そんな試験があっていいんですか。
いいんですかそうですか。
そのミニスカートを捲り上げて見せている横が紐になった黒いパンティーを嗅ぎながらバックでのしかかって腰を振りまくってもいいんですか、そうですか。
「試験は簡単だ。試験官免許を持つ俺がモニタリングしている夜宮の体を使って3回射精するまでの間、一般人が怪我を負うほどの数値が観測されなければ、それで合格となる」
「ああ、これって剛力とかの特性がある人が、自由に一般人とセックスをするための試験だったんですね。そっか、これがそうなのか」
「ついでに言うと、これは授業でもあるのよ」
「授業、ですか?」
「ええ。上には上がいる、その事実を身をもって体験しておきなさい」
「上って」
セイがいる僕より上なんですか?
そうとまではこの場で言えないけれど、棗さんはそれをわかっているはずなのに、ハッキリと頷いた。
正直、簡単には信じられない。
「ま、ヌイてみせればわかるっしょ」
僕の前まで進んだ夜宮さんがしゃがみ込む。
そうしてすぐに、僕のベルトがカチャカチャと鳴った。
「えっと、いいんでしょうか?」
「いいに決まってるじゃない」
「それに最初は授業の方だろうからね。試験が開始となったら、ちゃんと伝えるから」
「はぁ」
あっという間に下半身だけ裸にされると、夜宮さんは妖艶な笑みを浮かべながら僕の肉棒を持ち上げる。
「あは。生意気チンポ、みーっけ」
「も、持ち上げられただけで勃起しそうなんですけど」
「にひひ。でもまずはこうだね。へーんしん、っと」
変身、変化。
そういった能力があるのは知っている。
でもまさか、それが発動する瞬間をこの目で見る日が来るなんて想像もしてなかった。
0、1秒。
いや、もっと少ない時間だったかもしれない。
一般人なら注視していても気づかないほどの時間だけ夜宮さんの姿がブレて見えると、そこにはさっきまでとはまるで違う女の人が、同じ姿勢で僕の肉棒を手で持ち上げていた。
「うわあ。ホントに変身した。でも、どこかで見たようなお顔ですね」
「桃の雇用試験じゃない? テストにちょうどいいから回せって言われて紹介したのよ」
「ああっ、そっか。あの淫気詰まりの奥さんだ!」
凄い。
本当にそっくりで、変身を目の前で見たんじゃなかったら「おひさしぶりです」と普通に挨拶してしまいそう。
「なるほどね。キミは最近、経験豊富な女のテクニックに興味があると。じゃあ、たーっぷりとサービスするよ」
「あ、ありがとうございます?」
あの清楚な奥さんが、僕の肉棒に顔を寄せる。
淫気詰まりを起こして夢現の状態で異性の性器を求めてた時とは違う表情。
清楚。
第一印象はと問われたらそう答えるしかない美人な人妻さんが、恥ずかしそうにしながら舌を伸ばす。
そして、その舌は尿道にやんわりと着地した。
「ううっ」
「あなたのお汁、どこか甘い香りがするわ。はしたない真似をしてごめんなさいね」
「とっ、とんでもない快感なんですけど。これって能力なんですよね?」
「だね。最初は授業って言ったっしょ。弾けるならそうしてくれていいよ?」
弾く、弾き返す。
それに守りが破られる。
レジストという言葉に馴染みのない世代は、干渉系の能力者の攻撃を受け流す時、そういう言い方をすると棗さんが言っていた気がする。
もしかすると、夜宮さんは僕よりずっと年上なのかな。
でもま、レジストしていいなら、それが可能なのか遠慮なく試させてもらおう。
(セイ)
(はいなのっ)
(この人、サキュバスってのは本当にヤバイ気がする。射精を全力で止めて。僕の方でもやっとくけど)
(任せてなのっ!)
(そんなヤベーのかよ、とーちゃん?)
(ヤバイなんてもんじゃないくらいにね。たぶん夜宮さんの方も、全力なんだと思う。セイがいつも視界に表示してくれる僕とセックス相手の快感度、どっちもメーターを振り切っちゃってるし)
(ふへー。マジかあ)
(尿道のガマン汁を舐められた時から、ずっとね)
(おっかねえなあ。一般人なら即射精じゃん)
だから気合を入れなければ。
丹田の気をキュッと凝縮し、戦闘前の心構えをして肉棒の根元まで舐め終えた夜宮さんを見下ろす。
ねっとりとした、玉袋を口に含んで睾丸を舌で転がしてマッサージまでする玉舐め。
そしてアナル舐め。
異変は、僕が快感でアナルを思わず強く締めた瞬間に起こった。
(ととさま、ダメ、破られるのっ!)
(くっ)
(お、おいおい。ヤリマンおばさんに変化したねーちゃんは、チンコに触れてすらいねえんだぞっ!?)
(……も、もうムリ)
フウカが言っていたように、僕の肉棒には誰も触れていない。
でも夜宮さんが最速でもするように肛門を舌先でノックした瞬間、僕の肉棒は大きく跳ねた。
「くああぁっ!?」
迸る。
白い雨が降る。
いつもは息をするより簡単にガマンできる射精だけでなく、同じく簡単にしている射精量の調整までもが破られたらしい。
師匠達が「かなりの勢いで水を出してる蛇口の先を指で押さえたみたいな射精」と言っていたそれが、止まらない。
「こ、これは」
「医師からすれば興味は尽きないんでしょうけど、この子を研究材料なんかにする気はないの。それと、もし……」
「絶対に他言なんてしませんよ。もしそうしたら数秒後には電脳妖精がそれを掴んで、飛車角が俺を斬りに来るんでしょうからね」
そういえば桃さんって、電脳妖精って二つ名だったなあ。
「はあっ、やっと止まった。完敗です、夜宮さん。いい勉強をさせてもらいました」
「あら。誰が授業を終わるって言ったの? チャイムはまだ鳴ってないわよ」
「えっ。ちょま、……ぐうっ!?」
最後のザーメンが垂れて落ちそうになっていた肉棒の先。
夜宮さんはそれを咥えると、ゆっくりと顔を前へと進めた。
「なんと言うか、怪獣大決戦って感じね」
「え、ええ。どちらも規格外すぎるでしょう。常人が見たら卒倒しますよ、こんなの」
棗さんと早瀬さんがそう言いながら呆れるのもムリはない。
僕だってかなり特殊な能力者の1人だけれど、それでも目の前の光景が信じられないくらいだ。
あの奥さんのが児戯に思えるほどの舌技。
極上のフェラチオを僕の肉棒に加えながらされていた前進が、止まらない。
それどころか夜宮さんはついにその鼻を僕の陰毛の茂みに押し当て、さらに顔をひねって根元までを咥えてしまった。
計った事はないけれどおそらく30センチ以上はある、しかもビンビンに勃起した肉棒がすべて飲み込まれたのだから、僕の亀頭が当たっているのは本当に食道なんだろう。
口、喉、食道。
その構造は特に考えなくともすぐ思い浮かぶし、その知識が正しいのならば、こんなフェラは物理的に不可能でしょうと叫んでしまいそうになる。
それをこんな容易く、こんな体勢で。
いったいどうなっているんだと夜宮さんをしげしげ見下ろしていると、顔をひねっているので片方だけ見えているその目が、笑っている気がした。
「それじゃ、最後の仕上げ。うちの本気フェラ」
「どっ、どっからしゃべってるんですかっ!? って、ぐうっ。な、なんだこれ。舌、なんですか。こんなたくさんの舌が、ま、まだ増えるっ!?」
「ほーら、ベロで押して食道の出口を実感させたげる。うちの胃に、直接チンポミルクを吐き出して」
たしかにカリ首が丸みのある肉の角、食道の出口を滑らされるのを感じる。
つまり、この下は夜宮さんの胃なんだろう。
でも……
「ちょ、それどころじゃないですからっ!」
唇を抜けてすぐ、当り前の場所にあるはずの夜宮さんの舌はちゃんとそこにある。
でも、それ以外にも無数の舌があらゆるところから生えて、そのすべてに僕の肉棒が攻められている状態だ。
全力の守りは、とうに突破されている。
それでも意地で耐えられたのは、ほんの一瞬だろうか。それとも、数秒は意地を見せられたんだろうか。
わからないまま僕は、強く歯を食いしばりながら射精した。
女の人の、夜宮さんの胃の中に直接。
「凄いですね、彼。5秒も夜宮の本気に耐えて見せましたよ」
「本人は悔しくて、それどころじゃないみたいだけれどね」
「くっはぁ…… い、いえいえ。完敗ですからね。全身に鳥肌を立てながらの射精なんて、いい経験をさせてもらえたなあって思ってました」
「はいはい、強がり乙。でもま、うちも悔しいのは一緒」
勃起したままの肉棒を簡単に口から抜き、尿道からザーメンをチュウッと吸った夜宮さんは苦笑している。
「そうなんですか?」
「うん。でも、そういうのはまた今度。ここからは試験だから」
「あ、はい」
「じゃあそこのソファーに座って。最初は対面座位で、女を抱き締めながら腰を振って射精。次は後背位。最後はキミが最も興奮する体位で好きな場所を好きなように使う。そしてその3回のうちの1回は、うちと早瀬が納得できるくらいの全力で腰を振って」
「制限時間は1次試験から3次試験まで、すべて5分。5分経ったら夜宮の本気で射精に導かれる。それを3回終えるまで一般人が怪我を負うほどの数値が観測されなければ、それで合格だ」
「わかりました」
「いい返事ねえ。そんなに素人を自由に抱きたいのかしら」
ギクリ!
「ち、違いますよ。こんな試験があるのに和歌山からたまに行く京大阪で淫気詰まりなんかの祓い仕事をさせてもらってたのも、こないだの雇用試験の時だって師匠達や棗さんや桃さんが監督責任をって事で僕がやらせてもらってたんでしょう? そんなのが申し訳ないから、1発合格を目指すんです」
一息で言い切った。
これが鍛冶場の馬鹿力、ってやつか。
「いいわね。頭を使う子は好きよ。たとえそれが、本音交じりのごまかしでもね」
優しく微笑みながら言われても。どう返せばいいやら。
それに子供扱いされてるのがまるわかりで、ちょっと悔しい。
「じゃあ夜宮さん、お願いします」
「はいはいー。試験は平均的な膣でするから、キミの方でちゃんとケガをさせない大きさに調節するんだよ? そういう能力者なら、それも試験だから」
「はい」
「それじゃ、まずはこうだね。ほいっとな」
「うええっ!?」
妙な声で叫んでしまう。
試験を受けるためにソファーに座った僕の目の前で、また夜宮さんが変身したからだ。
「これはこれは。くくっ」
「うふふっ。試験官が受験者を笑っちゃダメよ。……ぷっ、あははははっ。ダメ、堪えられない。ひさしぶりに爆笑しちゃってるわ私」
「もー。ヒドイおじちゃんとお姉ちゃんだね、お兄ちゃんっ♪」
そう言って僕の頭を撫でるのは、どう見ても小学生の女の子。
ランニングみたいな薄いシャツにお尻が見えそうなミニスカート。それだけでなく、赤いランドセルまで背負っている。
「僕はロリコンじゃありませんよっ!?」
「うんうん。お兄ちゃんはロリコンじゃないよねっ。ロリコンでもある生粋の変態、が正しいよねっ♪」
満面の笑みでなんて毒舌を。
ここは、なにがなんでも名誉を守らねば。
セイとフウカは普通の人間、能力者と違って加齢で成長するのではなく、妖異を狩ったり悪堕ちした能力者を殺したりする事である程度まで体が大きくなるそうだから、下手をすれば僕が高校生のうちに小学生くらいになってしまう。
僕がロリコンだと誤解されるのは避けたい。
「試験官、悪意のある試験対象の選定に抗議しますっ!」
「だそうですよ、百里室長」
「ならその姿になった夜宮さんが、ちゃんと能力で性癖を読んで変化しましたと宣言してくれればいいわ。それでいいわよね、ヒロキ君?」
「ええ。棗さんはウソと本当を見分けられますからね」
「じゃあ宣言しまっす。うちはお兄ちゃんの性癖を能力で読んで、これから小学生のオシッコで黄ばんだ子供パンツをクンクンされながら、せっくすしてあげるためにこの姿になりましたっ♪」
……あ、パンツだけは貰っておこうかな。
「虚偽反応はなし。試験を開始しなさい」
「ウソでしょおおおぉっ!?」