結局、ホムラさんも交えたディスカッションのようなもので1コマの授業時間を使い切り、その話はこの場にいる全員が次の体育の授業までに考えを尽くして、それからまた話し合おうという事になった。
その授業の後から明らかに落ち込んでいた朱音ちゃんはホームルームが終わると青ざめたままの顔を伏せて足早に教室を出てゆき、それを追って委員長ちゃんと杏ちゃんも教室から姿を消している。
「どうしたもんかなあ」
「六道、ちょっといいかっ!」
そんな声が聞こえて突っ伏していた机から顔を上げると、浩二くんを先頭に男子生徒全員の姿が見える。
「どしたの?」
「ごめんっ! 俺のせいでっ!」
「はい?」
この子は、浩二くんはなにを言ってるんだろう。
そして叫ぶように謝りながら、どうしてこんなに深く頭を下げているんだろう。
とりあえず意味がわからないから頭を上げて説明してと3回ほど頼むと、また謝られてようやくその理由が話される。
それを聞いて僕は、思わず大声で笑ってしまった。
「そ、そんな笑うなって。こっちは真剣にっ」
「いやだって、おかしくって。入学式の自己紹介、僕の時に先輩達があーだこーだ話して赤岩先生に怒鳴られてたでしょ?」
「あ、ああ」
「だから僕は元から噂になってたんだって、たぶんだけど。だから決勝前の浩二くんの質問とかなくったって、明日には1年にも噂が伝わってたよ。だから気にしない気にしない」
「許して、くれるんだな?」
「だから謝る必要も、許す許さないもないんだって」
「……よかった」
「こっちこそごめんね、気を使わせちゃって」
「なんで六道が謝ってんだよ。じゃあさじゃあさ、これからみんなでカラオケかゲーセンでも行かね? 俺のオゴリで、パーッと!」
「あー。ごめん、これからアルバイトあるんだ。それも毎日。だからそういうの行きたくっても行けない。ごめんね」
「そっかー。でも近いうち、休みの日とかに遊び行こうな」
「時間が合えばね。じゃあ僕は帰るけど、あんなのホント気にしないで」
「サンキュ。また明日なー」
男子生徒全員に見送られ教室を、ほんのちょっとの好奇の視線に苦笑いしながら学園を出て、まっすぐマンションへ。
それから黒い細身のスーツに着替えて桃さんの事務所に向かったけれど、いつも通り僕の仕事はないまま夕方になって家路についた。
「とーちゃくっと。たぶん桃さんも棗さんも夜宮さんも、僕の学校が始まったから慣れるまで仕事を回すの控えてるんだろうなー。ありがたいような、困るような」
そんな独り言を漏らしながら愛車を施錠し、ヘルメットを抱えて自分の部屋かコンビニか、どちらに向かうべきか考える。
(ととさまっ。ただいまって通信魔法したら、せんせ達が飲んでるからヒマだったら来てって言ってるのっ)
(どうしよっか。でも、行くならツマミを差し入れしたいし)
(アヤメせんせが、今日は早く帰れたからおツマミたくさんあるって言ってるのっ)
(そうなのか。セイとフウカは行きたい?)
(うんなのっ!)
(行く行くっ)
(それじゃ、すぐ行きますって言っといて。それとさ、セイ)
ちょっとした悪だくみを説明しながら、エレベーターではなく階段でホムラさんとアヤメさんが待つ部屋へ。
呼び鈴を押すとすぐにドアが開いて、帰りのホームルーム以来5時間ぶりの再会を果たす。
「おかえりなさい、六道くん」
「よ、よう。アルバイトお疲れさんな」
「ホムラさんとアヤメさんこそ、お疲れさまです。お邪魔しますね」
10メートルもない廊下。
それを歩くだけだというのに、アヤメさんは僕の腕を取って抱えるようにする。昨日と同じく。
教師と生徒という立場では外でこんな恋人っぽい事ができるはずもないので、好きにしてもらっていた。
「うふふ」
「純白のワンピースが眩しいですね。似合いますよ、アヤメさん」
「六道くん、ご主人様はこういうのが好きかなって。気に入ってもらえたならよかったわ」
「でも、僕以外の男の前じゃ着ないでくださいよ? そんなに谷間を見せて、しかもノーブラだから勃起乳首がバッチリ透けちゃってるし。男なら絶対ツンツンしたくなるんだから、こうやって」
「やんっ。六道くんのえっち」
「チッ。いちゃつくんじゃないっての」
意地を張っているのか単純に恥ずかしくって着飾れないのか、地味なナイロンのジャージ姿のホムラさんが舌打ちをして言う。
「だってアヤメさんは僕の所有物で、僕のためならなんだってするメス豚奴隷ですもん。そりゃあ、いちゃつきもしますよ」
「へいへい。いいから飲むぞ」
「はーい」
「うふふ。妬いてるホムラ、やっぱりかわいいわあ」
「べっ、別に妬いてねえしっ!」
それは困るなあ。
お酒が飲みたかったのも今日の授業で気になってた事を聞きたかったのもそうだけど、僕は今日こそはって思いながら階段を上がってこの部屋に来たんだし。
もうだいぶ見慣れたリビングのテーブルにはそれほど高価なものではないけれどいくつもの料理が並んでいて、そこにあるワインのボトルはすでに半分ほど空いていた。
「けっこう飲んでますね」
「今日は早く帰れたんでな。さ、座ってくれ。ビールでいいよな。セイもフウカも」
「はい。じゃあ失礼します」
「いただっきー」
「いつもありがとなのっ♪」
僕達親子3人はビール、ホムラさんはバーボンのロック、アヤメさんは赤ワインで乾杯。
全員がそのグラスをグイっとやると、アヤメさんは僕の胡坐を掻く足に顔を突っ込むようににじり寄ってきた。
「ご主人様。今日はまずどんなご奉仕がいいですか? ショーツのクロッチの汚れを、目と鼻と舌でチェックしますか? それとも、ご主人様のメス豚奴隷がオナニーショーでもします?」
「今日は体育もあったし、まずはおしゃぶりかなあ」
「うれしい。じゃあ、準備しますね」
このリビングで僕達と飲むようになるまでほとんど使わなかったという機能、ローソファーの背もたれを倒しフラットにしたアヤメさんが僕のズボンを脱がせにかかる。
そして靴下に続いてボクサーパンツが下ろされると、露出した肉棒を見てアヤメさんは小さく驚きの声を上げた。
僕の斜め前にいるホムラさんも、声こそ上げなかったけれどロックグラスを持ち上げかけた手を止めて驚いている。
「まったく、このアホは……」
「凄いわ。こんなにかわいらしくなって、しっかり皮も被ってる」
「今日は体育もありましたからね。こんなショタチンを剥いて恥垢を舐め取るのは、どう考えたって奴隷の役目でしょう」
「素敵。濡れるわぁ」
「にしし。ほむほむセンセも素直にとーちゃんのモノになりゃ、あれをたっぷり味わえるんだぜ?」
「いらないね。あたしは、どっかのド変態と違ってショタコンじゃないんだ」
「失礼ね。私はショタコンじゃなくて、ヒロキコンプレックス。略してヒロコンよ」
「ふん。中毒性があんのもヒロポンと同じじゃねーか」
「ホムラさんも隣に。聞きたい事もあるし、くっついて飲みましょうよ」
「し、仕方ねえなあ」
隣に移動してきたホムラさんの腰に手を回してビールを飲む。
さっきまでは胡坐だったのに、僕の隣に来たら女の子座り。
かわいいなあ、もう。
それに口じゃああ言っていたけど興味がない訳じゃないようで、ホムラさんの視線は今まさに白い指で皮を剥かれようとしている子供らしい肉棒に釘付けだ。
「素敵な香り。初めて会った日を思い出すわ。ホムラ、一緒にしなくていいの?」
「あとでな。今はいい」
「そう? なら遠慮なく。……あむっ」
独り占めしていいなら、こうだ。
そんな感じで亀頭を咥え舌を回してカリ首を1周させる動きに、いつだったかテレビで見たフグの贅沢な食べ方とかいうのを思い出してしまう。
最近じゃアヤメさんの舌技もだいぶ上達しているので、勃起はすぐにできるはず。
「ならこっちも準備をしとこうかな」
「お、おい。いきなりズボンに手を突っ込むなっての!」
「いいからキスしてくださいよ。いくら僕の所有物でも自分の恥垢の味がするキスなんてヤだし」
「……仕方ねえなあ」
キス。
最初なので軽く舌を絡め合いながら、ホムラさんの鍛え上げられていてもしっかりと丸く柔らかいお尻を撫でまわす。
「っぱあ。今日も美味しいです、ホムラさんのツバ」
「わざわざ言わなくていいんだよ。まだまだくれてやるんだから。こうやって、な」
「わーい」
今度のキスはだいぶ深い。
それにダンスのリードは、ホムラさんがしてくれるみたいだ。
お礼ですよと心の中で言いながら、Tバックらしいパンティーの中にまで手を進める。
こういうオシャレはちゃんとできるらしい。
僕の手はお尻の谷間を通り、最近じゃすっかりホムラさんのお気に入りになったアナルをわざと避けて、そのまま膣へ。
濡れ方はもうバッチリだし、今は焦らすより急ぎたい。
なので3回ほど膣を犯した中指を曲げて淫液を掻き出すように動かし、可能な限り根元までヌルヌルにした。
その中指の先で、アナルの窄まりの中心を優しくノックする。
「んっふ。んっ、っく。ううんっ……」
女の子座りしている腰が浮き、お尻が揺れる。
無意識なんだろうけれど、間違えようがなくおねだりだ。
やっぱり今日しかないな決めるなら、そう思いながら中指を進ませる。
「んうっ! ……んっく、んっ、んっ、うんっ。んーっ♡」
(堕ちたっ。この瞬間ぜってー堕ちたろ、とーちゃん?)
(まず間違いないだろうけど、見せ場はまだ先だねえ)
(わくわくなのっ♪)
意識して観察した事がないから他の人のは知らないけど、僕の中指の第一関節にはペンだこがあって、第二関節は中指で最も太い球形のようになっている。
第一関節と第二関節。
それをアナルビーズに見立て、ゆっくりと、変化を加えながら出し入れ。
「おっ、おおっ、っほ、おっ、おうっ♡」
ん。
いい感じにアへってる。
キスが途切れてるのにも気づいてないみたい。
これなら、目的は果たせそうだ。