「おおっ、やっぱりノーパンだった!」
「あ、あまり見てはダメですわ」
そう言いながら身を竦めるようにして、股間を隠し切るには短すぎる稽古着の裾を一生懸命下げる美少女。
……これは、イイ!
家で暇潰しに見てるエッチ動画じゃコスプレってジャンルにあまり魅力を感じていなかったけど、こんなのを見たら大好きになってしまいそう。
「見ないと洗えないからねえ。さ、次はこっちも」
「ううっ、恥ずかしさで死ねる気までしてきましたわ」
冗談じゃない。
佐伯さんが朱音ちゃんに淫気散らしや淫気祓いを教えてるなら、午後からほぼ確実に練習だからと朱音ちゃんに僕の淫気散らしを命じるはず。
朱音ちゃんは処女だから本番セックスはないだろうけど、この必死で稽古着の裾を下げている白くて見るからにすべすべの手で、もしかしたらちょっと気難しい印象を与えるけれど抜群に整った口で射精させてもらえるんだから。
今こんな時に死なれたら困るなんてもんじゃない。
「恥ずかしさで死んだ人の話は聞いたときないなあ。さ、脱ぎ脱ぎしよーねー」
「ううっ。今すぐに叩き斬ってやりたいですわ、六道ヒロキ……」
「そしたら反撃して体の自由を奪って、全身をくまなく舐め回すけど?」
「恥を知れですわ」
「それだけじゃない。処女を奪われたくなかったら口で気持ちよくしろって言ってさ」
「か、考えただけで吐き気がしますわね」
「それでも朱音ちゃんはそうするしかなくって、でも生まれて初めてのフェラが上手な訳ないからさ。怒った僕はお仕置きだって言って、朱音ちゃんの、こんなにキレイな顔をオシッコで汚しちゃうかも」
「……へ、変態ですわね。死ねばいいのに」
はいはい。
その変態プレイを聞かされただけで股間からムワッと発情フェロモンを立ち昇らせた女の子がよく言うねえ。
ちょうどお風呂場だし本当にオシッコで汗を流してあげて、それから股間に手を伸ばしてどれだけ濡れてるかを見せてあげようかな。
恥ずかしいとか言ったら、じゃあクラスメイトに言われたくなかったらオシッコで汚れた僕の肉棒を口で清めろとか命令して。
……あ、考えただけで勃起しちゃったや。
「おお、キレイなおっぱい。芸術品みたいだねえ」
「そ、そういうのはわざわざ言わなくていいんですわ」
「はーい。それじゃ行こっか」
「え、ええ」
また朱音ちゃんを抱き上げる。
バッキバキに勃起してる肉棒が当たってるけど、僕は悪くない。
「はい、ドア開けて」
「え、ええ。それよりその、なにか当たってるような」
「当ててるんだよって言ったら怒るよね?」
「当然ですわ」
「なら、ぐーぜんだって。ってなんだこれ。でっかいお風呂」
「ジャグジーバスを知りませんの?」
「うん。初めて見た。30分コースじゃお湯を溜めるだけで終わっちゃうだろうから、入るのはムリだねえ」
「人様の部屋でお風呂に入るつもりとか、信じられませんわ。あら、見慣れない椅子が。佐伯が置いたのかしら」
「んー?」
ジャグジーバスとやらから洗い場に視線を移すと、そこには昨日あれだけお世話になった椅子があった。
スケベ椅子。
間違いなく、佐伯さんが誰かに用意させた物だろう。
「不思議な形。六道ヒロキ。そっと、優しく下ろさないと怒りますわよ」
「お任せください、僕のかわいいお嬢様」
「か、軽口を叩くんじゃありませんわ。いいからさっさとなさい。こっちは1秒でも早く離れたいんですの」
「僕のお嬢様は手厳しくてらっしゃる」
それと、なんて軽率な。
こんな状況で1秒でも早くオマエから離れたいとか言われたら、仕返しをされて当然でしょうに。
「ふうっ。ようやく離れられましたわ。それにしても、不思議な座り心地の椅子ですわね。どうしてこんな形なのかしら」
「すぐにわかりますよ、お嬢様。では、洗体を開始させていただきますね」
「覚悟は決めたと言いましたわ。それと普通に話しなさい。気味の悪い」
「はいはい。では失礼して。……ん、いい味」
「なあっ、なあっ、なああっ!?」
お嬢様がみっともない声を上げちゃって。
「どうしたの、朱音ちゃん? っちゅ、じゃあ次は薬指を洗いますね」
「なっ、なんで舐めるんですのっ!?」
「舌洗いに決まってるじゃないですか。石鹸で洗う前に、こうして舌ベロで洗う。常識だよ?」
「そんな常識、んくっ……」
右手の指のすべて。
それを根元まで口に含んで舌で舐め回し、逸る心を抑えながら手のひらと甲を舐める。
朱音ちゃんは舌洗いをかなり気に入ったのか、フェロモンどころか僕の鼻にしっかりニオイが届くほどアソコを濡らしてるみたいだ。
その噎せ返るような、けれど今まで嗅いだどれよりも青臭い淫臭を堪能しながら、ゆっくりと上を目指す。
「ふうん。朱音ちゃんみたいな美少女は、腋の下のニオイまで甘酸っぱいのか」
「その、臭くはありませんの?」
「うん。いいニオイ。でも酸味も香ばしさも足りなくって、ちょっと物足りないかなあ」
こういう若々しい香りもいいけど、そこに大人の、もっと酸っぱかったり香ばしかったりするニオイがブレンドされたらきっと、もっともっと興奮できる。
「へ、変態ですわね」
「まあね。でも、世の中は変態だらけって教えたでしょ。それより朱音ちゃんはやたら変態的だとかに敏感みたいだけど、なんか気になる事でもあるの?」
「あ、あるはずありませんわ」
「したい事とかされたい事があったら、正直に言うんだよ? もしこの後で僕と朱音ちゃんがお互いの淫気散らしをしろって佐伯さんに言われたら、なるべくその性癖に沿った方法でしなきゃだから」
「それは……」
どうやら朱音ちゃんも佐伯さんならそうさせるだろうと予想はしていたようで、言葉を詰まらせてから生唾を飲み込む。
ここは少し、背中を押してあげた方がいいか。
「想像もできないなら変態っぽい、フェチ的なのを少しずつ試す?」
「た、たとえばどんな事ですの?」
「まずニオイ。寝汗を掻いたまま、昨日と同じ服や下着をまたつけてた僕のアソコのニオイを嗅いでみる。よいしょっと」
「わ、わざわざ立つ必要があるんですのっ!?」
「あそっか。じゃ、手を貸して。恥ずかしいなら目を閉じてていいから」
「わ、わかりましたわ」
通常時の僕の肉棒は、少しだけれど皮を被っている。
その皮に隠れていた部分、カリの裏に白くて細い指の腹を当て、汚れ、少しだけれど存在する恥垢をこそぐように動かした。
「はい、どーぞ。この指を嗅いでみて」
「……その、ほ、本当にしなきゃダメですの?」
「朱音ちゃんが性癖を自覚してないんなら、こうやって少しずつ試すしかないからねえ。さ、早く」
返事すらできないらしい朱音ちゃんの興奮度はすでにメーターを振り切って、134まで上がっている。
これがニオイを嗅いでまだ上がるようなら、朱音ちゃんはニオイフェチでもある事になるだろう。
「なんですの、これは。家畜小屋のような、肥料のような、乳製品のような。臭くってたまりませんわ。本当に酷いニオイ……」
興奮度を跳ね上げながら、うっとりした表情で言われても。
「じゃあ次は、トイレ行こっか」
「トイっ!?」
あは。
焦ってる焦ってる。
興奮度が200超えって、すんごいひさびさに見たや。
「エッチな動画なんかじゃ、お風呂だとそのままするんだけどね。家主の朱音ちゃんがいいなら、時間もないしここでするけど?」
「その、恥ずかしくありませんの?」
「恥ずかしいけど、朱音ちゃんみたいにかわいい女の子が相手だと興奮の方が勝っちゃうかな」
「変態ですわね、やはり。……な、なら、ここでしなさいな。六道ヒロキのためにお手洗いまで歩くのもバカバカしいですもの」
「りょーかい」
それが照れ隠しだろうが強がりだろうが、憎まれ口を叩けば叩くほど自分に帰って来るのに。
ジャグジーバスというのに背を向け、朱音ちゃんの目の前をオシッコが飛ぶように位置調整。
勃起はしたままなのでちょっと出しにくいけれど、こんなのには慣れているので迷わず膀胱に開放を許す。
「きゃっ」
「朝からトイレ行ってないから、やっぱ勢いがあるなあ」
長々とした放尿。
それが終わりに近づくと当然、放物線は徐々に小さくなって、飛沫が朱音ちゃんの足を汚す。
しまった。
まだ足の指の間を舐めてなかったのに。
「酷いニオイ。汚物にも劣りますわね」
「いやこれが汚物そのものだから。それより朱音ちゃん。先走りとか、ガマン汁って知ってる?」
「なんですの、それは」
ならばとまず、それをざっと説明。
男の人も濡れるのですね、とか呟いちゃってる朱音ちゃんの手を取る。
「僕は朱音ちゃんに恥垢のニオイを嗅がれて、すっごい興奮してたみたいでさ。それがオシッコと混じり合って、ほら」
「なっ、なんてものをわたくしの指に付けてますのっ!?」
「オシッコとガマン汁。液体じゃないみたいでしょ?」
「……ネバネバしてますわ」
わざと恥垢の上に塗りつけたガマン汁とオシッコをしげしげと見ながら朱音ちゃんが言う。
もっと大騒ぎするかと思ったけど。
「うん。ガマン汁はそういうものだから。で、どう? 僕のオシッコを見て興奮した?」
聞く必要なんてないけどね。
「まさ、……いいえ。わかりませんわ」
いいねえ。
まさかって否定しかけたけど、すぐにわからないって言葉に変えた。
もうちょーっと素直になってもらおうかな。
「そっか。なら実際に淫気散らしをしろって言われたら、その時にまた試そう。オシッコをシャワーで流しちゃうね」
「ええ。早くなさいな。鼻が曲がってしまいますわ」
なるほどなるほど。
まだ言うか。
でもね、スカトロ趣味のお嬢様。
もしそのオシッコとガマン汁、それに恥垢の混合物をほんの少しでも舐めたら、媚薬効果でとんでもない事になっちゃうよ?
ホムラさんやアヤメさんみたいに成駒をしててもああなんだから、ヒヨッコ能力者が僕の体液なんて、それもザーメンの次に媚薬効果の高いガマン汁なんて舐めたら、どんな処女だって僕が欲しくなっておねだりなんかしちゃうはず。
「ま、それはそれで楽しみだけど」
「なにか言いまして?」
「いーえ。さ、シャワーシャワー」
わざと朱音ちゃんに背を向け、シャワーで壁から床を洗い流す。
もちろん、一瞬たりとも朱音ちゃんの方は見ない。
そうやってたっぷり時間をかけてお湯を流し続け、ボディーソープのボトルを取って朱音ちゃんに向き直る。
「ようやく生き返りましたわ。まだ臭っているけれど」
「そかそか、はい。僕が汚しちゃった手を洗って」
「え、ええ。当然ですわ」
僕が向けたシャワーで朱音ちゃんは手を洗い出すけれど、その動きはとても不自然で、人差し指の先には白く濁った物体も、ゼリーにも似た透明な汁も見当たらなかった。
バカめ。
小次郎、破れたり!
「じゃ、洗ったらシャワー持ってて」
「どうしてですの?」
「こうするから」
ボディーソープをたっぷりと手に取り、それを陰毛で泡立てる。
そしてその泡を僕が体の前面に塗りたくっていると、朱音ちゃんはカッと目を大きく見開いた。
昨日あれだけ体で教えてもらった洗い方だから、まあなんとか再現くらいはできるはず。
このスカトロお嬢様がどんな反応をしてくれるのか、今から楽しみだ。