※この作品はR-18です。

モモンガさん!それをㅤ殺すなんてㅤもったいない!   作:朝潮

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    -第8話 死を切り裂く双剣
第25話


 

 

 

「…ん?」

 

眷属が何かを伝えて来ている。

何かよくないことが起きているな。

オレは、眷属と視界をリンクさせて漆黒の剣の状況を探る。

 

「では、「ハムスケ」という名前でよろしいでしょうか?」

 

受付嬢は、なかなか返事をしないオレに不思議そうな顔を向けてくる。

 

「…ルプー。オレは大切な用事を思い出した。後は頼んだ。」

「え?ちょ、ブラッド?」

 

オレはルプーをおいて、冒険者組合を飛び出した。

 

 

 

バレアレ家の工房。

何もなければ、ここで漆黒の剣とンフィーレアが待っているはずなのだが…

中には、見たことのない2人の男女がいた。

1人は肩まで伸びた金髪赤目の痩せ気味な女。

もう1人は、長いローブの気色の悪い色の肌のハゲた男。

 

うぞうぞ動いているのは漆黒の剣のメンバー。

こいつらは死んでいるようだ。

それも、死後に死体をゾンビへと変えられている。

 

そして、その足元には気絶させられたンフィーレア。

こちらは生きている。

 

「…」

 

カルネ村を襲った騎士の分隊長が殺された後。

オレは、眷属に監視している人物が危なくなったら知らせろと命令を出していた。

そして今回、眷属からの知らせが来て、ここまで急いでやって来た。

 

「なっ!お主は…」

「邪魔だ。」

 

オレはハゲ頭のマジックキャスターへ平手を打つ。

すると、男は面白いように吹き飛んだ。

ドン!と音をさせて壁へとたいあたりしてしまったその男だが、死んではいないようだ。

 

オレのカルマ値は−100。

友好的な人間には情を、敵対的な人間には何倍もの仇を返す。

罪のない人間なら温情を与えるし、気に入らない人間は躊躇いなく殺す。

それがオレだ。

 

「ぶ、ら…さ…」

 

ニニャは虫の息だが生きているようだ。

散々嬲ったのだろう、体には多くの傷跡が付いている。

そして胸にはさらしが。その下には、発展途上の小さな膨らみ。

ニニャはおんにゃのこだったらしい。

うーん、予兆はあったが…

 

「…瀕死だが、死んではいないようだな。」

「アンタがブラッド?フーン、なかなか良さそうな武器もってるね〜。」

 

言われてオレが腰の魔剣に目をやった瞬間、女の姿がブレた。

瞬間、左目に熱を感じた。

…ああ、確かに早いな。反応できなかった。

 

「…痛ぇなあ。」

「なっ…」

「あー痛ぇ。死んだかと思った。」

 

オレが手を伸ばすと、女は武器をオレの目へ刺したまま飛び退いた。

 

「…刺突武器か。オレと同じ暗殺者か?いや、それにしては筋力が高いな。短剣使いの方の戦士か。」

「なっ、なんでそんな…っ」

「ああ、これ?痛覚無効なんだ。残念だったな。」

 

オレは左目の奥まで突き刺さったスティレットを引き抜く。

ぐじゅり、と嫌な音が鳴って血が噴き出した。

 

「人外が…」

 

女が、一歩後ろに下がる。

オレと戦うには相性が悪いとでも悟ったか。

 

「よくも、やってくれたな。女。」

「…」

「教えてやろう、似非ゆるふわ系。このパーティーはな。オレの名声を高めるために必要な者だったんだ。」

「ふふ…くくく…ねえ、仲間殺されて怒っちゃったの?」

 

口を三日月型に歪めて笑う女。

それを見た瞬間、オレの中で切れた。

 

「この…くそぉぉおおおおがぁぁあああああ!!!!!!」

 

 

…

 

 

「ったく。こういう時に精神異常無効化されてもな…」

 

…が、すぐに切れた何かは結び直された。まったく…

オレは、叫びながら絶望のオーラをレベルIで漏らしていた。

強い魔物として知られている森の賢王、改めハムスケが一瞬で降伏を宣言したこのオーラ。

それに女は、顔を青くしながらもよくに耐え切っている。ハムスケよりは根性があるみたいだな。

 

この腹の怒りは収まらないが…落ち着け。この女を殺すのは良くない。

動きを見るに、この世界ではかなりの手練れ。

 

デスナイトと比べれば強さはお察しだが、強い人間種というのは利用価値があるかもしれない。

ガゼフ・ストロノーフという表舞台の人間とは違い、裏の人間ならば拾ってしまっても問題ないだろうしな。

何より、モモンガさんなら絶対にそうする。

ナザリックへの貢献を考えろ。ここで、オレの私情だけで殺すわけにはいかない。

 

「睡眠(スリープ)」

 

オレは立つだけで精一杯の女を放置して、ニニャへと近づき睡眠状態へと誘う。

ニニャまでまとめてオーラの餌食になっているが、許してほしい。

…あ、何かアンモニア臭が…

 

オレは何も見なかった事にして、ユグドラシル産の赤いポーションをかける。

すると、ニニャの体は全回復した。

 

「オレは、憎い相手に復讐するなら、殺すのではなく生かしたまま何度も痛めつける方が好きだ。」

「…」

「お前もそうなんだろ?奇遇だな。」

 

最後の意地なのか、膝がガタガタ震えているが立ったままでいる。

 

「はは…化け物が…どこに潜んでやがった…」

「上には上がいる。覚えておいた方がいい。」

「あ…がっ!ごほ…ごほっ!ご、ごの゛ぉ!」

 

オレは、女の首を持ち上げて壁へと押し付ける。

こんな形で持ち上げたのだ。気管が詰まってしまっているだろう。

 

「さて。お前はこれからどうされたい?」

 

 

 




ボリダンプさん。高評価ありがとうございました!

それにしても評価で1が何度か来ますねえ。
折角ありがたいことに10評価を貰って一時期赤い色になってたのに…
この作品が面白くなかったのなら仕方ないこととは思いますが、せめて1話目で判断するのやめて…

クレマンティーヌは…

  • 餓食狐蟲王の僕のおうち
  • 工房内で今すぐ調教
  • 持って帰って調教
  • 記憶改竄で忠実な性奴隷に
  • 記憶改竄でエロ無しの普通の配下に
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