「ほら、朱音ちゃん。しっかり立って」
「え、ええ。わかってますわ。……わかってますわよね?」
「僕に聞いてどうするのさ。ほら、行くよ。お昼ゴハンだって」
「え、ええ」
そう言って踏み出された1歩が、あまりにあっけなくふらつく。
なのでこれはもうダメだなと、また朱音ちゃんの体を抱き上げた。
「僕のお嬢様はワガママだなあ。歩くのも面倒だとか」
「うるさいですわ。抱き上げるのを許した覚えはありませんけれど、こうなったのならしっかり運びなさい」
「はいはい」
熱い吐息が腋の下にかかる。
朱音ちゃんには用意してあった上品な浴衣を着せたけれど、僕の服はさっきまでと同じスーツで、それが腋の下ともなれば、それなりに臭うはず。
お風呂で体を、その隅々までを僕に洗われ、何度も何度もイキかけると、その度に手を止められていた朱音ちゃん。
そんな焦らしに健気に耐えていた処女の女の子は、僕のクッサイ腋の下のニオイを嗅いでいるのを隠す余裕すらないらしい。
僕が『処女ってこんなに濡れるのか』と驚いた凹凸の少ない割れ目は、あれからずうっと、絶えず淫液が染み出して浴衣を濡らしているし。
少しだけやりすぎちゃったかな。
「でもま、僕は悪くないよねえ」
「っく、ううっ。し、振動が酷いですわよ。なるべく揺らさないようにしなさいな、六道ヒロキ」
「へーい」
ちょっと揺れただけでお股を『くちゅっ』と鳴らしてしまっているお嬢様に廊下で、それも浴衣を半脱がしにして口の利き方を教えてあげるのもいいけれど、ここまで発情しちゃってるなら普通に食事をして焦らす方が楽しそう。
なので朱音ちゃんに道を教えてもらいながら優しく運んで、広い食堂の大きなテーブルの豪華な椅子にそっと体を下ろした。
「朱音お嬢様。ずいぶんとお顔が赤いようですが」
「き、気のせいですわ」
「そうですか。では、どうぞお召し上がりください。大好物でらっしゃる天ぷらそばですよ」
「え、ええ。いただくわ」
「オレはカツカレーで、セイはオムライス。とーちゃんは、その3つぜんぶなっ」
「1人前でいいのに。すみません、佐伯さん」
「いえいえ、とんでもない」
全員が全員、気がついている。
それなのに朱音ちゃんは自身の欲情を必死で隠しながら箸を持ち上げ、震える手で蕎麦をどうにか口に運んだ。
(くくっ。箸を持ち上げただけで勃起乳首が浴衣に擦れて、危うく喘ぎそうになってんし。これで処女だってんだから笑えるよなあ)
(それにととさまのガマン汁が染みてるから、お蕎麦ですら口に入れたらチンポを想像して妄想が止まらないのっ♪)
(バッカでー)
(ととさまのガマン汁なんか舐めるからなのっ。自業自得なのっ♪)
(あーあ、ビックリしてお蕎麦を落としてるや。かわいいねえ。わざとゆっくり食べよっと)
(佐伯っちは、それに会話も普通に雑談がいいって言ってるのっ)
(だねえ。次に立ち上がった時、浴衣にどれだけシミができてるか楽しみだ)
「……って、お蕎麦のツユ黒っ!?」
「そういえば六道様はずっと西にお住まいでしたね。関東、それより東は、どこもこのような感じです。食べてみて味が濃すぎるようなら、蕎麦湯を注ぎ足しますよ」
「そうなんですか。ありがとうございます。……あ、でも美味しいや」
美味しい。
それに、見た目ほど塩辛くもない。
これならおツユまで飲めそう。
「安心いたしました。お代わりもありますので、たくさんお食べください」
「いえいえ。これだけあれば充分です。うん、お蕎麦は関東風でも、いや、関東風の方が美味しいくらいだ」
たっぷり30分ほど時間をかけて食べた昼食。
その食後のデザートも食べ終え、僕がコーヒーを半分ほど飲んだところでようやく、佐伯さんは話を切り出す。
「聞いておられるのですか? 朱音お嬢様」
「朱音ちゃーん、おーい」
「……なっ、なんですの。六道ヒロキ。そんなに大きな声を出して」
「なんかボーっとしてたからさ。大丈夫?」
「あ、当り前ですわ」
「なら朱音お嬢様、もう一度申し上げておきます」
ワクワク。
「ええ。なにかしら」
「午後は朱音お嬢様には男性に施す淫気散らしを自室で六道様を相手に、六道様には朱音お嬢様を相手にそれを行っていただきます。時間は夕方までしかありませんので、淫気系の先輩である六道様の指示には素直に従っていただきますよ?」
「え、ええ。良かった。佐伯やその子達の前でしなくていいんですのね」
「初回ですから。それでは六道様を自室に」
「わ、わかりましたわ」
ふらつきながら朱音ちゃんが立ち上がる。
「危ないな。またお姫様だっこしようか?」
「……結構ですわ。こちらですわよ、六道ヒロキ」
「はーい」
ナイス強がり。
おかげで大雨の日に水溜まりで尻もちをついたんじゃないかってほどの、もしくはお漏らしをしたと勘違いされてもおかしくないほどのシミが観察できる。
ほんっと、処女なのにこんなに濡れるって不思議。
「こ、この階段を上がった先ですわ」
「うん。それより、せめて手を貸そうか?」
朱音ちゃんは返事をしない。
無言で階段に足をかけ、びしょ濡れになっている小ぶりなお尻を見せながら、ゆっくりと2階を目指す。
うん。
お尻もシミも、そこから漂ってくるニオイも最高。
さて、味の方はどうやってたしかめようかな。
「ここが、その、……お手洗いですわ」
「そりゃあちょうどいいね」
「なにがですの?」
「さっきの確認。朱音ちゃん、僕のオシッコで興奮したかわかんないって言ってたでしょ?」
「え、ええ」
「だからまた至近距離で見て、次はオシッコをした僕のアソコを舐められるか確認しよう」
「舐める。六道ヒロキの、汚物と、その、アレを……」
「うん。さ、入るよ」
手を引いたりはしない。
その必要すら、まったくないから。
現に朱音ちゃんはおずおずとした動きで、けれど瞳を潤ませ頬を上気させながら僕の後に続く。
「広めだから楽そうだね。そこ、しゃがんで」
「え、ええ」
まるで催眠術にでもかかったように、朱音ちゃんは素直に便器の横に腰を下ろそうとして、ぺたりと床に座り込んでしまう。
「平気?」
「え、ええ」
「じゃあオシッコするよ?」
「え、ええ」
「さっきから、そればっかりだねえ」
でもまあ、それほどに余裕がなくなるまで焦らしたのは僕だ。
責任を取ってあげようという気持ちでいつもよりだいぶ小さい肉棒を持ち上げ、出せる限りのオシッコを吐き出す。
「もっ、もう限界ですわっ!」
いきなり朱音ちゃんが僕の腰を抱く。
これは、さすがに予想もしてなかった。
僕のオシッコは朱音ちゃんのかわいらしい、でもいつもと違って少女ではなく『女』や『メス』と言うのがピッタリな気配を色濃く浮かべている顔に降り注ぐ。
さっき長々と出したばかりなのでそう量は多くないけれど、朱音ちゃんの前髪は額に張り付き、頬を伝って顎から落ちるオシッコは、高価そうな浴衣や清潔なトイレの床を汚している。
さすがに朱音ちゃんはヨツバさんのようにオシッコを口で受けてゴクゴクと喉を鳴らしたりはしないけれど、自然と口に入ったそれは無意識にか飲み込んでいるみたいだ。
「どう? 興奮してる?」
「わ、わたくし自身が正気とは思えないくらいに。その、六道ヒロキ。い、いいかしら?」
「なんでも好きにしていいよ。浴衣や床は後でセイが魔法でキレイにしてくれるし」
「服や床なんてどうでもいいのですわ。今は、これを……」
直前まで放尿していた、最後のオシッコの雫が今にも垂れてしまいそうになっている肉棒。
それを思い切った動きで、朱音ちゃんが口に含む。
でも、それだけじゃない。
フェラチオという行為を知っているのか、それとも本能的な、まるで嵐のように朱音ちゃんの内側で荒れ狂っている衝動に従っただけなのか、頬をすぼめて尿道を吸い上げると、すぐに舌が躍り出す。
「おお、いいねえ」
「むふぅ、んむぅ。っちゅ、六道ヒロキぃ……」
「はいはい。さっきみたいに大きく硬くしたいなら、もっと簡単な方法があるよ」
「どうすればいいんですの? 早く、早く教えなさい」
「なら、まずは浴衣を脱ぐ」
「ええ。……ほら、脱ぎましたわ」
「じゃあ便座を下ろすから、ここに座って」
朱音ちゃんが素直に僕の言葉に従う。
「ま、まさか……」
「うん。限界まで足を開いて、そのままオシッコしちゃって」
「そんなっ」
「そしたら、すぐに大きくなるから」
「でも、でも殿方の前でそんなっ」
「いいから。しないと、淫気が散らせないよ?」
「そ、そうでしたわね。わたくし達は淫気散らしのために……」
「うん。だからしてもいいし、した方がいいんだよ。怖いならこうして手を握ってるから、がんばって」
「え、ええ」
恋人繋ぎ、って言うんだったかな。
手をしっかりと握り合うと、朱音ちゃんがいきんで眉根を寄せる。
やっぱり人前で、それも異性の目の前で放尿するのは抵抗があるらしくってなかなか音は上がらないけれど、なにも言わず辛抱強く待った。
「んっ」
チョロッという水音。
それが聞こえた瞬間、繋いだ手に力を込める。
「大丈夫。そのまま」
「っく、ううっ。で、出ますわっ!」
「うん」
盛大な水音。
ジョボジョボと鳴るその音をアンモニア臭が追って、僕の鼻にまで届く。
さいっこー。
恥ずかしそうな顔も、痛いくらいに握られた手の色が変わっているのも、本当なら恥ずべき水音も、アンモニア臭が足りないそのニオイも、すべてが僕を興奮させる。
「っはぁ、う、うんっ!」
ジョボッ、ジョボボッ。
そんな断末魔だけでなく、最後の1滴が落ちる音まで僕の耳は拾ってくれた。
「よくできました。がんばったね」
「あ、ああ。そんな…… わたくし、本当にしてしまいましたのね……」
「うん。素敵だったよ」
「ウソ。あんなはしたない音を立てて、こんなに酷いニオイまでしてるのに」
「本当だって。じゃあ、証拠を見せてあげるよ」
手を伸ばす。
その行きつく先はもちろん、まだウォシュレットで洗われも、トイレットペーパーで拭かれてもいない淡い色彩の割れ目。
処女膜というのがどの程度の耐久性を持っているかなんて知識があるはずもないから慎重に、割れ目のスジと指をクロスさせるようにして優しく液体を集める。
「っあ、くうんっ! ああんっ!」
「かわいい声。……ほら、見て」
手を朱音ちゃんの鼻先に差し出す。
「糸を引いて落ちていく。それに、酷いニオイ……」
「でも、興奮するでしょ?」
「……知りませんわ」
「僕はしてるよ。ほら、またおっきくなってるでしょ」
朱音ちゃんが息を吞む。
僕が淫液をこそぐため離した方の手に、勃起した肉棒を押し当てたからだ。
「熱い。それに硬くって、まるで骨みたいに……」
呟くように言いながら、白くて細い指が僕の肉棒に巻き付く。
それをしごくという発想はないみたいだけれど、手は離れていかないのでまあいい。
「朱音ちゃんのオシッコで興奮したからね。ん、味もいい」
「き、汚いですわ」
「朱音ちゃんだって僕のを飲んだでしょ。ほら、ぜんぶ舐めるから見てて」
興奮を煽るため、わざとゆっくり、ピチャピチャと音を立てて淫液とオシッコを舐め取る。
オシッコの方はそうでもないけれど、1時間近くも濡れっぱなしだったアソコの方はなかなかに熟成された香りと味で、僕的には大満足。
「ああっ。六道ヒロキ。変態、変態ですわ……」
「うん。僕達2人は、かなりの変態だね。ずいぶん苦しそうだけど、そろそろ楽になりたい?」
「楽に……」
「うん。そうして欲しかったら、立ち上がってここの壁に手を付くんだ。そして、便器に座った僕にお尻を突き出して」
「そんな破廉恥な、変態的な……」