どうしてこうなったんだっけ。
頭の中の冷静な部分がそんなことを考えて、けれど体と本能は言葉に従うことなどしない。
パンパンと眼前の少女の膣に己のいきり立った逸物を突き入れて、少女が懸命に声をこらえている中でその少女の中に子種を出す。
このSE.RA.PHでは子供を作ることができるのかどうかは定かではないが、それならそれでお互いのせい欲を満たすための行動にはなる。
「はぁ……はぁ……し、紫音……落ち着い……っ!」
少女……白野の言葉がその瑞々しい唇から最後まで紡がれるよりも先に、再度の挿入。
上気させた頬と、声を懸命にこらえていたからか涙目になっているその姿に嗜虐心が大いに刺激され、俺の冷静な部分も襲っちゃえばいいよ、とか言い出している現状。
今朝できたばかりの未開拓エリアで人がおらず、さらには行為を始める前にギリギリ残っていた理性で使用したレガリアの権能による隠蔽術式を使用してのステルスがあるために誰かに見られる心配はない。
外にいるにもかかわらず月の王妃としての白いワンピースではなく部屋着であるブラウスとチェックのスカートのままの彼女を地面に押し倒して犯しながら、俺はここに至るまでのことを思い出し始めた。
「初めまして、月の王。私はキャスターのサーヴァント、真名をパラケルススと言います」
その日、新しいソロサーヴァントがSE.RA.PHに現界したのだ。
真名は彼の言を信じるのであればパラケルスス、アゾット剣の作成者、賢者の石の作成者として名を残す錬金術師である。
「まずはこれを」
お近づきの印に、と言って渡してきたのはいくつかの錠剤が入った瓶。
これは何かと問うよりも先にその説明が飛んできた。
お妃様との関係を良好にするための薬、などとは言われたが要するに媚薬である。
さすがに現れたばかりの信用できる要素が一切ないサーヴァントからの貰い物など使うつもりもなく、その薬は永遠に封印されることになる予定だったのだが、どうやら白野が発見したらしく、その辺りのやり取りのことを何も知らない白野がいかなる理由によるものか俺に渡した水にそれを入れていたことによって俺が摂取することになった。
即効性のある薬だったようで、すぐに発情してしまったので落ち着くまでどこかに姿を隠すために転移しようと術式を展開した。
そこで白野に裾を掴まれて。
転移した先で我慢できなくなって。
そうして襲ってしまったのだ。
「さすがにこんなことになるとは思わなかった、今は後悔してる」
限界まで犯して、気絶した白野を連れて転移でマイルームに戻って。
その後目覚めた白野に対して話しかけたら、顔を赤くしてそっぽを向きながらそんなことを口にした。
いや、それに関しては正直白野が全面的に悪いので俺から言うことは特にはないのだが。
「ないの!?」
うん、ない。せいぜいがどうしてこんなことをしたのか、と言う疑問程度だけど。
「だけど……?」
言いたくないと言うのなら、無理やり答えさせるようなことでもないし。
「そう……」
ただ、やはり罰だけは与えないとダメだろう。
そんなことを顔を合わせようとしない彼女を見ながら思う。
明日の探索が終わったら一日中付き合ってもらうよ。
「えっ」
今日みたいに、白野が気絶しても躊躇なく続けるつもりだから。
そう言って、何か言いたげな白野を笑顔で封殺する。
白野は、正直快楽に対して強いとは言えない。
俺が満足するよりも先に気絶してしまうので、実は今日が初めて本気でスッキリした日でもある。
彼女は、快楽に弱いのではなくて俺が相手なら我慢をする必要がないだけだと堂々と男前に言い切っているがその真偽については未来永劫わかることはない。
むしろわかるような事態が来たら問題なので来てはいけないのだ。
そんなことを考えながら、白野を抱き枕にして眠るのだった。
容疑者P「(愛し合う男女の仲を深めるためには)良かれと思って……」
なんか頭が働かない