なんだかエネミーが多いなぁ。
「そうだね」
昨日転移した未開拓エリアはどうやらエネミーが大量に跋扈しているエリアだったようで、今日来てみたら敵性プログラム……聖杯戦争の間はエネミーと呼ばれた存在や、今となってはエリアごとに存在するセクターを守る攻勢プログラムが目に見えるだけでも数え切れないほどいる。
「それじゃ、よろしくねバーサーカー」
「■■■■■ーーーーっ!!」
白野が声をかけたのは今回の護衛役であるバーサーカー、呂布奉先。
護衛役、というよりはセクターの制圧を目的としていて、彼が縦横無尽に駆け巡る中で俺たちにできることなど一切と言っていいほど存在しないのだが。
そういうわけで二人で眺めているとすごい勢いでセクターが制圧されていく。
ここは未開拓エリアというだけで、別に敵軍が存在するわけでもないのだから敵性サーヴァントもいないわけであり、アグレッサーさえ倒してくれれば問題なく制圧完了となる。
逆に、全土統一しなければいつ襲われるかわからないので全土統一するまでは進軍をやめるわけにはいかないのは疲れるのだが。
「まあ、他のNPCや人間が傷つけられたら困るもんね」
その言葉に頷く。
新しいエリアが広がった場合、まずはそこに自分たちが入り込んで制圧を終える。
それが終わるまではお隣のエリアとの連結を絶って、他のエリアに入り込まないようにしているのだ。
昨日は、パラケルススの薬によってああいう事態に陥ったためにできなかったのだが。
「ちょ、ちょっと……!?」
思い出せば、むくりと性欲が湧き上がってくる。
白野のことを気がつけば抱き寄せていて、彼女の瞳をじっと見つめる。
だめ……?
「ダメに決まってるでしょ……!」
そんなことを言葉にしている割には、白野の瞳も期待に濡れている。
白野が嫌なことをするつもりはないが、こういう場合は基本イケイケで行けばどうにかなることも知っているので、レガリアを使用してステルスと防音をしておく。
これで準備は完了。以前ダメと言われてやめたら、終わった後に戻ってからいきなり押し倒されたこともあるので、先に押し倒してしまうぐらいの気概でなければ彼女とは付き合っていけない。
へたれている間に向こうがしびれを切らして強引に奪われたファーストキスのことを忘れてはいけないのだ。
「え、ちょ……だからダメだって……!」
動きやすいのか、攻め込むイメージが強いからか、ミリタリー風の衣装に身を包んだ彼女。
少し大きめの上着のせいで完全に隠れてしまっているショートパンツの内側に手をすべり込ませれば、彼女も期待はしていたのかすでに濡れていて、触れただけで甘い声を漏らしながらこちらに体を預けてくる。
涙目でこちらを睨む彼女に嗜虐心が大いに刺激されながら、彼女のショートパンツも下着も下ろして、こちらも逸物を取り出した。
SE.RA.PH の特徴とレガリアの術式があれば外でしたくなった時にもすぐにできて後処理のことを考えなくていいというのはとてもありがたい。
「痛っ……」
そうして、押し倒した彼女の中に逸物を突き込んだ。
彼女は甘い声をあげながらもこちらに抱きついてきて、そうして勢いよくこちらの首筋に噛み付いてきた。
懐かしい、
アーチャー、エウリュアレと共に聖杯戦争に参加していた頃、俺がマスターとして力量不足だったために彼女はスキルとして与えられている『吸血』によって俺の中から魔力を摂取していた。
その頃の痕が残っていることを白野も知っているために行われるマーキング。
とは言っても、今回は軽めである。
『呂布が制圧するまで』という時間制限が存在するために、そこまで本格的にするわけにもいかない。
きっと一度射精するまででギリギリだろうか。
白野はそれまでに満足できるだろうからいいのだが、こちらはそれで満足できるのかどうか。
快楽をこらえている白野の荒い息遣いを首筋に感じてゾクゾクとしている状況で、彼女の中に突っ込んだ逸物の抽送を開始した。
「な、ん、で、け、し、たぁぁぁぁぁ!!」
うわっ、揺れる。白野、やめっ……!
行為を終えて、その直後に戻ってきた呂布に二人でふぅと息を吐いてからマイルームに戻ってきたのだが、そこで続きをしようとした瞬間に俺の首筋についた傷が消えていることを確認した白野によってがっくんがっくんと揺らされている。
正直吐きそう。
「紫音は私のなのに……」
むすっとしている彼女はいつのまにか掴んでいた俺の肩を離していて。
それでようやく解放されたところで、彼女がマイルームの中にあるぬいぐるみを抱きしめてこちらを睨んでいる。
いやぁ、さすがにあの痕を残した状態で人前に出るわけにもいかないし。
「私には残したくせに……」
ジト目。
だが、待ってほしい。
あれは、身なりを整える時間があったくせに消しておかなかったそちらが悪いだけでは?
そんなことを思い、思い出したのはかつての事態。
白野の首筋にキスマークをつけて、その翌日に召喚されたばかりのソロサーヴァントと出会った時に彼女がキスマークの存在に気がついていなかったために堂々と見えていた時のこと。
謁見の最中に白野も気がついて、その場は堂々と恥じることはないと言わんばかりの姿をしていたのだが、マイルームに戻ってから今のように荒ぶった時のことだ。
「そういうわけなので、紫音には明日罰ゲームを受けていただきます。
私だけ恥ずかしい目に合うのは納得がいかないので、明日までになんか考えておきます」
ふへへ、とどこぞのエロ親父のような笑い方をしながら、白野はトリップし始めた。
……これは、明日までに覚悟しておかないとまずいかもしれない。
「■■■■……」
訳:あの二人……またやってやがる……