「おお。思ったより立派じゃないか。」
「すごい…」
たっぷり愛を確かめ合って、日が上り始めた頃。
汗と唾液と。色々な汁で汚れたオレ達は、セバスとソリュシャンが滞在している屋敷の風呂を借りていた。
ナザリックにも
ナザリックに招いてセックスしたのは…まあオレの部屋にしか入れていないことで許してほしい。
「はあぁ…」
石鹸で互いの体を洗い合い、2人同時に浴槽の中へと沈み込み、ため息をこぼす。
離れた場所に座ろうとしたエンリの腕を掴み、座ったオレの足の間にすっぽりと抱え込む。
湯船のお湯が、じんわりと身体中をあたためる。風呂というものは何度入っても気持ちが良いものだ。
「私、お風呂に入るの初めてです。」
「……そうか、村には風呂のついた家なんてなかったか…」
確かに、エンリと互いに初めてを交換し合った時も、水を浸した布で体を拭いていた。
カルネ村ほど貧しくなくとも、基本的に平民の家には風呂がない。貴族のふりをする為とはいえ、拠点を風呂のある屋敷を選んでくれた事に感謝だ。
ちなみに、オレには風呂に入らないなんて不潔!だとかいう感覚は全くない。
オレも元の世界では風呂には入ったことがない。モモンガさんと、ナザリックの風呂に浸かって2人で感動したほどだ。
「銭湯でも作るか〜」
家ひとつひとつに風呂を作るのは無理だとしても、銭湯を建築するのはどうだろうか。
作るにしても、材料や作り手の問題もある。カルネ村に銭湯を建設する計画は、1ミリたりともナザリックの利益には繋がらない。
ギルド員の威光でメンバーを無理矢理納得させることは可能だろうが、それもちょっと違うよな。
かと言って、大金を払って現地住民に建ててもらうのも馬鹿馬鹿しいしな。
「せんとう、を作る…ですか?」
「ん〜、銭湯っていうのは…大衆向けの大きな風呂屋さんって感じかな。村のみんなで、大きなひとつの風呂を使い回すんだ。」
「使い回す…」
エンリは銭湯を知らないようで、イメージが湧かないのか首を捻っている。
ちなみに、この世界に銭湯が無いというわけではない。エンリの知識がカルネ村の中で完結しているだけだ。
「ん…あっ…くすぐったいです…」
手のひらに収まる柔らかなおっぱいを堪能しながら考える。
建築できたとして、水源の問題もある。川から水を引くのが1番なのだが、労力がかかりすぎる。
魔法で作るにしても銭湯を作っても魔法詠唱者がいないと入れません、では困るよなあ。
無限の水差しを使うのも現実的ではないし。
カルネ村には色々と欠陥がある。
不足しているものがあれば遠慮なく要求しろと言っているのだが、今のところお願いされたのは食料のための資金援助のみ。
マリーは木製なので風呂に入れない。村人達はこれまで風呂に入ったことがないから必要と思わない。
これでは要求されることがなのも頷けるが……
「…今日一日は村について回るか。」
「えっ?」
オレは自らの目でカルネ村の現状を見て回ることにした。
惚れた女に貢ぎたくなるのは男としてたり前の本能だ。
「冒険者のお仕事は大丈夫なんですか?」
「ギルドで1番難易度の高いギガントバジリスクの討伐も終わった事だ。一日くらい休んでも文句は言われないだろう。」
「そうですか。じゃあ、今日はずっと一緒ですね…」
ニニャの姉の捜索のため、八本指を襲撃する事と相成ったは記憶に新しい。
この件は、先日対談の場を設けたラナー王女が裏で糸を引くことになっている。
襲撃の目的を誤魔化すために色々とやらかすようで、準備も相応にかかる。作戦開始までにはまだ時間がある。
…しかし、王女が糸を引くとは良い響きだな。
「エンリ。乳首が…」
「きるゆー様がえっちな手で揉むからですっ」
手慰みにエンリの胸をぷにぷにして遊んでいたら、山の頂きで桜の花弁が屹立していた。
これには登山に挑戦した登山家が喜ぶことだろう。
カルネ村にて。
エモットの家にて食事を摂ってから、それぞれが自らの仕事へと赴く時間。
まあカルネ村では仕事の時間が決められているわけではないが。というかそもそも時計がない。
まずオレはエンリと共に村所有の畑を見て回ることにした。
カルネ村は基本的に自給自足をしている。殆どの村人が畑仕事に携わっているのだ。
「わーい!高ぁい!きるゆー様ぁ〜!」
「もう、ネム!外ではブラッド様!それに、あんまり困らせないの。」
全く…一晩中運動していたと言うのに何でこんなに元気なんだか。
精も根も搾り取られたオレはこんなにも日差しがつらいというのに。
ネムもお手伝い程度に仕事をしているのだが、残していくには忍びないので今日はオーマに休みをもらうことにした。
「む…」
ちなみに、オレが仕事を休むからといって頼まれ事が大好きなNPCを休ませるわけにもいかず。
今回はルプスレギナもついてきている。彼女も、オレに肩車されているネムを見て口をもにゅらせていた。
「ブラッド様。ルプス姉さん。おはようございます。」
「おはようマリー。どうだ、村の調子は。変わりないか。」
「はい。みんな元気ですよ。貧しくて痩せてた子達も、しっかり肉がついてきました。」
カルネ村の護衛兼監視要員のマリーは、現在村に住んでいる。
クワのような農作業具を持ち、畑へと向かっていた所オレたちと出会した。
「マリーも見事に村の住人っすね。」
「えへへ…」
褒められてないだろ、それ。マリーは嬉しそうに照れているが。
「マリーは今は何の仕事をしているんだ。」
「はい。今は主に畑仕事を手伝わせて頂いています。私は緑の手を持っているので…」
「緑の手か…地味だが有用なスキルだったな。緑の手と太陽の祝福はゲーm…こほん。昔から、とても役に立っていた。」
「ありがとうございます。」
マリー・ドールマ・イータ。彼女の名前はマリーゴールドから取っている。
そのこともあって、戦闘に関わらないものでも、植物系のスキルがたくさんぶち込んである。
「緑の手って?」
「確か植物育成系のスキルだったような…ポーションとかの作成に役に立つっすよ。」
ネムの疑問にルプーが答えた。
ユグドラシルの自由度はどのゲームをも超える。植物を育てることも当然可能だ。
そして、それに関したスキルも存在する。戦闘系スキルを抑えて取得するかと問われれば頷く人間はほぼいないだろうが。
PVP推奨のユグドラシルでは、プレイヤーが戦闘に関係のないスキルを取ることは少ない。
「これからどのような仕事をするのか聞いても良いか。」
「はい。私はこれから畑にお水をあげて、少し成長させた後、新しい畑を作るために土を耕します。」
「新しい畑を作るのか?」
「周りの村からの避難民が多いので、最近は畑を増やす仕事もしているんです。特産品のエンカイシも、短期間で採取できなくなってしまうので。安定収入は期待できなくて。」
確かに、マリーはこの村で1番力がある。ゴブリン達が行うよりかは余程効率的だろう。
しかし…なんというか。ルプーでは無いのだが、少しもにょる。
「オレも少し手伝わせてもらうぞ。問題ないな。」
「でも、きるゆー様に畑仕事なんて…」
「いいから。早く案内するんだ。」
suzuki101さん。弥紀さん。黒乃輝さん。やなクマさん。文太さん。
高評価ありがとうございます。
1番期待しているのは誰?(別に出すとは言ってない)
-
エンリ(正妻)
-
ルプスレギナ
-
マリー
-
その他プレイアデス
-
ヒルマ(麻薬部門長)
-
踊るシミターちゃん(六腕)
-
ツアレ・ニニャ
-
ラナー
-
青薔薇
-
クレマンティーヌ再登場