違いますからね!」
お互いの意見が食い違っているが、男が来る前に準備万端としかとれない全裸姿でそろってベッドの上で待っていることから逆算すればどちらが真実に近いのかは判別に難くない。
だが生ぬるい目で見ていても必死に否定しようとする学園のアイドル様は素直になってくれそうにない。
「なら和は見ているだけでいいな?」
こんな意地悪前に口にしてたら軽蔑の目とともに紅葉が作られていたかもしれないが、今は和の方が秋空の夕日のように顔を赤らめる。
「それは、その、せっかくなので、そうです、腹ごなしの運動も必要だと思います!」
『別に運動相手は優希一人でもなんとかなるよね?』とでもツッコミどころの多い言い訳をいただいたものの口論してもただ時間を食うばかりなので棚上げする。
もはや完全に語るに落ちているわけであるし。
この学校の男子生徒たちから距離の近さから勘違いさせていることに無自覚な優希と、アイドル的な人気とずりネタにされることの多い高嶺の花扱いの和、系統の全く違う二人が並んでベッドの上で身をくねらせて誘惑する。
昼の木漏れ日の中でシーツをテーブルクロスがわりに女体を盛られる。
「この零れ落ちそうな部分、注視したら怒られたもんだけどなあ」
指の間からはみ出てしまうサイズの乳袋を今では好きにこねくりまわしても許される関係になっているというのには感慨深さというか変化を強く感じる。
「そ、それは結構最初の方じゃないですか。途中からはお約束みたいな感じになってましたし、ん♡はぅ♡」
ぐにぐにと柔らかいおもちを手のひらで捏ね、小指から親指に向かって順番に閉じていく手つきで乳首を押し出し、鮮やかな突起を口に含むと和はピリピリとした痺れで甘やかな声とともに指を噛む。
「のどちゃんは認めるの遅かったもんな。私はすぐ仲良くなったのに。んぐ♡京太郎のガチガチだじぇ♡」
思えば優希の方は最初から距離感がかなりバグっていた。今も盛りのついた雌犬のように喉を使って小さい両手で包みながら扱いていく。
かすかにえずきながらも小ささを活かしたテクでアピってくる。外から見ればどれほど背徳的かを意識した攻め方。
「逆に見られないと寂しいって感じて♡あ♡ひ♡他の人には思わないって自覚して♡特別だって♡今度は見られてちょっとエッチな気分になっちゃって♡あん♡ぁあ♡んっ♡」
乳首の先を舌のざらつきでおろし掛けながら吸い出していくと今まで隠していた本音を吐露し始める。
「 責はしてきたのに?」
不満をにじませカリッと強く歯を立てて強く舌で弾くと、びくっと打ち上げられた魚のように上半身を反らして腰の後ろを中心に何度も震えが走る。
「はっ♡はー♡はひゅ♡ごめんなさい♡告白する勇気のなかったむっつりです♡仮面被っちゃうだけで本当は求めてましたぁ♡」
「のどちゃんはいつもバレバレの隠し方するけどエロ本性出してガチガチおチンポに媚びた方が楽しいじぇ♡ずんずんって体の芯まで貫かれる感覚♡世界ごと真っ白になるアレ忘れられるわけないんだ♡」
もちろん恋心ありきではあるがそれはそれとして体が悦んでしまうものを遠ざけるのは無理がある。
特に覚えたてて恋情を交わしている実感が強い付き合いたての時期はその傾向が強い。
肝心の付き合い方は複数人で、という通常のお付き合いからはかなり大きくそれたものではあるが対抗心や友情やらが変に作用してむしろ積極的になっている。
少ない休み時間で二人の相手をするにはある程度巻く必要があり、ドギースタイルになってフリフリとお尻を振る優希にずぶずぶと極太の肉杭を埋めながら和の突起をつまみ爪を軽くひっかけながら垂れてくる舌を絡めとって啜る。
「ぉ”♡ぉん”♡ぉ”お♡おチンポ♡おチンポ様ぁ♡ぎもちいっ♡雌犬でいいって思っちゃう♡いぃ”ん♡」
「はむ♡はっ♡は♡わらしも♡胸だけじゃなくてびちょびちょになったこっちに♡優希のように突っ込んでくらさい♡」
元は優希が同席を許さなければおこぼれに与ることもできなかったのも都合よく忘れ肉棒を奪いにかかる。
一方で優希側がその振る舞いを強く諫められないのは自分だけだと性的な魅力に足りないというコンプレックスから煽りに使うために和を利用したという負い目があるせい。
それでも和を叱ってしかるべき場面ではあるが、友情を同列で大事にしてしまうまともな感性を捨てきれない優希にその点は部類が悪い。
もちろん和も友情自体は感じているが恋と友情なら恋を選んでしまうし、火がついたらそういう現実を一時的に忘れてしまうほどに燃え上がりやすい性質を秘めていた。
そのボディに負けない我儘さを発揮しようとする和の中に指を入れてから鈎爪状に曲げてグリッと回せば第二関節と指先が段々になって肉壁を引っ掻く。
そのままぐりぐりと内部を刺激しながら耳たぶに歯を立てて低く告げる。
「一緒に可愛がって、ならともかく盗ろうとするな。今は優希で楽しんでるんだから濡らして待ってろ」
あまり勝手を生むと喧嘩するかもという考えで和には釘を刺し、優希には肉杭で突きまわしながら体に手を回し引き寄せる。
「はひ♡ごめんにゃさい♡あなたに従いますぅ♡男の人の指でがりがりされちゃってゆ♡あ”♡ん”はっ♡」
「あ”ぁぁ”♡飛ぶ♡おチンポ狂いになっちゃう♡選ばれて嬉しいって♡あひぃぃん♡っぉ♡ぉ”♡」
ぶしゅぶしゅと潮がシーツに水たまりを作ってだらんと口からこぼれた舌を二指の間に挟まれてコリコリいじられ幸せをかみしめる。
「ほら和、欲しかったら言うんだ」
かつては付き合えるともなれば飛び上がっていただろうにもはやその時の関係には戻れない。
力関係が変わってしまって和の方が縋らなければならなくなっている。
問題は今のこれをすっかり受け入れ頭の中までピンクになってしまった自分が少し楽しく日々が充実して和には感じられること。
麻雀と友達だけだった日常よりも刺激的で甘い痺れが心も体も包み込んでいる。
「高嶺の花とかどうでもいいです♡私は京太郎くんに犯されたいだけのピンク脳でした♡この自慢の体使ってください♡」
一時は異性の目ばかり集め運動の邪魔になる親譲りの胸にコンプレックスもあった。だが今にして思えば男の人を捕まえてその人に遊んでもらうための器官なのだと分かる。
ベッドの端に腰かけた彼の上に座り左乳首をつまみ潰されながら右乳首をかじられ、腰を引きつけられながら対面座位で上下に突き上げられる。
頭の中に靄がかって自分の出しているであろう喘ぎ声が反響しいやらしい水音とぶつかる肉の音がハーモニーを奏でる。
いつしか片方のリボンが取れてしまっていることも気づかずワンサイドアップ姿で必死に腰を振る獣の雌。
胎内にたくさん射精されて妊娠すること以外が相対的に価値がなくなっていく。
「欲しい♡京太郎くんの種汁欲しいんです♡あひ♡あ”あ♡孕みたい♡孕みたい♡あなたの赤ちゃん♡ひゅぅ♡」
いじられた苗字もあれは本性を見抜かれてたのかも、なんて茹った頭でうつろに思う。
否定していたのは男の人に犯される幸せを理解してなかったからなのだと今では考えてしまう。
もちろん他の男は願い下げだが。
「前はさんざん否定した割に一番和がエッチじゃないか」
積極的かどうかとかそういった部分では他に譲るだろうが、一皮むいた時のギャップの激しさならばおそらく軍配が上がる。
「ぉふ♡ぉ”♡エッチでごめんなさい♡知らなかったんです♡種付けしゃいこうって♡おまんこ串刺しにされるの幸せって♡ああぁ”♡あはあぁ”♡」
もう知らない時期には戻れない。理性の一部ではこんな関係おかしいと、引き返せという声がする。だがそんなのねじ伏せる悦楽が理性を折る。
「いくっ♡くる♡きちゃう♡おっきいのぉぉ”♡孕みぅう”♡ぁひ♡ぁ♡ぁ”っ♡」
お腹に手を添えてドクンドクンと溢れる白濁を痙攣しながら受け入れる。
とろんとした顔で余韻に浸る。
「優希、和、舌だして」
だらんとした和と優希の頭を両手に抱えて顔を寄せ、互いに伸ばした舌を空中で絡める。
「あふ♡京太郎ぉ♡」
「ちゅくちゅる♡おいひいです♡」
今年に入って始まった友人関係は間違ってしまいはしたが、少なくとも当人たちは満足しているように見えた。
そして京太郎は時計の針を見ながら、せっかく和が作ってくれた弁当を食べるにはなかなか時間が過ぎてしまったことに苦笑するのだった。
一時掲載してたアンケートが20票行かないかくらいの時に優勢だったので書き出したら筆が進んだよ。
でもその後逆転されて困ったけど、半分以上書き終えてたのでとりあえず強行することにしました。
次回のお話は「番外・永水編」の予定。
番外は2位のプロもやりたいとは思ってて、宮守は僅差なので悩んでる。
ネタ的にある程度流れが一定になるし、アプリの記憶ありとなしで変えようかな。
番外が区切りつけば「真屋由暉子の場合」になる予定です。
では気長にお待ちいただけますようお願い申し上げます。
感想などいただけるととても嬉しいです、まる
次回更新は?
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