※この作品はR-18です。

マスタースレイブ・リストリクテッド   作:ランプライト

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040「操られ人形」

理夜:「富士本、全然ジャマー効いてないじゃないの!」

佳枝:「済みません、でもまさか三日月様が直接来られるなんて想定していなかったので、」

 

藤塚の両手は後ろ手に拘束されて、首に繋がった首輪から吊るされて完全に自由を奪われている。 そして白装束の下は素っ裸で、その全身には直径5mm程の鉄筋で作られたコルセットがまるで蔦の様に絡み付いていた。 その造形はまるで生物の骨を思わせる様な曲線で、肋骨の一本一本の隙間に食い込み、丁度乳首の部分には乳輪にピッタリ嵌る様な円形の金属が覆い被している、ただし其の目的は淫らな部分を隠す為などではなく、その内側に生えた鋭く細かな突起が常に乳首を刺激し傷つける為の機能を優先されていた。 さらに腰回りには陰部の曲線に沿って金属の骨が施され、骨の何本かが大陰唇の割れ目の内側に食い込み、乳首同様に棘の付いた蓋が陰核をすっぽりと包み込んでいる。 更に小陰唇を内側から剝き展げる様に別の金属の骨が剥き出しの膣の輪郭に沿ってその侭肛門の方へと通じ、同様に棘を持った金属の蓋がその菊座を嬲りながら外部からの慰めを拒む様に護っている。 そして何よりも異様だったのは、膣の内側から伸びて来る三本の長くて鋭い剣だった、それはまるで昆虫の尻尾の様に鋭く尖っていて、明らかに処女膜の穴の奥、膣内に埋め込まれた何かから生えている。 富士本が内部を調べると、その器具は子宮口の近くまで伸びていて、何かの液体を格納したアンプルと時計仕掛けの装置が取り憑いていた。

 

富士本:「以前何かの資料で見た事が有ります、此のガラス製の鎖は見せしめ的な意味合いで懲罰に用いられる事が多く、中にはシアン化水素を封入すると書いてありました。 この膣内に埋め込まれた器具も同様に懲罰用で、中のアンプルには強力な催淫剤、媚薬が封入されていて、一定時間毎に子宮に薬を注射する仕掛けになっています。 無理に引き抜こうとすると六本の刃が飛び出す仕掛けになっていて、処女膜が破れ膣壁に深刻な傷痕を穿つ様に出来ています。」

一貴:「なんだよそれ、一体何時の時代の拷問道具なんだよ、」

理夜:「富士本、解除できないの?」

佳枝:「やった事は無いですが、外せる筈です。 方法を調べてみます。」

 

母親:「アンタ達、一体何をやっているの?」

 

お茶を運んで来た母親に現場を目撃されて、僕はこれ迄の経緯を説明する。 もはや隠し立てしない方が良いに決まっていた。

 

母親:「そう、」……意外な事に母親の反応は思っていたよりも冷静だった。

一貴:「驚かないの?」

母親:「いつかこんな事になるんじゃないかとは思ってたからね、」……母親は苦しそうに涙を流す藤塚の顔を拭いてやる。

母親:「辛かったね、」

理夜:「お母様、藤塚先輩は隣の家に運びます、その方がいざと言う時の機材も揃っていますし、万が一毒ガスが漏れた場合にも周囲の家への被害も最小限に防ぐ事が出来ますから、」

母親:「分りました、気を付けなさいよ、……私は何も力になれないけど、一貴を宜しくお願いします、」

理夜:「任せて下さい、」

 

僕はぐったりと項垂れる藤塚を負ぶさって、上からコートを掛けて隠し、辺りに人影の居ないのを見計らって隣の家に運び込む。 それから二階の藤塚の部屋のベッドに寝かせて、鎖で繋がれた僕はその直ぐ隣に腰かける。

 

佳枝:「解除方法を調べて来ます、」……と、一旦出て行く富士本、

理夜:「お兄ちゃん私は下の部屋に居ます、多分藤塚先輩はこれから起きる事を私に見られたく無いと思うから、」……それだけ言うと、加茂理夜も部屋から出て行った。

 

藤塚はぐったりと身動きする事も止められて、まるで高熱にうなされているかの様な表情で僕を見る。 微かに意識は保っているらしい。

 

文華:「…、死にたい。」

一貴:「馬鹿な事言うなよ、」

文華:「あぁ、お願い、……見ないで、」

一貴:「文華、大丈夫?」

文華:「あああぁ、……いやぁ、また、……くる、ぅ、」

 

どれ程の確固たる意志とは別に、身体は甘美な期待に蕩け始める。 ガタガタと脚を震わせて、強制的な薬物による性的興奮が藤塚を疼かせる、

 

文華:「お願い、み、ちゃ、あぁ、……」

 

どうしようもなく涎が零れて、藤塚の瞳は焦点を失って宙を追う、くねくねと刺激を求めて全身を蠢かせるが、金属製の硬いコルセットが身体の自由を奪って快感を貪る事を赦さない。

 

文華:「いやぁあ、こんなの、もういやぁ、……」

 

呼吸はまるで泣きジャックリの様に不規則な腹筋の痙攣の侭に吐息を垂れ零し続ける、どうにもならない焦れったさに爪先は収縮を繰り返し、乳首が拘束具の中でビンビンに張りつめて、金属の棘にきつく歯向かって血を滲ませる。 繰り返し続ける刺激に腫れた陰唇は止めどなく溢れ続けるバルトリン腺液でしとど濡れ。 愛撫を懇願する陰核は金属製の檻の中で為す術も無く放置されて真っ赤に膨れ上がる。 藤塚はどうにもならない全身の疼きをどうにもできず焦らされ続けて、まるで断末魔の昆虫の様に両脚を突っ張ってビクビクと痙攣させる。 必死に快感をやり過ごそうと耐えながら小刻みに震える藤塚の手を僕は為す術も無く握り締めて、タラりと垂れ零れる鼻血をタオルで拭い取ってやる。

 

まるで昆虫の尻尾みたいに処女膜の穴から外に伸びる三本の長い針が、膣の収縮に併せてヒクヒクと忙しく伸び縮みしている。

 

文華:「お願い、取ってぇ、もう、どうなっても良いからぁ、」

一貴:「駄目だよ、傷が残っちゃう、」

文華:「……壊れても…いいかあぁ、」

 

涙と鼻水でぐちゃぐちゃになった顔で藤塚が懇願する。 僕は少しでも藤塚を落ち着かせる為に、コルセットの隙間から下腹の子宮の辺りを優しく愛撫する。 やがて30分もすると一旦波は去って、再び死にたくなる様な後悔の波が押し寄せる。

 

僕はぐったりと全てを諦めて投げ出した藤塚を抱きしめて、髪を撫ぜてやる。

 

文華:「ごめん、なさい、」……藤塚は泣きながら鼻を啜り、

一貴:「僕の方こそゴメン、藤塚さんの人生を滅茶苦茶にしたのはきっと僕なんだよね、こんな恥ずかしい思いをさせて、こんな辛い思いをさせて、ごめんなさい、」

 

一貴:「僕、阿部の式神になるよ、そうすれば藤塚さんはきっと自由になれるから、本当に好きな人と本当の幸せを手に入れる事が出来るから、だから、もう一寸だけ我慢してね、」

 

藤塚は泣きながら、やがて疲れ果てて眠りに落ちる、

 

 

ーーー

そうしてまた時が過ぎて薬物が投与され、狂いの時が繰り返される、

 

文華:「お願い、触って、おかしくなるぅ、お願い、取って、お願い何でも良いから、何しても良いから、グチャグチャに、してぇ、……どうなっても、良いのぉ、」

 

藤塚は全身の毛細血管を沸騰させる様な痒みから逃れようと前後左右に腰をグラインドさせて、鉄骨のコルセットが気の狂いそうな疼きにぎしぎしと軋む、

 

文華:「もう、我慢…ぇきない、もお、変ぃ…なるぅ、」

 

後ろ手に拘束された藤塚の両手は、強く握り締めすぎて食い込んだ爪が皮膚を抉って血を滴らせている、

 

文華:「殺してえ!もう、殺してぇ、」

 

キツク食い込んだ金属製のコルセットが白い柔肌に蚯蚓腫れを穿っていく。 僕は少しでも落ち着かせようと、藤塚のアナルの周りの僅かな隙間に指を挿し入れて擽る様に愛撫する、

 

文華:「あっ、ああぁ、……もっとぉ、……ぉくぅ、かぁ、」

 

それはまるでイソギンチャクの様にヒクヒクと収縮を繰り返し、触れるモノ全てを飲み込もうとするかの様に涎の様な腸液を噴き滴らせる。 僕はクリトリスを覆い隠す拘束器具の隙間から無理矢理指を挿し入れて、指の腹で小陰唇の肉襞を優しく擦る、

 

文華:「あ、……あぅ、うぅ、」

 

それで藤塚は気を遣って、……それでも一向に収まる様子も無く再び激しく求めだす、

 

文華:「もっとぉ、おねあぃ、ぇもっとぉ、ぃじっぇえ、」

 

僕は藤塚の全身を抱え込む様に抱き上げて、ザンバラに乱れた髪を掻き上げて、ドロドロに崩れた藤塚に唇を重ねる。 藤塚は唯一想い通りになる粘膜で全てを補うかの様に激しく吸い付いて、呼吸する事も忘れて僕の舌を貪る。 そうして、とうとう大きく身体を仰け反らせた不自然な格好の侭で、びゅっく、びゅくと潮を噴いた。

 

 

 

ーーー

文華:「もういやあぁ、」

 

薬が切れると、再び愛液は涙へと変わる。 あの藤塚の美貌は見る影も無く、真夜中の二人きりの部屋で壊れてしまった藤塚がこんなにも愛おしい。 僕は絶望にだらしなく崩れる藤塚の身体を、この世に唯一つだけの宝物の様に抱きしめる。

 

文華:「もう、おかしくなりたくない、厭らしい私を見られたくない、お願い死んでも良いから睡眠薬を、下さい、」

一貴:「駄目だ、」

文華:「でないと、ぃっちゃう、きっと私、カズキを傷つける事を言っちゃう、」

一貴:「良いよ、全部言っちゃっても良いから、本当に言いたかった事を僕に教えて、僕の所為で苦しみ続けた本当の文華の気持ちを教えて、」

 

そんなの恨みしか、呪いしか、有る筈がない。 こんな狂った人生を押し付けた僕の事を好きになる訳がない。 それなのに僕は藤塚が好きで好きで堪らない、こんなにも憧れて、こんなにも求めて、こんなにも離したくない。 藤塚が誰の事を好きだとしても、どれ程藤塚を傷つける事になっても、本当は誰にも渡したくない。

 

一貴:「藤塚は絶対に僕が護るから、」

 

海住:「よう、」……海住が僕を見下ろしていた、

 

下の部屋には加茂がいた筈なのに、どうやって入って来れたんだ?

 

海住:「それで一貴は阿部の三日月の手に堕ちるつもりなのか?」

一貴:「藤塚を救うには、それしかない、」

海住:「そんな女の為に、父親が命懸けでくれたチャンスも、自分の人生も、三船の家も、全部投げ出すって言うのか?」

一貴:「僕の人生は僕のモノだ、僕がしたい様に生きる、僕は藤塚を助ける、」

海住:「悪いがそういう訳にはいかないんだ、三船を阿部の自由にさせる訳にはいかないからな、少なくともお前の家督継承権は剥奪しなきゃならなくなるだろう、命まで取るとは言わないだろうが子供は作れなくなるぞ、」

一貴:「構わない、それで藤塚が自由になれるなら、僕はそれでいい。」

海住:「全く、童貞は思い込みが強くてイカンな、」

 

響子:「カッチンはぁ、その子の事がぁ好きなんだねぇ、」……振り向くと、今日姉ちゃんが立っていた。

一貴:「…うん、」……僕は響子の顔を見た途端にどっと肩の力が抜けて、いつの間にかポロポロ涙を零していた、

響子:「その子を此処にぃ、寝かせてぇ、」……僕は放心しきった藤塚をベッドに横たわらせて、

 

響子は藤塚の膣に指を挿し入れて、ゆっくりと、いとも簡単に、膣内に埋まっていた機械をずるずると引き摺り抜き出した。 それにはまるでタールの様な濃い薬品が詰まったアンプルと小さな機械仕掛けとその先には残酷な注射針が付いている、おぞましい張り型。 響子はそれからまるで知恵の輪を解く様に体中に巻かれたコルセットを脱がせて、パズルを解く様に首に巻き付いたガラスの鎖を取り外す。 荒縄から解かれたかの様に藤塚の全身には蚯蚓腫れが走り、陰唇と乳首は腫れあがった侭になっている。 そうして藤塚は全身の血行を取り戻して、憑き物が落ちたかの様に意識を失って眠りに落ちる。

 

一貴:「ありがとう、」

海住:「いいか、自分でできる事だけで世界を動かそうとするな、」

 

見上げると海住はまるで兄貴みたいな眼差しで、心配そうに僕の事を見つめていた。

 

海住:「陰陽師と対決する時は、くれぐれも「追い込まれて思考の行き場を失わない様に」注意する事だ。 柔軟、臨機応変が肝要だぞ、」

海住:「三船先生を訪ねるんだ、」

 

次の瞬間!行き成り扉が開いて富士本が飛び込んで来た!

 

佳枝:「貴様!」

 

暗器を使った富士本の斬撃が矢継ぎ早に海住に襲い掛かる。 海住は柔らかな体軸の回転で、いとも容易に直線的な一撃必殺を捌いていく。

 

海住:「相変わらず元気いいな、」

 

富士本は打突の間隙に乗じて暗器の先端から電線の付いたワイヤー針を発射する。 完全に攻撃のリズムをずらした絶妙なタイミングで発射された筈のテイザー針を、海住はコートの裾で受けてショートさせる!

 

そして響子が掌から陽炎の様な湯気を立ち上らせた途端、……一瞬の内に富士本は動きを封じられて、その場に膝を付く。

 

更に扉の影から毒を仕込ませた棒手裏剣を撃ち放とうとした加茂理夜の頬を掠めて、丸眼鏡が放った暗器が飛び! 加茂理夜の背後の壁に、一体何時から其処に潜んでいたのか、球体関節人形が串刺しになる。 楓明が持っていた人形?

 

海住:「と言う訳で任務は失敗の様だな、そろそろ姿を現したらどうだ、」

 

正体を見破られて行き成り気配を露わにする二体の「見えない鎧」、

 

響子:「この家を壊しちゃ嫌だよぉ、」

海住:「注文が多いな、」

 

海住は一瞬の内に「鎧」との間合いを潰し、その掌が触れた瞬間に「鎧」はひっくり返って、其の儘沈黙する。 同時にもう一体の「鎧」が腕のパーツから薬品散布用のノズルをOpenして、……処が響子が人差し指を立てると、「鎧」はその侭何故か動けなくなって凍りついた、

 

海住:「此の侭退却するなら正体は暴かないでやる、反抗すれば次は無い、」

 

それでふっと体の自由を取り戻して、途端に消え失せる「見えない鎧」、

 

富士本と加茂理夜も体の自由を取り戻し、富士本が加茂を庇って海住の盾になる、

 

響子:「カッチン、おじい様の所に行きなさいぃ、」

 

閃光が辺りを包んで! 視界を取り戻した時には既に海住と響子の姿は何処にもなかった。

 

 

 

ーーー

佳枝:「1分間、……私達は意識を失っていた様です、」

理夜:「くそぉ、手も足も出ないなんて悔しいのです、今に見てろよです、」

佳枝:「お兄さん、あの人達はお兄さんの知り合いなのですか、」

一貴:「うん、……でもおじいさんの所って、どうやって行けば良いんだろう?」

 

理夜:「お兄ちゃん、三船健三郎先生の所なら私が案内出来ますよ、」

 

加茂は何故だかちょっと拗ねた膨れっ面で、僕の事を見てそう言った。

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