夢を見る。
幼いころの夢を。
「京ちゃん、私引っ越すことになったの」
「――――」
「ごめんね、私も京ちゃんと一緒にいたかったのに」
赤毛の彼女は寂し気に距離を詰めて。
「せめて、思い出に。私のこと忘れないで」
唇が重なる。
流れる涙の味がした。
「大好き京ちゃん。今度会った時は京ちゃんからしてね」
再び唇が重なって。
――温かな心地よさが下半身に広がっていく。
「――なにしてんの?」
目が覚めて、京太郎はこんもりと膨れ上がる布団に対して問いかける。
「ふぁにって、フェラらよ?」
あむあむと下半身の息子さんを咥えながら咲は何の衒いもなく答えた。
「咥えたまましゃべんな」
「あむんむ、ぷはっ。起こしに来たらこっちがすごく元気だったから抜いてあげよっかなって」
ペロッと舌のざらつきを押し当てて蠱惑的に笑う。
「それに最近シてなかったし京ちゃんもたまってるもんね」
再びあむっと口に咥えてもごもごと唾液をまぶしていく。
喉奥から唇の先までずるっと引き抜きながら尿道を舌先でくすぐる。
「まだ時間もあるし、シよっか♡」
とろみを帯びた目で布団の中から咲はお尻をふりふり。
「咲もエッチになったな」
「京ちゃんが私に教えたんじゃない♡エッチの気持ちよさもご奉仕のやり方も♡」
横笛を奏でるようにずぞずぞと肉棒に舌を絡める。
対してその顎をそっと指の側面で撫でてくすぐる。
「ハマったのは咲の素質のような気がするけどなあ」
「こんな立派なおチンポでズコバコされたら頭壊れちゃうよ♡」
ずぞっと強く啜りあげて鼻息をふりかける。
「朝ごはん冷めちゃうから早くハメよ♡パコパコして私のことまた壊して♡」
どろどろに情欲で溶けた目で誘ってくる咲。
プチプチとボタンを外して服を脱いで、唇を重ねて吸い上げてくる。
まさか咲の父親も娘のためを思って借りた家でその娘が同棲相手とエッチを強請ってるとは思うまい。
「おいで咲」
「うん♡京ちゃぁん♡ずぶってくるぅ♡これ好きぃ♡」
咲は自分から跨がってきて貫かれる。
くいくいと腰を振りながら肉棒をむしゃぶるように。
「んんぅ♡おまんこ気持ちいい♡おまんこ♡ぁはあ♡」
どろっと溶けた眼でぐいぐい腰を振りながらぺろぺろ顔を舐める。
子犬のように、しかしそれにしては淫乱な面持ちで。
「ぅうん♡私は京ちゃんに躾けられた雌♡おチンポで調教されちゃったよぉ♡ぁへ♡」
腰のぶつかり合う音と、ねちゃねちゃとした粘り気のある水音が寝室に響く。
「可愛いぞ、咲」
「あはぁ♡嬉しい♡嬉しいよ京ちゃん♡たくさんしよ♡」
「朝ごはんが冷めるとか言ってたくせに」
「だってぇ♡きもちいいんだもん♡んちゅ♡」
唇を重ねて口内を舌でかき回す。
ちゅうちゅうと唾液を吸い合って交換していく。
「京ちゃん♡京ちゃん♡京ちゃぁん♡パコパコしてぇ♡」
甘い甘い声でねだって、ピストンを求める。
既に何度も情交をかわした記憶が与えられる快楽を正確に思い出す。
「あひ♡あぅ♡ん”ぅ♡あぃ♡あ”ぁ”♡おまんこいぃ♡ふひ♡ん”ん”♡」
腰を捕まえて奥をぐりぐり子宮口に擦りつけて、続けてパンパンと叩きつける。
「ぁえ♡はひ♡んぅ♡あひゅ♡あ”-♡あ”-♡ん”ぅぅ♡ひもひい♡あ”-♡」
口元から涎がたれ、ちかちか星が咲の視界で飛ぶ。
「イク♡イク♡いきゅぅ♡んああ”♡あい”♡いぃん♡京ちゃあん♡」
飛ぶ。飛んで飛んで、体から力が抜けて、でろっと手足が投げ出される。
「はー♡はー♡またイかされちゃった♡時間あるときにまたシよーね♡」
チュッと唇を重ねて軽く吸い付いて、咲は照れたように笑う。
「お腹たぷたぷ♡朝ごはんより前にお腹がいっぱいになっちゃった♡」
くすくす笑う咲のおでこを指で押して、頬にキス。
「で、朝飯は?」
「フレンチトーストだよ。冷えちゃったかなあ」
そのメニューでこれだけの時間運動してたら冷えてるだろうと思う。
冷えてもそれはそれでおいしいものにしてるのはたぶんわざとだろう。
京太郎と咲がこんな関係になったのは中学時代。
性欲と興味に導かれて体の関係を結んで以降、ある程度の間をおいて何度も重ね続けた。
それでいてお互い相手に告白などはしていない。
恋愛感情もよくわからない。
ただ気持ちのいい関係。都合のいい関係。
キスはする、エッチはする、でも睦言はなし。
中途半端でどこに転がるのか当人たちでさえ分かっていない関係。
セフレともちょっと違う、なんと名付ければいいのか分からない特別な関係だった。
「京太郎♪おはよー」
元気いっぱいの超新星の呼びかけに京太郎は片手をあげて応える。
「大星さん、朝から元気だなあ」
ちょっと嫌そうに、京太郎と手をつないだ咲はひとりごちる。
「あ、あんたもいたんだ?もう学校についたんだからもうお手てつないでもらわなくても迷わないよね?」
しゅぱっと移動して空いた京太郎の片手をとって頬ずり。
「それは大星さんが決めることじゃないと思うな」
勝手に土足で入ってこられたような感覚がして咲も警戒を強める。
そして周囲は美少女たちに両脇に引っ張られる京太郎に対して羨まし気な視線を送っている。
そしてそこから離れた上級生の靴箱では。
「あれは咲と――似てるけど、気のせいだよね」
ロケットを開けて写真と見比べる赤毛の女性の姿。
「――いつか迎えに来てね、京ちゃん」
知り合いが見れば目を疑うような女の顔で彼女、照は写真に対して語りかけた。
書き始めたらなんか照のがメインヒロインっぽく見えたがたぶん気のせい。
淡と咲は二人とも相手が京ちゃんと男女関係があることを知らず、内心でマウントとってます。
あわあわ「仲良さそーだけど私はエッチしたし恋人なんだから!」(違う)
さき「ぽっとでで距離つめすぎ。京ちゃんのどこにほくろあるかも知らないのに」
エッチしてるのが自分だけじゃないと知ったとき彼女らはどんな顔をするのか?
そして照は初チューの相手の側に自分の妹が仲良さげにいて何と思うのか?
次回更新は?
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