番外・京ちゃんが催眠術にハマってみた①
催眠術、それはテレビなんかでオカルトじみた番組でたまに放送されるもの。
催眠術、それは人を思い通りに操れるおまじないのようなもの。
催眠術、実は意外と科学的に検証もされている学問だったりするもの。
そんなものに興味を持ったことはないだろうか?
もしあの人が思った通りに動いたりしたら楽しい。
はたまた余興の一環として修めてみたり。
ある日清澄高校の部室で一人の男がこう言い放った。
「実は俺、最近催眠術を覚えたんだ」
それに対する反応は三通り。
全く興味なさげに文庫本をめくる咲。
『こいつは何を言い出したんだ』という視線を送りつつタコスを口に運ぶ優希。
そして最後の一人が、
「催眠術なんてオカルトありえません」
SOAを口癖とする科学と電子の申し子、原村和。
「なんだ和、催眠術が怖いのか?」
「怖いも何も、催眠術なんてテレビのやらせです」
常日頃と違い妙に挑発的な物言いの京太郎と通常運転の和。
「それなら勝負しようじゃないか、麻雀部らしく麻雀を使って」
「いいでしょう」
こう見えて煽られると簡単に乗っちゃう性格の和はすぐに頷く。
負けるはずがないと思っているのだろう、二重に。
なお咲と優希は『え、私たちも巻き込まれる流れ?』という顔をしていた。
ちなみに上級生組はこの日まこの家でバイトで不在であった。
「行くぜ和、『須賀京太郎が命ずる――全力で俺に振り込め!』」
「ねえ京ちゃんそのアニメみたいな台詞必要なの?」
「いいだろかっこよくて」
「犬は風情ってもんが分かってるな」
「なんでもいいですが優希の親ですね」
無駄にかっこつけた言い回しに対して賛成1に否定1にスルー1。
「リーチだじぇ!」
「それポン」
「私もカン」
「これでチーだ」
晒される234の索子に8筒の刻子。
「はいどうぞ」
和からだされるのは優希には通っている3の萬子。
「ロン、タンヤオのみ! ふ、どうだ和?」
「京太郎お前そんな安い手で私の親をー!」
「いえ、誰でも東場の優希の本手をノミ手で流せるなら打ちますよ」
しらっとした目でもう次の局の準備を始める和。
「仕方ない、和に教えてやろう俺の本気ってやつを」
「京ちゃんが言うとフラグにしか聞こえないなあ」
数十分後。
「ぷしゅー」
「犬、お前結局最初の一回以外焼き鳥ってなんなんだ」
「リーチどころか聴牌気配すらありませんでしたね」
「さすが京ちゃん、誰も振り込めないよあれじゃ」
ぼこぼこにされる京太郎、哀れ。
雀力の差を考えてもあまりにひどい。
「うるさいやいうるさいやい。手さえ入れば和が振り込んでくれたんだ」
「須賀くんはもうちょっと牌効率を勉強しましょう。たとえば1局目で言えば」
指導に入りだす和に対して咲は自分の荷物をまとめだす。
「優希ちゃん、長くなりそうだし私たちは一緒に帰ろ」
「おう、なんか食べて帰るじぇ!」
部室に二人を置いて帰っていく二人。
明日になればまたバカなことをやってたと笑い飛ばせる、そんな日常。
そう、このまま終われば。
「聞いているんですか、須賀くん?」
「『須賀京太郎が命じる――服を脱げ和』」
「全くまたそのお遊びですか? それにしてもセクハラは感心しませ、って、え?」
和の手が本人の意思とは別にボタンを外し、ホックを外し、ジッパーを下ろして。
「いや、違うんです、見ないでください!」
身をよじって腕の陰に隠れようとするが追加の命令が飛んでくる。
「『俺に裸を見られれば見られるほど気持ちよくなれ』」
「や♡は♡あ♡どうして♡んん♡あ♡こんな♡」
「催眠術だよ和、分かってるんだろ?」
肌が上気しはじめ息が荒くなって視線から隠していた手が徐々にどいていく。
「そんなオカルト、あるはず♡く♡ぁ♡」
「じゃあ和は俺に裸を見せて興奮しちゃうエッチな子なのか?」
「んん~♡言わないでください♡そんな意地悪♡は、は♡ああ♡」
どっちを否定しても和の信念が傷つく。
「んあ♡みな、いで♡ぁぁあ♡みな♡ん~♡ぁ♡みて♡みて♡あひゅ♡」
ついに和は自分から手をどけて曝け出す。
「『和は須賀京太郎のチンポを舐めるともっともーっと気持ちよくなれる』。さあどうする和?」
「あああ♡ひどい♡ひどいです♡私に選択させるなんて♡はあ♡はあ♡はあ♡お願いします♡お、おちんぽを♡」
犬ががっつくように股座に顔を突っ込み歯でジッパーを下ろして舌をはしたなく伸ばして、遠慮がちにちろちろ舐め始める。
だが時間がたつごとに徐々に舌つきが激しくなり咥え込むようにして啜りだす。
「じゅる♡ちゅぽ♡じゅっ♡んー♡んぁ♡んふ♡じゅぷ♡ひもひいい♡ひもひいい♡おひんぽ♡」
もう和から常の冷静さは欠け落ちて気持ちよくなることに思考が侵食されていっている。
「おひんぽ♡おひんぽ♡おひんぽ♡じゅぼ♡じゅるる♡ふ♡ふー♡ふー♡んああ”ぁ♡イキまし、たぁ♡」
「『和は俺のチンポでまんこの中をかき回されると人生で一番の快楽を貪れる。世界で最高に気持ちよくなれるぞ』」
見られていることを自覚するだけで快感が積み上がっていく和の頭の中は既に壊れている。
自分でまんぐり返しになって指で入り口を広げ、発情した犬のように舌を出しながら言葉もなく媚びる。
入り口にちゅくとほんの少し入っただけで痙攣するように体が震えて跳ねる。
「和、本当にいいのか? 戻れないかもしれないぞ」
「ここまでしていまさらそんにゃの言わないで♡してください♡んぐ♡私のことぶち犯してください♡んほぉぉ”♡」
遠慮のない突き込みが和の膜を突き破り、本来なら痛みを感じるはずの抽送がバチバチと電撃のような快楽物質を垂れ流す。
「んお♡おふ♡おぉ”♡あ”-♡あ”-♡おほ♡んおぉ♡」
豊満な乳房を鷲掴みにしてぐにゅぐにゅ形を変えながら乱暴な腰つきに和は悦びの声をあげる。
「わたひ♡しゅがくんの恋人に♡あなたのものに♡んん”ぅ♡ぅうう”♡」
どくんと熱いゲル状の白濁が和の経血と混ざりあいピンク色の泡だった粘液になりながら体を汚す。
ところで催眠術には定説があるのを知っているだろうか?
かかった人間が本当に嫌なことは効果がないという。
本当にそうならば、あるいは和もこの流れを心の隠れた部分で望んでいたのかもしれないというのは、言い過ぎであろうか。
夜、一室で手を軽く叩きあわせる音が響く。
すると、先ほどまで普通だったはずの京太郎の目が焦点が合わなくなりぼうっとしたものへと変わる。
「じゃあ今日何があったか教えてくれる?」
「きょう、は……」
彼の語る言葉に耳を傾けながら彼女はニコニコと頷く。
「うんうん、その調子で自分の欲望にちょっと素直になっていいんだからね」
悪意のなさそうな目で彼女は彼の頬を優しくなでる。
「催眠術っていうすごい力にハマっちゃった京ちゃんはちょっと調子に乗っちゃうだけ。たくさん楽しもうね」
須賀京太郎は間違いなく催眠術にハマっていた。
彼女、宮永咲による催眠術に。
寝れなかったから3時間半で作ったよ!
落ちは決まってたので単発でもいいんだけどこのまま調子に乗って色んな催眠術をかけて回ってもいい。
たとえばいつも犬呼ばわりする優希をワンちゃんにしちゃうとか。
なお言うまでもないですが京ちゃんのやり方で催眠はかけられません。
そこは咲さんが裏でのどっちにもかけたうえで忘れさせてるわけですね、悪魔かな?
感想等あれば嬉しいです。
次はアンケートの収集期間取ってから男女比偏差社会の続きの予定です。
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