これは京太郎が催眠術を覚えたての頃の話。
宮永家に京太郎は何の遠慮もなく上がり込んでいた。
「咲ー、ちょっと試させてくれ」
「なあに京ちゃん?」
また何か変なものでも拾ったのかとうろんげな目を向ける咲。
彼女の中で京太郎の評価は低い。
「実は催眠術を覚えたんだ」
「催眠術?またなんでそんな怪しいものに」
「そういうなって。最初は咲しかいないって思ったんだ」
そういって京太郎が開いたページには『信頼関係があるとかかりやすくなります』の文字。
「へー、京ちゃんは信頼されてると思ってるんだ」
「そりゃ何度迷子のお前を探し出したと思ってるんだ」
「その節は大変お世話になりました」
ぺっこりん、とお辞儀をする咲。
ここまでが定例の茶番である。
「じゃあどうぞ」
「いくぞー」
しばらくあれこれと試した後。
「よしじゃあ、今度は……そうだな、俺のことを好きになれ」
「……なに戯言言ってるの京ちゃん?そんなのかかるわけないじゃん」
考えた末の言葉をあっさりと一蹴。
お互い床に座っていた体勢だったので、ぺちぺちとおでこを叩くおまけつき。
「そうかー。まだ俺には早かったか」
「そうじゃなくて、元から好きなんだから意味ないよ」
「?」
「?」
お互いに首をこてんと。
「いやだから京ちゃんのことは恋愛的に好きだからその催眠は無効」
「おま、そういう大事なことこんなさらっと」
「え、むしろ気づいてなかったの?毎年バレンタインに本命チョコあげてたじゃん。1年目以外」
思い返せば出会ってすぐの頃は店物だったのが、途中から手作りに変わっていた。
「あとたまにお弁当も」
高校では学食のプリンやデザート目当てでレディースランチを頼みがちだが、中学時代は確かにもらった気もする。
「でもお前、高校でただのクラスメートだって」
「『アプローチしてますけどまだ片思いです』なんて言えると思う?」
ぐうの音も出ない正論。
「私の思いに気づいてて友達続けてたんだと思ってた」
「いやその」
まごまごする京太郎。
対してもじもじと座りなおす咲。
「あはは、なんか私も急に照れてきちゃった」
手でパタパタと顔を扇いで。
「それでお返事、もらってもいい?」
問いかけに京太郎は考え込んだ後、咲の頬にそっと手を添えてそのまま唇同士の距離をゼロにする。
「これが答えじゃ、だめか?」
「ううん。じゃあ、これから恋人、だね」
えへへとはにかむように咲は笑って、今度は咲側から唇の距離をゼロに。
「ん。あのね京ちゃん、今日お父さん帰ってこないんだ」
その言葉が何を意味するのか分からないほどには鈍感ではなかった。
「ベッド行こうか」
「うん♡」
応える咲の声はとろんとした甘い声だった。
「んん♡ぁ♡んにゅ♡京ちゃんのおっきくてお口に入らない♡」
ちろちろと舌を伸ばして先端を刺激する咲はお尻をふりふりして誘惑する。
「無理に咥えなくてもいいんだぞ。俺は咲とできるだけで嬉しいんだから」
「ん♡嬉しいこと言ってくれるからお礼のチュー♡京ちゃん大好き♡」
唇を重ねてぺろぺろと舌を絡ませて、咲は足の間に居座る。
「それにしても本当に私でよかったの?私なんて健気さくらいしかないよ」
「いいんだよ。てか他の子としたいって言ったら手伝ってくれるのか?」
「んむ♡あむ♡ぁ♡ぇろ♡ちゅぷ♡」
冗談交じりのセリフに咲は深いキスで返答。触って欲しそうに腰を揺らす。
「んぁ♡あ♡ぁん♡じょーず♡コリコリされるの気持ちいーよぉ♡」
咲は自ら逸物に秘所を擦りつけながら蕩けた顔で舌を出す。
「おちんちんおっき♡硬くて熱くて♡欲しくなっちゃうよぉ♡」
「咲は入れられたいのか?」
「されたい♡パコパコしてぇ♡京ちゃん専用の形に私を仕上げて♡」
甘く囁いて自ら秘裂を広げて咲は催促する。
ずちゅっと先端が潤った秘所を押し広げて侵入していく。
「んぁあ♡はふ♡ちかってして♡ぅん♡動くたびにごりりって♡」
狭い膣内を無理やりに押し広げながらとんとんと奥を何度も小突く。
「はぅ♡ぁ♡ぁ♡ぁっ♡」
「顔隠さないで見せて」
蕩ける顔を隠していた咲の腕をどけて、入り口までひいてはずんずんと奥まで大きくスライドする。
「あふ♡ぁ♡あっ♡京ちゃん♡京ちゃん♡」
腰を掴んで円を描くように動かして、前後の動きに変化をつける。
「あぁあ♡ふわぁ♡らめ♡らめ♡こんなのされちゃ♡イっちゃうよぉ♡」
「イっていいよ。咲が気持ちよくなってるとこ見たい」
「うにゃあ♡イク♡イク♡イク♡イッちゃうぅ♡あぁああ♡んぅぅ♡」
ビクンと背がのけぞり、大きく声をあげて指を噛み、たらりと涎が零れ落ちる。
「はふ♡京、ちゃん♡」
意識が白く塗りつぶされて熱い塊を感じたまま咲は眠りに落ちていく。
ぐっすりと、何も心配しなくていいように。
「んぅ」
咲が喉の渇きを覚えて起きると、京太郎の姿がベッドの隣に。
「えへへ」
照れくさそうな、それでいて嬉しそうな笑みを浮かべると咲は京太郎を起こさないように冷蔵庫へと向かう。
「恋人、今日から恋人」
ルンルン気分でリビングを通ると、机の上に本がおきっぱにされている。
そこには『誰でもできる催眠術』の文字。
「そーいえば、元はこれからだっけ」
手にとってパラパラとページをめくる。
「京ちゃんでもできるんだから、私にもできるよね」
さらっと恋人をディスる咲に悪気はない。
「京ちゃんが他の子とする、お手伝い……」
京太郎のミス、それは催眠術をかけたまま冗談のようにとんでもないことを口にしたこと。
それは命令となって咲を縛っていた。
「まずは京ちゃんに」
今度は京太郎がまずはその餌食となろうとしている。
だがそれは自業自得というものであろう。
その先のことは、皆もまた知るとおりである。
咲ちゃんが黒幕だと思ってた人は正直に手をあげてください。
実際は京ちゃん自身の大ポカでした。
催眠術は解くまでが大事。
あと活動報告でネタくれた人たちありがとうございました。
いくつか採用していこうと思います。
まずはヌーディストビーチとかからアンケートを。
裸の世界とは、裸なのを照れるのが趣があり違うとこだと思うんですよね。
他にもネタは募集中なのであれば活動報告へ是非。
感想もあれば作者は小躍りします。
次回更新は?
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白糸台生活の続き
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男女比世界の続き