番外・服を着ない世界
朝の空気が澄んだ日だった。
いつも通り迷子になりやすい誰かさんを迎えに行く道中も人通りなく、朝の時間を独り占めしている気さえする。
しかしそんな時間も長くは続かない。待ち合わせしている相手がそろそろ来る頃だ。
「おはよう、京ちゃん……って何してるの?」
「いや『何してるの』はこっちのセリフだが!?」
さわやかな朝の空気は一瞬でどこかに消え去った。
中学校からの付き合いである幼馴染の宮永咲、その人が通学カバンだけを手にとてとてと駆け寄ってきたからだ。
そう通学カバンと靴以外は何もつけていないし着ていない。生まれたままの姿のままで。
桜色のぽっちも見えればわずかに膨らみかけた双丘も、下から覗けば見えそうな筋も一切を隠そうとしていない、まっぱだかである。
「京ちゃんなんでそんな格好してるの? ここはお家じゃないんだよ」
しかもおかしいのは自分ではなくこちらであるかのように恥ずかしがる様子も一切なく、むしろ困ったさんだなあとでも言いたげに手を伸ばしてくる。
「また夜更かししちゃったの? ほら脱ぎ脱ぎしようね」
頓着する様子もなくするすると手を伸ばしてボタンに手がかかる。
とっさに後ずさりして京太郎は咲の手を外す。
「あ」
「お、俺、先に行くから!」
現実を受け止めきれずに身をひるがえし京太郎は走り出す。その背中に。
「もう、怒られちゃうんだからねー!」
困った子だと言いたげな咲の声が背中にかけられる。
学校に無事につけるか心配げに眉をひそめて咲もまたゆっくりと歩きだす。
やはりその姿に羞恥はかけらもなかった。
「なんなんだよなんなんだよこれ!?」
学校まで走ってきた京太郎だが道すがらおかしいのは周りのすべてだった。
井戸端会議をしている主婦も、通勤しているサラリーマンも、同じように登校している生徒も皆が服をまとっていない。
それどころかおかしなものを見たという目で京太郎の方を見てくる有様。
それはラフなパジャマでコンビニに行ったときに向けられる視線に近い。
「あら須賀くん、珍しく寝ぼけて来ちゃったのかしら?」
聞きなれた声にとっさに目線を向けると、栗色に近い茶髪に均整の取れたスタイルのいいモデルのいい身体のライン、Cカップほどの膨らみに髪の毛と同色のふさふさした柔らかそうなアンダーヘア。
「ぶ、部長」
「だめよ、家ならともかく学校にそんなので来ちゃ。私も生徒議会長なんだから見過ごせないわよ」
久はくすくすと悪戯っぽく人差し指を顔の横にかざして前かがみになってウインクしてくる。
「もう、脱いじゃいなさいそんなの」
「あ、ちょ、今はその」
抵抗もむなしくチャックが下ろされ膨らみが久の頬をべちんと叩く。
「あ、あら。こんなに膨らまして、私に見惚れちゃったのかしら、なーんて」
動揺を隠せない久のからかい交じりのいつも通りを装う言動にも京太郎は目を逸らして気づいていない。
「そりゃそうですよ。ぶ、部長のそんなきれいな姿見てこうならないはず」
「あ、あう」
からかい上手ではあるが防御力の弱い久がストレートな誉め言葉に耐えられるわけもなく。
「ちょ、ちょっと物陰に来なさい。勘違いしないでよね、こんなことあなただからするんであって他の人にはしないんだから」
ぐいっと花壇の物陰まで引っ張り込んで京太郎の脱がした下半身に跪くように上目遣いで舌を出してちろりと亀頭を舐める。
「抜かなきゃおさまらないし、仕方ないことなんだからね」
恐る恐るとしたチロチロと舌先をこすりつける動作もだんだんと大胆に口にまで含んで舌を絡めながら啜るものへと熱が入り始める。
「須賀くん♡しゅがくん♡京太郎くん♡」
ずじゅじゅると陰茎を啜る音が学校の影に吸い込まれていく。
「ぶ、部長、こんなのされたら」
「らして♡私のお口♡飲んであげるから♡」
いつも生意気で雑用を言いつけてくる相手が奉仕するように発情した目で見あげてくる。
とっさに久の後頭部を抱え込むようにどぶどぶと口の中へ溢れるほどの生臭い白濁汁を吐き捨てる。
「ん♡んぐ♡ごきゅ♡けふ♡は♡はー♡」
とろんとした目で久はまだ白濁の残る陰茎に舌を這わせながらまだ全然カチカチなことにもじもじと足を擦り合わせる。
「まだ元気、ね」
「部長にこんなことされて萎えろって方が無理ですよ」
「も、もう♡仕方ないわ、ね♡空き教室傍にあるからそこで♡たっぷり抜き抜きしてあげる♡」
可愛がってる部活の後輩に女として求められて枷の外れた久は己の役目をはき違えて欲望に流される。
元々素直になれてなかっただけで好感度はやたら高かったという裏事情もある。
迫られて嫌な気なんてしない、普段生意気な自分を懲らしめて欲しいという願望もある。
それを証明するように太腿の内側を透明な雫が垂れる。
「部長、部長っ」
「あ”♡あ”ぁ♡がつがつすごひ♡あなたのおちんぽ♡素敵♡」
空き教室の机の上に上半身をもたれさせて背後から獣のように貪られる。
「あひ♡ぁひゅ♡おちんぽ♡おちんぽいい♡しゅごいぃ♡」
ポニーテールを引っ張られて使われる感覚に、はひはひと息を荒げている。
「部長の体いいです。えろいです」
「嬉ひ♡ぉ”♡ぉお”♡イクイクイク♡らしてぇ♡」
ドクドクと中出しされて力の抜けた久はへらりと笑う。
一方で京太郎はやってしまったことに少し冷静になった頭で汗を垂らしていた。
久と別れて授業中も京太郎は落ち着かなかった。
その有様に朝放置された咲はぶーたれている。
「京ちゃん、いい加減部室に行くよ」
「いやあ、今日は休みたいかなって」
部室に行く=久と顔を合わせるということに気を取られている京太郎は他のことへの注意力が著しく落ちている。
なので腕を引く咲のぽっちが腕に当たってることに頓着が薄い。
「わがまま言わないの」
この二人は場面ごとに保護者と被保護者が変わる関係だが今日は咲がお世話する係のようである。
力のないくいくいとした手を引く動きに緩慢についていく京太郎。
「おはようございます。今日は二人ともいつも以上に仲良しさんですね」
なので部室に行く=和に会うということも意識からこぼれていた京太郎は突っ立ったまま絶句する。
迫力のある豊満な胸の頂にピンク色の茂み、白磁のような白く華奢な腰つきに肉付きのいいお尻。
アイドルと見まがうその人が裸で無防備に立っている。
「す、須賀くん、何してるんですかっ」
むくむくと大きくなる陰茎を見て和は小さな悲鳴を上げる。
「い、いや、仕方ないだろ!? 和見てこうならないなんて無理だって!」
「ちょっと京ちゃん、言いたくないけどそれ私に対して失礼じゃないかな」
「咲だって意識したらやばいって! だから必死に目を逸らしてんのに気安く触りやがってこいつ」
「ふへっ」
「あ、ああ」
腕で視線を自分で封じている京太郎をよそに咲と和の顔が見る見るうちに赤くなっていく。
「つまり私たちのせい?」
「なんですか?」
女性陣二人の言葉に京太郎は頷くだけで肯定する。
その肯定がどういう事態を生むか考えもせず。
「それなら仕方ないですね」
「私たちが悪いなら責任取らないと」
どろりとした情欲の火が二人の目に宿る。
「和ちゃんは三人でもいい?」
「あ、はい。咲さんとなら」
静かに素早く共同戦線を張る二人がにじにじと近づいてくる。
「須賀くんのごつごつしています♡」
「京ちゃんの血管浮いてすごっ♡」
「私が挟みますから♡」
「じゃあ私が舐めるね♡」
「ふ、二人とも?」
展開の急さに困惑する京太郎を置いて和が胸の間に陰茎を収め、先端を咲が舌でほじほじと舐める。
「熱くて脈打ってます♡」
「ちょっと変な味♡んー♡」
京太郎からすれば和と咲の態度が変わったことの理由が分からない。
それ以上に仲が良いとはいえ三人でという倒錯を良しとしたわけも分からない。
だが混乱以上に学園のアイドルと幼馴染が協力して自分へと迫る様は興奮を与える。
「うわ♡がちがちー♡」
「んん♡硬くてぐにぐにしやすいです♡」
亀頭を舐めるのに咲だけではなく和もまた参加をはじめ、パイズリする和を手伝うように咲の手が根元を輪っか状の指で扱いていく。
「京ちゃん♡京ちゃん♡」
「須賀くん♡」
「「らして♡いっぱい私たちにぶっかけて♡」」
シンクロするように告げたその言葉に背中を押されるように噴水のようにゲル状の白濁が二人の美少女の肌を汚し広がっていく。
そしてそのまま部室備え付けのベッドへと誘い、とろりとした秘部を各々指で引っ張って広げる。
「今度は私たちの濡れちゃったここに♡」
「須賀くんの立派なの直接ください♡」
そんなことを言われて止まれるはずもない。
京太郎は二人をシーツに押し付けるように押し倒し咲と和を同時に食い荒らしていく。
「あ”ぁ♡あ”-♡あっ♡入ってくるよぉ♡」
「須賀くんの♡逞しくて♡んん”ぅ♡すごひ♡」
ずちゅずちゅと二人の体を味比べするように肌の柔らかさも抱きしめる感触も異なる美少女を貫いていく。
「んあ♡んん”♡くんっ♡がっつかれて♡」
「あひゅ♡あぁ”♡ん”ぁぁ”♡食べられるぅ♡」
お尻に指跡が残り、ぐにっと乳房が形を変える。
甘い喘ぎが室内に広がる。
「あへ♡京ちゃあん♡おちんちんしゅごいよぉ♡」
「しゅがくんにされるのきもちよすぎまひゅ♡んくぅっ♡」
気持ちいいこと以外がどんどん考えられなくなっていく。
「イク♡イクイクイク♡イッちゃうぅぅ“♡」
「わらひも♡わらしもイク♡イキますぅぅ♡」
ドクンドクンと次々と内部に注ぎ込まれていく精の塊。
「あひ♡んく♡うましゅぎぃ♡」
「素敵です♡私虜になっちゃいましたぁ♡」
犬のようにぺろぺろと愛液と混じった陰茎を味わっていく。
「咲も和もめっちゃよかった」
「えへへ♡京ちゃん嬉しい♡」
「私、この三人でならお付き合いしても構いません♡」
蕩かされて正常な判断のできていない二人。いや三人。
ここが部室であることなど頭から抜け落ちている。
部室であるということはすなわち。
「ちょっと待ったー!」
乱入者がいても何もおかしくないということである。
「須賀くんは私にプロポーズしてくれたのよ! あなたたち何やってるの!?」
久が手提げかばんを振り回して三人を引きはがそうとする。
「は? 京ちゃんは私たちにプロポーズしたんだよ。ね、和ちゃん?」
「え、ええ。その通りです。部長こそ妄言を言わないでください」
これには目が点の京太郎。
「「「どういうことなの(なんですか)、須賀くん(京ちゃん)」」」
「な、何がどうなってるんだあ!?」
うらやまけしからん男の悲鳴が麻雀部の部室にその日響いた。
下着のない世界である咲世界が服もつけない世界だったら? という話
なお服はこの世界では滅茶苦茶ラフな部屋着的な扱い。
そしてこの世界ではもう一つ概念的なものが追加されています。
「あなたで勃ちました(濡れました)」というのは最上級の愛の告白という。
この世界のお話が続くかどうかはアンケート次第。
次回更新は?
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咏たんが幼馴染だったら
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白糸台生活の続き
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