シャワーを浴びて汗を流し、念入りに歯を磨く、
二階の部屋へ戻ると、先に身支度を済ませた万絢が、バスタオルを羽織っただけの格好でベッドの端に腰掛けていた。 恥ずかしそうに俯いて、ぷんと可愛らしい香水の匂いを漂わせている、
文華は机の前の椅子に腰掛けて、神妙な顔で僕を見る、
一貴:「やっぱり、止めない?」
一貴:「色仕掛けの研修だって言ってるけど、色仕掛けなんかしなければ良いんだ、万絢が僕のパートナーでいる限り絶対にそんな事はさせない。」
文華:「そうね、…でも40年契約の一貴と違って万絢の契約は毎年更新だから、何時迄一貴と一緒に居られるかは判らないわ。 それにこの研修をパスしなければ学校を修了する事は出来ないのよ。 訓練校を修了すればそれだけで万絢の契約条件は格段にアップするから「度会家」の期待も決して少なくは無いわ、」
一貴:「学校の理事って文華のお父さんなんだろ、何とか此の研修を免除してもらう事は出来ないのかな?」
文華:「これでもまだ優しい方だと思うわよ、学校によっては破瓜さえしなければどんな事でも強制的にやらせて一度は心を折ってしまう厳しい所も有るわ、巫女とは言っても半分は諜報員と言うかくノ一みたいなモノだから、そう言う仕事に就くと決めた時点で覚悟しなきゃならない問題よ、万絢にもその覚悟はあった筈でしょう、」……小学生の時、初めて文華と出会った神社で文華が口にした覚悟とはつまりそう言う事だったのだろうか、
万絢:「私、やります、」……万絢は俯いたまま、確りと言葉を口にする、
万絢:「一つだけお願いが有ります、……これから一貴さんの事をお兄様って呼んでも良いですか? 私の一貴さんの気持ちを兄妹としての敬愛だと思えれば、一貴さんに甘えたくなったとしても、少しは良心の呵責が紛れると思うんです、」……万絢は少し俯いた侭、僕の事を覗き込む様に見つめる、
一貴:「構わないよ、僕も兄としてなら万絢の「好き」に応えられる気がする、」
万絢:「有り難うございます、……ではお兄様、私に男の人を教えて下さい、」
一貴:「どうすれば、いいの?」……僕は万絢の決意にたじろいて、思わず救いを求める様に文華の顔を見つめる、
文華:「研修で評価されるポイントは幾つも有るけれど、最も重要なのはそう言う場面に遭遇しても任務を全う出来る精神力を持つ事、恐れない、取り乱さない、飲み込まれない、常に相手を誘導し、気付かれない様に呪術を仕掛ける事が出来れば合格。 合計4回の研修の内一貴と当たるのは最初の一回だけ、言って見ればボーナスみたいな物ね、」
一貴:「呪術を仕掛けるって言うのは?」
文華:「一般的なのは接触する粘膜に薬を塗って相手を催眠状態に陥れるやり方、前戯を装って比較的弱い薬を塗布し、少しずつ正気を奪っておいてから、強力な精神支配薬を注射もしくは経口投与する、研修ではディープキス、フェラチオ、クンニリングス、外性器同士の接触、そしてアナルセックスのやり方を練習するの、」
一貴:「本当に、やるの?」……それは、文華は本当にやったのか?と言う問いだったのかも知れない。 勿論仮にそうだったとしても、それは文華が僕と再開する以前の話であって、今の僕に対する裏切りでない事は当然理解している、
文華は、観念したかの様に黙った侭コクリと頷いた、
文華:「先ずはキスから始めましょう。 一貴、万絢は初めてなんだから、貴方がリードしてあげて、」……って言われても、僕だってそんなに経験豊富な訳じゃない、
僕は、カチコチに固まった侭の万絢の、俯いた頬に手を添えて、……一度大きく深呼吸してから、ゆっくりと唇を重ねて行く。 頑に噤んだ侭の唇を啄ばんで、少しずつ、少しずつ緊張が解けて行くのを待つ。 万絢は少しずつ、少しずつ懐を開いて、僕はその内側へと、少しずつ舌を忍び込ませて、やがて早鐘の様な万絢の心臓の鼓動が僕の心臓へと共鳴し始めて、……
万絢:「んぁ、…」
そうして少しずつ万絢が僕を受け容れはじめる。 僕は目の前の女の子にだけ全神経を集中させて、ゆっくりとその温い唾液に溢れた万絢の肉の内側の奥へと侵攻を繰り返す。 万絢は尚も未知の恐怖に萎縮して必死にその全身を強張らせ続け、……僕は一旦万絢から唇を離して、少女の目尻に滲んだ涙をそっと拭い取る、
一貴:「大丈夫、僕が一緒だから、」
万絢はコックリと頷いて、目を閉じた侭僕を受け容れ易い様に少し上向いて、恐る恐る唇を開けていく。 僕は未だ怯えながらも待ち望む様に差し伸ばされた万絢の柔らかな舌に唇で触れて、舌を重ねて、誘う様に焦らす様に絡ませて、……まるで会話する様にクチュクチュと音を立てて、やがて少しずつ、少しずつ万絢は警戒を解いて、やがて万絢の両の腕は、何時の間にか僕の身体を探る様にしてキツく抱きしめる。
その頃にはもう、万絢の目はうっとりと蕩ける様に僕に全てを委ねて、まるで名残惜しそうに、離れようとした僕の唇を求めて追いかける、
不意に万絢の切なそうな貌に文華が被る、……かつて文華もこんな風に早乙女と唇を重ねたのだろうか?
僕は万絢をベッドに横たわらせて、出来るだけゆっくりと驚かせない様にその肌を覆う唯一つの布切れをそっと剥ぎ取っていく。 まだ膨らみ切っていない乳房、緊張で萎れたままの乳首、夏の匂いがする無垢な身体、それでも既に少女の裂け目からは、まるで失禁したのかと見紛うばかりの愛液が零れ出してその内腿をテラテラと濡らしている、
一貴:「見ても、良い?」
万絢は両手でぎゅっと顔を隠した侭黙った侭でコックリと頷いて、僕は貝の様にピッタリと閉じられたその裂け目に指を、……
万絢:「あっ、」
優しく指を射し込んで、縮こまった侭の陰唇を傷つけない様に慎重に、ゆっくりと開いて行く。 それからその陰核を包み込む小さな皮の膨らみに、そっと口付けをする、
万絢:「…ぅ、」
万絢はまるで万力の様に脚を固く閉じた侭で、……僕はぷっくりと盛り上がった恥丘の裂け目に舌を射し込んで、混乱の淵に溺れる少女の快感を容赦なく探り出し、おびき出す、
万絢:「…んあっ、…はあっ、…」
次第に、観念したかの様に万絢の全身から力が抜け始め、少女は生まれて初めて自分以外の者によって齎される強制的な快感に身を委ね始める、
万絢:「はあああぁっ、…かずきさん、…だめぇ、…」
やがて包皮から顔を出した肉芽に触れた途端に、……万絢は全身を波の様に何度もうねらせながらオルガスムスに達した、
僕は万絢の性器を弄びながら、さっきからどうにもならない渇きに取り憑かれ続けていた、
…こんな風に文華も早乙女の愛撫で絶頂に達したのだろうか?
…こんな風に早乙女にその性器の奥迄を曝け出したのだろうか?
未だヒクヒクと収縮を繰り返す万絢のヴァギナを目の当たりにしながら、それなのに僕はもう一切の興味を失ってしまっていた、
一貴:「ごめん、」
一貴:「今日は、此処迄で良いかな、」……僕は放心し切った侭の万絢の身体にそっとタオルを掛けて、
振り返ると其処にはもう、文華の姿は無かった、
部屋に戻ると文華は背中を向けた侭、一人きりで床に座っていて、
文華:「あ、夕飯の支度しなくちゃ、」……そう言って、僕から目を逸らした侭部屋を出て行こうとした文華を僕は掴まえて、抱きしめる、
文華:「…結構、思ってたよりキツいね、」……文華は照れ笑いしながら涙を拭い、
僕はその侭壊れる位にキツく文華を抱きしめて、乱暴に押し倒す。 ボタンが千切れ飛ぶのも構わないでシャツを剥ぎ取り、遠慮会釈無しに文華の唇を奪う、さっき万絢の愛液に触れたばかりの舌で文華の唇を舐り、艶かしい舌を蹂躙する、
首筋に、鎖骨に、乳房に、脇の下に、ありとあらゆる箇所に僕の唾液を塗りたくり、まるで強姦するミタイに下着を剥ぎ取って、何の前戯も無しに無理矢理にその文華の膣の奥深くへと侵入する、……それなのに文華はもう疾っくに待ちきれなくなっていて、
文華:「…ああぁんっ、……」……トロトロに解れた膣壁が僕を包み込んで、まるでそれが一個の生き物で有るかの様に蠢き、しゃぶり付き、愛撫する、
文華:「ひぁ…っ、あぅんっ、はぁ、」……僕はピッタリと纏わり付いて来る窮屈さの内側で、まるで動物ミタイに単調なピストンを繰り返し、
文華:「やっ、ああぁっ!」……独り善がりに自分勝手に欲望の丈の侭に、ありったけの精液を文華の膣の奥深くへと放出した、
文華:「…くぅうぅんっ!…」……文華はその一滴残らずを零さない様に、その両脚で僕の腰を抱え込む様にしがみ付きながら、何度も腰を痙攣させる、
やがて、自分でも意味不明な感情の波が一頻り去って、
一貴:「ごめん、」……僕は何時の間にか文華の胸の中で小さく踞っていた、
文華:「どうして謝るの? おかしな人、」……それで、文華が僕の頭を優しく撫ぜて、
文華:「何だか今日は何時もよりも凄く感じちゃった、私、中でイッたの初めてかも、」……それからもう一度ぎゅうっと、僕を抱きしめる、
一貴:「ごめん、」……無我夢中で、自分勝手で、何一つ文華の事を思いやる事なんて出来なかった、
文華:「もしかして赤ちゃん出来たかな?」
一貴:「ごめん、」
文華:「おいおい、そこは謝る所じゃないぞ、」