※この作品はR-18です。

破壊と欲望の神の為の楽園   作:Möbius Klein

22 / 32
※男×両性、性行為中は女性体。オス×女。人外姦、獣姦、異種族姦、近親相姦、嘔吐、スカトロ、アナルセックス等の性的描写を含みますので閲覧には十分ご注意下さい。

この作品の外伝集も良かったらお楽しみ下さい。
R15作品のシリーズとして本編の合間に消化予定です。
https://syosetu.org/novel/195952/



第21話 この世で最も汚れし聖遺物

冒険者ギルドで仮登録を終えた僕はドラを連れて武器屋に向かっていた。僕の足取りは軽く冒険者カードをルンルン気分で眺めている。

 

▷名前:エルブズ=アヤト

▷種族:混血種(国家審査認定済)

▷冒険者ランク:Gランク(仮登録)

 

これがカードに表示されている非表示に出来ない僕のステータスだ。冒険者ギルドが僕の提示したステータスボードを確認した上でこのカードを身分証明として保証し、ギルド銀行で預金の出し入れも可能にする見た目と同じキャッシュカードである。

 

カードが個人認識して本人以外は使えないようになっている。冒険者ギルドが保有する情報を全て入れると以下のようになる。上記の内容以外は本人の意思で表示非表示の切り替えが可能だ。

 

▷名前:エルブズ=アヤト

▷年齢:10

▷種族:混血種(国家審査認定済)

▷出身地:神都エデン

▼レベル:1

・ステータス99.9%/100%

・状態異常/無

▷冒険者ランク:Gランク(仮登録)

▼職種:冒険者レベル1

・魔法戦士

▷冒険者認定資格:無

▼スキル

・通常魔法/全属性レベル1

▼特殊能力

・呪符魔術レベル1

▷犯罪履歴:無

▷討伐記録:無

▷出入国記録:無

 

僕もこれを見て初めて知った事だが、ステータスボードと別に冒険者レベルが存在するんだ。レベル20位で一人前扱いになる。このレベルは10才まではレベル1のままなのだ。

 

レベルは魔物討伐の討伐経験値を始め、スキルや能力の使用頻度と訓練により上昇したり追加されたりする。10才未満の者が持つスキルやステータスはレベル1の生まれながらの初期値でありステータスも1に始まり個体に差がある。生まれた時ステータス値が9999とかなら生まれながらにそのステータスは最大値となる訳だ。

 

ステータスの詳細はズラズラ並んで長ったらしいので僕は閉じたままにしている、項目クリックで見れるけどね。僕にはステータスが関係ないのでかなりどうでもいい。

 

冒険者レベルでは99が最高値と設定されているが、通常のレベルの最大値は999とされている。冒険者ギルドの公式記録ではここ3000年でレベル最高値234にまで到達したのが寿命400年を誇るエルフ族の魔術師であり、冒険者ギルドに殿堂入りを果たしたSランク冒険者となってその名を残している。神宮侍従長サムバーティの先祖にあたる人物らしい。

 

この状態で冒険者カードを作成するとレベル99、つまり以前僕が壊した聖獣レベルマックス君?になるのだ。レベルが3桁まで到達するのは世界でも1%未満の為、今の所冒険者ギルドはレベル99を最大値としている。

 

世界に数十人いる3桁のレベル保持者は冒険者ギルドで到達する者もいれば、国に所属する軍属だったりする。だが、ステータスの初期値や伸び率に個人差がある為レベルで強さは語れない。

 

そこで各ステータス最大値が物を言うのである。ステータス最大値は9999とされているがそこまで到達した者はこの3000年で1人もいない。スキルと特殊能力のレベル最大値は10、サムバーティは魔法関連は全てレベル10を誇る。

 

 

 

「…アヤト、ここの種族と犯罪履歴が赤表示になると冒険者カードの色が真っ赤になって通称レッドカードになるのです。こうなるともう冒険者カードは身分証明書ではなく、犯罪証明書になり使用不可能になってしまいます。職種の赤表示は有効期限切れでやはりレッドカードで再発行になります」

 

「へええ…だとすると国際法と各国の法律もステータスボードに参照されて冒険者カードにリンクしてる訳だ、凄いなあ…超天才、流石父様だ」

武器屋に向かいながらドラがかつての冒険者時代の記憶を元に分かりやすく僕に教えてくれるのが本当に有難い。これからもサポーターとしてドラは僕と冒険者活動を共にする事になる。

 

「それがですねえ…私の冒険者カードの有効期限が切れてました。一定期間冒険者ギルドの依頼を受けないと失効してしまうのだそうです…再発行してアヤトとパーティーを組もうかと思います」

その為にAランクの一日講習会に一度参加して、指定されたAランクの依頼をいくつかこなさないといけないそうだ。明日、僕が講習会を受けている間にAランクの講習会の申請と指定依頼を受ける予定らしい。

 

「うーん…それなら3日間、ボクも講習会があるから講習会が終わったらパーティー申請しよう。それまでに講習会と指定依頼片付けてしまいなよ、ドラ。あっここだよ武器屋!」

2人でそんな話をしている内に僕達は武器屋に到着した。ホープトレジャー委員会の1人であるネフィのオススメの武器屋である。なんでも部族長をやっていた頃の元部下の店で神都で鍛治師として大成したそうだ。

 

因みに防具屋を教えてくれたのが同じ委員会にいる水棲族のネロ、情報通で他にも色々な店を教えてくれた。世界中を回った経験は伊達じゃなかった。神都に来るまでに神都に関する情報収集は終えていて、今は冒険者ギルド関連の情報収集をしているそうだ。

 

 

 

「アヤトは…確か片手剣でしたね。現在使用している物に比べるとかなり格が落ちると思うのですが」

「あーあれねえ…目立ち過ぎるよ、ちょっと。出来れば新米冒険者として扱う見た目が地味で標準的の物がいい。後、少し上等なのも別に購入しておこうかなあ…」

僕達がそんな会話をして品揃え豊富な店内を歩き回っているとどうしても人目を引いてしまうのだろう。見た目は貴族の坊っちゃんとお付きの者か、冒険者の姉に付き合って買い物に来た弟にしか見えないものね、僕達。移動する度に目を引く僕達に丁度店主が目の前に通りかかって話しかけてきた。

 

「これは…竜人族のお方とお見受けします。何かお探しの物がお有りでしょうか?私で良ければお役に立たせて頂きたいのですが」

どうやら店の店主は僕達を姉弟と見たようである。そうなんだ、ドラは見た目は竜人族になってるし、冒険者の風格さえ感じる。この世界で神様のように崇められている存在だものね…とにかく見た目は問答無用で綺麗だし、格好いいし、気品もある。

 

「ああ…今日はこのアヤトの武器を求めに来たのだ。冒険者ギルドに仮登録を済ませた祝いに武器を贈りたい。金に糸目はつけぬ、どうかこのアヤトが希望する武器を出して欲しい…のです」

思い出したように最後に敬語のデスを付け足した、頑張れドラ。僕の肩に両手を乗せてドラが前に僕を押し出した。

 

「ほほう、それはそれは…坊っちゃん、この度は仮登録おめでとうございます。何かお探しの物、希望とする物はございますか?」

「えーと…新人冒険者が最初に買う片手剣として標準的な物を。そして冒険者が一人前になったら装備したそうな片手剣が欲しいんだ。僕は剣と魔法、どちらも使うから兎に角見た目が地味で頑丈な物がいい…補助機能は武器強化以外は一切要らない」

 

 

 

僕の要望に店主は快く応じてくれていくつも品物を見せてくれたが、どうにも見た目通りモロ過ぎる。僕が首を縦に振れるような品物は1つも無かった。店主とドラが僕をジッと見つめているが無理なんだ。

 

「…この店は自分で言うのもなんですが神都有数の武器屋を自負しています。ウチでなければ他店に行ってもご希望の品は揃わないと思うのですが」

「ああ…参ったな、コレは。無理、素振りだけで折れちゃうよこんなの。ネフィの部下と聞いていたから期待してたんだけどなあ…ドラ、紹介状を出せ。店に並んでいる品物以外もその紹介状があれば大丈夫とネフィが断言してた」

 

僕のセリフにカチンときたのは見ていて直ぐに分かった。一流の鍛治師ならば、自分の作った武器をゴボウ扱いにした相手に腹を立てても当然だ。だがドラが渡した紹介状を読みながら店主のその表情はドンドン変わっていった。

 

「ネフィリム部族長の紹介状をお持ちとは恐れ入りました…確かにこの内容が事実ならばこの店に並ぶ品物では不安があるでしょう。只今、私の作り上げた最高の片手剣…中でも最も硬く頑丈な剣をお持ちしますので、裏庭へお巡り下さい。素振りをして折れないようでしたらお渡ししましょう。代金は不要です、もしソレも使い物にならないようでしたらオーダーメイドで作らせて頂きます」

 

そう、僕はネフィが持ってきた手土産の片手剣をへし折ってしまったのだ。鍛治が専門ではないと言ってもネフィはかなりのショックを受けていた。紹介状には僕は破壊と欲望の神フェンリル=ホープトレジャーが誇る最強の仁獣にあたり、ネフィの剣をへし折った事、内密で冒険者活動をする事、そして全てそれを秘密にする事までが書かれてあるとネフィは言っていた。

 

 

 

裏庭に回った僕達の前に店主が3本の剣を持って現れた。硬さに特化した武器強化の補助機能がついた剣、全属性魔法に耐えうる硬さとこれまで店主が作り上げた中では最高の魔力伝導率を誇る剣、切れ味に特化した弾力性のある衝撃を吸収可能にした剣。流石はネフィのおススメとあって武器を鑑定してみるとどれも最上級の特級品だ。だが…僕が普段使っていたのは更に上にあたる古代の叡智で作られたという伝説級。愛用している武器は創造神である父様が創った伝説級を上回る神話級の代物。

 

「うーん…この3つの機能が合体してると良いんだけどなあ」

素振りをして残ったのは1本の剣のみ。どうやら衝撃吸収が機能したようで、この切れ味ならば僕も更に力が抜けて丁度いい。でも力を入れるとやっぱりポッキリ逝くだろうなあ、コレも…それに魔力を剣に込めたら粉々になるだろう。僕が溜め息をつきながら素振りを続けている側で店主は唖然としながら僕にへし折られた剣の切断面を確認している。

 

「…まさか普段から伝説級の武器をお使いになられるとは。確かに伝説級の武器を持ち歩くのは内密で冒険者を装うのであれば厳しいでしょう。伝説級には手を加える事が出来ません…ですが私の作った物であれば偽装は可能。とりあえずはそちらの剣の偽装をしますので使ってみては如何でしょうか?私も鍛治師としてのプライドがございます、何としてもアヤト様のお望みの武器を作ってみせます…その時間を頂けませんか?」

 

「…とりあえずはそうするかな。だがボクは身分を伏せて冒険者活動をする事になる、今のような態度は困るよ。おじさん…えーと、ヤンガルさんだったかな。店頭で不快な発言をした事は謝る、君はネフィ自慢の鍛治師だった。ネフィにはそう伝えておくし、今後ボクの武器は君に制作を依頼するから代金は受け取って欲しい…ドラ、初任給に手はつけるな。今後はドラも何かと物入りになる」

 

「アヤト…それは不本意です。これでも伊達に長生きしてきた訳ではありませぬ。ドラゴンには光り物を集める習性があるのです。古代遺跡に引き篭もっていた時の…あ」

僕はジロッと睨んで自分の口元に人差し指を当てた。千年竜が目の前にいるなんて知れたら僕も正体がバレてしまうからだ。ドラが自分の口元を慌てて塞いで僕の意図を理解すると何度か首を縦に振った。

 

「よろしい…では店主、こちらの偽装を頼む。完成次第神宮にいるネフィに届けて置いてくれ。ネフィに代金を預けておく…重ねて言うがこれは正当な対価だ。ボクの為に超一流の鍛治師である君の時間を今後も奪う事になるのだから必ず受け取って欲しい…いいね?」

「畏まりました…これまでにない大仕事。ドワーフ族の鍛治師として恥じぬ武器を必ずや作りあげてみせます…後、言葉遣いも今度の来店までには何とか克服しておきます」

 

僕達はそのまま裏庭から武器屋を後にした。冒険者の仮登録をした僕に贈り物をしたかったドラが隣で肩を落とし僕の後ろをトボトボと歩いている。ラスボスの城にいるドラゴンがそんなションボリとかナイぞ、ドラっ

 

「ドラ…防具買って?見た目が地味な初心者冒険者向きの奴…ドラも地味な装備買わないと一緒に行動出来ないぞ。伝説級の白銀の甲冑なんて完全にアウトだ、不壊のボクには防御力なんていらないから紙防御で構わない」

「お任せ下さい…っ我が主、いえアヤトの為に立派で豪華で高級な地味な紙防御の防具を一式贈らせて頂きますっ!」

 

それってどんな防具だよ…伝説級よりレアじゃね?

 

 

 

その後ネロのおススメの防具屋で僕とドラはお互いの防具を一式購入した。紹介状が無くてもこちらは問題ない。だがドラのおススメでマジック財布を購入したのだがコレがかなり高かった。そう…コレはファンタジーで言う所の4次元ポッケ。つまり空間魔法の施された空間収納機能を持った代物なのである。

 

僕の体内に広がる無限空間に殆どのアイテムは収納されているのだが、その偽装の為だとドラに説得された。言われてみれば僕の荷物の出し入れは魔力の発動が一切ないので見た目に不釣り合いの物がポンポン出入りするのはマズイのだ…今頃気がついたよ、僕。空間を繋げば世界の裏側にある物も手にする事が出来るんだ、魔法じゃないからね僕の力は。

 

そんなに二束三文の防具が不満か、ドラ…言っておくが破壊と欲望の神の財布は転生前から庶民派だ。武器も本当は父様が創り込んだ神話級に偽装が出来ればわざわざ買う必要は無かったのだ。破壊と欲望の神の力、本当うっとおしいよ…全く。

 

 

 

そして夜。ひと眠りしてミズガルズに行こうとした時、ホープ宮の外宮で魔法陣の発動を感知した。ホープ宮はニヴルヘイムの柩と同じく僕と繋がっている為僕の胎内に等しく、異変があれば直ぐに分かるのだ。僕の外宮に今住んでいるのはホープトレジャー委員会の5大国代表のオールスター五人組のみ。

 

僕や父様に悪意を持った者はいなかった。ケルベロス三姉妹の情報網にも引っかかってはいない。だとすればコレは何だ?僕は遠隔視を使って外宮を全て確認した。そこで皆が寝静まった中1人だけ、魔法陣の中にいる存在を見つけた。厳重な隠蔽の魔法陣を敷いているが、当然僕の目は欺けない。

 

魔法陣の中には魔人族デビルズ=グリンガム、グリムと僕が名付けた女性が跪いて祈りを捧げている姿があった。

 

 

 

「我が神、破壊と欲望の神フェンリル様…今日も貴方のおかげで平穏に過ごす事が出来ました。グリンガムは…いえグリムは幸せ者です。この世界で神である貴方から直接御言葉を賜り名まで頂きました。グリム…私はグリム、我が神フェンリル様の御為にグリムは呪われた身体になろうとも純潔を守り抜きました…汚辱に塗れた汚らわしい汚物と化した身ではありますが我が心と純潔は永遠に貴方の物。この世界の救世主となられた貴方への感謝の祈りを…我が魂を統べるこの世で最も気高く尊い獣たる神獣フェンリル様…グリムはこれからも貴方を崇め讃え続ける事を誓います…貴方の忠実なる僕、このグリムがこれから為すべき事…フェンリル様の御目が穢れます。どうか…お願いです、今宵も目を閉じて安らかにお眠り下さい」

 

魔法陣の中でグリムが僕に祈りを捧げていた。後半の部分は小声で涙を浮かべ身体をワナワナと震わせながら、だ。彼女は魔人族の主教であるフェンリル教の狂信者と言われている。その僕にいや彼女が祭壇に置いた狼の頭のようなものが僕代わりなのだろう。祈りを捧げるのは分かる、だが呪われた身体…何の事だ。ステータスに呪いの表示などは無かった。

 

幾重にも張られた隠蔽魔法陣…その中央に座すグリム。グリムが唱える呪文は召喚魔法、そしてそこに現れたのは魔物だ。魔物に僕の結界は抜けない、この召喚された魔物は一体何処から現れたのか…そして更に僕が遠隔視に魔力を注ぐと理解に至る。これも先程の召喚と同じく闇属性の派生魔法である空間魔法だ。

 

彼女は僕の神体にした狼の頭に既に空間魔法を掛けていた。空間魔法の中にある呪符の中に閉じ込めた魔物が、彼女の召喚魔法の発動に合わせ狼の頭から姿を現したのである。

 

「ああ…何て事。よりにもよって女に腰を振って子を孕ませる事以外に何も考えられない低級な脳しか持たぬオークが相手とは…っなんてオマエは醜いのっああ、汚らわしいっフェンリル様の御神体が穢れるではないか…っ!!事が終われば炎で焼いて灰にしてくれるわ、このケダモノめっ」

 

グリムが目の前に現れた涎を垂れ流しはあはあと熱い息を吐きながら雄芯を勃起させて発情するオークの醜さに堪えられずに罵声を浴びせた。身の丈3メートルのそのケダモノは豚の頭と人間の身体を持った魔物でその習性から個体差も多い部類に入る。このオークは万年発情期でメスならば魔物でも人でも何でも仔を為す事が出来るのだ。世界でも射精生物と言われ世の女性達が最も嫌悪する魔物の一種である。

 

何をするつもりだ…まさかコレって。

 

グリムが慌ただしく服を脱ぎ始め、裸体となった。僕は彼女の下肢を見て愕然となってしまう。彼女の性器は排泄機能を除き全てが焼け爛れていたのである。僕はそこである仮説に辿り着き目を凝らして彼女のステータスではなく体内を隈なく調べてみた。

 

思った通りの結果だった。彼女の身体は隅々まで魔物に侵されていたのである。この世界では強い雄に侵された雄は体内に精を大量摂取されると睾丸が縮小して雄芯は使い物にならなくなり力を失ってメスと言われるようになり、雄の精で養分を受け取る事でしか栄養が取れなくなり、蔑称で便器とも言われ雄の精に縋って生きる精養生物と化す。

 

これに対して女性が魔物に犯され魔物の精を子宮が受け入れてしまうと魔物しか仔を産む事が出来なくなってしまう。畜生腹と言われその蔑称は肉便器、魂を持たぬ生きた魔物の肉塊をひたすら産み落とす精肉生物と化してしまうのだ。魔物の精を求めて子宮が疼き死ぬまで魔物の精を求め続けるのだ。

 

だが彼女は処女だった、こちらの方が更に驚いた。これだけ魔物の精に侵されているのに処女膜は残っている。だが既に魔物に全身を侵食されて処女膜の意味は最早無いにも等しい状態だ。彼女の子宮は既に畜生腹と化している。

 

僕は遠隔視に更にテレパスの能力を発動させてこの原因を突き止める為に彼女の記憶を辿った。そこには恐るべき事情が隠されていた。

 

 

 

ここ1500年、魔人族は近親婚が原因で生まれてくる精神異常児の出生を抑制すべく近親婚を禁止していた。この異常児の出現で一気に魔人族の人口は減ってしまったのである。血が薄まり過ぎると出産率は下がる、子が生まれなくなればそれが種の寿命。

 

どの種族にもそれは当て嵌まるのだが、世界開闢の当初は魔人族の寿命は長く全種族中最長で平均寿命が500才を超えていた。そこで種の寿命を先延ばしにすべく近親婚を奨励し魔人族は種の寿命を延ばす為に近親婚を親子三代に渡り続けていたのである。

 

だがこの1000年の間で生まれた魔人族は弱い魔力を持つ者が多数を占め平均寿命は250才にまで落ち込んだ。均等した力は皇帝の後継者争いを血みどろに変えた。グレゴール皇帝は先の後継者争いで最後まで生き残ったただ1人の皇子だった。

 

再びこのような醜い争いを次世代にはさせまいとグレゴール皇帝は禁忌を犯す決心をしてしまう。自分が罪人となっても子に恨まれてもこれ以上の争いはさせないという確固たる信念を持ってグレゴール皇帝は恐らく最後になるであろう自分の子供に希望をかけた。

 

 

 

生まれた子供はデビルズ=グリンガム。グレゴール皇帝の父である先の皇帝デビルズ=スヴァローグとデビルズ=グローリアの間に生まれた最強の魔人族。グローリアとはグレゴール皇帝が女体化した架空の女性である。

 

つまりグリムは祖父と父から生まれた禁断の子供。グレゴール皇帝は特殊両性体の持ち主で満月の夜にその身体を女性に変える両性体だった。グレゴール皇帝は1年もの間満月の夜に先の皇帝の寝室に篭り実父の精を受け止め続けたのだ。

 

グチュル…グチュチュチュウ…グポアッ

「ああ…はあはあ、グローリアあ…っんう可愛いオマエの為に、ホラ…こうやって濃い精液を、満月の夜までにウンと…貯めて置いた、のだ。オマエのいやらしいおまんこが…ん、夢中になって私のおちんぽに吸い付いてあっという間に朝までに飲み干してしまうからな…ホラ沢山お飲み、オマエの好きなパパのおちんぽミルクだよ」

「は…っは、はあ…も、もっとおっ早く… 下さっ私に子種っ…どうかもう、おかしくなっ助け…助けてえ、もう死ぬ…っぢぬからあ、お願っ」

 

悍ましいその交わりが終わるまで、グレゴール皇帝はその行為の間フェンリル教の聖書を頭で唱えながら腰を振り続け半狂乱を起こす精神を支え続けたという。

 

この身、この心、この魂までも全てフェンリル様に捧げます…我が身は地獄に堕ちても構わない、何卒我等をお救い下さい。貴方を崇める我が魔人族に未来を、そして我が子達がどうか醜い争いで命を失う事が無きように…と。

 

グレゴール皇帝は主教フェンリル教を崇拝し、5才の時に教会で洗礼の儀を受けてからはフェンリルへの祈りを一日も欠かした事がない。

 

 

 

この悍ましい記憶を手にしたのはグリムが6才の時。皇帝の寵愛を一身に受け続けた彼女はグレゴール皇帝の本妻と側室達によってアビスゲート帝国の地下にある古代魔宮ピュラウスタに放り込まれてしまう。魔人族最強の魔力と言われている彼女の潜在能力が目覚める前に暗殺し自分達の子を皇帝にしようと企てたのである。

 

アビスゲート帝国が始原の魔力の地と言われている理由はこの古代魔宮にある。3000年もの間ここに居座り続けている旧世界の生き残り、アビスゲート帝国の地底の王、古代種エンシェント=ピュラウスタ。この古代種が地底から魔力を発する事で魔人族に魔力を供給している。これにより自然の魔力を吸収するエルフ族と並ぶ魔力を魔人族は保ち続けたのだ。

 

真っ暗闇の古代魔宮に閉じ込められたグリムは出口を求めて彷徨うが、どこもかしこも魔物だらけ。古代魔宮はピュラウスタの魔力を貪る魔物に溢れ返っていた。グリムはこの生死の狭間でどんどん潜在能力を覚醒させていく事になる。自分の出生の秘密をその能力で知ってしまったのだ。

 

魔物を喰らいながらグリムは必死に生き抜いた。自分を寵愛する父の為にもここでは死ねない。自ら出口に辿り着くか、捜索によって発見されるまでは生き延びなくてはならない。正気を保つ為に父の教え通りにフェンリル教の聖書を唱えながら魔物を貪り続けグリムはその身を守り続けたがついにその終わりが来たのである。

 

古代魔宮の主ピュラウスタの姿がグリムの視界に入ってしまった。書物で読んだ通りのその醜い姿と圧倒的魔力の前にグリムは絶望してしまう。ピュラウスタは暗闇に生き視力を持たず嗅覚と聴覚だけで獲物を探す。

 

見つけた獲物をオスは丸ごと腹に納めメスは死ぬまで孕ませ続ける。見た目通りの悍ましい習性故に古代種の中でもこのピュラウスタは神格化はされなかった。ピュラウスタは自我を持たぬケダモノなのだ。

 

グリムはその身を守る為にピュラウスタの汚物を全身に塗り込め匂いを必死に消した。そしてフェンリル教の聖書を唱えながら自らの女性器を炎で焼いたのだ。

 

最早逃れられない…だがこの肉体を明け渡しても心と純潔だけは死ぬまで守り抜いて見せる。そのまま失神したグリムはピュラウスタの汚物に身を潜ませた。

 

 

 

「いやああああ…っ!!」

彼女が目を覚ましたのは絶叫と痛みと同時であった。グリムが散々匂いを消したにも関わらずピュラウスタはグリムをメスと認識出来た。第1次成長期がこのショックで始まり彼女は雌のフェロモンを放ち始めてしまったのである。尻の穴に入っているのはピュラウスタの雄芯だ。全身雌のフェロモンに覆われたグリムの性器を視力を持たないピュラウスタは認識出来ない。

 

それからグリムは1ヶ月の間、毎日ピュラウスタの精を尻の穴で受け止め続けた。彼女が発見された時、彼女は身体の隅々までもピュラウスタに侵食され処女膜を持った畜生腹と呼ばれる肉便器となっていた。

 

こうしてグレゴール皇帝の悲願は泡となって消えた。

 

 

ジュッポッ…ジュポジュポ…ズプププププ…ッ

「はあっ…ああっ臭い、はあはあ…っやめでぇ、汚いのよおっクソオーク…とっととっ出っゲフッウオェ」

オークの悪臭は鼻がひん曲がりそうに酷い…鼻息は腐った肉の腐臭がするし、体臭は小水にも勝る精液がガビガビになって饐えたような汚臭。吐き出される精は生臭く出来立ての熱い糞の方が遥かにまだマシだろうな。

 

臭いに耐えきれなくなったグリムが涙を浮かべて吐いた。げえげえと吐き続けながら尻の穴でオークの雄芯を受け入れる。だがこれも最初だけなんだよね、グリムの身体だと…一度でも精を受け入れてしまえば問題がなくなる。

 

パン…パン…パン…パン…

「あんっイイッはあ…っおちんぽおっはあはあ…もっとお、早くうっ臭いのお…ちょお、らいいい…ああ、ズッポズポおっもうっ」

豊満な胸を自分の両手で揉みたいながら、腰を振って股ぐらにオークを挟んでアヘっているグリム。まるでオナニーだ、通常ならばとおに正気を失っているがピュラウスタの精を受け続けたグリムはオークの精では侵せない。その内オークの雄芯が腐って落ちてしまうだろう。

 

オークの精を受け入れ過ぎてグリムの下腹はポッコリと膨れている。そしてグリムは前と後ろを一気に排泄させながら全身痙攣をして絶頂した。失神したオークに覆い被さりグリムはオークの雄芯を口に頬張り搾り取るように雄芯の出し入れをする。グポグポと音を立てながらオークの精液がすっからかんになるまでグリムは吸い上げてしまう。

 

そしてグリムは事が終えるとそのままオークを炎属性魔法で焼き尽くした。

 

「フェンリル様あ…グリムはこの身、この心、この魂までも全てフェンリル様に捧げます…このままどうかグリムをお側にいさせて下さい。私はこの世で最も汚れた汚物、この身は魔物達の排泄物で出来ているのです…っああっお許しを…どうかっ見ないで、見てはダメでっす、穢れま…んううっうっうあああああ…っ!!」

 

一体何十年この行為を繰り返して来たのだろう、グリムは。絶叫して咽び泣くグリムに胸が痛くなった。人の形をした魔物…どうしたものかなあ、何とか手を考えてみるか。

 

 

 

父様の許可もいるし、すぐには無理だ。直接子宮に精を受け入れていないから恐らく満月の夜にだけこの状態になるという事か。親子二代でこれとは…父様も言ってるけどフェンリル教にご利益なんてないんだよ、本当。

 

言霊というのが1番近い表現かも知れない。この世界にある僕と父様の宗教は紙一重に危険な存在だ。心の弱い人間が毎日お祈りするとかなら問題ないんだ。だが神名を延々と唱え続けると、神名にある言葉に支配されるようになる。

 

父様の狂信者は名を唱えるだけで麻薬のような幸福感に囚われるようになり、僕の狂信者は呪われる。身も心も壊され僕の事しか考えられなくなるのだ。これを悦ぶとかおかしいんじゃないの、君達。

 

今夜は寝ながら父様の図書館で対策を練るとしよう。明日からは冒険者ギルドの講習会があるし、この間に片付けてしまうか…本格的に冒険者活動を始める前に終わらせる事にする。

 

グリム…君は僕のこの世で最も汚れし聖遺物になるんだ。




やっと仮登録の一日目が終わりました。2話分も取ってしまった!なんて先が長いんだこの話!!…泣けます、ネタが溢れてパニック中。

そしてまた新しい人物も出てきましたし絡みも出てきました。これから益々出て来るので消化する所ではないのが正直な所です、今必死に頭から取り出している感じですね…容量少ないぽい、我が残念脳。。
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