竹井久、彼女の麻雀部での立場は頼れる部長であると同時に、何をやらかしてもおかしくない悪戯っ子でもある。
少しばかりひねたところがあり悪待ちを好む彼女の動向は周囲を振り回すことも多々。
そして振り回される一番の被害はたいてい雑用の京太郎へと向く。
救いは京太郎がそれに呆れはしていても見放したりはしていないことだ。
とはいえやっぱり困らされたりはするので仕返しは考えたりする。
「部長は素直になる~」
「あら、私は常日頃から自分に素直よ」
催眠をかけてみてと、自分からかかりに来た久に京太郎は思いついた暗示をかけてみる。
しかしケロリとした久は京太郎の隣にするりと座って腕を取って絡める。
「それよりもっとすれすれな催眠にしてみない?」
つーと京太郎の胸板をツンツンとしながら久は蠱惑的に笑う。
「あの部長、京ちゃんに近くないですか?」
ちょっとばかり面白くなさそうな咲は久に文句をつけるが。
「そう?でも私須賀くんのこと好きだもの」
160キロストレートの剛速球が返される。
「……部長?」
呆然とした和に、タコスを食べる手が止まる優希。
「こがな告白とは、の」
呆れたような、それでいて少し不憫そうに感じていそうな物言いのまこ。
「…………」
そして固まっている京太郎。
「好きだからついちょっかい出しちゃうのよね」
こてん、と京太郎の肩の上に頭を乗せる久。
そのまま頬をすりすりとさせる。
「部長、はしたないです」
「和ほど性的じゃないわよ」
「確かにだじぇ」
「ゆーき?」
漫才チックなやり取りを挟みつつ。
「でも私も和ほどじゃなくても女してると思うんだけど、どうかしら」
久は京太郎の手を取ると自分の胸へと押し当て、手の甲の上から揉むように。
「何を学校でおっぱじめようとしとるんじゃ!?」
怒鳴るまこに久はただ肩をすくめるだけで、京太郎の頬にチュッとキスして。
「怒られちゃったしホテルに行く?」
濡れた目で京太郎を見つめる。
「ああ、素直ってこういう……」
もはや呆れの色を隠さない咲はきゃんきゃんと騒いでいる和をなだめに入り。
「須賀くん、部長の悪ふざけを止めてください」
あくまで催眠を信じないその自分の貫きっぷりに逆に感心する。
「なあこれ部長の記憶に残るのか?」
「残るとしたら悪夢じゃな」
終わった後の騒動に思いをはせる優希とまこの二人。
「俺、これどうすればいいの?」
「エッチ、しましょ?」
困惑する京太郎に対して誘惑を続ける久の姿がそこにあった。
「~~~~!!!殺してちょうだいっ」
他の面々が帰った後、悶絶する久は部室に備え付けのベッドに顔をうずめている。
「まあまあ。可愛かった、ですよ?」
「そういう問題じゃないって分かってるでしょう!?」
シーツに潜り込んでしまった久の黒タイツのおみ足がベッドから覗く。
「それはそうですけど、正直嬉しかったです。部長は俺のことなんとも思ってないと思ってたんで」
久はちょこんとシーツから顔だけのぞかせて。
「あれだけ献身的に尽くされたらそりゃ女の子なら揺れるわよ」
ちょっと拗ねたような口調で口ずさむ。
そうはいっても久の場合はとかく分かりにくかったようにも思うが。
「でも、私あんなにいやらしくはないから」
「でも催眠は素直になるだけって」
「な・い・か・ら」
どうやらそういうことにしておきたいというオーラを強く感じて、このことに関しては黙ることにする。
「そりゃまあ須賀くんがしたいならごにょごにょ」
本当にしときたいのだろうか、疑問である。
「……迷惑じゃなかった?」
急にしおらしく訊ねてくる姿に妙に庇護欲が刺激される。
「部長に想われて迷惑な奴なんていませんよ」
「そういう一般論が聞きたいわけじゃない」
再びシーツの中の住人になる久であった。
「もう一度言いますけど嬉しかったですよ。部長はその、魅力的ですし」
困ったところも多々あるけれど、それは間違いない。
「体が?」
茶化してくる久ではあるがおずおずと顔をのぞかせてくるところがそそる。
「体も」
それに乗っかった京太郎はシーツに包まる久を抱き寄せて。
「あ♡ダメよ♡須賀くん♡」
ダメといいつつ甘い声を出す久。
全然ダメなように聞こえない。
「かわいいですよ」
さわっと下乳を持ち上げるようになぞり、耳元に囁きながらかぷっと甘噛みする。
「んんっ♡ダメ♡ダメ♡」
もじもじと体を揺すりながら言葉と裏腹に擦りつける仕草に可愛らしいものを感じる。
「本当にダメならキスを避けてください」
避けるわけ、ない。
「ん♡んふ♡あ♡ぁっ♡んぅ♡」
耳の下をくすぐりながら深いキスを交わす京太郎に目がとろんとなりだす久。
体を覆っていたシーツが乱れて制服の下に手が入り込む。
「こりこりしてますよ」
「ふぁ♡あっ♡んく♡ん♡んっ♡」
乳首を爪で掠められてシーツを嚙みながら声を抑える久。
その顎を指の間でくすぐる京太郎。
「声、聞かせて」
「んあ♡あ-♡あ”-♡くぅん♡はふ♡」
軽くイッてしまってくてっと腕から力が抜ける。
「部長、裸見せて」
囁きに喉を鳴らし、久はゆっくりとボタンを外して。
「……してちょうだい♡」
シーツの中に招くように広げて、裸体を晒した久は顔を赤くしながら誘う。
「ふゎっ♡ああ♡んんぅ♡あは♡ぁぃ♡」
焦らすように突起を掠る手つきに声を漏らしながらかくかくと腰が小さく前後に動く。
「んんぅ”♡あひ♡かりっって♡がじがじされて♡あぁん♡ふー♡」
乳首を前歯でかじられてびりびり背中を反らして、白い肌とピンクのコントラストが部室に映える。
「入れますよ」
「あ♡あっ♡あっ♡初めてなのに♡私♡んくぅぅ♡はひ♡」
きゅっと搾りだすように双丘をいじりながら優しくトントンと打ち付けていく。
「あぅ♡あう♡んん”♡うまぃ♡ぃぃ”♡んん”ぅ♡はー♡はー♡くぅん♡」
甘い吐息を漏らす久の奥まった部分に叩きつけて。
「あ”-♡あ”-♡すご♡すごひ♡ん”ん”ぅ♡あひ♡はひ♡」
「部長のここ、めっちゃ締めてくる」
「気持ちい♡須賀くんも気持ちい?んあぁ♡すご♡もっと♡もっと♡」
奥へと誘うように腰をくねらせる久にずんずんと叩きつける。
「部長、部長」
「久って♡久って呼んで♡はひ♡ぅん♡ぅぅん♡」
くねる腰を捕まえて甘い声を出す久をベッドに押しつけて覆いかぶさるように犯す。
「久、イッちゃえ」
「うぅん♡あ”-♡ん”-♡あひぃ♡あひゅ♡あ”-♡」
獣のような声を出しながらびくびくと震えて、指を噛みながら絶頂する久の奥へと解き放つ。
「あ”あぁ”♡うぅぅん♡ぉぉお”ん♡」
びゅくびゅくと中に放出して、どろりとした白濁が久の体とシーツを汚す。
ぼうっとした京太郎の頬を咲が撫でる。
「もう、京ちゃんは優しいんだから」
さわさわと撫でながら優しい声を出す。
「部長には忘れてもらおうね。恋人気取りなんかされちゃ面倒だもん」
ひどいことを口にしている自覚は咲にはない。
彼女の優しさはたった一人に注がれている。
「大好きだよ、京ちゃん」
艶やかな微笑が月に照らされた。
久の出番。
それはそうと咲さんひどすぎないですかね?
たぶん久は家に帰った後恋人になれたと思って枕抱きしめてごろごろしてるぞ。
次回は逆ハニトラのアンケート次第。
いったい誰が情報を漏らしちゃう悪い子なのか?
次回更新は?
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