※この作品はR-18です。

マスタースレイブ・リストリクテッド   作:ランプライト

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022「金縛り」

既に午後の部が始まっていて、急いで戻りかけた職員室前の中庭に……

一人の私服女子が佇んでいた。 僕は思わず息を飲んでその且つて見た事もないモノに心奪われる。

 

その少女、日本人形ミタイな黒髪のオカッパで、真っ白い肌に少しキツい眼差しと長い睫毛、艶やかで少し大きめな唇、一目見て淑やかで慎ましやかでそれでいて神秘的、確かに類希なる美少女では有るが、僕が惹き付けられたモノは彼女とは別に有った。

 

それは彼女が胸に抱いた人形、身長50cm位の所謂球体関節人形。

 

艶かしくメイクされ、黒い洋装にドレスアップされた幼女の姿、まるで本物の様に魅入る瞳、深いピンク色の長髪、余りにも美しすぎるその人形の容姿に僕は心奪われて、思わず立ち止まり息をするのも忘れて、

 

楓明:「君、もしかして此の子の事が見えているの?」

一貴:「え?」……僕には彼女が一体何を言っているのか即座には理解出来なかった。

一貴:「コノ子って、その人形の事ですか?」

楓明:「そう、普通の人にはコノ子の事は見えない筈なんだけどな、」

楓明:「どうして、貴方には見えるの?」……少女は上目遣いして、少し照れた様に頬を赤くして僕を見つめる、

一貴:「どうしてって、其処に有るから、」

楓明:「だよねぇ〜、」……それから彼女は恥ずかしそうに頭を掻いて笑った、

楓明:「急に話し掛けたりしてゴメンね、」……それから少女は僕の直ぐ傍15cmの距離迄一気に近づいて来て、じっと僕の瞳の奥を覗き込む、

楓明:「じゃあね、」それでさっと身を翻して立ち去る、その瞬間、

 

何故だかその人形が首を傾げてまるで僕の事を目で追ったミタイに見えて、ゾゾゾゾと冷たい湿気を帯びた「怖気」が僕の背中に纏わり付く、

 

次の瞬間!誰かが僕の背中を頭で「コツン」と突ついた、

 

理夜:「お兄ちゃん!」……振り返ると金髪の発展途上美少女が僕の腰に巻き付いている、

一貴:「加茂さん、」

グラマー美少女:「お兄さん、こんにちは、」

一貴:「こんにちわ、」

グラマー美少女:「今此処にいた女性は、お兄さんのお知り合いですか?」

一貴:「ううん、さっき見掛けてちょっと話しただけ、」

 

まるで全てを見透かすかの様な濃密な視線が、僕の視神経から脳内にまで侵入する、

 

グラマー美少女:「何を話しましたか?」

一貴:「人形が見えるとか、見えないとか、」……まるで「中二病」の様な会話、

一貴:「あの人がどうかしたの?」

グラマー美少女:「少し危険な感じがします。正確には特殊な「クスリ」か「仕掛け」の「匂い」がします。ほんの少しですが、気を付けるに越した事は有りません。」

一貴:「ソレって、例の「陰陽師」絡みの事?」

グラマー美少女:「はい、」

 

理夜:「それは大変です!」

理夜:「あの妖しい女に何か変な事されてないか速攻で調べないと危険です!」

一貴:「はは、アリガト、」

 

何時の間にか加茂理夜は、僕の体操服の裾から手を滑り込ませて???

 

一貴:「加茂サン擽ったいよ、て言うか何してるのかな?」

理夜:「お兄ちゃん、これは歴とした身体検査なのですよ、じっとしてるのです。」

 

まただ、何故だか身体がまるで金縛りの様に自分の思い通りにならない?

 

一貴:「あの、どうして僕の身体動かないんだろう?」

 

加茂は糸の切れたマリオネットの様になった僕の身体を地面に寝転がせて、僕の上に馬乗りになる?

 

理夜:「心配ご無用です。 理夜が余す所無く調べてあげるのです、」

 

加茂のお尻のコリッとした尾骶骨の内側の柔らかな感触がまさにドンピシャの部分にぐにぐに擦り付けられて来て、

 

一貴:「ちょっと恥ずかしいって!」

 

小さくて可愛らしくて少し冷やっこい加茂理夜の指先が脇の下とか胸の先っぽとか、

 

一貴:「ちょっと!駄目だって!そんな所、触んないで!」……僕の全身を弄て行く??

一貴:「助けて!えっと、」

 

僕は、さっきから「何の不都合も無い」と言った様子で、ただ加茂理夜のなすがまま蹂躙されている僕を眺めているモデル体型グラマー美少女に助けを求めようとして、そういや僕はこの子の名前を知らない。

 

グラマー美少女:「私、富士本佳枝と申します、」

 

とうとう加茂理夜は体操服の中に迄手を潜り込ませて!

 

一貴:「富士本さん、助けて…!」

 

富士本動かない、加茂理夜止まらない、そして遂に!加茂理夜の細い指先が僕のトランクスの中に!!

 

一貴:「ちょ!ちょっと!理夜!りヤぁ!!」……更にその奥の地肌へと潜り込み、

一貴:「そんな!」……疾っくに屹立しまくった僕の、

一貴:「あああっ!」……その根元から先端までゆっくりと縦になぞる様に包み込んで、

一貴:「駄目、だっ……って!」……小さな中指の腹で先端の小さな裂け目を、

 

加茂理夜何だか呼吸が荒くなって来て、僕は潤んだ瞳で長髪の美少女に救いを、

 

一貴:「もう、……よ、佳枝ちゃん、お願い助けて!」

 

グラマー美少女が加茂理夜の脳天を叩く音:「「…ごん!…」」

 

あり得ない音?がして、加茂理夜が沈黙する、

 

佳枝:「理夜そろそろ行きましょう、リレーに遅れてしまいます、」

理夜:「うゔ〜、仕方ないか」……加茂理夜、カウパーでねちょねちょになった指先の匂いをクンクン嗅いでそれからウットリした貌でペロリと舐める、

一貴:「ううう、非道い、」……犯されるって、こんな感じなんだ、

 

理夜:「お兄ちゃん、理夜は次のスエーデンリレーに出場するのです、応援してね!」

佳枝:「失礼します、」

 

未だ呆然と立ち上がれない僕を置き去りにした侭、加茂理夜達がテコトコと走り去って行く、

 

 

 

ーーー

文華:「全く、情けない、」

 

蹲った侭振り返ると、通路の反対側に藤塚文華が立っていた。当然僕は目を逸らす、とてもまともに藤塚の顔が見れない。 昨日の「保健室での一件」以来、夜中の居残りの最中もずっと藤塚とは一言も口を利いていない。 それどころか目も合わせてくれていなかった。 そして再会第一声が「情けない、」 刺さる様なキツい視線と冷たい言葉と一日ぶりに嗅いだ藤塚の匂いが、僕の「藤塚欠乏症」を徐々に癒して行く、

 

一貴:「見、てたの?」……どこまで見られた?

文華:「アンタが微動だにせずに「妹キャラ」の愛撫を受け入れる様をじっくり観察してあげたわ、」

一貴:「だって、身体が動かなくって、」

文華:「そんな言い訳知らないわよ、アンタの気の問題よ、」

 

そして藤塚が僕の直ぐ傍まで近づいて来てしゃがみ込む。思わず僕の鼓動は早まって、何だか恥ずかし過ぎて僕はぎゅっと固く目を瞑る、

 

文華:「私の事、そんなに怖い?」

 

その囁きはまるで寂しさと痛みに泥濘んだミタイで、怯えながら盗み見た藤塚文華の貌は、……何なんだ!この藤塚は? 切なそうな憂いた瞳で僕を見つめているこの美少女は本当の藤塚文華なのか? 僕は沈黙の侭混乱する!期待する!更に恐怖する!

 

文華:「カズキは私の主、私はカズキの奴隷、」

文華:「私は何時だって、貴方の命令には逆らえない。」

 

そう言って藤塚が優しく僕の手を導いて、……自らの体操服の下の熱くて柔らかな膨らみに触れさせる。 ワイヤレスブラの上からでもはっきりと分る、何処迄も従順に食い込む蕩けた肉の感触と、指の隙間に置き去りにされた反抗のこごり、

 

文華:「私の全てはカズキの想いの侭なのに、どうしてカズキは私の事がそんなに怖いの?」……藤塚は今にも泣き出しそうな顔で、

 

僕はプツン、と、血管?神経?何かが切れちゃった音がする。 仮令どんな誹りや戒めを受ける事になろうとも、もはや今直ぐにこの美少女を抱きしめずには、……

 

文華:「って、今アンタ私に「なされるが侭」ダッタでしょ、」……するりと僕の手を躱して藤塚が立ち上がる、

文華:「それどころか一瞬、私の事襲おうとしてたわよね、」……藤塚、眉をヒソメながらも、

文華:「……変態、」……頬っぺたが真っ赤、

一貴:「え、あー、お芝居?……そうですよね〜、」……さぁーっと、僕の「諸々」が冷めて行く、

 

文華:「つまり、金縛りなんてそう言うものよ。 本人が動きたく無いから動かないだけ。 呪術も同じ、結局人間は自分の脳でしか自分を制御出来ない。 他人が外からの刺激でヒトを思い通りに操る事は出来ない。 外からの刺激を受け容れるか受け容れないかを決めるのも自分の脳だから、呪術師はちょっとした「仕掛」や「きっかけ」を施してやる事で他人の脳を煽て、なだめ好かして、その気にさせて、術者の望む結果が得られる様に、誘導するの、これが呪術の基本よ。」

一貴:「……呪術、」

 

藤塚は僕の耳の裏を指で擦って、それを僕に嗅がせた。 何だか不思議な匂いがする。 意識はハッキリしているのに急に身体が怠くなる。

 

文華:「此れが、加茂が引き金に使った「香」、一種の「幻覚誘発薬」よ。 加茂は、それに私はそう言う事を「生業」にしているの。」

一貴:「幻覚、」

 

文華:「ところで、」……再度、藤塚が僕を睨みつける、

文華:「私とあのチビの、その、…(おっぱい)、どっちが良かった?」

一貴:「え?? 良かったって?」

文華:「今、触らせてあげたでしょ、…私はやられっぱなしは嫌なの!」……藤塚、言ってて自分の頬が赤い、可愛い!

文華:「どっちなのよ!」

一貴:「文華さんです、」……コレ以外言える訳が無い、

文華:「まあ、当然よね。」

 

文華:「それで、アンタ、アイツに、その、触られたの?……ちんちん、」……藤塚、外方向きながら蚊の鳴く様な声で、

一貴:「いえ!大丈夫!触られてません!…ギリギリセーフ!」

文華:「本当に?」……藤塚、上目遣いで「疑わしきは、罰せ!」の視線、

一貴:「ほんとです!」……僕は、直立不動で「絶対本当!」の視線、

 

もしも藤塚に同じ事をされたりしたら、僕のジャージが午後の体育祭には参加出来ない状態になってしまう事は明白である、

 

文華:「じゃあ、…そう言う事にしとくわ、」……藤塚がタオルを投げてよこす。

文華:「アイツに触られたとこ、よく拭いておきなさい。」

文華:「なんか、その、変なクスリ付けられてると、いけないから。」……藤塚の顔が、更に赤い、

文華:「後で返してよ、そのタオル、……別に洗わなくても良いから、」

一貴:「あ、」……僕の顔も多分赤い、

 

僕は、つい条件反射的に藤塚のタオルの匂いを嗅いで、

 

文華:「何よ!まさか、くくサいとか言わないでしょーね、」……藤塚、声が裏返ってる?

一貴:「いえいえいえ良い匂いです!」僕は、直立不動で「絶対本当!」の視線、

藤塚:「何よそれ馬鹿みたい、動ける様になったんなら早く戻って来なさいよ。」

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