「行っちゃったね、和」
「ふん、せいせいするわよ」
寂しげに呟く穏乃に、拗ねたように鼻をすする憧。
「そんなこと言っちゃって、憧ちゃんあんなに泣いてたのに」
「憧のツンデレはバレバレなんだよなー」
パーティのお皿を片付けする玄に、苦笑しながら料理をつまむ京太郎。
「だれがツンデレか」
「「「憧(ちゃん)」」」
「ぐぬぬ」
和のさよなら会だからか敵意を見せない玄の様子にホッとする。
京太郎に対する強い思いの反動で敵視しているだけで元来友情に篤く情も深いタイプ。
パーティを開くのにも快くOKしたあたりからもうかがえる。
「玄さんばっかり動いてないで、私も手伝うよ」
「ありがとう穏乃ちゃん」
「俺はもうちょい食べてる」
「あんた食べてばっかじゃない」
手伝いに入る穏乃に、食べ続ける京太郎の隣にさらっと陣取る憧。
「たまの玄ねえの手料理だから食べない方が損なんだよ」
「えへへ」
「「……シスコン」」
てれてれとする玄と開き直る京太郎のコンビに呆れた視線を向ける他二名。
だがこんな感じでふざけている面々ではあるが心の中には寂しさがある。
変わらない関係性というものがないのか、そんな考えもよぎろうというもの。
そんな中、玄と穏乃が片付けで射線が通らなくなった隙間に憧はそっと肉茎に手を添えて上下に動かす。
「おい、憧?」
「いーでしょ。あんたも今日はまだしてないんだし」
初エッチをしてから憧は完全にハメられる快楽にとりつかれている。
とろんとした目で瞳の奥を見つめながらシコシコと扱きあげていく。
二人の姿が見えればそっと手を離し、視線を切ったらまた肉茎を撫であげる。
内緒でエッチなことをしているという背徳感からガチガチに熱した鉄の棒のようになる。
「上と下のお口、どっちがいい?」
どろっと欲情にまみれた目で憧は誘惑し、ミニスカートをめくりあげて見せながら人差し指と中指の腹を舌で舐めて見せる。
「テーブルの下で這いつくばれ」
「はい♡」
命令口調で言われると憧は本当に嬉しそうに受け入れてテーブルの下に隠れてふりふりとお尻を振る。
「声出すなよ」
「ん♡ん♡ぅ♡ぁ♡ん♡ゃ♡」
ゆっくりとずぶずぶ中に分け入り、ぐじゅぐじゅに潤った内部を広げていく。
必死で我慢した声と吐息が漏れ出て顔を真っ赤にしながら快楽が憧の心身を打つ。
パンパンと激しく打ち付けるわけにもいかないため、ゆっくりじゅぶじゅぶぬぷぬぷと内部を侵食していく。
激しさはないものの形がはっきりとわかり、入っているお腹に手を当ててゆさゆさと憧自身も動く。
「玄さんこっち洗っちゃうね」
「穏乃ちゃん手際いいね」
楽しそうにしている二人に隠れて快楽を貪っている。
しかも恋慕を向けられている相手に内緒ですぐ近くで交わってしまっているのだ。
背徳感が手伝って行為そのもの以上にぞくぞくとした感覚が走る。
「んぅ♡ぅ♡あ♡んん♡」
瞬間ちょっと大きい声が漏れてしまって慌てて憧は口元を手で覆い、腰の動きは緩めない。
「可愛いな、憧」
「♡~~♡んぁ♡ん♡」
褒められてきゅんきゅん子宮を痙攣させながら軽イキしつつ、椅子の足を掴んで声を我慢する。
ドクっと小さく内部で跳ねた肉茎が白い液体を注いでいく。
「ぁ♡ぁ♡ぁ♡~~~♡」
秘密の種付けを受けて憧は本当に嬉しそうに腰を揺らしながら必死で押し殺しつつイク。
どろりと太腿の内側を垂れる白濁を抑えながら溢れ出た精液を指で掬い上げて口にもっていって啜り証拠隠滅を図る。
結局この日、穏乃と玄が顔の赤い憧に対して言及することはなかった。
甘い秘密を共有した仲として意味ありげに微笑み合うのだった。
「京太郎くん、ちょっといいかな」
夜、いつものように宥の手料理を食べお風呂に入った後で玄がそんな風に声をかけてきた。
「なに玄ねえ?」
「うん、ここではなんだからまずはお部屋行ってもいい?」
わざわざ場所を選ぶほどの話かと思いながらも頷くと、玄は嬉しそうに手をつないで並んで歩く。
基本的にこの姉は手をつなぐのが好きである。
「和ちゃんが行っちゃって、結局京太郎くんは憧ちゃんと付き合うの?」
「と、穏乃とかな。二人ともそれでいいって言ってるし。いや憧はしぶしぶだったけど」
想いを寄せてくれる少女たちの顔を思い出しながら京太郎は告げる。
対して玄は不満そう。
「二人なんて、普通じゃないよ」
玄の理想では宥か玄のどちらかが結ばれるというもので、二股をかけるなんて想定はなかった。
「姉弟ではだめなのに、浮気はいいの?」
「う、それは」
感覚的なものでありうまく説明できるものではない。
別に玄や宥に魅力を感じていないわけではない。それ以上に姉として慕っている感覚が強いだけだからだ。
「ずるい、ずるいよ」
「玄ねえ」
服の袖を引いてすんと鼻を鳴らす玄。
自分のしていることが普通ではないという自覚もあるから京太郎も言い訳ができない。
「私だって憧ちゃんと同じかそれより前から好きなんだよ? 京太郎くんだって私と結婚するって言ってくれたのに」
今よりもずっと子供の頃の口約束まで持ち出してくる。
京太郎が最も懐いているのを誰かと聞かれればこの姉弟を知るものならば間違いなく玄の名をあげる。
それくらい仲のいい間柄だった。
そして今はそこに男女の情念が混じって複雑骨折を起こしている。
「俺だって二人が嫌いなわけじゃない。むしろ大切に思ってるから」
「だったら、抱いてよ。一度も二度も同じでしょ。恋人以外に手を出せないなんて言い訳は聞かないから」
憧がいて和と、穏乃や玄、宥と体を交えた過去を持つゆえに強く拒否ができない。
流されるままに手を出してしまう。
姉と慕った少女と唇を重ねる。
「あ♡ん♡っ♡ちゅ♡ぷは♡ゅっ♡ぷ♡ぷる♡ちゅっ♡んぅ♡ん♡」
瞳に潤いが増してとろとろと蕩けていく。
「玄ねえ、自虐してるけど十分おもち大きい」
和や宥ほどではないがそれに次ぐほどにはボリューム感のある膨らみをまろび出して、先端のピンクを人差し指と中指の側面で擦るように扱きながら他の指をうずめる。
「あ♡や♡あん♡んんぅ♡あっ♡うま♡うぅぅ♡」
ぴくぴくと震える玄の舌を吸い出しながらとんとんとんと振動を加えていく。
足の付け根をつーと指の腹でなぞりながら足を広げさせていく。
「玄ねえ、可愛い」
「あや♡んー♡んぅぅ♡あ♡あ♡あひ♡ほしいよぉ♡」
とろっと雫を垂らす下の唇が開き弟のものを咥え込もうとする。
ずぶずぶと入ってぐじゅぐじゅ水音が漏れる。
「んあ♡あぁぁ♡あぅ♡あー♡あー♡」
一度入ってしまえば本能の抽挿行為は止められるものではない。
貪るように姉の体を食い荒らしていく。
「気持ちい♡いい♡京太郎くん♡うぅん♡あ”-♡あ”♡」
じゅぶじゅぶと音が響いてただの女と男の交わりに変遷する。
「玄、ねえ。だめだって」
せめて外へととの京太郎の動きは玄のしがみつく足が邪魔をする。
「いいから♡中で♡んんぁ♡あひ♡んあ♡あ”-♡」
どくどくと胎内に結局零れ落ちる白濁が熱く染め上げていく。
「ん”-♡ん”-♡はひゅ♡あぁ♡」
とろっとした目でぐちゅぐちゅと舌を絡めて玄は微笑む。
「誰よりもたくさん私を愛して♡」
ただ一度では足りないと腰を揺すりながら啄むようなキスを重ねて続きをねだる。
愛を誰よりも求める少女は弟に依存する。
愛されたい、愛したい。どこかへ行っちゃうのが嫌だ。一生側にいてほしい。そんな感情を体を通じてぶつける。
誤った関係は歯車が狂ったままただ加速して一人の少女との再会の日まで続くことになる。
長野の中学でインターミドルに出た少女の活躍を興奮気味に穏乃が報告してくるその時が、爛れた関係に変化の兆しとなるのか、それはまだ誰も知らない。
番外がやたら長くなってきてるので次回更新に関するアンケートをば。
松実京太郎はたぶんあと2,3話で終わりかと。
次回更新は?
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咏たんが幼馴染だったら
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白糸台生活の続き
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男女比世界の続き