真島:「取り敢えず北条のチンポ切り取っちまえ、二度とくっ付かない様にぐちゃぐちゃになるまで踏んづけてやんよ、」
沙紀:「純、駄目よ、逆井さんには、殺しちゃ駄目って言われてるわ、」……やっぱり、この女が黒幕か、
真島:「そうか、チンポ切ったら止血出来なくて死んじまうか、じゃあ仕方が無い、其処に突っ立って黙って見てろ、一歩でも動いたら東郷を殺す、……文華こっちへ来て股開け、俺の気が済む迄犯してやるよ、」
文華:「嫌よ、なんでアンタなんかに、」
真島:「勘違いすんなよ、俺だけじゃねえ、お前は今から此処に居る30人を相手にするんだよ、何時迄正気保ってられるか知らねえけど有り難く種付けされるんだな、なんせこれがお前が人間相手にセックス出来る最後のチャンスなんだからよ、…明日にはお前の事を可愛がってくれるって言う金持ちにお前を引き渡す事になってる、そこでお前は獣姦ショーで気が狂うまで犬とやるって、……もう契約書まで出来ちまってんだよ、」
一貴:「こんな事して、只で済むと思うなよ、」
真島:「虎狼を舐めたらどう言う事になるか、思い知らせてやるよ、」
文華:「一貴!」……文華が、ヴァギナから取り出したアンプルを床に叩き付けて、「失神爆弾」を炸裂させる! 辺り一帯に煙が拡がって、……息を止めていても皮膚からビリビリと伝わって来る、我慢の限界を超えた悪臭と刺激臭!
涙でぼろぼろになった視界から辺りを伺うと、虎狼のメンバー達は、まるで唐辛子入り牛乳を零した公衆トイレの床を拭いて半日放置したモップみたいな腐気の中で、……まるで平気そうに涎を垂らしながら薄ら笑いを浮かべている、
文華:「効いてない?」
沙紀:「残念だったね、この子達、もう疾っくに臭覚痛覚無くしちゃってるのよ、」……それで男達は銘銘に獲物を構えて、まるで映画のゾンビの様にゆらゆらと僕達に向って迫って来る!
一貴:「逃げるぞ!」
僕は後ろに回った両腕の間から脚を抜いて両手を前に戻し、倉庫の出口に向かってダッシュ!
暴漢A:「待てやこの野郎!」……あっという間に十数人の獲物を持った男達が僕達を追いかけて来る、
この場合最も良い選択肢は「東郷を見捨ててこの場から逃げる事」で間違い無かった、囲まれるよりも追いかけてくる連中を相手にする方が戦い易い、しかも東郷は最後の切り札だから、逃げたからと言って僕の見えないところで簡単に殺してしまうとは考えにくい。 僕達は前方から襲いかかって来る数人を蹴り飛ばして、倉庫の外、暗闇の森の中へと紛れ込む!
一貴:「大丈夫?」
文華:「ええ、」……辺りに明かりはなく、しかも裸足の足裏が凶器の様な地面に食い込んで思う様には走れない。 敵の獲物は9割が刃物、何人かが銃を携帯しているのが見えたが、この暗闇で仲間に当たるリスクも考えれば早々撃ってくるとは思えない、
無鉄砲で威勢の良い奴が追いついてきたのを、振り返りざまに回転腰を落としてしゃがみこみ足を引っ掛けてつんのめらせる! で、起き上がりながらその股間に蹴りを一発! 男は全く怯む様子もなく立ち上がり、……文華が思いっ切り開脚、回転後ろ回し蹴りで男の顎を捉える!
文華:「こいつら痛みを感じない、意識を刈り取って黙らせるしか無いわ、」……って、文華さんそんなに強かったの?
左右から追いついてきた二人の男がでかいガタイを活かして捕まえにくる! 僕は反復横とびの要領で横に逃れて、そのままの勢いで立ち木の幹に駆け上り、其れを踏み台にして大男の耳に爪先を突き立てる!
もう一人の男が文華が追いついた! 僕は文華に掴み掛かる男の懐に飛びこんで足元にスライディング、すっ転ばせてその首を思い切り踵で踏みつける!
その時、何かが僕の繋がれた両腕の間に飛び込んで来た! これは富士本の流星錘! カーボンナノファイバーの糸が親指を拘束する結束バンドに巻きついて、……あっさりと両断する!
僕は両腕の自由を取り戻し、文華の元に駆け寄って、更に追撃してくる二人の男の真横に滑り込んで体当たり、バランスを崩させて転倒させる! 柔軟体操と立ち方の練習しかしていない割には結構戦えるものだと自分でも驚くが、痛みを感じない男達は傷ついて頭から血を流しながらも、ゾンビの様に立ち上がって来る、
しかも更に人数は増えて、既に20人以上が四方八方を取り囲んでいる、多勢に無勢、僕はいよいよ拳を握り込んで力を込める、
佳枝:「お兄さん、そんな固くしちゃ駄目ですよ、」……いつの間にか、僕の背後には富士本が、背を合わせて立っていた。 そして文華の周りを取り囲んだ数人の男がバタバタと倒れる、闇を切り裂く加茂理夜の毒入り暗器!
理夜:「お兄ちゃん、先輩のことは任せるのです!」
佳枝:「お兄さん、もっと力を抜いて、」……そして襲い掛かってくる敵の急所に確実に、細い指先を、人差し指と中指のたった二本の指をまるでピアノの鍵盤に触れるようなしなやかさで、目を、喉を、鳩尾を、耳を、鼻を、忽ちの内に5人の男の戦闘力を奪って、地に這わせる、……しかし性懲りも無く復活するゾンビ達、
一貴:「コイツら、痛みを感じない様に脳を弄られてるんだ、」
佳枝:「そうですか、困りましたね、」……すると今度は飛び掛かって来た男達の首に梃の原理で力学的な力を捻り加えて、まるで小枝の様にクビリ折る!
佳枝:「それでは手加減が出来なくなっちゃいます、」……あっという間に、3人が地に伏したままピクリとも動かなくなってしまった、
一貴:「まさか殺したの?」
佳枝:「北条一貴を舐めたらどう言う事になるか、思い知らさせてやらなければいけませんから、」……そして富士本がゾッとする様な妖しい眼差しで僕に微笑みかける、
富士本は、……
御構い無しに突っ込んで来る男達の膝を、踵を使った前蹴りでいともあっさりと踏み折り! 更にツンノメってひっくり返る男の首を曲がる方向に曲げるだけ曲げて、その侭男の体重を使って別ベクトルに首をへし曲げる、
続いてジャンプして飛び掛かってきた男の刃物を持った手の甲にそっと触れて、一気呵成に合気道の要領で手首を極めて、自由になった刃物をその侭男の鳩尾から心臓に目掛けて突き立てる、
更に同時に二方から襲いかかる男達の首に流星錘の糸を巻き付けて、まるで舞を舞うかの様に身を翻したかと思うと、ボタボタと胴体から切断されて転げ落ちる生首二つ、……
そして、ぴたりと動きを止めて戦闘態勢を整える藤本佳枝の前に、二体の「見えない鎧」が出現した、