【完結】精霊になって好き勝手生きてたら竜の王様と結ばれた 作:榊 樹
NTRと言っても、史実のランスロットについてなので、心配はしないで下さい。主人公は寝取りも寝取られもしません。
・・・・・・寝取られた後の王様と結ばれても、NTRにはなりませんよね?
妖精王
水の精霊、湖の乙女、果てには妖精王などと言われ出したのはいつ頃からだろう。
気付けば男から女・・・・・・というか、人間ですら無くなって、森でスローライフを満喫していただけなのに。
外を霧の結界で覆われたこの森に人は住んでいないが、自然豊かだし動物達も割と平和に生きてる。人型は俺一人しか居ないが、動物の声も聞こえるし、自惚れという訳では無く、事実、皆に好かれているから寂しいと思った事は一度もない。
と言うか、人間にはうんざりしてる。
何時だったか。まだ、この森が霧で覆われる前の話だ。
◇
俺が目覚めたのは、今現在住んでいる浅い湖の中心にある大木とその根元を元にした島のような陸地だった*1。
その大木*2の中身をくり抜き、中を家に改装して住んでいる。あ、きちんと大木自身に許可を取ったというか、そうしてくれと頼まれたからやっただけだから。なんか、その方が何かと都合が良いんだとか。
そして、この森の植物となら会話出来るらしい俺は、この大木改め、ウォーロッドさんにいろいろと教えて貰った。
俺がどういった存在なのか、どんな事が出来て何をすべきなのか、後は普通に森での生き方とか。しかし、そこまでシリアスの事があったり、大それた使命がある訳でも無い。
要はこの森の守護者として生きていかなければならず、それが出来たら後は好き勝手してもいいとの事。
まぁ、守護者と言っても俺はこの森があるからこそ存在出来るらしく、無くなれば俺は消えてしまうらしいし、この森を出てもそれは同じ。生きる為に必要な事だ。その為の力もある訳だから喜んで引き受けた。
それからどれくらいの月日が経ったかは分からないが、ある日一人の怪我を負った人間がやって来た。治療をして何があったのかと聞けば、この森に一番近い国が何処かと戦争をしているらしく、劣勢状態に陥り、何処からか俺の噂を聞き付けて藁にもすがる思いで逃げ延びたとか。
まだ負けてはいないが、それも時間の問題だそうな。
正直、戦争なんて・・・そもそも無意味な命の遣り取りは大嫌いだし、手を貸すのも嫌だけど、それ以上にこの森が危険に脅かされるのはもっと嫌だった。
だから、妥協案として資格があるかどうか、つまり俺が納得出来る人間性かどうかを判断してから、彼が持っていた剣に力を授けて、この森に被害を与えないと約束させて帰らせた。
それから暫くして。
その人間がお礼を言いにやって来た。どうやら無事に勝利を収めたらしく、暫くは平和が訪れるだろうとの事。
良かった、と安堵したのも束の間。その人間が急に膝を着いて、頬を蒸気させて告白して来た。
私と結婚してくれ、と。
無論、即座に断った。その人間は確かに見た目は良いが・・・しかし、男だ。この身体になってかなり経ち、ウォーロッドさんに言われて、一人称もこの頃には口に出す分には『私』になったが、実は精神はそこまで変化していない。
動物や自然としか関わってこなかったからか、中身は殆ど前世のままなのだ。
男の娘ならまだしも、普通にイケメンな王子様風の騎士だ。俺にそんな趣味は無い。それに俺はここからは出られないし、仮に出れたとしても出る気がない。滅茶苦茶気に入ってるのだ、今の生活を。
だが、名前すら覚えていないその人間は「また来ます」とだけ言い残して去って行った。二度と来るな。
後日、マジで来た。
そして告白されて、条件反射の如く即座に断った。
そんな不毛な遣り取りを何度か繰り返したある日、何やらいつもと違った雰囲気でやって来て、かなりの決意が篭った眼差しで告白された。まぁ、断ったけど。
どうしてそんな決意を抱いていたのかなんて、その時は分からなかったけど、男は不思議な事にその日以降は来なくなった。
後で植物や動物伝てに聞いてみると、どうやら結婚したらしかった。これで漸く開放されるのかと思えば、やっと肩の荷が降りる。末永く幸せになって欲しいものだ。
それからまた暫くして、別の人間がやって来た。どうやら、前に来た人間が過去の者となるくらいには時間が経っており、言い伝えを頼りにやって来たのだとか。
その人間が男で、態々こんな場所まで徒歩で来た理由が、戦争に勝つ為に前の剣だけでは足りないのでもっと力が欲しい、という事から前回のような告白をされるのではと頭を過ぎったが、そっちはそっちで断ればいいだけの話。
そんな訳で試してみて問題は無かったので、さっさと武器に力を与えて帰した。
すると案の定、何日かして礼を言いに来て、顔を赤くしながらモジモジしだした。正直、気持ち悪いとしか感想が出て来なかった。ムキムキマッチョマンの赤面とか誰得だよ。
そこから始まる、長きに渡る告白とお断りの応酬。この世界の男はアレか。メンタル強い奴ばっかなのか?
最初の数回ならまだしも、後半からは俺自身も引くくらいにはかなり冷たい態度を取ったんだが、全く引く気配が無い。寧ろ、なんか罵倒する度に頬が心做しか赤くなってたし・・・。
しかし、そんな変態も前回と同じように結婚してからは来なくなった。出会っただけの俺に求婚してくるから、ヤリチン野郎ばかりかと思ったけど、キチンと自分の奥さんを裏切らない誠実な紳士ではあったようだ。そこは少し見直した。
こんな感じで定期的に戦争の手を貸して欲しいやら、力が欲しいだの、そんな理由でやって来ては試してから力を与えて帰してを繰り返した。
その間にこの森の周囲で国が出来たり滅んだりを繰り返したりもした。この辺りから、水の精霊とか湖の乙女とか言われるようになった気がする。*3
偶に武器とか力とか全く関係無しに俺が欲しい、とかイカれた理由でやって来る奴は丁重にお断りしたが、どいつもこいつも引きゃしない。そんな奴に限って、見た目も悪ければ性格も最悪。首を縦に振る理由が無い。金やら食料、財宝を積めば何とかなると思ってる。
こういう奴は本当に嫌い。大嫌い。俺が求めてるのは今の生活とこの森だけで十分だというのに。挙げ句の果てには自分の思い通りに行かないと分かったら実力行使。
道が整備されてないからあんまり数は居ないけど、それでも重武装なのが数十人は居る。そんな奴らが森を行ったり来たりしたら、必然的に自然が壊されていく。しかも、その事を何とも思ってない。それが余計に俺の神経を逆撫でした。
いい加減に我慢の限界で力を奮って追い返した時があった。すると、数ヵ月後にこの森に軍隊を寄越しやがった。しかも、俺が与えた力の宿った武器まで持ち込み、おまけに森に火を放ちやがった。
この時点であの人間共に対する容赦の二文字が完全に消え去った。
俺は森から出られない。能力も森の外では使えないが・・・森の中なら殆ど全てを見渡せるし、基本的になんでも出来る・・・と思う。
最初にした事は動物達の頭の中に警告を出して避難させる、同時に風と火を操って燃え盛る炎を全て増長させて、別方向から侵入しようとした軍隊に返した。
そこからは阿鼻叫喚の地獄絵図。あっちもこっちも人間が燃え、悲鳴を上げながら真っ黒焦げになって崩れ落ちて逝く。敵の戦意が喪失していくのを感じつつも、離れた場所から一際大きな力を感知した。
俺が渡した力を使おうとしているのだろう。本当、恩知らずもいい所だ。
元々燃えていた森の一角に極太のビームが襲い掛かってくる。クソ野郎とは言えども、アレを使い
俺は森の外に干渉する事は出来ないが、何も出来ない訳では無い。
例えば、森の中と外の境界線で小石を外の標的に向けて投げたとする。その石は物理法則に従ってそのまま放物線を描いて飛んで行き、コントロールが良ければ命中する。
そういう風に俺は森から出られず、能力も外で発生させる事は出来ないが、森の中で発生させた物なら外に干渉が可能だ。
そんな訳でビームを反射させて、そっくりそのままお返ししてやった。結果として、ビームの発生源辺りに居たのは一人残らず蒸発した。
普通ならあれ程の物を簡単に返すのは無理だろうけど、元は俺の力だ。使い方は誰よりも熟知してるし、力の源が変わっただけで覆るものでも無い。それ相応の力があり、コツさえ掴めば誰でも跳ね返せる。
何より、相手はただの人間。
精霊王の俺が負ける道理が無い。
序に総大将も討てたのか、敵は混乱の極みに陥っていた。そこら辺の岩を浮かせて飛ばす。投石の要領で飛んで行き、次々に血飛沫が舞い、残りが数十人になった所で攻めの手を止める。
これだけしておけば、残った者がこの惨劇を伝えて、もう近付く事も無いだろうと思っての事だ。
あんな奴らにもう力を渡す理由とか無いし、それなりの数の力を授けた武器を既に渡したのだ。それで我慢して欲しいものだ。
◇
と、まぁ以上が人間を疎ましく思ってる理由で、それ以降はこの森に人間はやって来ていない。正確には来てはいるが、ここまで辿り着けていない。俺が許可した奴しか入れない仕組みになってるからな。
霧の結界と言っても、霧に覆われているのは外からそう見えるだけで、ある程度中に入れば普通に霧が晴れて見えるので割と快適。再び、動物と戯れたりしながら、のほほ〜んとした時間を過ごしていた。
あ、求婚といえばアレだ。ウチの森に居るユニコーン。
あの処女厨どうにかならんもんかね?事ある毎に俺の貞操を狙ってくるんだよなぁ。あんなデカイの入る訳無いってのに、しかもド下ネタ好きだし・・・。見た目とのギャップが激し過ぎて幻滅しまくったわ。
そう言えば先日、東の森の狼の一族の長に子供が生まれた。あの長の
今日も今日とてハッスルしてたりしてね・・・いや、覗きませんよ?
あ、最近気付いたんだけど・・・・・・なんて言うか、妖精?みたいなのがこの森に出現しました。ウォーロッドさん曰く、俺の力が一定以上増えて、溢れ出した力を元に生み出されたんだそうな。つまり、俺の子供のようなものだと。
最後の一言は要らなかったと激しく抗議したい。
妖精も気付けば増えてたり、色んな形をしたのが居る。例えば、小人に羽根が生えて全身が光って球玉みたいに見えるのだったり、羽根が無くて文字通りの小人みたいなのだったり。ただ共通するのは気付けば居なくなったり、突然現れたりと神出鬼没な所と力が大して無い事。あと、悪戯好き。
てか、森の中を見渡してみたらあちこちに軽く千は居るんだよな。そして、俺はそれらの母だと。
・・・唯でさえ、動物達に母と呼ばれてるのに、これじゃ正真正銘のグランドマザーだな。あの変態ユニコーンも母と呼ぶけど、近親相姦になるじゃんってツッコンだら、寧ろ興奮するって言って襲って来やがった。
襲われそうになってつい力を使った訳だけど、流石に申し訳無く感じて介抱した。唯、それをいい事に股間を擦り付けて来た時は再び力を使って握り潰しそうになったけど、何とか抑えてカチコチに凍らせておくに留まらせた。
ガチ泣きして来たので溶かしてやったが、ちっとも懲りてない。溶かしてやった瞬間に「ヤッフーい!処女が俺を待ってるぜー!」って言って森の外へと駆け出して行った。いい加減、この森を出禁にしてやろうかと本気で考えたものだ。
余談だが前に好奇心で酔わせて聞いた事があるんだが、実はアイツ童貞だったりする。理由はこの森に人間の女が来る事が滅多に無い、て言うか一度も無いというのもあるが、一番は入らないんだ。ナニがナニに。
いや、冗談とかじゃなくて、アイツのはマジでデカいからな。外に出て別の森で女を待ち伏せしてるって聞いたけど、未だに一度も成功していないらしい。
まぁ、当然と言えば当然である。そもそもアイツは馬だ。元の平均が人間の比にならないのに、処女相手に入る訳が無い。しかも、馬の中でもアイツは一際デカいらしい。そして何故か馬からモテるのだが、どうして同族に求めないのか、と聞けば後が怖いとの事。
よく分からんが、彼なりに思う所があるという事だろう。
◇
この森が平和と言っても外が平和な訳では無く、普通に戦争してたりする。最近はこの森を不気味がって人間も近付かないで居るがそれでも偶にやって来る。
力はそれなりに渡したのにまだ何かを求めるのかと不思議に思い、植物達に外の状況を聞けば、何やらトンデモ部族が攻め入って来てるのだそうな。
ユニコーンを初めとした動物達にも聞いてみたが、割とマジでヤバい奴等らしく、俺の渡した力を
しかも、数が無限と思えるくらいに多い。
このままでは近い将来、この森にまで被害が及ぶ危険性がある。いや、別に負ける気も無ければ、苦戦する事も無いだろうけど・・・やはり、数が問題だ。無限と思えるくらいの大軍による波状攻撃とか面倒臭過ぎる。
人間は正直、あまり好きじゃないが、今回は攻めてくる方が完全に悪いらしい。理由が戦う快楽を求めて、とかそんな巫山戯た理由だし。
しかし、今まで通りに無闇矢鱈に力を渡しても攻め込んで来た奴ら以上の力を持った者達が更に攻め込んで来ないとも限らない。
そこで俺は考えた。そうだ、人間の子供を育てよう、と。
実を言えば、渡した俺の力を人間達は十二分に扱い切れていない。そもそもが人間一人には大き過ぎるのだ。そこで、俺自らが指導してやり、一世代は上手くやれるレベルまでに育て上げるという計画だ。
他の力を与えた武器、確か今は『聖剣』なんて呼ばれてるんだっけ?そっちは適当に選ばれた者の頭の中に、武器に授けた力経由で説明書でも送り付けてやろう。教えるのは一人で精一杯だし、何よりも面倒だし、人間をこの森にあまり招き入れたくもない。
そんな訳でユニコーンに天涯孤独で将来有望そうな都合のいい子供を攫って来てもらった。霧の結界は人間のみでは無理だが、俺が許可を出したこの森の動物達となら中に入る事が出来るようになっている。
その子供が男という事もあり、当初は渋っていたユニコーン。交換条件として、いい夢見せてあげる、と言えば爆走して行った。
大方、俺が相手をしてくれるとか阿呆な事を考えているのだろうが、そんな事をしてあげる訳が無い。
戻って来たユニコーンを湖の外に連れ出して「ふへへ、青姦とは中々に洒落乙ですなぁ。む、草原ですかな?これは開放感が抜群!」とか抜かしながら、股間のユニコーンをいきり勃たせて迫って来る変態の頭を撫でてやる。すると、途端に糸の切れた人形のようにその場に崩れ落ちた。
数分後、ダラしない顔でユニコーンのユニコーンをビクビクさせる変態。今頃、夢の中では処女でお前のが
ほれ、いい夢見せてやったぞ。感謝しろ。
(馬だけに)馬鹿は放っておいて、現在は眠ってる人間の子供だ。起こしてから、これから修行するぞ(要約)と伝え、その日から修行の日々は始まった。
俺が『湖の乙女』と言うのが余程効いたのか、なんか神聖視されてる気がするが・・・まぁ、いいか。
修行の内容は適当に剣を振らせ、なんか変な所があれば指摘して矯正したり。ある程度様になれば、俺の力で攻撃し、それに剣一本で命懸けで対処してもらったり。
冷静に考えてみれば、俺は剣に関して握った事も無い素人だから、教え方とかよく分からんかった。でも、なんやかんやで上達してたから、才能って恐ろしいよな。
あ、そうそう。途中で夢から醒めたユニコーンが突撃して、猛抗議して来た。
何やら、目覚めた瞬間に発情した雌馬の群れに囲まれていたらしく、もう少しで襲われていたとか*4、あんな貧相な少女じゃなくて、母のようなムチムチで豊満な方が俺好みだとか、相も変わらずぶっ飛んだ事を抜かしやがった。
デレデレな寝顔してた癖に何言ってんだコイツ。しかも、子供の目の前で。
教育に悪い、とリトルユニコーンをまた凍らせてやった。三日後には溶けるからそれまで反省しておけと言って帰らせた。
それからはいろいろあったが、子供もだいぶ成長して、今や成人と言っても差し
その所為でここ最近、その子供にそういう目で見られるようになったから、とっとと森から国に追い返した。その前日にちょっとイラッとしたからって、EDに成る程のNTRモノの夢を見せたのは要らん事したなとちょっと反省。
詫びの気持ちと国までの足として、念の為に一匹の白馬も同行させた。その国の王への土産にでもすれば、それなりの地位は貰えるだろ。そして、綺麗な嫁さんでも貰って、他の男共同様に俺の事なんか忘れて末永く幸せになって欲しいものだ。
ユニコーンには夢ではあるが、罰として数百の雌馬に襲われる夢を見させた。後日、流石に堪えたのか、数ヶ月単位で焦燥仕切っていた。
何故、今まで思い付かなかったのかと、若干の後悔とやり過ぎたという罪悪感。まぁ、また何かしたら同じ事をするけど。
◇
時が経つのを少しだけ早く感じるようになった。よく長寿の者が一年なんて一瞬、とか言うけど正にその通りだな、と最近は思うようになった。
あの人間の子供を送り出して数年、いや十数年?植物伝てに聞いた話だと、あの子供は湖の騎士とか円卓一の騎士とか呼ばれて大活躍しているらしく、戦争もこちらが優勢なんだそうな。
これなら、順調に行けばあと数年で決着は着くだろうと思われる。
懸念材料が無くなった俺は今日も今日とて、皆と戯れながら平和な日々を過ごしております。ユニコーン?知らない変態ですね。今頃、夢の中で(馬の)ハーレムでも堪能してるんじゃない?
母に対して、淫夢を見せるからサキュバス、なんて失礼極まりない事をほざく馬鹿にはこれくらいが丁度いい。夢の中で逝ったら醒めるようにしてるから、召されるまでヤッてろ。
そんな何気無い日常を謳歌していた時の事だ。久方ぶりに外から森に入って来る人間の反応を感じた。
迷って外に出るだろうと思ったが、なんと真っ直ぐにこちらへ向かって来た。千里眼*5で見てみると、豪華な装備を装着してはいるが、いつかの子供に同行させた白馬が怪我をした人間を乗せてやって来ていた。
「・・・あれま」
いやはや、何百年ぶりに本気で驚いた。ここの動物達は外で人間に関わる事はあっても、この森へ連れて来る事なんて無かった。他ならぬ俺が人間を嫌っているからだ。
あのユニコーンですら、外でしか人間とは関わりを持たず、中へは連れて来ない程にそれは非常に珍しい出来事なのだ。
あまりの衝撃にウォーロッドさんの根元で暫く呆然としていると、我に返った時には湖の水辺に件の人間を背負った白馬が居た。
慌てて水面をスケートのようにスイィーと滑り、向こう岸に到着。
「どうしたの?この人間は?」
問い掛ければ、応えてくれた。動物達の大半は人語を話せないが何を考えているのかは相手が伝えようとしてくれれば、俺に伝わる。
「そう、貴女の主なのか。え・・・ふふっ、今は『ラムレイ』と言うのだな。立派な名前を貰ったね」
名、か。それを素直に受け入れてるようだし、余程の信頼を抱いているのか。それにしても・・・・・・。
「ところで、その、ラムレイ。あー・・・どうして、黒いの?」
毛が白く、身体を白銀の鎧と黒いマントで覆われていたから気付かなかったが、よくよく見れば白馬ではなく、黒馬になってる。
いや、ホント何があったの?
「『男は黒に染まる』?・・・え、あ、あぁ・・・・・・そう」
まるで意味不明だけど、本人(本馬?)が気にしてないようだから深く聞かないでおこう。聞いた所で理解出来る気もしないし・・・。
乗っていた人間を見ると力無くラムレイに
急いでウォーロードさんの根元の島まで抱え・・・たかったのだが、上手く出来ず湖に浸かって浮力を利用して運び、水際に首から上だけを出して寝かせる。すると、ラムレイの主の傷口から薄緑色の光が淡く輝き出した。
俺がウォーロッドさんの木の中に住んでいた理由の一つとしてこれが挙げられる。ウォーロッドさんの中を俺の力で満たす事で、その力がウォーロッドさんに吸い取られ、それが湖へと流れ出て行く。
そうする事で長い年月を掛けて、時間を掛ければどんな傷でも治せる癒しの湖となるのだ。傷を負った動物達も偶に浸かって傷を癒していたりする。
因みに滅茶苦茶綺麗なので飲料水としても使用可能。
「癒すには直に触れた方がいいから、鎧を脱がすね」
本人は意識を失っているが、念の為の確認。
躊躇ってる理由として、このラムレイの主がビックリするくらいのナイスバディの美人であるという事。自分の身体には欲情しなくなったが、他者のは初めてだからここまで動揺するとは思わなかった。
しかもなんだ、このけしからん服は。服というか、ハイレグか。角度がエグ過ぎるし、下乳丸出し、おまけにへそ出しで見てるこっちの方が恥ずかしくなる。全く、けしからんですよ。
とは言っても、いつまでも恥ずかしがってる暇は無い。赤面する顔を隠したいのを我慢しつつ、服に手を掛けていく。今ここにユニコーンが居なくて本当に良かったと思う。
「ん・・・これ、どうやって脱がすのが正しいんだろう?」
何処からでも良さそうだからこそ、何処から手を付ければいいか分からない。
取り敢えず、鎧から剥いでみるとその下に隠れていた光景に軽く絶句してしまった。大怪我をしているがそれでもこうして見ると本当に綺麗な身体だ。どうしても胸に意識がいくのは、悲しい男の性なのだろうか*6
「うおっ、この布凄い伸びる」
試しに胸辺りのセーターのような布を引っ張ってみると、伸縮性は抜群だった。と思ったら、縮む力が少し強くて手が滑ってしまう。伸縮性故に布が元に戻ろうとするが、胸が大き過ぎて、胸部の布が上に押し寄せられた。
そして、ブルンと躍動して剥き出しになる男の夢。その中心には大き過ぎず小さ過ぎず、形の綺麗なピンクの可愛らしくもエッチな乳首が存在を主張していた。
「・・・・・・」
あ、鼻血が。
ダメダメ、怪我人なんだから、きちんとしなければ。
なんとか自制しようとするがどうしても目が胸に行ったり、ちょっと触れて感触を楽しんだりと割と好き勝手にやりつつも、なんとか上半身は脱がせれた。
あの胸は凄い。軽く揉んだだけで指が沈み、押し返して元に戻ろうとする弾力も中々のもの。いつまでも揉んでいたい、心からそう思いました・・・・・・ごめんなさい。
続いて下半身。
こっちは上半身と繋がっているので上から下げればいいだけ。既に脱がしている部分を持ち、怪我に触らないようにスルスルと残りも脱がしていく。
上から下へと、次第に顕になっていく魅惑的なボディライン。程よい筋肉でキュッと引き締まったクビレに、ムチムチで胸と同じくらいの魔性とでも言う程の太腿。そして、その間に聳え立つ立派なおちんぽちょっと待って。
「・・・・・・、・・・・・・・・・・・・え?」
んんんん???
待って、本当に待って。あまりにも目の前の光景が未知過ぎて脳の処理が追い付かない。
えーと、まず目の前にあるのは・・・えっと、その、つまり、男性器だ。うん、凄く立派・・・・・・って違う。
男性器があるって事はこの人は男・・・なんだよね?え、でも胸がある。うむ、ピンッと勃起した乳首が実にけしからん・・・だから違う。
「あー・・・うー・・・・・・うんんん?・・・・・・あ、視てみれば分かるかも」
視る、というのは俺の本来の力というか、元からあったもので森の中に居る庇護する対象と認識した者に対し、その者を意識すれば、身体的情報を頭に流れ込ませる事が出来る。前の子供の訓練も割とお世話になった。
これで見えない、つまり内側の病気や怪我に気付く事も出来る。
本来、人間に対して護るなんて感情は湧かないがこの森の、しかも俺の尻拭いを任せてしまったラムレイの主だ。
加えて、今は息も絶え絶えの死に体。精神が殆ど変わっていない今の俺に見捨てるなんて事は出来なかった。
そんな訳で視てみたのだが。
「えーと、性別は・・・雌?・・・あぁ、人間も女とかじゃなくて、そういう表現になるのか。女性器もきちんとある。で、これは・・・え、ちょ、は?」
次々に流れ込んで来る情報を整理していると、驚くべき内容を見付けた。
見た目は完全に人の形をしているが・・・この人、半分が竜だ。死んでも可笑しくない状況で尚も生きている理由はコレか。人間だと当の昔に確実に死んでいるしな。
「竜人って事?え、そもそも竜なんて居たの?」
この森もいい加減ビックリ動物がわんさかいるし、蜥蜴の凄いバージョンも居るが流石に本物の竜は居ない。おまけに『ふたなり』なんていう両生類?は植物程度しか居ない。しかも、竜人って事は竜と人の間に生まれたと言う事。
素朴な疑問なんだけど、それナニがナニに入るの?馬ですら躊躇うのにその何倍もデカいヤツが?あ、逆ならいけるか。でも、それってかなり凄い性癖だよな・・・・・・アカン、ユニコーンに毒されてる気がする。
「・・・・・・・・・」
寝かせている傾斜は45度くらいはあり、ラムレイの主は長身だから、腰が結構下の所にある。だから、水面までそれなりに距離があるんだけど・・・。
「・・・水面ギリギリにちょこんと先っぽが顔を出してる。心無しか尿道がパクパクしてるような・・・・・・いや、見なかった事にしよう。・・・・・・・・・それにしても逞し過ぎるというか、ちょっと自信無くすなぁ」
元男だったのに分類上は女になる人に負けるのは・・・なんて言うか、こう、来るものがあるというか。それに位置的に水面にかなり顔を近付けないと脱がせられない状況な訳で。
目と鼻の先にバキバキに勃起して、ビクビクしてるおちんぽがあるのは・・・・・・うーむ。生物は死ぬ危険を感じると遺伝子を残す為に発情すると聞くが、こんな瀕死の状態でもここまでビンビンに出来るものなのか。
いろいろと目のやり場に困るなぁ。・・・・・・赤面してるのはおちんぽを見たからでは無いと声を大にして言いたい。
「・・・・・・はぁ、漸く脱がせられた」
予想外の出来事に思った以上に時間を掛けてしまったが、何とか全て脱がす事が出来た。
鎧は力を使って洗ったり磨いたりするとして、この服*7は・・・・・・うーん、取り敢えず洗って直しはするけど、この格好で過ごさせるのもなぁ。
まぁ、その辺は後で考えるか。ラムレイの主が半分は竜であり、そこら辺の生物よりも自己回復能力は高いから、この傷なら順調に行けば大体あと数日で外傷は完治するだろう。
「そういう訳だから、もう大丈夫だ。ラムレイ、お前の主は助かるよ」
水面を歩いて主が寝てる島の陸に立ち、ずっと心配そうに主の顔を覗き込んでいたラムレイにそう言うと見るからに安堵した。俺が言うのだから大丈夫なのだ、という信頼は嬉しくもあるがむず痒くもある。
そして、感謝を伝えるかのように頭を擦り付けて来たので撫で返してやる。
「現状、出来る事は無いし、この人の世話は私が責任を持ってしよう。だから、もう行っていいよ。あの馬鹿もそろそろ夢から醒めるだろう。私の尻拭いをさせてしまって、すまなかったね」
そう言って、手を離してやると何処かルンルン気分である者の元へと駆けて行ったラムレイ。そのある者とは・・・
<長い夢を・・・見ていた。母よ、幾ら何でも逝くまでは酷いと思います。
<・・・久しぶりね。
<ん?・・・・・・誰だ?
<誰とは随分なご挨拶ね。幼馴染の顔を忘れたの?
<は?アイツは白馬だぞ。お前みたいな黒馬な訳・・・
<男は黒に染まるらしいから、色を変えたのよ。これも愛のなせる技ね。貴方を私色に染めてあげるわ。
<そ、その言い方は・・・・・・!?
<漸く気付いたようね。
<ちょ、今は本当に無理!何回イッたと思ってんだ!
<大丈夫よ、だから来たの。タイミングが本当に良かったわ。少しはあの円卓の薄情者共にも感謝しないとね。これでもう逃げれないわよ?
<図られた!?母よ!我を見捨てたもうたか!
<〜♡
<ちょ、マジでやめッ・・・・・・アッー♂
ふむ、遠くから喜びの歓声が聞こえてくる。どうやら、上手くいったみたいだ。実を言うと、ラムレイに何も無償で尻拭いしに行ってもらった訳では無い。
きちんとご褒美も付けていた。それがヤリチン童貞のユニコーンとの交尾。実はあの二匹、幼い頃からの仲でラムレイはずっと好意を抱いていたが、ユニコーンが何故か逃げる。
理由はよく分からないが、ユニコーンなりの照れ隠しかと俺は思っている。ラムレイは馬の中でも最上の美馬らしいし。
普段からモテモテなのに未だに童貞だったアイツは、何やかんや言って幼馴染の事を一途に好んでいたのだろう。しかし、素直になれずに逃げ回っていた、と。
全く、少し見直したぞ。ちょっとした詫びに俺が恋のキューピッドになってやったって訳だ。
<何やら凄い見当外れな理由で好感度が上昇した気がする・・・・・・って、そんな事よりもこれだと身体の構造上、俺が襲わない限りは無理じゃね?
<大丈夫、解決策はある。
<いや、何も大丈夫じゃないんですけど?
<何処ぞの糞みたいな魔術師から、置換魔術なるものを見て覚えた。コレをこうすれば・・・
<ちょ、待て、凄く嫌な予感が・・・
<私と貴方の性器を一時的に交換出来る。
<何て事してくれてんだテメェー!!いや、マジで何て事してくれてんの!?
<さ、ヤるわよ。たっっぷりと注ぎ込んであ・げ・る♡
<分かった!ヤるから!だから、自分のでヤラれる側になるのだけは嫌だ!・・・傍から見たら俺の滅茶苦茶デケェ!?挿入らないって!そんなの挿入るわけないって!
<大丈夫、私の性器は貴方の意思に関係無く、貴方に即堕ちしちゃってる。だから今頃、貴方の身体の一部になれて歓喜に震えてるから、すんなり入るわ。勿論、処女も貴方に上げるわ。色んな意味で
<何一つ喜ぶ要素も安心出来る要素もないんですけど!?あ、やめ、覆い被さらないで!初めては美しい人間か母だって決め・・・・・・アッー♡
新しい生命の誕生を感じる。
また子供が増えてしまったな。
さて、あっちは大丈夫そうだし、今出来る事をしておかなければ。
◇
ラムレイの主が傷を癒し始めて丸一日が経った。外に出て彼女が眠っている所まで行くと、流石は竜人と言った所か。もう外傷はほぼ完治している。
傷が完治してるとは言っても意識は無いようだが魘されているのか、何処か苦しそうに唸っていた。
そして、視線を下に持って行くと昨日よりも大きくなって、亀頭が完全に水面から顔を出しているおちんぽが目に入り、思わず溜め息が出てしまう。
「はぁ、やっぱりか・・・」
昨日の身体を視た時点で気付いていた。彼女の傷の殆どは竜にとって猛毒にの・・・・・・多分、竜殺しみたいなのが原因だった。竜だからこその回復力で生き長らえているが、竜だからこそ苦しみから解放されないでいた。
幸い竜人だからなのか、その効果は十二分に発揮しておらず、外傷の回復まではなんとかなった。回復したのが俺の力の一部というのも恐らくは起因しているだろうけど。
しかし、外傷が治っても呪いと言ってもいい竜殺しの効果は未だに生きているみたいで内側から身体を蝕んでいる。このままいけば死ぬ事は無いだろうが、長い間内側を引き裂かれるような痛みに耐えなければならないだろう。下手をすれば、このまま目を覚まさないかもしれない。
ウチの湖は傷を治す事は出来るがそれ以外は無理だ。呪いを解いたり、病気を治したりとかは出来ない。
・・・実はこの呪いの解呪の仕方は昨日の時点で分かっているし、昨日の内に出来ない事も無かった。ならば何故やらなかったのか、と言われれば踏ん切りが付かなかったとしか言えない。
だって、だってさ。もう分かってるかもしれないけど、その方法は・・・その・・・・・・射精・・・する事だ。
ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!
なんッッでやねん!!
声を大にして、竜に言いたい。この変態種族共が!貴様らはユニコーンかッ!
ふぅ、少し落ち着いた。
もしかすれば、次の日には目を覚まして自分で処理してくれるかも・・・なんて希望に縋っていた訳だが腹を括るしかなさそうだ。視た時に好奇心から、呪いの疑似体験をしてみたんだが、あの痛みを常時受けるのはかなりヤバい。
何より、ラムレイが心を許した主だ。出来れば、あまり不幸な目に遭って欲しくない。
「すぅ・・・はぁ・・・・・・・・・よしっ、シゴくか」
浮かばずに水の中に沈み、ラムレイの主の正面に行く。
身体をお腹辺りまで水中に浸け、胸がプカプカ浮いている。こういう感覚は前世で無かったから、当初は感動したけど、改めて見るとこんなにも浮くもんなんだなと思ってしまう。
・・・現実逃避はここまでにしておこう。
まずは真ん中辺りを優しく両手で握ってみる。
「ほわッ・・・あ、熱い・・・・・・え、熱過ぎない?」
どのくらいと言えばいいだろうか。触れられない程では無いが、人肌よりもかなり熱々だった。湖に浸かってるのにこの熱さ・・・挿入れて火傷とかしないのだろうか?試しに口で・・・って違う!何を考えているんだ!?
「んっ・・・んっ、んっ、んっ」
上下に両手を動かすというのは日常生活ではあまりしない行動であり、水の抵抗もあってか思ったよりも重労働だ。おまけに日々の行動ですら、浮かんでいたので俺の身体はかなり貧弱だったりする。
正直言うと、力無しではその辺の子供にだって身体能力で負ける自信がある。
「ふぅ・・・・・・んっ、んっ、んっ」
「うぅ・・・」
あの・・・本当にキツイんですけど。所々で小休憩を挟んでるけど、それでもまだ出てくれない。今にも出そうな程にビクビク脈を打って膨張してるのに、かれこれ数十分はシゴき続けている。
苦しんでるラムレイの主には悪いけど、本格的に休憩しようかと考えた時だった。
「ぅっ・・・・・・!」
「わわっ!」
根元の方から一気に何かが込み上げ、尿道から大量の精液がビュルルルっと出てきた。
勢いやその量に圧倒された俺は射精の間、ただ呆然としているしかなかった。その時間、なんと十数分以上。しかも、子種を頭から被った事により暫くの間、事態の認識を拒否してしまった。
結果、射精が終わるまで子種を浴び続ける事となり、気付いた時には全身子種塗れとなっていた。
「・・・・・・」
「すぅ・・・すぅ・・・」
レイプ目の俺の目の前には、落ち着いた寝息をたてるラムレイの主。おちんぽも取り敢えずは落ち着いたのか、ふにゃりとなってる。それでも相当デカく、下手をすれば二十センチ越えだ。
「うぅ、イカ臭いぃ。しかも、ベタつくしぃ・・・あっ」
自身の惨状を嘆いているとある事に気が付いた。いや、思い出した。それは竜の精液には催淫効果があるという事。何処の三千倍オークだと言いたい所だが、割とそれどころじゃない。
なんで今更思い出すとかそんな事は置いとこう。
正確には体内摂取だし催淫効果と言っても、ただ淫乱になる訳では無く、摂取した子種の持ち主が近付く程に持ち主に対して発情するというもの。
どんな者に対しても発情するってよりはマシかもしれんが、これから看病しなければならない事を考えるとそんな事も言ってられない。
催淫効果を治すのは、摂取した子種の持ち主の子種を子宮に注いでもらうしかない。つまり、必ず近付かなくてはならない現状下では確率的に妊娠するか、ずっと発情状態でいるか、の二択しかない訳だ。
しかし、摂取では無く浴びただけだし、それに竜では無く竜人だ。加えて、ふたなり。もしかすると、本来の効果を発揮し切れずに我慢が出来るかもしれない。
・・・・・・あれ?
摂取して発情するなら、子宮に注いでもらうっても逆効果なんじゃ・・・・・・あ、よくよく視れば子宮に注いでもらう、じゃなくて妊娠したらって意味か。
・・・え?それなら、ラムレイの主が療養を終えるまで常時発情or確定妊娠ってこと?でも、妊娠したって分かるとこの人の負担になりそうだから、必然的に常時発情一択になる訳で・・・。
見た感じ、それなりに高貴な身分っぽいし、こんなに美人なんだ。外に婚約者くらい居るだろう。
ふたなりだけど居るのか?
いや、ふたなりに寛容ってパターンもあるか。
あ〜〜・・・・・・ま、なるようになるか。
取り敢えず、身体を清めよう。
次回の後半から本番になると思います。
置換魔術について、「なんでそんな事できるの?」という疑問はスルーして下さい。愛の力です。
本来なら、ギネヴィアに憑依してブリテンの崩壊を頑張って阻止しようとしたけど、上手い具合に悪い方向に勘違いされて地下牢に幽閉され、何やかんやで史実通りに事が進み、最終的にカムランの丘にて、生き残ったアルトリアが勘違いに気付いて罪悪感からヤンデレになる・・・という話にしたかったんですけど、設定やら話やらが思い浮かばなかったのでボツになりました。
実は女だったベディヴィエールに憑依なんてのも考えましたが、同じ理由でボツ。
それよりかはあまり直接的には関わってない湖の乙女の方がやり易く、こうなりました。完全にオリ主みたいな存在なので史実は宛てにしないで下さい。アルトリアが既に大人になってたり、竜人設定に関しては後ほど。
大雑把ですけど、主人公の能力は自身の森が存在する限り、その中でのみ非生物に対して絶対的な干渉を可能にする、という能力です。反射は空間を捻じ曲げただけです。空間は生物ではないので(暴論)
聖剣に関しては作られ方がよく分からなかったので、アーサー王伝説に出てくる七、八割は湖の乙女産にしました。大して関わって来ないし、聖剣の能力は大体同じなので、あまり気にしないで下さい。